安いiPhoneを買おうと思ったら、現在はiPhone8とiPhone XRで悩むところです。iPhone8とiPhone XRは発売日が1年違いますが、価格の違いと比べたときにどのような性能の違いがあるのでしょうか。この記事では比較して検証します。
iPhone11が登場して、最新版のiPhoneに買い替えたいと考えている人も多いことでしょう。しかし、iPhoneは最新版が登場するたびに価格が上昇傾向にあり、近年のiPhoneの新発売価格は10万円を超えるのが普通になってきました。
もちろん、携帯電話会社のセットプランであれば、月々数千円の負担で購入できますが、それでも最新版のiPhoneの購入は迷ってしまうという人も少なくありません。iPhoneは使いたい、でも最新版のiPhoneは高すぎて手が出ないという人におすすめなのがすでに販売されてから年数がたっているiPhoneです。
iPhoneでは新製品が販売されるたびに、前に発売された機種が値下がりしていき、数年前のモデルはiPhoneの廉価版として販売されています。最新版の機能はないものの、Apple品質は充分に保てているということで、少し古くなったiPhoneを購入する人もいます。
ここ最近では、iPhone8とiPhone XRとどちらを買ったらいいのか迷う人が増えてきました。この記事ではiPhone8とiPhone XRのどちらを買うべきなのか迷っている人のために、価格や性能を比較して検証してみます。
まずはiPhone8とiPhone XRのスペックの比較一覧表です。
iPhone8 | iPhone XR | |
価格 | 52,800円から | 64,800円から |
カラー | ゴールド、シルバー、スペースグレイ | レッド、イエロー、ホワイト、コーラル、ブラック、ブルー |
本体サイズと重量 | 138.4mm×67.3mm×7.3mm 148g |
158.4 mm×78.1mm×7.5mm 202g |
ストレージ容量 | 64GB/128GB | 64GB/128GB |
CPU | ヘキサコア A11 bionicチップ |
ヘキサコア A12 bionicチップ |
ディスプレイサイズ | 4.7インチ | 6.1インチ |
バッテリー | 1,821mAh | 2,942mAh |
解像度 | ,334×750ピクセル | 1,792×828ピクセル |
防水防塵性能 | IP67等級(最大水深1メートルで最大30分間) | IP67等級(最大水深1メートルで最大30分間) |
カメラ性能 | シングル12MPカメラ(広角)ƒ/1.8絞り値 最大5倍のデジタルズーム |
12MPカメラ(広角) ƒ/1.8絞り値 最大5倍のデジタルズーム ポートレートモードあり |
ホームボタンの有無 | あり | なし |
認証方法 | 指紋認証 | Face ID |
iPhone8とiPhone XRの特に気になる点を比較してみていきましょう。
iPhoneは新しい機種が発売されるたびに機能が強化されるので、新発売の価格が上昇しています。しかし、iPhoneでは古いモデルを廉価版として販売を続けるので、新型iPhoneが発売されると古いモデルの価格は下がっていきます。
iPhone8もiPhone XRも現在は発売されてからしばらく経っているので、新品を購入したとしても発売当初の価格よりも安い価格で購入できます。2017年に発売されたiPhone8は78,800円から当初は発売されていましたが、現在はAppleストアの価格で52,800円からとなっています。
2018年に発売されたiPhone XRは同時期に発売されたiPhone XRの廉価版として発売された機種ですが、発売当初の価格は84,800円からとiPhone8よりも高い価格が設定されていました。現在のAppleストアでの価格は64,800円からです。
携帯電話会社でも現在でもiPhone8やiPhone XRを販売している会社も多く、iPhone本体とのセットで購入すればAppleストアでの購入価格よりも安い本体価格で購入できます。
iPhone XRの方が当初の売り出し価格が高かったためと、1年新しいことから現在も同じ容量であれば1万円以上の価格の違いが出ています。発売時期が違うことから、iPhone XRにはiPhone8にはない性能が組み込まれています。しかし、iPhone XRにはない特徴もiPhone8にはあります。
iPhone8とiPhone XRのどちらにしようか迷うときには、この1万円強の価格の違いと性能や特徴の違いを比べてみて、どちらのiPhoneがよりあなたのライフスタイルに合っているのかを検討してみるといいでしょう。
スマホを買うときには本体サイズも重要なポイントになります。現在はiPhoneでもAndroidでもスマホは大型画面が人気です。iPhone XRのサイズは現在のトレンドの大型サイズに合っているサイズです。一方でiPhone8は比較的小ぶりなサイズになっています。
実は手が小さな女性が使ったり子供に持たせたりするのには、現在のiPhoneの大きさは大きすぎるという声があります。片手で持って親指だけでスマホを操作したくても、大型サイズのスマホでは操作しにくくなってしまいます。
それを考えると、現在のスマホサイズのトレンドを考えると比較的小ぶりなiPhone8の方がコンパクトで使いやすいという人も当然いるでしょう。近年発売されるiPhoneが高性能化していることを考えると、女性でも片手で操作しやすい大きさのiPhoneはiPhone8が最後になる可能性もあります。
他のiPhoneはサイズが大きすぎて操作しにくい、と感じている人にはiPhone8がおすすめです。
上の画像を見ればわかるように、iPhone8は比較的シンプルで落ち着いたカラーを3色用意しています。一方でiPhone XRの方はiPhone8と比較するとにぎやかなカラー展開をしています。カラーで選ぶというのも一つの選択肢といえますが、クリアケースではないスマホケースを付けてしまうとiPhone本体のカラーはそれほど目立たなくなってしまいます。
iPhone8でもスマホケースを使えば、iPhone XRと同じようににぎやかなデザインに変身することも簡単にできます。iPhone本体のカラーを生かしながら使うのか、スマホケースのデザインを楽しむのか、いろいろと考えて、iPhone8とiPhone XRのどちらのiPhoneのどんなカラーを購入したらいいのかよく検討しましょう。
iPhoneを選ぶときにはディスプレイのサイズと解像度も重要です。ディスプレイのサイズはiPhone8は4.7インチ、iPhone XRは6.1インチです。iPhone XRにはホームボタンがないので本体のギリギリまで画面を広げられています。そのために、iPhone8と比較すると本体サイズと比べた場合の画面サイズの比重が大きくなっています。
画面の解像度というのは、テレビやディスプレーの画面を構成している小さな点の画素の数のことです。解像度が高く1平方cm当たりの画素が多ければなめらかで美しい画像になりますし、解像度が低く画素数が少なければ画面に移る画像や映像は荒くなってしまいます。
iPhone8とiPhone XRの解像度を比べてみると数字上での違いは若干ありますが、解像度による画面のはほぼ変わりないと考えていい解像度です。解像度による比較はiPhone8とiPhone XRはあまり意味を持ちません。どちらの解像度もほぼ同等レベルです。
ただし、液晶の種類が違うために、解像度による違いはなくても画面の見た目がiPhone XRの方が美しく見えるという声もあります。
PCやスマホなどの性能を決めるのはCPUといっても過言ではありません。高性能なCPUを搭載していれば、高速な処理が可能になり端末の使い勝手がよくなりますし、低性能であれば処理が遅くて使っていてイライラしてしまいます。
電子端末機器の脳ともいえるものがCPUですが、iPhone8とiPhone XRのCPUの性能の違いを比較してみましょう。iPhone8とiPhone XRのCPUには違いは一切ありません。というのは、まったく同じA12 Bionicというプロセッサを搭載しているためです。CPUの性能による両者の違いはないので、比較検討する際にはこちらは考えなくても大丈夫です。
iPhoneで撮影した写真や動画をInstagramにアップする人も多いので、カメラ性能も比較検討する場合の重要なポイントです。カメラの性能には画質の滑らかさを表す画素数が重要ですが、画素数はどちらも1200万画素と全く同じです。
カメラ性能ではレンズも重要ですが、レンズはどちらもシングルカメラです。iPhone XRもデュアルカメラではありません。レンズの性能は、どちらもF値1.8のレンズを搭載しています。手ブレ機能なども搭載しているので、そういった機能的な面での大きな違いはありません。
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