GoogleパブリックDNSというインターネットの設定をご存じでしょうか、プロバイダーのDNSと一味ちがった高速でセキュリティの強化された、フリーで提供されるGoogleパブリックDNSの設定の仕方について詳細に解説していきます。
DNSとはインターネットでのシステムの一部で、通常私たちのプロバイダーとの契約のなかに含まれているものです。これを踏まえて解説を読み進めていただきます。
本来DNSとはPC(パソコン)などでインターネット接続(つなぐ)契約においてプロバイダー側(例~yahoo、biglobe等)の設定に含まれています。しかし、一般ネット利用者の要請である、プライバシー、高速化、セキュリティ、における選択の自由の幅を広げる目的でGoogleが2009年に提供を開始しました。
ここで簡単に”DNS”についてご説明します。私たちがインターネットを通じて様々なサイトを閲覧、利用するためには、外部の「サーバー」と呼ばれるコンピューターに、郵便に例えるなら宛先や住所のようなものを伝える必要があります。これを「IPアドレス」といいます。
0~255の数字が4列並んだ、192.168.0.2のようになっています。この数字が宛先であり、自分の住所になりますが、これでは人には分かりづらく間違いやすいので、「ドメイン名」が考えられました。「****google.co.jp」というようなものです。
「ドメイン」は人には分かりますが、コンピューターには理解できません。そこでお互いを変換するシステムが存在します。このシステムのことを”DNS”(ドメインネームシステム)といいます。
パブリックDNSは一般のDNSに比べて第一に応答速度が速いということが挙げられます。第二にはログの記録を残さないもしくは短時間である、ということです。これはハッキング防止という観点においてセキュリティ面で有利です。
GoogleパブリックDNSのIpアドレスのメインが8.8.8.8サブが8.8.4.4になります。Googleが2019年にセキュリティ対策にTLSを導入したことで大幅に強化されました。
GoogleのフリーパブリックDNSの場合、膨大な情報量をGoogleパブリックDNSは誇りIPアドレスとドメインの変換が高速化出来る一因です。
近年のWEBサイト,IT,サーバー、アプリケーションなどインターネットをとりまく環境はシステムにおける複雑さを増してきています。その要因にはいろいろあげられますが、やはりセキュリティ対策によるところが大きいところです。
プロバイダーの提供するDNSはユーザーpcの求めに応じてDNSサーバーにドメイン名をIPアドレスに変換するべく逐次通信します。GoogleパブリックDNSでは前もって自動的にキャッシュメモリにデータを収集保持できる仕組みが採用されています。これにより応答速度が増すことになります。
Googleにおいては2019年よりセキュリティ対策の観点からTLSを導入しサーバーの高速化を図ると共にセキュリティにも力を入れることとし、TLSによる通信の暗号化はサーバーとしてGoogleが初めてではないが、これによりプライバシー遵守ということも高められました。
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