Googleアカウントは簡単に作成できますが、実は削除するには事前の確認とひと手間がかかります。今回はGoogleアカウントの完全削除方法をご紹介していくとともに、GoogleアカウントのIDの消去で、データがどうなるかも解説していきます。
Googleの提供するGメールやGoogle検索エンジンが私たちの生活に欠かせないものになっている今日では、誰もがGoogleのアカウントを持つようになりました。Googleのアカウントを作成することで、Googleが提供している様々なサービスを、大抵の場合無料で受けることができる大変便利なものです。
GoogleアカウントIDの作成も大変簡易的なため、気軽に誰でもGoogleアカウントを作成することができます。一方、Googleアカウントを作ったことはあるが、実際に削除したことがあるというユーザーの方はあまり聞かないのではないでしょうか。GoogleアカウントIDは、作成するのは簡単ですが、完全に削除するには実は少々面倒な点があるのです。
今回は、Googleアカウントの完全削除方法と、Googleアカウントを完全に削除する際にどんな点に気を付けなければならないのかをご紹介していきます。
GoogleアカウントIDを安易に消去してしまったばかりに、重要なサービスが利用できなくなってしまった、というトラブルを避けるために、Googleアカウントを消去する前に、GoogleアカウントIDを消去することで利用できなくなるサービスや機能を確認しておきましょう。
GoogleアカウントIDを消去すること、利用できなくなるサービスが、想像以上にたくさんあるということを理解したうえでGoogleアカウントIDを完全消去するようにしましょう。
GoogleアカウントIDで利用していたGメール(過去にやり取りがあったメールの内容も同様に消去されます)、Googlカレンダー機能、アプリの購入の際に利用するGoogle PlayなどのGooglが提供するコンテンツが、GooglアカウントIDを消去してしまうことで利用できなくなります。
過去にやり取りをして保存されているメールの履歴や内容、Google Playでアプリを購入した履歴などはもちろん、すべてのデータが一気に削除されてしまうため、もしGoogleアカウント削除前にデータを保存しておく必要があれば、データを他の場所に移すといった手続きを取る必要があります。
GoogleアカウントIDを完全に消去するということは、皆さんこれまで利用していきた様々なコンテンツやアプリにログインができなり、サービスを利用できなくなってしまう可能性が大変高いです。
アカウントにログインできないばかりに、例えばネットで注文した商品についての問い合わせができない、月額利用料を払っているアプリのサービスが全く受けることができないという大変不便なことが起こりかねません。
コストがかかる携帯会社各社が提供するキャリアメールよりも、無料で利用できるGメールをネットショッピングなどの登録メールアドレス、オンラインバンキングの登録メール、または仕事関係のメールとして利用されているユーザーの方が多くいらっしゃいます。Googleアカウントを削除した場合、メールアドレスも使用することができなくなります。重要な情報を受信している可能性がある場合は、必ずアカウント削除前にメールアドレスの変更を行いましょう。
また、各ネットのサイトのログインIDとしてGメールを利用している場合は、Googleアカウント削除と同時に、そのサイトにログインできなくなる可能性もあるため、事前に登録を変更する必要があります。
GoogleアカウントIDを削除してしまうと、削除したGoogleアカウントにて購入したアプリも使えなくなります。様々なアプリを活用して生活に役立てている方が多いため、この注意点は要チェック項目です。
特にAndroid端末などでは、Google Playストアを通してアプリやゲームを購入することがあります。削除したいGoogleアカウントで購入した各種アプリ、映画、ゲーム、そして音楽すべてが使えなくなります。また、月額利用料を定期購入しているアプリも、すべてが削除される事になるので、大いに注意が必要です。
Googleアカウントを削除すると、削除したアカウントのアカウント名は二度と使うことができなくなります。
削除したGoogleアカウント名を見慣れているユーザーにとって、新しいアカウント名を再度覚えなおすのは大変面倒です。様々なWeb上のアカウントにログインする際、以前はすんなり入力できていたアカウント名も、新しいアカウント名を思い出すための時間が必要になってくるかもしれません。
様々なアカウント名を使用してしまうことで、アカウントログインの際に求められるアカウント名の入力の際に「アカウント名が異なります」という表示が出てしまい、ログインするだけで相当な時間とストレスがかかってしまいます。そのため、アカウント名を複数持つことや、複数作成することはあまりおすすめできません。
Googleアカウントを削除すると、Googleアカウントを利用して使用していたGoogle Chromeに保存していた情報もすべて削除されてしまうので注意が必要です。
Chromeにブックマーク登録していたサイトや、過去の閲覧履歴といったすべての情報が白紙に戻ってしまいます。
せっかく時間をかけて見つけたお気に入りのページがなくなってしまう、再度お気に入りのWebページをお気に入りに登録しなおさなければならない、それもお気に入りのページがたくさんあった場合などは悲惨で、再度すべてページを検索にかけ、お気に入りとして一から登録しなければなりません。この作業は大変時間がかかる上、過去に一度行っているはずの作業なので、二度手間という嫌な気持ちになってしまいます。
お気に入りの登録ページがたくさんある場合は、事前に他の検索エンジンにお気に入り登録のデータを移動しておきましょう。
Android端末のスマホを利用しているユーザーの方への注意点があります。Googleアカウントを削除すると、Android端末とのGoogleアカウント関連付けのみならず、Googleアカウント自体を削除しようとした場合、これまでにGoogle Playストアで入手、または購入したアプリ、ゲーム、映画、そして音楽などすべてのデータ情報が消えてしまいます。せっかくお金を払って購入したデータや、時間をかけて育ててきたゲームのデータ、好きな音楽のデータが消えてしまうのは、大変もったいないことです。
また、アカウント情報がない場合、アプリ、ゲーム、音楽や映画を新たに入手することができなくなります。また、データの更新なども行えなくなります。音楽、映画、書籍等はもちろんのこと、Googleアカウントで購入したデータそのものがすべて削除される事になるので、二度と同じデータを復元、利用できなくなってしまいます。削除したアカウントでGoogleドライブを利用していた場合、ドライブの利用もできなくなるため、端末で撮影した写真やダウンロードファイルなども同時に削除されてしまいます。。
ここまで、Googleアカウントを削除することで発生する注意点をご紹介してきました。日頃からGoogleのコンテンツを利用しているユーザーの方、そしてAndroid端末を利用しているユーザーの方にとっては、どれも無くなっては困るようなデータでした。
削除する際の注意点も確認し、それでも今使っているGoogleアカウントを削除したいというユーザーの方のために、Googleアカウントを観戦に削除する方法をこれからご紹介していきます。
早速ご紹介していく手順に従って、Googleアカウントを完全に削除していきましょう。Googleアカウントを完全に削除するには、パソコン、スマホどちらを使っても削除の手続きを行うことができます。
1 / 3
続きを読む