Winodowsのパソコンで動作が極端に重く感じられた時に役立つのがDNSキャッシュのクリアです。今回はDNSキャッシュをクリアする方法を解説します。お使いのWindowsでなかなか思うように動作しない場合に使えるようにしましょう。
Windowsのパソコンで操作をしている際に、極端に動作が遅くなってしまうなどのトラブルに遭遇しているかたも少なくありません。そんな時に有効な対策の1つがDNSキャッシュのクリアです。今回はこのDNSキャッシュのクリア方法について解説していきます。お困りの方はお使いのWindowsの動作をサクサクと軽量化していきましょう。
DNSキャッシュのクリア方法の解説に入る前に、そもそもDNSキャッシュとは何なのかということについて説明しておきます。DNSキャッシュとは、インターネットを使用する際にIPアドレスやドメイン名など必要となるデータを保管しておくもののことを指します。素早く紐づけを行うためにキャッシュという形で残すことになります。
難しい操作はあまりやりたくないという方は、WindowsのPCを1度再起動する方法でもある程度キャッシュがクリアされることがあります。インターネットでの動作が極端に遅くなった場合には、まず再起動を試してください。Windowsの再起動が終わってもうまくいかないような場合には、DNSのキャッシュクリアを行う必要があります。
DNSキャッシュクリアを行いたいという方は、早速消去していきましょう。ここからは、DNSキャッシュのクリアをコマンドプロンプトを用いて行う方法を解説していきます。コマンドプロンプトを使ったことがないという方でもDNSキャッシュの消去は簡単に実行することができますので、安心してDNSキャッシュクリアをしましょう。
まずはWindowsのPCでコマンドプロンプトを起動しましょう。コマンドプロンプトを起動するには、Cortanaに搭載されている検索枠に「cmd」と入力することで、簡単に呼び出すことができます。コマンドプロンプトを起動できましたら、いよいよコマンドを入力してキャッシュのクリアを行っていきましょう。
今回使用するコマンドは、「ipconfig /flushdns」というコマンドになります。まずはコマンドプロンプトの入力画面に「ipconfig /flushdns」と入力してください。「ipconfig /flushdns」でDNSのキャッシュがクリアされていきます。「DNS リゾルバー キャッシュは正常にフラッシュされました。」と表示されましたら消去が完了となります。
コマンドプロンプトでは、DNSのキャッシュが無事消去できたかどうかを確認することが可能です。先ほどと同じようにコマンドプロンプトの入力画面で「ipconfig /displaydns」とコマンドを入力します。エンターキーで実行することで、DNSの状況が画面上に表示されます。
コマンドプロンプトを使用しない方法でもDNSキャッシュのクリアを行うことが可能です。ここからは他の手段でDNSキャッシュをクリアする方法を解説していきます。便利なツールもありますので、その紹介も併せて記載します。
ネットワークの問題の識別と修復でDNSキャッシュをクリアします。Cortanaの枠から「ネットワークの問題の識別と修復」と入力して検索します。こちらをクリックして実行することでDNSキャッシュのクリアが行えます。
CCleanerというツールを用いたDNSキャッシュのクリアも便利です。CCleanerとはWindowsのメンテナンスツールになります。基本的な機能は無料で使用することができます。まずはサイトからインストールしてください。
CCleanerのメニューから、「DNSキャッシュ」にチェックを入れます。その後「解析」から「クリーンアップ開始」でDNSキャッシュが削除されます。
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