Windows10でDirectXエンドユーザーランタイムが必要だと言われてしまったら、どのようにインストールすればいいのでしょうか。この記事では、DirectXエンドユーザーランタイムとはどういったもので、インストールするにはどうしたらいいのか解説します。
Windows10でゲームや動画ソフトなどをインストールしようとすると、「DirectXエンドユーザーランタイムがないのでインストールできない」という表示が出る場合があります。
この記事では、Windows10にインストールされていないと、ゲームや動画が楽しめないDirectXエンドユーザーランタイムとはどういったもので、どのようにインストールすればいいのか解説します。
DirectXエンドユーザーランタイムとは、Windows10でゲームや動画、音楽などのマルチメディア用のソフトを処理するために必要なプログラムです。もともとWindowsのPCというのは、Wordなどのワープロでの文書作成とExcelなどの表計算ソフトの利用を主な目的として開発されてきたものでした。
そのために、動画や音楽、高度なグラフィックと音楽が融合したゲームなどの処理はもともと苦手としている分野でした。しかし、WindowsのPCでもゲームをプレーする人が増えて、動画や音楽を楽しむ人も多くなったことで、音声と動画を高速処理するための1995年頃からDirectXエンドユーザーランタイムの仕組みを搭載するようになりました。
現在のWindows10に搭載されているDirectXエンドユーザーランタイムはDirectX12が標準的です。
DirectXエンドユーザーランタイムがWindows10に入っていなくても、通常はゲームなどDirectXエンドユーザーランタイムが必要なソフトウェアをインストールするときに、一緒にダウンロードされてインストールされます。
しかし、まれにですがDirectXエンドユーザーランタイムを、一緒にダウンロードするように設定されていないソフトがあります。DirectXエンドユーザーランタイムを同時にインストールしないソフトを利用するときには、自分でWebから入手してインストールしなくてはいけません。
しかし、DirectXエンドユーザーランタイムのインストール方法はそれほど難しくはないので、安心して対処していきましょう。
DirectXエンドユーザーランタイムはどのような仕組みになっているのか、簡単にその仕組についてお伝えします。DirectXエンドユーザーランタイムは基本ランタイムと、追加ランタイムに別れています。それぞれどういったものなのか解説します。
現在のWindows10には基本的にDirectXがインストールされています。また、Updateが必要であれば、DirectXのUpdateもWindows Updateで行われています。しかし、Windows10にインストールされているのは、Direct Xの基本ランタイムだけです。
PCでYouTube動画などを再生したり、それほど高度なマルチメディアを利用していないゲームなどを利用するのには基本ランタイムだけで全く問題はありません。しかし、DirectXの基本ランタイムだけでは利用できないゲームや動画処理ソフトなどもあります。
ゲームや高度な動画処理を実行するために必要なDirectXを追加ランタイムといいます。ゲームや動画ソフトのドライバーになる部分です。追加ランタイムが必要なのに、ゲームなどのソフトのインストール時に同時にインストールされない場合には、手動でWebから入手しなくてはいけません。
DirectXエンドユーザーランタイムが必要だと表示された場合には、まずはDirectXエンドユーザーランタイムを手動で入手してインストールしましょう。
DirectXエンドユーザーランタイムをインストールしなければ、ゲームなどのDirectXエンドユーザーランタイムを必要としているソフトのインストールが進みません。こちらでは、DirectXエンドユーザーランタイムのインストール方法を解説します。
まずはDirectXエンドユーザーランタイムのインストーラーをWebから入手します。
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