「Apple Musicの曲名表示がグレーアウトしてダウンロードできない曲がある」と憤る方がいます。何故Apple Musicにダウンロードできない曲があるのでしょうか?Apple Musicのダウンロードに不具合が発生する原因や対処法などをまとめました。
Apple Musicは、MacやiPhoneの開発元であるApple社が提供している定額制音楽配信サービスです。世界累計およそ5,000万曲もの楽曲配信に対応しており、iPhone・iPad・iPod touchだけでなく、Androidスマホやパソコンなどの端末でもApple Musicの音楽を聴くことが出来ます。
海外の音楽サービスなので洋楽がメインではありますが、最近では邦楽のラインナップも充実しています。日本語にも完全対応しており、日本人でも気軽に登録できる安心感があります。
Apple MusicではYouTubeの動画を見るような感覚で、配信されている音楽を自由にストリーミング再生することが出来ます。(しかも広告無し。)
また、端末に音楽データをダウンロードしてオフライン再生することも可能です。トレンドの音楽をチェックできるランキングや、ユーザーの行動履歴に応じておすすめを紹介してくれる「For You」などの機能も楽曲選びに重宝します。
Apple Musicを利用するためには、最初にパートナーシップ登録を行う必要があります。Apple IDとパスワードがあれば、どの端末からでもApple Musicへの登録が可能です。
Apple Musicを利用してみて、料金に見合うサービスではないと判断する方もいることでしょう。もしもApple Musicのメンバーシップ登録を解除したい時は、以下の方法でApple Musicの解約を行えます。
iPhoneなどのiOS機器の場合
Androidスマホの場合
MacまたはWindowsパソコンの場合
なお、Apple Musicを解約すると、それまで聞き放題だった音楽はすべて聴くことができない状態になります。
My Musicに追加した楽曲にもDRMの保護ロックをかけられ、解約したユーザーが聞けないようにする措置を取られます。端末にダウンロードした曲がある場合でも、ダウンロードした音楽データはすべてライブラリから消滅します。
各デバイスの設定画面から「iCloudミュージックライブラリ」の表示がなくなることからも、Apple Music関連のサービスを利用することができないことは明らかです。Apple Musicにお気に入りの曲がある方は、よく考えてから解約した方が良いでしょう。
Apple Musicは、世界中のアーティストによって制作された5,000万もの曲がある音楽配信サービスです。「それだけの規模なら聞けない音楽は無いのではないか」と思う方がいるかもしれませんが、Apple Musicで取り扱われていない楽曲は意外と多いです。
その理由は、Apple Musicでの楽曲使用料(著作権使用料)があまりにも安すぎて、楽曲提供を拒否しているアーティストがいるからです。
基本的に、Apple Musicで楽曲が1回再生されると、そのレーベルにおよそ1円が支払われると言われています。さらに、作詞家・作曲家などの権利者との間で利益分配も行われるため、歌手に支払われる歌唱印税は全体の10分の1にも満たないでしょう。
また、Apple Musicユーザーが無料トライアル期間中に音楽をダウンロードした場合、その楽曲のアーティストに対して楽曲使用料を支払わない契約になっていたことが問題になったこともありました。
アーティストから搾取するような契約を強いる定額制音楽配信サービスに頼っていてはとても生活できないため、多くのアーティストはCD販売やライブを重視しているのが実情です。
そのような経緯があるため、Apple Musicでは最初からダウンロードできない(取り扱われていない)曲があるのは自然なことなのです。
しかし、Apple Musicの配信音楽リストに載っているのに、ダウンロードアイコンを押しても端末にダウンロードできない曲があることは大問題です。このケースはアーティストの反発ではなく、明らかにApple Music関連のシステムの不具合です。
Apple Musicは便利なサービスである反面、不具合が多い事でも有名で、以下のようなトラブルに見舞われることが珍しくありません。Apple Musicの不具合事例を見ていきましょう。
1 / 4
続きを読む