もしもAndroid端末をどこかでなくしてしまったら大変です。そんな万が一のために、Android端末には「Android デバイス マネージャー」というアプリが用意されています。今回は、Android デバイス マネージャーの使い方をご紹介します。
Android デバイス マネージャーとは、GoogleがAndroid端末向けに提供しているサービス及びアプリの名称です。端末の紛失や盗難された時に備えて事前に設定しておけば、他のスマホ・パソコン・タブレットなどから該当端末の位置情報を取得し、地図上に表示してくれるので大変便利です。
Android デバイス マネージャーは、Googleが2013年8月4日から提供を開始したサービスです。開始当初からWeb版とアプリ版が用意されており、Googleアカウントを取得したAndroidユーザーであれば、誰でも無料で利用できます。
Android端末には標準でこの機能が搭載されていますが、利用するためにはいくつかの設定を有効にしておく必要があります。後に紹介する方法を参考にして、あらかじめ設定を行っておくことをおすすめします。
元々Android端末には、Wi-Fiやキャリア回線でインターネットに接続していれば端末を遠隔操作できる機能が備わっています。Android デバイス マネージャーを利用するには、「設定」アプリからGoogleアカウントにログインし、端末にGoogleアカウントを登録して、いくつかの設定を済ませていればすぐに利用できるようになります。
Android デバイス マネージャーが本領を発揮するのは、何といっても端末を紛失・盗難したときでしょう。端末の位置を地図上に表示できるほか、遠隔操作で端末の音を鳴らして周囲の人に気付いてもらったり、Googleコンタクトを経由して電話をかけたりなど、役立つ機能が豊富に用意されています。
では、具体的にAndroid デバイス マネージャーで何ができるのでしょうか。ここでは、Android デバイス マネージャーの5つの機能について詳しくみていきましょう。合わせて、それぞれの機能の使い方も解説していきます。
Android デバイス マネージャーでは、GPS機能を利用し地図上に端末の位置情報を表示してくれます。操作方法はGoogleマップと同じです。
Googleマップと同じくかなり高精度な位置情報を教えてくれるので、周辺を探すことで見つかる可能性がぐんと高まります。バッテリー残量も表示してくれるので、充電が切れないうちに早めに探すようにしましょう。
Android デバイス マネージャーには、第三者に勝手に使われることを防ぐために、パスワードを設定して遠隔で端末をロックできる機能が用意されています。普段画面ロックをかけない人は、直ちにこの機能を使ってロックしておくと安全です。
なお、この機能がオンになっている状態の時には、端末を拾ってくれた人向けにメッセージと発信ボタンを表示しておくように設定することも可能です。
Android デバイス マネージャーには、遠隔でスマホ端末を初期化し、データを消去できる機能も用意されています。バックアップを取っているのであれば新しい端末にこれまでのデータを復旧することも可能です。
なお、初期化後はAndroid デバイス マネージャーが使えなくなるため、位置情報を取得できなくなり、手元に戻ってくる可能性も低くなります。あくまで最終手段として活用しましょう。
Android デバイス マネージャーには、遠隔で着信音を鳴らすように設定できる機能が用意されています。端末がマナーモード状態かどうかは関係なく、5分間隔で大音量の着信音が鳴り響くため、誰かに端末を見つけてもらえる可能性が高くなります。
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