1Password for Windowsのインストールと設定方法!スタンドアローンライセンスが復活!

ログイン情報管理ツール・1Password for Windowsには「スタンドアローン」と「サブスクリプション」の2種類のライセンスがあり、対応機能が若干異なります。1Password for Windowsのインストール方法や料金プランなどをまとめました。

目次

  1. 11Password for Windowsとは?2種類の購入タイプを紹介!
  2. 買い切りのスタンドアローン
  3. 課金制のサブスクリプション
  4. 21Password for Windowsスタンドアローンの特徴
  5. メインのデバイス以外は編集不可
  6. アップデートの際は再購入
  7. 31Password for Windowsスタンドアローンの初期設定
  8. Windows版をダウンロードしよう
  9. スタンドアローンのアカウントを作成しよう
  10. ライセンスを購入しよう
  11. 41Password for Windowsサブスクリプションの特徴
  12. 同期した全てのデバイスで編集可能
  13. 再購入せずにアップデートが可能
  14. 51Password for Windowsサブスクリプションの初期設定
  15. サブスクリプションのアカウントを作成しよう
  16. 請求方法は毎年か毎月
  17. プラグインをインストールしよう
  18. 61Password for Windowsを使ってみよう!

1Password for Windowsとは?2種類の購入タイプを紹介!

1Passwordは、2006年6月に設立されたカナダのAgileBits社が提供しているパスワード管理サービスです。

インターネットバンキングやSNSなどのオンラインサービスを利用するためには、Webサイト上でユーザーIDやパスワード等のログイン情報を入力する必要があります。しかし、自分が登録している全てのWebサービスのログイン情報を正確かつ安全に管理するのは容易ではありません

人間の記憶だけでは物忘れのリスクがあり、かといってメモ帳に書き残していると第三者に盗み見られる恐れがあります。ログイン情報の管理は、すべてのインターネットユーザーにとって極めて重要な問題です。


そこで役立つのが、この1Passwordです。たった一つのマスターパスワードさえ覚えておけば、パソコン・スマートフォン・タブレットなどすべての端末で複数のログイン情報を同期・一括管理することが出来ます。
 

  • IDやパスワードなどのログイン情報を保管庫で安全に保管(ハッキングリスクはほぼ0%)
  • シングルクリック、顔認証、またはワンタッチですべてのアカウントに素早くサインインできる
  • 同じパスワードの使い回しの有無、二段階認証設定の確認など、脆弱なパスワードがないか簡単にチェックできる

1Passwordは海外のサービスですが、日本語のWebサイトでも問題なく使用できます。

1Passwordはもともと社内向けに開発されたツールです。しかし現在では個人ユーザー向けのアカウントも提供されており、プライベートからビジネスまで幅広いシーンで活用されています。導入社数は40,000社を超え、世界累計ユーザー数も1,500万人を突破しました。

2018年5月下旬にはWindows PC向けの「1Password 7 for Windows」が正式にリリースされ、Windows 7以降のWindows PCで1Passwordをフル活用することが出来ます。

日本語を含む9か国語のローカライズにも対応。レイアウトが改善されただけでなく、日本語しか話せない日本人でも気軽に使えるシステムに仕上がっています。

ちなみに1Password for Windowsには、30日間だけ一部機能を無料でお試しできる「無料版」と全機能を利用できる「有料版」があります。そして有料版の中にも「スタンドアローン」と「サブスクリプション」という2種類のライセンスタイプがあり、対応している機能や料金が異なることに注意が必要です。

Windows 用にダウンロード | 1Password

買い切りのスタンドアローン

1Password for Windowsのスタンドアローンは、1Passwordのライセンスをデバイスごとに購入する契約プランです。およそ50ドル(消費税を含めると約6,000円)で1Passwordのライセンスを一度購入すれば、それ以後追加の出費は一切ありません。

ダウンロード・インストールした端末上で自由に利用できるため、利用期間が長いほど経済的にお得です。いわゆる「買い切り型」と呼ばれるライセンスタイプであり、コストパフォーマンス重視の方におすすめです。

ただし、1Password for Windowsのスタンドアローンライセンスタイプには、以下のようなデメリットがあります。
 

  • 複数のデバイスに1Passwordをダウンロード・インストールする場合、その都度ライセンスの購入手続きが必要になる
  • 各デバイス間での同期に手間がかかる
  • 1Passwordのアップデートが配信された場合、再度ライセンスの購入手続きを行わなければ最新版へのアップデートを行えない

課金制のサブスクリプション

1Password for Windowsのサブスクリプションは、1Passwordのライセンスを購入するのではなく利用権を借りる契約プランです。毎月およそ3~4ドル(消費税を含めると約400円)ずつ課金すると、1Password for Windowsのサービスを利用することが出来ます。

月額制と年額制の2種類があり、年額制を選択した方が一月あたりの料金が安くなります。1Password for Windowsを利用する限り、数か月後も数年後も料金を支払い続けなければならないため、スタンドアローンライセンスより総額料金は割高になってしまいます。

しかし、その分1Password for Windowsのサブスクリプションライセンスタイプには、以下のようなメリットがあります。
 

  • 1Passwordのアカウントを無料で複数のデバイスで共有できる
  • 各デバイス間でログイン情報の設定が自動的に同期される
  • 1Passwordのアップデートが配信された場合、サブスクリプションユーザーならすぐに無料で最新版をアップデートできる

1Password for Windowsスタンドアローンの特徴

「Stand-alone(スタンドアローン)」は、日本語に直訳すると「孤立」という意味になります。しかしコンピュータの世界では、ネットワーク等から切り離されて独立した状態でシステムが稼働している様を表す言葉として用いられます。

最初にライセンスの代金を支払えば基本的に追加費用は一切ないので、ユーザーにとって非常に分かりやすいライセンスタイプと言えるでしょう。

1Password for Windowsのスタンドアローンライセンスタイプの特徴を見ていきましょう。

メインのデバイス以外は編集不可

1Password for Windowsのスタンドアローンライセンスタイプを利用する上で気を付けなければならないのは、契約したメインデバイス以外のプラットフォームでは1Passwordの利用に制限がかかるということです。

1Password for WindowsをWindowsパソコンにダウンロード・インストールした後、モバイル端末等でログイン情報の同期を行うことは可能です。しかし、あくまで設定の同期を行えるだけで、各種情報の編集などの操作はメインデバイス一台でしか行えません

ライセンスが付与されていないデバイスでも頻繁に1Passwordを使う場合は注意が必要です。

手動同期

1Password for Windowsのスタンドアローンライセンスタイプでは、各デバイス間での同期は「手動」で実行しなければなりません。
 

  1. 1Passwordの設定情報をiCloudやDropboxなどのオンラインストレージにエクスポートする
  2. 1Passwordの設定情報を同期させたいデバイスを使って、そのオンラインストレージにアクセスする
  3. 1Passwordの設定情報をオンラインストレージからインポートする

手間がかかる上に、インポートした端末では設定データの共有しか行えないのが欠点です。

アップデートの際は再購入

1Password for Windowsのスタンドアローンは、そのバージョンのライセンスを「買い切る」契約プランです。アップデートされた場合は、再度購入手続きを行わないと最新バージョンに更新することが出来ません

なお、アップデートしないでそのまま旧バージョンを使い続けることは可能です。ただし、セキュリティや利便性の点を考慮すると、あまり推奨できない選択肢ではあります。

Twitterでの口コミ

もともとスタンドアローンライセンスは旧式の契約プランであり、2018年5月の1Password for Windowsリリース時に復活するまでサブスクリプションが1Passwordライセンスの主流でした。

「スタンドアローンが復活して嬉しい」という声が上がる一方、「スタンドアローンプランでは細かい点で不自由さを感じる」、「今後の料金の値上げが心配」といったネガティブな口コミも少なからずSNS上で散見されます。

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この記事のライター
シンタロー
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