2020年05月13日更新
Zoomでブラウザからミーティングに参加する方法!インストール不要!
Zoomは、PCでも専用アプリダウンロードして使います。しかし実は、アプリを利用せずにブラウザからも参加できます。この記事では、Zoomのミーティングに、アプリをインストールせずにブラウザから参加する方法と、ブラウザから参加する場合の注意点をお伝えします。
目次
Zoomにブラウザから参加したほうがいい場合とは?
Zoomミーティングに参加する場合は、スマホであれば専用アプリを使うのは当然です。しかし、PCでも初めてZoomミーティングに接続しようとすると、専用アプリのダウンロードを求められます。しかし、中にはPCからの場合に、ブラウザから参加したい方もいます。
この記事では、Zoomにブラウザから参加する方法を解説します。まずは、Zoomにアプリからではなく、ブラウザから参加した場合とは、どのような場合なのか解説します。
PCにアプリを入れたくない場合
Zoomにブラウザから参加したい場合とは、PCにアプリを入れたくない場合です。ノートPCなどはHDDではなくSSDを搭載するものが増えてきて、内部ストレージがそれほど多くない機種もあります。
Zoomのアプリを入れると、ストレージを圧迫されますが、ブラウザからの接続ならストレージ容量はほとんど関係ありません。PCの内部ストレージが切迫している場合は、Zoomのアプリを入れることなく、ブラウザから接続したいと考える方もいます。
ZoomをPCにダウンロードできない場合
会社や学校のPCを使っている場合は、社内や学内LANでPCが管理されている場合があります。管理されているPCでは、管理者が許可したアプリしかダウンロード・インストールできないように設定されているケースがあります。
社内会議にZoomが必要であれば、ダウンロードが全体的に許可されるでしょう。しかし、セキュリティ面でのZoomの脆弱性も指摘されているので、Zoomのアプリのダウンロードを許可しない会社もあります。ところが、取引先とのテレワークでの取引にZoomが指定されてしまう場合もあります。
そんな場合でも、許可されていなければ会社のPCではZoomアプリをダウンロードできません。そんな時は、Zoomミーティングにブラウザから参加するしかありません。
インストールしたZoomアプリが不調でうまく動かない場合
PCを使っていると、特定のアプリが突然不調に陥ることがあります。Zoomミーティングにすぐに参加したいのに、Zoomアプリが上手く動作しなくなり、アプリやPCに再起動をかけても改善しないケースもあります。
そんな時でも、とりあえず参加できる方法を見つけなくてはいけません。アプリは動作しなくても、ブラウザからならミーティングに接続できる可能性があります。そのような場合は、ブラウザから参加するのがおすすめです。
Zoom会議にブラウザから参加する方法
Zoom会議に、ブラウザから参加する方法を解説します。
ホストが行う準備
ホストはミーティングをセッティングする前に、ブラウザから参加できるように設定しておくといいでしょう。PCにZoomアプリをインストールできない参加者がいることを想定して、ホスト側が設定しておけば、ブラウザから参加したい参加者はスムーズに参加できます。
Zoomミーティングをセッティングし、設定画面を開くと「ブラウザから参加するリンクを表示します」という項目があります。こちらにチェックを入れておきましょう。そうすれば、参加者が受け取る招待状に、アプリをインストールせずにブラウザから参加できるリンクが表示されます。
参加者がブラウザから参加する手順
参加者がアプリをインストールすることなく、PCのブラウザからミーティングに参加する手順を解説します。
ホストがブラウザから参加するリンクを発行している場合
ホストが「ブラウザから参加するのリンクを表示する」を設定し、招待状を送っている場合は、ブラウザから参加する方法は簡単です。招待状に「ブラウザから参加する」のリンクが表示されています。
そちらをクリックすれば、PCでデフォルトに設定してあるブラウザが立ち上がって、Zoomへのログインを求められます。Zoomにブラウザからログインすれば、ミーティングに参加できます。
ホスト側のリンク不要でもミーティングに参加できる
ホスト側が「ブラウザから参加する」のリンクを発行していない場合でも、手順は多くなりますが、ブラウザからミーティングに参加可能です。ZoomをインストールできないPCを使っている方も、安心しましょう。
ホストから送られてきた招待状に「ブラウザから参加する」のリンクがない場合は、通常の参加リンクをクリックします。Zoomアプリをインストールしてある場合は、Zoomアプリの起動を求めるダイアログが開きます。アプリがインストールされていない場合は、インストールを促すダイアログが開きます。
どちらの場合も「キャンセル」をクリックします。画面の下に「ブラウザから参加する」か「こちらをクリックして開始することもできます」というリンクが表示されます。このリンクをクリックすると、ブラウザが起動してZoomミーティングにPCから参加できます。
どちらのリンクも表示されない場合は、「ブラウザが何も表示しない場合、ここをクリックし、ミーティングを起動するかZoomをダウンロードして実行します」と表示されます。「ここをクリック」をクリックすると、ブラウザが起動してZoomミーティングへ参加できます。
この場合も、Zoomアプリのダウンロードとインストールを求められることがあります。こちらもキャンセルすれば、ブラウザが起動します。
Zoomのミーティングにブラウザから参加するときの注意点
Zoomミーティングにブラウザから参加する際は、注意しなくてはいけない点があります。アプリと同じ感覚で参加できると考えると、ブラウザからでは難しい部分も出てきてしまいます。こちらでは、Zoomにブラウザから参加する際の注意点を解説します。
ブラウザはGoogle ChromeかFirefoxで
現在、PCで使われているブラウザは、Microsoft Edge、Google Chrome、Firefox、Safari、Operaなどいくつもあります。この中で、Zoomを利用するのに推奨されているブラウザは、Google ChromeとFirefoxだけです。
Windows10の方はMicrosoft Edgeを、Macの方はSafariを使っている方も多いことでしょう。他のブラウザからも接続・ミーティングに参加できないわけではありません。
しかし、この2つ以外のブラウザでは不具合が起きたり、使えない機能が多くなります。Zoomを利用したいのなら、Google ChromeとFirefoxのどちらかをPCにインストールしてから利用しましょう。
ブラウザによっては機能が制限されることが
Zoomにブラウザから参加する場合に注意すべき点は、アプリと同じ機能がすべて使えるわけではない点です。特に、画面や動画の共有機能の利用と、コンピュータオーディオへの参加が、ブラウザの種類によって大きく制限されます。
Zoomでは、PC上で開いている動画やブラウザの画面、アプリ、文書などを参加者と共有できる機能があります。Microsoft Edgeでは画面や動画が共有できるのは、Windows10 ProかEnterpriseのみです。多くの一般ユーザーが利用しているWindows10 Homeでは、画面共有を利用できません。
Safariでは動画共有はできますが、PC上の画面共有はできません。コンピュータオーディオへの参加は、Google Chrome以外のブラウザは制限があります。
ブラウザの中で、最もアプリに近い機能が使えるのがGoogle Chromeです。Zoomにブラウザから参加する場合は、Google Chromeからの参加をおすすめします。
Zoomにはブラウザから参加する方法もある!
この記事では、Zoomのミーティングにブラウザから参加する方法をご紹介しました。Zoomのミーティングに参加したいけれども、アプリがなぜかダウンロードできない、インストールしたのに起動しない場合に、ブラウザから参加できることを知っていれば安心です。
ぜひ、Zoomでミーティングをホストする場合は、参加者の中にはPCアプリが使えない方もいる可能性も考慮しましょう。ホストがブラウザから参加するためのリンクを発行しておけば、参加者はスムーズに参加できます。