ツイキャスのOBS Studioでライブ動画を高画質配信する設定方法!
OBSを使った場合でのツイキャスライブ配信の方法を解説していきます。また、ゲーム配信をする場合や、超高画質配信についても解説していきます。ツイキャスライブとOBSの機能を最大限に活かすことで、より多くの視聴者を集めましょう。
目次
- 1OBSを使ってツイキャスを配信したい
- ・配信ソフトのOBSとは
- ・ツイキャスライブ配信は2通り方法がある
- ・ツイキャスOBS配信で必要なもの
- ・ツイキャス画面とOBSツール配信画面
- 2ツイキャスのOBSライブ動画を高画質配信する設定方法
- ・画質・音質設定
- ・その他必要な設定
- ・画面を視聴者に見せるための設定
- ・ 配信タイトル・カテゴリ等の設定
- 3ライブ配信の開始方法
- ・配信の開始・終了
- ・プライベート配信(合言葉)で視聴者を限定できる
- 4プライベート配信(合言葉)でツイキャス側の画面が映らない場合
- ・ツイキャス側も合言葉が必要
- 5ツイキャスでゲーム配信する場合の注意点
- ・ビットレートの上限は1Mbps
- ・解像度は640x360に
- 6ツイキャスをOBSで動画配信してみよう!
- ・ツイキャスの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
OBSを使ってツイキャスを配信したい
皆さんも、ツイキャスでライブをすることは多いと思います。スマートフォンでライブしている人も、PCでライブしている人もいるでしょう。そこで、PCでツイキャスライブをしている人は、OBSというソフトで配信したいと思ったこともあるのではないでしょうか。
OBSを使ってライブができれば、それだけ細かい設定ができたり、高画質で配信することが可能となります。ここでは、そんなOBSを使ったツイキャスライブの方法について解説していきます。
配信ソフトのOBSとは
では、先程話したOBSというソフトとは、いったいどのようなソフトなのでしょうか。OBSとは、一般的に配信ソフトと呼ばれるソフトの1種です。配信ソフトとは、その名の通り、映像などをライブ配信するためのソフトのことです。
OBSは、定番の配信ソフトの1つであり、無料でありながらも非常に豊富な機能を揃えています。OBSを使うことで、ツイキャスライブでのゲームの高画質配信も可能です。ストリームキーの入力などが面倒な点を除けば、とても便利なソフトです。
ツイキャスライブ配信は2通り方法がある
しかし、ツイキャスで公式サイトからPC配信を選んでも、OBSでどうやって配信するかはわかりません。ツイキャスの配信方法には、2つの配信方法が存在していますが、少しわかりづらいため、ここから解説していきます。
ツイキャスのライブ配信の方法には、通常配信と、ソフトを使うツール配信の2つが存在します。通常配信は、PC配信を選ぶことですぐできる配信方法です。ツール配信とは、ツイキャスの配信画面でツール配信を選ぶとできる、外部ソフトを使った配信方法です。
ツイキャスOBS配信で必要なもの
ツイキャスでOBS配信をする際には、準備が必要です。まずは、通常のPCでのツイキャスライブと同様に、自分の音声を入力するマイクと、映像を映すウェブカメラです。この2つは当然必須となります。
ゲームを高画質で配信したい場合は、キャプチャーボードというゲーム画面をPCに取り込む機器が必要となりますので、用意しておきましょう。また、PCのスペックも要求されるため、配信に使用するPCのスペックは、チェックしておきましょう。
ツイキャス画面とOBSツール配信画面
では、準備が整ったら実際にOBSを起動してみましょう。OBSの画面と、ツイキャスのツール配信画面を表示させます。そうすると、ツイキャスの設定部分に、見慣れない"ストリームキー"というものが存在しています。
では、ストリームキーとは何のことなのでしょうか。ストリームキーとは、配信ソフトが外部から生放送にアクセスする時の、パスワードみたいなものです。ストリームキーが無いと、他の人が自分のアカウントで勝手に配信できてしまうためです。
URLとストリームキーは要チェック
ツイキャスでOBSを使って配信する時もそうですが、ツイキャス以外の配信サイトでOBSを使う時でも、必ずURLとストリームキーはチェックしておきましょう。URLとストリームキーが無ければ、OBSでのツイキャス配信はできないからです。
URLとストリームキーは、ツイキャスのツール配信の設定画面に表示されています。このURLとストリームキーをチェックして、OBSの配信設定のURLとストリームキーの部分にコピーペーストしましょう。その際、ストリームキーのコピー漏れがないように注意してください。
ツイキャスのOBSライブ動画を高画質配信する設定方法
では、次は実際にOBSでツイキャス配信の設定をしてみましょう。OBSは詳細な設定が可能なため、設定漏れがないかどうか十分に注意してください。高画質配信のためには、配信設定が重要となります。
また、ツイキャスの配信方法によっては、設定の限界が違うことがあります。ツイキャスには、超高画質配信という配信方法があるため、それを利用する時はOBSの設定や、必要なPCスペックも変わってくるので注意しましょう。
画質・音質設定
まずはOBSでのツイキャス配信の肝となる画質と音質の設定について解説します。この項目は、特にゲーム配信において重要になります。ゲーム画面を綺麗に映すだけで、視聴者の集まり方も変わるほどです。
ツイキャスの超高画質配信だと、この項目の推奨値やPCスペックなどは跳ね上がりますが、ゲーム配信においてはとても高画質でゲーム画面を映すことが可能なため、PCスペックに余裕があって、ゲーム配信がしたい人はチャレンジしてみましょう。
ビットレート
OBSの設定で、まずはビットレートについて解説していきます。ビットレートとは、1秒あたりにどれくらいのデータ量をインターネットに送り出すかを示した数値です。これが多ければ多いほど、より高画質なデータを送信できます。
この値は、小さすぎると設定した解像度より画質が悪くなり、必要以上に大きすぎると視聴者の回線に負担がかかってしまいます。そのため、OBSでのビットレートの設定は、ツイキャスの超高画質配信で2000~4000ほど、通常で500~1000にするのがベストでしょう。
解像度
解像度は、OBSが送信しようとする映像の画質を決定します。この値が大きいほど高画質になります。また、この値で必要なビットレートも変わりますので、解像度の調整は慎重にしましょう。
解像度は、通常配信の場合は、640×360ほどにしておきましょう。ゲーム配信などで超高画質配信をする場合に限り、1280×720などで配信することもできますが、PCスペックや回線速度なども考慮して、適切な解像度を設定しましょう。
超高画質配信
先程も解説したように、超高画質配信を利用することで、より高い解像度や、大きいビットレートを利用して、ゲーム配信などができるようになります。超高画質配信では、URLとストリームキーが違うため、その点は注意しましょう。
その他必要な設定
OBSでは、画質や音質などのわかりやすい設定以外でも、細かい設定などが必要となります。前述したURLとストリームキーの設定や、その他の細かい設定など、OBSの設定は幅広いのです。
そのため、OBSでツイキャスライブをする時は、色々な設定に目を通しておきましょう。ゲーム配信などの、画質が重視される配信なら、よりこの細かい設定が重要となります。
BGM・マイク音
ツイキャスの生放送において、BGMとマイク音はとても大事になります。BGMはかかっていない配信もありますが、マイク音はライブとは切っても切れない関係にあるため、この設定には絶対に目を通しておきましょう。
マイク設定は、OBSの設定画面の音声タブからします。音声タブを開くと、マイクのデバイスという項目があるため、配信で使う接続されているマイクを選択しましょう。また、フィルタでノイズを減らしたりすることも重要です。
再接続を無効
OBSで、設定画面の中にある、詳細設定タブの中に、電波が切れたら再接続という項目が存在します。この再接続はオフにしておきましょう。では、何故この再接続はオフにしておくべきなのでしょうか。
何故再接続をオフにする必要があるかというと、接続が切れた時に勝手に再接続されると、気付かずに配信したくない映像や音声を配信している可能性があるためです。その誤作動を防ぐためにも、この設定はオフにしておきましょう。
画面を視聴者に見せるための設定
OBSでは、初期状態だと真っ暗で何もない画面しか映りません。視聴者に映像を見せるためには、視聴者に見せる映像を編集していく必要があります。では、どうやってOBSで視聴者に画面を見せるのでしょうか。
ここからは、OBSで視聴者に見せるための画面を編集する方法を紹介します。OBSを利用すれば、画像に文字や動画を重ねたりできるため、配信映像の幅が広がります。ぜひ編集方法を覚えましょう。
ソース追加
OBSで視聴者に映像を見せるには、OBSのプレビュー画面にソースを追加する必要があります。ソースを追加するには、ソースという項目の+ボタンをクリックしましょう。そうすると、多くのメニューが表示されます。
PCゲームを映したい場合はゲームキャプチャ、画像や動画を表示したい場合はメディアソース、配信者の顔や、ゲームをキャプチャーボードで取り込む場合は映像キャプチャデバイスなど、用途に応じて追加するソースを変えましょう。
OBSに画面が映らない場合の対処法
では、ソースを追加しても音声に画面が映らない場合、どうしたら良いのでしょうか。どんなソースを追加したかによって、必要な対処法も変わってきます。では、代表的な例の対処法を紹介していきます。
メディアソースで映らない場合は、選んだファイル形式が合っているか、動画の場合繰り返しがオフになってて動画が終了しているか確認しましょう。また、映像キャプチャデバイスの場合は、ウェブカメラやキャプチャーボードを繋ぎ直してみましょう。
配信タイトル・カテゴリ等の設定
こちらはツイキャス側での設定となります。ツイキャスでの検索にヒットしやすくするために、ツイキャスでのカテゴリや、タイトルを設定しておきましょう。ここでの設定は、視聴者がツイキャスで配信を探す時に見つけやすくするためのものです。
ツイキャスの設定画面から、その2つの項目を選択できるため、この設定は非常に簡単にすることが可能です。ツイキャスで視聴者を集めるなら、より正確なタイトルやカテゴリ設定をするようにしましょう。
ライブ配信の開始方法
ツイキャスでの通常価格であれば、サイトに配信開始のボタンがあるため、わかりやすい配信開始方法ですが、外部ツール配信を利用すると、ツイキャスでの配信開始ボタンはなくなってしまいます。では、どうやって配信をするのでしょうか。
ツイキャスの外部ツール配信では、OBS側で配信の開始と終了をします。OBSで配信開始をクリックすると、すぐさま配信が開始されるため、事前にソースや設定をチェックしておきましょう。
配信の開始・終了
では、OBSでの配信開始方法と、配信終了方法を紹介していきます。OBSの画面で、配信開始と、録画開始のボタンが表示されます。配信開始のボタンをクリックすると、すぐさまツイキャスで配信が開始されます。
配信中は、配信開始のボタンが配信終了という表示に変わります。この配信終了ボタンをクリックすると、配信がストップします。また、この操作はOBSのホットキー設定からキー操作でショートカットすることもできます。
プライベート配信(合言葉)で視聴者を限定できる
ツイキャスでは、プライベート配信という配信方法があります。プライベート配信とは、YouTubeでの限定公開のようなものであり、特定の合言葉を入力することで配信を見ることが可能になるというものです。この設定はツイキャス側でします。
プライベート配信(合言葉)でツイキャス側の画面が映らない場合
プライベート配信は非公開になるため、自分だけが見るテスト配信に利用することもできます。しかし、わざわざ自分のライブページを開いても、何故か配信を見ることが不可能ということがあります。では、何故自分でプライベート配信を見ることが不可能なのか、解説していきます。
ツイキャス側も合言葉が必要
実は、自分のアカウントで自分のプライベート配信を見る場合でも、合言葉の入力が必要となります。そのため、多少面倒ではありますが、自分で合言葉を入力しましょう。そうすることで、自分のプライベート配信を見ることが可能になります。
ツイキャスでゲーム配信する場合の注意点
ツイキャスでOBSなどの外部ツールを使うことで、ゲーム配信も可能になります。実際でも、ゲーム配信で視聴者を集めている配信者は多く存在しています。しかし、ゲーム配信をツイキャスでする場合、注意点がいくつか存在します。
では、ツイキャスでのゲーム配信で注意すべき部分とは、どんなことなのでしょうか。それぞれ解説していきます。また、超高画質配信を利用することでこれらは解決できるため、PCのスペックに余裕があれば試してみましょう。
ビットレートの上限は1Mbps
まずは、ビットレートについての注意点です。ツイキャスで外部ツール配信をする時は、ビットレートが1Mbpsを越えると、サーバーへの負荷などを考慮しているからか、自動的に切断されてしまいます。
そのため、ゲーム配信で高画質を求める場合は、諦めてOBSのビットレート設定を1000にするか、超高画質配信を利用しましょう。超高画質配信を利用すれば、ビットレートは6000まで上げることが可能になります。
解像度は640x360に
ツイキャスでの外部ツール配信でゲーム配信をする時には、解像度は640×360にしておきましょう。間違っても1280×720などのHD画質で配信しようとしない方が良いです。では、何故解像度を下げる必要があるのでしょうか。それは、ビットレートの上限が原因です。
ビットレートが1Mbpsでは、640×360以上の解像度ではビットレートが足らず、より画像が荒くなってしまいます。これをブロックノイズといいます。ブロックノイズを発生させないためにも、解像度はビットレートに合わせましょう。
ツイキャスをOBSで動画配信してみよう!
以上が、ツイキャスライブ配信をOBSでするための方法でした。ゲーム配信や、その他の高画質配信など、色々な方法でツイキャスのライブをしていきましょう。
また、超高画質配信を使うことで、より高度な配信もできます。それらをフルに活用することで、より多くの視聴者を集めることもできます。ぜひ、ツイキャスで視聴者を集めてみましょう。