2024年04月23日更新
YouTubeの地域制限を回避する方法!ブロック解除して動画をみる!
YouTubeを利用していると稀に「この動画は、お住まいの国では公開されていません。」などと表示されて動画が見れないことがあります。これは地域制限と呼ばれる現象です。今回はこのYouTubeの地域制限の理由とその解除方法をお伝えします。
目次
地域制限でYouTube動画が見れない原因は?
動画を見ようとYouTubeにアクセスすると、稀に「動画を再生できません」と大きく表示されたあとに小さく「お住まいの地域では著作権上の問題で権利所有者によりブロックされています。」あるいは「この動画は、お住まいの国では公開されていません。」と表示され、結局は見れないで終わることがあります。
こうした表示によって、かつてはYouTubeで見られたのに見れない、あるいはTwitterなどで海外のユーザーから紹介された動画が見れない理由は以下の2点です。
- アップロードした人が特定の国でだけ動画を見られるようにした
- その地域の法律にそぐわないためYouTubeがその動画を見れないようにした
権利や法律の関係で地域制限が設定される?
少し詳しく説明しましょう。
1の場合は、言い換えるとアップ主が指定した以外の国(この場合は日本)では見れないようにしたということです。特に商業放送の場合、権利者は国ごとで異なることが少なくないため、限られた国向けのライセンスしか持たないアップ主であれば、権利の及ばない国には動画を配信できないことになります。
また権利関係の怪しい動画の場合、C国で違法とは言えない動画がJ国では著作権違反になり訴えられる可能性があります。そんな危険を避けるためにJ国では動画を見れないように指定する場合でしょう。
2の場合は、たとえばA国では適法な桃色めいた動画はJ国では違法となるため、アップ主があえて指定していなくてもYouTubeのほうで気を利かせて動画を見れないようにする、ということが考えられます。
YouTubeで地域制限動画を見る方法
どういう理由があれ、海外のほかの地域では視聴できるYouTube動画が地域制限でブロックされて見れないのは残念なことです。そこで地域制限されている動画を見られるようにする方法を説明します。
地域制限されて見れないということは、逆に言うと地域によっては制限によるブロックが解除されて見られるということを意味します。極端な話、地域制限されていない国に行けばそのYouTube動画を見られるということです。
ではどの国ならYouTube動画を見られるのでしょうか?
そのためには海外サイトの「YouTube region restriction checker」を使います。
上のリンクで「YouTube region restriction checker」へ飛び、地域制限されていた動画のアドレス、もしくは動画IDを入力して「送信」すると、制限のない国がグレーで、制限されている国が赤で表示されます。
スクリーンショットの例では、日本とカナダとオーストラリアでは見れないYouTube動画であることがわかります。つまり、韓国や台湾でならこの制限は解除されており、動画を見られることが判明しました。
規制されていない国へIPアドレスを偽装する
見れないYouTube動画を見られる国があることはわかりました。しかし、わざわざ数分の動画を見るためだけに韓国や台湾に旅行するのは現実的ではありません。
そこで利用するのがIPアドレスの偽装です。「偽装」というのはいささか人聞きが悪い言葉ですが、たとえば日本に直接通販してくれない荷物を代わりに購入して転送してくれる通販代行業者のように、視聴制限のない国のIPアドレスを経由して動画のデータを転送する方法です。
YouTubeの視聴制限は、どこからのアクセスなのかを、動画データのリクエストのIPアドレスから得られる地域データによって行われています。したがってYouTubeの手に渡るIPアドレスが視聴可能な地域のものでありさえすれば、ブロックされることなく動画を見られるようになるというわけです。
YouTubeで地域制限動画をブロック回避する方法
YouTubeで見れない地域制限動画を、IPアドレスの偽装によってブロック回避できる理由は先の項で説明した通りです。それでは実際にIPアドレスを偽装する方法を説明します。
外部サービスを使ってプロキシを設定
IPアドレスを偽装するにはプロキシサーバを使います。「プロキシ」は「代理」を意味し、プロキシサーバはあなたの代わりに目指すWebサーバ、つまりYouTubeにアクセスして得た動画データを、あなたにブロック回避して転送してくれる代行業者、あるいは善意の第三者の役割を果たしてくれるのです。
プロキシサーバを利用する、というとなんだか難しく感じられますが、最初の海外通販代行が難しく思えるのと同様にやってみれば容易なことです。自分でプロキシサーバを立てるのは大変ですが、既に海外にプロキシサーバを用意してサービスを提供している外部サービスを利用すれば簡単なのです。
オススメの外部サービスサイトは?
プロキシの外部サービスは、転送速度が速かったり遅かったり、有料だったり無料だったり、無料だとしても制限があったり、IPアドレスを選択できる国の数が限られていたりと、数多くあります。
その中で今回のようにYouTubeの地域制限ブロック回避に使うのであれば、お勧めはYouTube専用なため利用が簡単で、なおかつ無料で利用できるProxFreeです。
上のリンクでProxFreeに飛んだら、グレーで「http://www.youtube.com/」と記されている欄にブロックされているYouTube動画のアドレスを貼り付けます。その後、必要であればIPアドレスを偽装したい国を「Server Location」を選択します。
以上の入力が終了したらエンターキーを押すか、動画アドレス記入欄横の「PORXFREE」と書かれたボタンをクリックします。
すると画面が切り替わり地域制限を回避してYouTubeの動画が再生されます。アメリカ、ヨーロッパに広く地域制限されていなければ、ProxFreeだけでブロックを解除できるでしょう。
なお中央に大きく表示される広告がProxFreeの収益源です。たまにはこれをクリックしないと「儲からない」ということでサービスが終了するかもしれません。
ブラウザの拡張機能を使う
あなたが利用しているブラウザがGoogle Chromeでしたら、拡張機能のTouch VPNの利用もお勧めします。
上のリンクをクリックしてChromeウェブストアに飛んだら、「Chromeに追加」のボタンをクリックします。
確認のポップアップウインドウが表示されますので「拡張機能を追加」のボタンをクリックします。
追加の通知のポップアップウインドウが表示されますので「×」ボタンで消去します。
Google Chromeの拡張機能表示欄の右端にTouch VPNのアイコンがグレー表示されていますので、これをクリックして動作用のポップアップウインドウを開きます。画面中央にある「Connect」ボタンをクリックすれば、自動的にプロキシを利用した状態になります。
必要があれば「Best Choice」の部分をクリックして地域制限が解除されている国を選びます。ProxFreeの6国に加えてロシアも選べますので、これで地域制限を回避できないことは、まずないでしょう。
この状態で地域制限されているYouTube動画にアクセスすると、ブロックを回避して動画を見られます。Touch VPNのアイコンがグリーンの間はすべてプロキシ経由でのアクセスとなりますので、特に必要がなくなればポップアップウインドウの「Stop」ボタンをクリックして動作を終了させます。
プロキシを利用するということはアクセスの際のデータ経路が増えるということなので、どうしてもアクセスに遅延が発生します。特に必要がなければプロキシを利用しないほうが一般的には快適なアクセスが得られます。
スマホでYouTubeの地域制限を解除したい場合は?
スマホでYouTubeの地域制限を解除して動画を見るには、やはりプロキシサーバを利用することになります。お勧めはiPhoneでもAndroidでも利用できるTunnelBear VPNです。無料で使えるのは月に500MBまでという制限はありますが、月に数回程度YouTubeのブロック動画を見るために利用するだけなら十分なデータ量でしょう。
また、全面的に無料だったり格安だったりするプロキシサービスでは、ユーザーデータを他者に販売される可能性がありますが、TunnelBear VPNは個人情報のデータを取らないことをポリシーに謳っており、これらのプロキシサービスに比べると比較的安心できます。
iPhoneの場合
iPhoneでTunnelBear VPNを利用する場合は、Apple App Storeから以下のリンクでアプリをインストールします。
アプリを立ち上げると、最初にアカウント作成を求められます。既にアカウントを持っているのでなければ、メールアドレスとパスワードを入力して「無料アカウントを作成」のボタンをタップします。
すると確認のメールを送ったとの画面に切り替わります。数分待ってもメールが届かなければ、画面下の「Eメールを再送」をタップします。何度か再送してもメールが届かないようならメールアドレスの登録間違いが考えられますので、「Eメールを変更」を選んでもう一度アカウントと取り直します。
TunnelBearから届いたメールを確認し「アカウントを確認」のボタンをタップします。
画面がブラウザに切り替わり、アカウントを正式に獲得できたことがわかります。
アプリに戻ると画面の説明が表示されますので、中央の「OK」ボタンをタップします。
するとVPN構成をiPhoneにインストールしていいかの確認のポップアップウインドウが表示されますので「Arrow」(承認)をタップします。
すると海外のプロキシサーバー経由でのアクセスが始まります。
デフォルトのアメリカからのアクセスでは地域制限を回避できない場合は、画面下部の「アメリカ合衆国」の文字をタップして、海外のほかの国を選択します。
前項に記したように無料で利用できるのは月500MBまでなので、画面最下部の「今月の残りデータ容量」を確認して、不要なときは小まめにTunnelBear VPNをオフにしておきましょう。
月に500MBの転送量では足りないというのであれば、左上の「≡」ボタンをタップしてメニューを開き、「無料データ容量を獲得」をタップしましょう。
コンピュータに同じアカウントでTunnelBear VPNをインストールしたり、友人を招待したり、Twitterでつぶやくことで、現時点では1GBずつ無料の転送量が増加します。
あとはYouTubeアプリを立ち上げるかブラウザでYouTubeにアクセスすれば、iPhone上で地域制限が解除された動画を見られます。
Androidの場合
AndroidでTunnelBear VPNを利用する場合は、Apple App Storeから以下のリンクでアプリをインストールします。
アプリを立ち上げると、最初にアカウント作成を求められます。既にアカウントを持っているのでなければ、メールアドレスとパスワードを入力して「無料アカウントを作成」のボタンをタップします。
すると確認のメールを送ったとの画面に切り替わります。数分待ってもメールが届かなければ、画面下の「Eメールを再送」をタップします。何度か再送してもメールが届かないようならメールアドレスの登録間違いが考えられますので、「Eメールを変更」を選んでもう一度アカウントと取り直します。
TunnelBearから届いたメールでアカウントを確認してからアプリに戻ると、画面の説明が表示されますので中央の「OK」ボタンをタップします。
するとVPN構成をAndroidにインストールしていいかの確認のポップアップウインドウが表示されますので「OK」をタップします。
すると海外のプロキシサーバー経由でのアクセスが始まりますので、「OK」ボタンをタップしてください。あとはYouTubeアプリを立ち上げるかブラウザでYouTubeにアクセスすれば、Android上で地域制限を回避して動画を見られます。
デフォルトのアメリカからのアクセスでは地域制限を回避できない場合は、画面下部の「アメリカ合衆国」の文字をタップして、海外のほかの国を選択します。
先に記したように無料で利用できるのは月500MBまでなので、画面最下部の「今月の残りデータ容量」を確認して、不要なときは小まめにTunnelBear VPNをオフにしておきましょう。
月に500MBの転送量では足りないというのであれば、左上の「≡」ボタンをタップしてメニューを開き、「無料データ容量を獲得」をタップしましょう。
コンピュータに同じアカウントでTunnelBear VPNをインストールしたり、友人を招待したり、Twitterでつぶやくことで、現時点では1GBずつ無料の転送量が増加します。
YouTube動画で地域制限が表示された時は参考に!
YouTube動画が地域制限によって見れない場合の対応方法は以上です。
プロキシを利用してIPアドレスを偽装することで地域制限を回避して動画を見られますし、プロキシを上手に利用することで、なんらかの危険を感じるサイトへのアクセスの際に、あなたのIPアドレスを隠蔽することも可能です。
ですがプロキシの利用はいいことばかりでもありません。
プロキシサーバ経由でデータをやりとりする以上、どうしても接続速度は遲くなってしまいます。またプロキシサービス側で、プロクシ経由のデータを収集される危険性もあります。そこまでいかずとも、あなたのIPアドレスなどの情報を第三者に販売されることも考えられます。
こうしたメリット、デメリットを考え合わせ、うまくプロキシと付き合って、楽しいYouTubeライフをお送りください。
また、学校のパソコンでYouTubeを見る方法は、【2024年最新】学校のパソコン・タブレットでYouTubeを見る方法を解説!をご確認ください。