2019年06月26日更新
YouTubeの歴史はいつから始まった?初期のYouTubeは広告もなかった?
皆さんはYouTubeの歴史はいつから始まったかご存じでしょうか?なんと初期のYouTubeには広告もなかったのです。普段何気なく使っているYouTubeもその歴史を知るとより面白く利用できます。そこで今回はYouTubeの歴史がいつから始まったか説明します。
目次
YouTubeが始まったのはいつから?
最大の動画配信サービスといえば、YouTubeとだと皆さん思うはずです。最近ではYouTuberと呼ばれる新しい職業も生まれ、子供のなりたい職業ランキング上位に入って話題にもなりました。
しかし皆さんは一体いつからYouTubeがこんなににも大きなサービスとなり、どうして有名になったかご存じないでしょう。そこで今回はYouTubeの歴史はいつから始まったのかをご説明します。
それからYouTubeと切っても離せない存在、広告についてもご説明します。YouTubeに広告が必要な理由は、広告を出している企業からの報酬です。YouTubeは知っての通り無料で動画を見ることができます。つまりYouTube側の収益はほぼゼロなわけです。それでは莫大な赤字になってしまうわけですから、企業から支援を頂いて経営しているわけです。
創業者は誰?
YouTubeの創業者は元PayPalで働いていたジョード・カリム、チャド・ハーリー、スティーブ・チェンです。彼らは2005年にカリフォルニア州のサンマテオの日本食レストランの2階に初めてYouTubeを創業しました。始めはセコイア・キャピタルというベンチャー企業から出資を受けてスタートしました。
そしてYouTubeは急激な成長を経て一年後の2006年には一日の総再生数が1億を超え始めます。成長のきっかけになったのは2005年の終わりにNBC、テレビ番組に取り上げられたり、2006年の上旬にAPIを公開したからです。
YouTubeの歴史!サービスや機能はいつから始まった?
ジョード・カリム、チャド・ハーリー、スティーブ・チェンらによって創業されたYouTubeですが、その歴史について次にご紹介していきます。YouTubeと一概に言ってもYouTubeにはYouTube KidsやYouTube Liveといった関連したサービスも追加されています。
今では全てのアカウントで利用できているサービスも当初は特定のアカウントのみしか利用できないケースもありました。それではYouTubeの歴史について振り返っていきましょう。
2005年設立
先ほども話した通り2005年にカリフォルニア州のサンマテオの日本食レストランの2階に初めてYouTubeを設立しました。まず始めはセコイア・キャピタルというベンチャー企業から出資を受けてスタートしました。
2006年Googleの傘下に
成長を増していく上でサーバー回線のコストが問題となりました。そのときGoogleからのオファーを受けて2006年に約16億5000万ドルで買収に応じました。この時Googleによって厳しい動画規制が行われることを人々は恐れていました。
2007年日本国内の利用者が1,000万人超え
またYouTubeはアメリカのタイム誌にInvention of the Year for 2006にも選ばれました。既に2006年の時点でYouTubeは世界で二番目に多いアクセスサイトになっていました。
波に乗っている中ついに2007年には日本国内の利用者が1,000万人超えました。2008年にはサンフランシスコでYouTube主催するイベント「YouTube Live」が開かれ、その年11月にはついに東京で「YouTube Live Tokyo」が開かれました。
20011年YouTube Liveの開始
そして20011年YouTube Live機能が始まりました。初期の頃はチャンネル登録者数が1000人以上のユーザーしか出来ませんでしたが、後に2013年の誰でも出来るように改善されました。2012年には月刊のユニークユーザー数が8億人を超えました。また2014年にはスーザン・ウォシッキーが最高経営責任者になりました。
2017年YouTube Kidsの開始・機能の追加
そして2017年YouTube Kidsのアプリ、サービスが開始されました。YouTube Kidsはペアレンタルコントロール機能や子供向けのインターフェース、視聴制限が利用可能です。またその2年目の2015年にはYouTube Gamingのサービスが始まりました。
2017年にはYouTube Liveがスマートフォンでも利用できるようになりました。そしてスーパーチャット機能が追加されました。スパチャ(スーパーチャット)は視聴者が直接お金をYouTube上のLive配信者に渡せるサービスです。以前まではYouTubeの配信者は動画の広告収入が基本的な収入源でした。
しかしスーパーチャットならどんなに視聴者が少なくても、その価値を認めてくれる人が一人でもいれば金銭的なサポートになる可能性があります。逆に視聴者からするとマイナーだけどお気に入りな配信者の運営をサポートすることが可能です。
ただしこのスパチャの機能は以下の条件を満たしたYouTubeのチャンネルにしか実装できないの注意してください。
①ライブストリーミングが有効になっている。
②現在の年が18歳以上である。
③チャンネルが収益化されている
収益化とはチャンネル登録者数が1000人よりもいて、過去一年間の動画の全再生回数が4000時間以上または、10万再生回数以上です。
YouTubeの広告はいつから?
YouTubeの歴史について少しご理解頂けたでしょうか?次は初期の頃のYouTubeの広告についてご説明します。最近話題のユーチューバーもこの広告代、つまりパートナープログラムを利用することで生活できています。有名ユーチューバーになればパートナープログラムだけでなく、企業との案件の報酬も受けることができ、想像以上の収入を得ています。
そんなユーチューバーと立派に名乗れるようになるには、やはりこのパートナープログラムを利用できるか、否かといったところが境界線だと思われます。そんなYouTubeの広告、パートナープログラムはいつから始まったものなのかご説明します。
初期には広告はなかった
初期の頃はにはもちろん広告はありませんでした。しかし2006年Googleの傘下に加わった時点でディスプレイ広告は開始されました。一般的に言う動画に広告が付いたのは2007年です。ただしこの時は特定の商用目的のアカウントだけでした。2008年にもプレロール広告の実装をしました。
一般ユーザーもパートナープログラムを利用できるようになったのは2012年からです。ただしYouTubeのパートナープログラムを利用するにはチャンネルの過去一年分の総再生時間が4000時間以上でチャンネル登録者数が1000人以上でないと利用できません。
YouTubeに広告が必要な理由
YouTubeに広告が必要な理由は、広告を出している企業からの報酬です。YouTubeは知っての通り無料で動画を見ることができます。つまりYouTube側の収益はほぼゼロなわけです。それでは莫大な赤字になってしまうわけですから、企業から支援を頂いて経営しているわけです。
ちなみにですがGoogleの調べによるとYouTubeの広告効果は80パーセントもテレビよりもあるそうです。若者が多く見ている点、それからターゲットを絞って配信できることが効率よく効果を発揮していると考えられています。
ただし、逆にターゲット層とのズレが生じると視聴者に嫌悪感を抱かれ、ブランドのイメージダウンにもなりかねませんので注意が必要です。
YouTubeの広告は今後も増える?
YouTubeの広告はお話した通り、ユーチューバーが生きていける術でもある、とても必要不可欠なものです。ユーチューバーになろうとしている子が増えていく限り、YouTubeの広告も増えていくことは容易に考えられます。最近ではテレビの一流芸能人やタレントさんもYouTubeに進出してきて話題にもなっています。
YouTubeの広告が増えやすい時期
これは余談ですが実は、YouTubeには広告の入札期間があります。 4半期ごとに更新されていくので、3月6月9月12月はYouTubeの広告が増えやすいです。実際には増えている感覚はほとんどありませんので、ただ知識として覚えといてください。
YouTubeの歴史を知ろう!
いかがだったでしょうか?今回はYouTubeの歴史はいつから始まった、また初期のYouTubeの広告の仕組みについてご紹介しました。
今では知らない人もいないYouTubeが初期の頃は小さいビルの二階からスタートしたと思うと、とても夢を感じさせてくれますね。Googleに買収されたことは賛否両論あったと思いますが、変わらず無料で楽しめる環境を提供させて貰えているので素晴らしいです。YouTubeの歴史を知った上で、またYouTubeを楽しみましょう。