2018年11月21日更新
YouTubeのアノテーションとは?機能廃止で終了画面とカードに!
YouTube内の動画にリンクを貼ることができるアノテーションですが、廃止されました。この記事ではYouTubeのアノテーションの代わりになった終了画面とカードの説明をしています。アノテーションの持っていた意味とはなんだったのでしょうか。
目次
- 1Youtubeのアノテーションの意味やできることは?
- ・アノテーションの意味とは?
- ・動画に吹き出しをつける
- ・他のコンテンツにリンクさせる
- ・アノテーションの表示/非表示について
- 2Youtubeのアノテーションが廃止!
- ・廃止された時期とその背景
- ・今後の対応はどうする?
- 3Youtubeのアノテーションに変わる終了画面の使い方
- ・YouTubeの終了画面とは
- ・YouTubeの終了画面の使い方・例
- ・終了画面の設定方法
- 4Youtubeのアノテーションに変わるカードの使い方
- ・YouTubeのカードとは
- ・YouTubeのカードの使い方・例
- ・カードの設定方法
- 5Youtubeの終了画面とカードを利用しよう!
- ・YouTubeのこの記事が気になった人へのおすすめ!
Youtubeのアノテーションの意味やできることは?
YouTubeを視聴していると出てくる長方形のやつ、あれなんて言うか知っていますか?あれはアノテーションもしくはカードと言います。アノテーションとカード、この2つの違いは現在でも使用されているかいないかです。まずはアノテーションについての説明をします。
youtubeを見てると出て来る余計な吹き出し。アノテーションってのをオフにすると消えるの初めて知った。アノテーションって何かな?ってずっと思ってたんだよな^^; pic.twitter.com/PnvPmEbYQ8
— カーズ・Disruptor (@carztwo) February 12, 2018
アノテーションの意味とは?
まずは言葉としてのアノテーションの意味を説明します。アノテーションは英語でannotationと書きます。和訳すると「注釈」という意味になります。これでアノテーションという言葉自体の意味は理解できました。これをYouTubeと組み合わせて考えてみます。YouTubeにおけるアノテーションとは、YouTube動画内の注釈という意味になります。あの長方形状のやつで動画の内容に対して注釈しているというわけです。
昔はチャンネル登録ボタンや他の動画へのジャンプボタンをこの画像の右上にあるアノテーションを使って作っていたのですが、 pic.twitter.com/sezeUjjoVF
— Hamano Y@ゆっくり実況者 (@Hamakun_U) March 17, 2017
注釈といってもただの注釈ではないです。アノテーションにはリンクがありクリックできます。クリックするとどこかのサイトに飛びます。飛んだ先のサイトには欲しい情報が書いてあります。これがアノテーションによって行われます。簡単にまとめるとアノテーションはリンクを貼って設置できる長方形のやつです。次はアノテーションの種類を見ていきましょう。
アノテーションの種類を書きます。アノテーションには下記の5種類があります。
- 吹き出し
- メモ
- スポットライト
- ラベル
- タイトル
タイトル以外にはリンクを貼ることができます。タイトル以外の4つにはリンクを貼ることができます。それぞれの違いは形状が少し異なるだけです。以後ここではアノテーションという言葉を、リンクを貼ることのできる4つのアイテムと定義します。アノテーションにとってはリンクが最大の武器になるといっても過言ではありません。
動画に吹き出しをつける
YouTubeのアノテーションの種類の1つに吹き出しというものがありました。動画に吹き出しを付けましょう。どのタイミングで付けるかは重要です。全く関係ないタイミングで吹き出しが出てくると意味がないどころか、視聴者に嫌悪感を与えてしまいます。視聴者が「もっと詳しく知りたい!」と思う場面で吹き出しを付けてください。YouTubeのアノテーションの2つ目の武器は動画と吹き出しリンクによる相乗効果です。
他のコンテンツにリンクさせる
YouTubeのアノテーションの最大の武器がリンクでした。2つ目の武器は相乗効果です。この2つを組み合わせることでクリック数を大きく増やすことができます。クリック数を増やすということはリンク先のサイトのアクセス数が増えるということです。これがアノテーションの存在する意味です。動画と動画内のアノテーションを用いて宣伝を行うのです。YouTubeの動画による宣伝効果は抜群です。
YouTubeの動画による宣伝効果が抜群であるとします。しかし宣伝したいコンテンツに視聴者が行ってくれないと宣伝の意味はありません。ここでアノテーションを動画内に設置します。アノテーションの最大の武器であるリンクを貼り、動画との相乗効果を生み出してください。その結果として宣伝したコンテンツへのアクセス数が大きく上がるのです。
YouTubeの動画にアノテーションの機能を用いることでリンクを貼ることができます。「YouTubeの他の動画」や「指定したサイト」、「再生リスト」、「チャンネル」のリンクを貼ることができます。アノテーションを利用することで、視聴者は得たい情報により簡単にアクセスできます。また投稿者も自分の意図するリンクに視聴者を誘導することができます。アノテーションを動画に設置するとより大きな効果を得ることが可能です。
アノテーションの表示/非表示について
YouTubeの動画におけるアノテーションは視聴者が自ら非表示にできます。アノテーションのサイズは結構でかいため動画が見えにくくなります。非表示にする方法は簡単です。動画再生画面右下の設定から非表示に設定してください。元に戻したいときは同じように右下から設定すれば、アノテーションを再度表示することが可能です。邪魔な時だけ非表示にし、そうでない時は表示しておけばより良い情報にアクセスできます。
Youtubeのアノテーションが廃止!
最近YouTube見ててもアノテーションをあんまり見ないですよね。アノテーションは廃止されています。どうしてあんなに便利だったアノテーションが廃止されてしまったのでしょうか。これからアノテーションが廃止された理由について説明します。廃止された時期とその背景、今後の対策を順を追って見ていきましょう。
廃止された時期とその背景
YouTube上の動画のアノテーションは2017年5月2日に廃止されることがYouTubeより発表されました。なぜならアノテーションはあまりクリックされていませんでした。その大きな理由はアノテーションはデスクトップにしか表示されないことにあります。YouTube動画の7割ほどがモバイルから再生されています。アノテーションを設置しても3割ほどしか意味がないので、設置する理由がなくなってきました。
YouTubeのアノテーションが廃止された背景として「終了画面」と「カード」という2つの機能があります。この2つの機能はモバイルからでも表示されます。アノテーションを使わないで動画の最中ではカードを動画の最後では終了画面を設定するようになりました。その結果アノテーションは使われなくなっていきました。またアノテーションと違いカードは非表示にする必要がないくらいの大きさで表示されます。
今後の対応はどうする?
YouTube上の吹き出しやリンク付けをアノテーションという1つの機能のみで行っていました。しかし今後はそれらを、「終了画面」と「カード」という2つの機能によって行われることになります。その理由はモバイルに対応しているからです。またカードに関してはアノテーションの吹き出しと違い、動画を邪魔しないように表示されます。そのため非表示にするという煩わしさがなくなりました。
Youtubeのアノテーションに変わる終了画面の使い方
それでは、YouTubeのアノテーションに代わる終了画面の概要と使い方・例を見ていきます。また終了画面の設定方法も紹介します。
YouTubeの終了画面とは
YouTubeの終了画面とは動画の最後の5秒から20秒に設定できる画面のことで、モバイルでもパソコンでも表示可能です。終了画面に設定できるコンテンツは、他の動画や再生リスト、チャンネルやチャンネル登録のボタンなどです。YouTubeの終了画面を使うことで、視聴者に次の行動の提案をすることができます。
YouTubeの終了画面の使い方・例
YouTubeの終了画面の使い方と使用例を紹介します。終了画面を使えば他のYouTubeの動画や再生リスト、チャンネル、ウェブサイト、商品、キャンペーンを視聴者に次に見るコンテンツとして提案することができます。
他にも、チャンネル登録を呼びかけることもできます。視聴者の次の行動を投稿者が提案できるため、投稿者の動画総再生時間を増やすことができます。これによりコンテンツの拡充を進めることなどが可能になります。
- 終了画面で宣伝に使用できる要素のタイプには、動画または再生リスト、チャンネル登録の呼びかけ、別のチャンネルとの相互プロモーション、承認済みウェブサイトへのリンクがあり、4 つまで使用できます。
- 動画の最後に終了画面の要素を表示するためのスペースを設けるようにしましょう。
- カード ティーザーや画像・ロゴの透かしは、終了画面が表示されている間は非表示になるため、終了画面と同時に使わないようにしてください。
ガイドラインを守って終了画面を作成することでより大きな効果が得られます。
終了画面の設定方法
自分の投稿した動画に終了画面を付ける方法を説明します。
まずは下記のリンクからYouTubeのダッシュボードに飛びます。
下記の手順で設定します。
- ダッシュボード画面の左のクリエイターツールカラムから動画の管理をクリックします。
- 編集したい動画のサムネイムのすぐ右にある編集をクリックします
3.上のバーから終了画面とアノテーションを選択します。
4.動画画面右に表示されている要素を追加から任意の要素を作成します。
以上が終了画面の作成方法になります。
Youtubeのアノテーションに変わるカードの使い方
YouTubeのアノテーション機能はそれでは、YouTubeのアノテーションに代わるカードの概要と使い方・例を見ていきます。またカードの設定方法も紹介します。
YouTubeのカードとは
YouTubeのカードとは、形や大きさが決められた動画上に出せる通知のことで、モバイルでもパソコンでも表示可能です。YouTubeのカードを使うことで、ブランドやチャンネルの他の動画を通知することができます。
カードが設定されると、動画の右上に小さな長方形のボックスが表示され、メッセージのプレビューを確認できるようになります。タップまたはクリックすると、動画に関連付けられたカードが右横に表示されます。
YouTubeのカードの使い方・例
YouTubeのカードの使い方と使用例を紹介します。カードを使えば、動画の最中で視聴者の次の行動を促すことが可能です。動画内で視聴者にアクションを求めるタイミングでカードを使えば、カードはクリックされ大きな効果を得ることが可能です。カードをクリックするかどうかは視聴者が決めることができ、クリックしなければそのまま消えるので便利です。
- カードや行動を促すフレーズを使用すれば、他の動画、再生リスト、関連ウェブサイトにリンクしたり、商品の購入やクラウドファンディング キャンペーンへの協力を視聴者に呼びかけたりすることができます。
- また、以前の動画にカードを表示して最近アップロードした動画を紹介する方法や、商品や資金集めのキャンペーンを宣伝する方法もあります。
ガイドラインを守ってカードを作成することでより大きな効果が得られます。
カードの設定方法
自分の投稿した動画にカードを付ける方法を説明します。
まずは下記のリンクからYouTubeのダッシュボードに飛びます。
下記の手順で設定します。
- ダッシュボード画面の左のクリエイターツールカラムから動画の管理をクリックします。
- 編集したい動画のサムネイムのすぐ右にある編集をクリックします
3.上のバーからカードを選択します。
4.動画画面右に表示されているカードを追加から好きなタイミングにカードを作成します。以上がカードの作成方法になります。
Youtubeの終了画面とカードを利用しよう!
YouTubeのアノテーションはデスクトップにしか対応していません。また大きすぎて邪魔なため非表示にするという煩わしさがありました。モバイルが主流となっている現在では、あまり利用する意味がなくなりました。その結果YouTubeのアノテーション機能は廃止されました。
しかしアノテーションの持っていた視聴者の次の行動を提案する、という機能は残しておきたいです。カードと終了画面の2つの機能であればモバイルにも対応しています。そのため多くの投稿者はアノテーション機能から、終了画面とカードの機能を使うようになりました。もしあなたが投稿者でまだ終了画面とカード機能を使っていない場合は、使うことをおすすめします。
終了画面とカードはガイドラインに従って使用してください。ガイドラインに書いてあることが、終了画面とカードの正しい使い方です。視聴者の次の行動を促す機能を使いこなせれば投稿者の動画総再生時間は増え、チャンネルの登録者数は増えるでしょう。