AndroidにXposedを導入する方法!インストールの手順や使い方・デメリットも解説!

AndroidにXposedを導入する方法を解説していきます。Androidのroot化方法からフレームワークをインストールする際の手順などをはじめ、Xposedを導入するまでの流れと使い方およびデメリットなども説明しますので参考にしてください。

AndroidにXposedを導入する方法!インストールの手順や使い方・デメリットも解説!のイメージ

目次

  1. 1Xposedとは?
  2. Androidのカスタマイズが可能
  3. 使用には端末のroot化が必至
  4. 2XposedをAndroidに導入する方法
  5. バックアップを取っておく
  6. Androidをroot化する
  7. Xposed Installerのダウンロード
  8. フレームワークのインストール
  9. モジュールの検索
  10. モジュールを有効化する
  11. 3Xposedの使い方
  12. モジュールの追加
  13. モジュールの削除
  14. 4Xposedを整理するための対処法
  15. モジュールの無効化
  16. モジュールのアンインストール
  17. Xposed Installerのアンインストール
  18. 5Xposedのデメリット
  19. 保証の対象外となる
  20. 強制的に初期化される
  21. アップデートが不可能になる
  22. 一部のアプリが使用できなくなる
  23. 6XposedをAndroidにインストールしてみよう

Xposedとは?

「Xposed」とはAndroid端末の標準フレームワークを改造した「カスタムフレームワーク」を導入することで通常では利用できないような機能を使えるようにする、いわゆるAndroid専用のシステム改造ツールです。なお、フレームワークとはデバイスの「仕組み」のことです。

Androidのカスタマイズが可能

Xposedをお使いのAndroid端末にインストールすれば、Androidを標準の範囲内を超えた形でカスタマイズすることが可能になります。難しい知識や設定を必要としない点では、アプリのような感覚で導入ができるとも言えます。

使用には端末のroot化が必至

Android端末にXposedをインストールして使用するには端末をroot(ルート)化する必要があります。root化とは、Android端末でrootアクセスという特権を取得する方法のことで、root化すれば管理者権限を利用することができるようになるので、通常、Androidユーザーができない操作や設定が可能になります。

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XposedをAndroidに導入する方法

では、ここからは実際にXposedをAndroidに導入する方法を解説します。人によっては聞きなれない言葉が多く出てくるかもしれませんが、なるべく詳しく手順に沿って説明していきます。

バックアップを取っておく

Xposedを導入するために、はじめに行っていただくべきことはAndroid端末内のデータのバックアップを取ることです。データが消えてしまうと困るかと存じますのでroot化やフレームワーク・Xposedのインストールの前には必ずバックアップをとっておきましょう。

Android端末の場合、コンテンツやデータ、設定はGoogle アカウントにバックアップできるようになっています。なお、バックアップするデータの容量にもよりますが、バックアップする際には通信量を多く使用することになるのでWi-Fi環境下で行うようにしてください。

Androidをroot化する

バックアップ完了後はAndroidをroot化していくために、Root化専用アプリをインストールします。ここでは「iRoot」というアプリを使っていきますので、下記のリンクにアクセスしてアプリをインストールしてください。

iRoot APK- Safely Root Your Android Device without Computer
iRoot

iRootをインストールしたらアプリを開きます。アプリを開くとメニューが表示されるので画面を左にスワイプしてメニューを閉じ、画面下部の「CONFIRM」をタップします。「CONFIRM」は「確認する」という意味でこれをタップすることでroot化ができるということになります。

Xposed Installerのダウンロード

Xposed Installer

Androidのroot化が完了したら「Xposed Installer」をダウンロードしていきます。ブラウザで「Xposed Instollar」と検索すると簡単にXposed Instollarのダウンロードページにたどり着くことができますので「最新バージョン」をタップしてXposed Instollarのアプリをダウンロードしましょう。

なお、Xposed InstallerをAndroidへインストールする際には「お使いのデバイスに悪影響を与える可能性があります」という警告が表示されますので、リスクについて理解した上であくまでも自己責任で利用することを前提として「OK」をタップしなければなりません。

フレームワークのインストール

続いて、フレームワークのインストールです。フレームワークをインストールするには、まず、先ほどダウンロードしたXposed Instollarのアプリを開きます。Xposed Instollarのホーム画面から「インストール/更新」をタップし、次の画面で「Install」をタップすることでフレームワークのインストールが開始されます。

フレームワークのインストールを待っていると、自動的にAndroid端末が再起動します。再起動の完了とともにフレームワークのインストールも完了となります。

モジュールの検索

Xposedでは、利用したい機能ごとに「モジュール」というものを有効化する必要があります。「モジュール」とはシステムを構成する要素というような意味で、システムを構成するひとまとまりの機能となっています。

モジュールを見つける方法は大きく分けて2つありますので、順番に説明していきます。

Xposed Installerで検索

Xposed Installerモジュール検索

まず、Xposed Installerのアプリ内で検索する方法です。Xposed Installer内のメニューから「ダウンロード」をタップするとモジュールが表示されますので、右上の虫眼鏡マークから絞り込み検索をして導入したいモジュールを探しましょう。

Xposed Installerから初めてモジュールをダウンロードする際には、提供元不明アプリのダウンロードを許可する必要がありますので、表示されるメッセージを確認し、「この提供元のアプリを許可」をオンにしてXposedでモジュールをダウンロードできるようにしてください。

モジュール配布サイトで検索

Xposedモジュールレポジトリ

また、モジュールの配布サイトからモジュールを検索して導入することも可能です。モジュール配布サイトには「Xposed Module Repository」や「XDA」というサイトなどがあります。無料でダウンロードできるモジュールが多いのですが、サイト内の表記がすべて英語なので、英語が苦手な人にとっては欲しいモジュールを探すのは難しく利用しにくいのがデメリットです。

Xposed Module Repository
Xposed Framework Modules

モジュールを有効化する

モジュールのインストール

どちらかの方法で欲しい機能のモジュールをダウンロード・インストールしたら、有効化をしなければなりません。

モジュールの有効化

新たにモジュールをインストールすると、Xposed Installerから「Xposedモジュールがまだ有効化されていません」という通知が表示されます。そのまま、Xposed Installerのアプリを開き、メニューから「モジュール」をタップし、新たにインストールしたモジュールにチェックを入れます。

モジュール有効化

チェックを入れたモジュールは、端末の再起動後に反映され、モジュールが有効化されることになります。

Xposedの使い方

続いては、Xposedの使い方を詳しく解説していきます。基本的な使い方としては、モジュールを検索して使いたい機能をダウンロードおよび有効化する流れになりますので、「モジュールの追加」と「モジュールの削除」に分けて使い方を説明します。

モジュールの追加

モジュールの追加の手順は以下の通りです。

 

  1. Xposed Installerのアプリを開く
  2. メニューから「ダウンロード」をタップする
  3. 画面の上にある虫眼鏡マークの検索ボタンをタップする
  4. モジュールの検索ワードを入力する
  5. 検索結果から追加したいモジュールをタップする
  6. モジュールについての詳細が表示されるので左にスワイプする
  7. 最新バージョンを確認して「ダウンロード」をタップする
  8. ダウンロードが終わったら「インストール」をタップする
  9. 「完了」をタップし、インストール済みになっていることを確認する

また、モジュールが更新されて新しいバージョンになっている場合も、同様の手順で更新することができますので、ここまでの使い方は必ず覚えておくといいでしょう。モジュールの追加方法を手順としてまとめると、一見難しいのではないかと思う人もいるかもしれませんが、実際の使い方は非常に簡単なのでまずは1度手順に沿ってやってみてください。

なお、先述の通り、モジュールはインストール後に有効化しなければ機能しませんので、モジュールを追加した後には必ず有効化も忘れずにセットで行うようにしましょう。

モジュールの削除

追加したモジュールを削除したいという場合の使い方についても解説しておきます。モジュールを削除する場合の手順は以下の通りです。
 

  1. Xposed Installerのアプリを開く
  2. メニューから「モジュール」をタップする
  3. 一覧から削除したいモジュールを長押しする
  4. メニューが表示されたら「アンインストール」をタップする
  5. 削除の確認メッセージが表示されたら「OK」をタップする
  6. 一覧に該当のモジュールが表示されなくなったことを確認する

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Xposedを整理するための対処法

使用するAndroid端末の機種やバージョンなどの環境によって、特定の端末では動作しないモジュールも存在します。

導入したモジュールが正常に動作しないというような場合には、該当するモジュールの無効化とアンインストールを行う必要があります。動作不良以外にも、Xposedを整理したいという場面はあるかと存じますので、ここからはXposedを整理するための対処法を解説していきます。

モジュールの無効化

導入したモジュールを無効化する手順は以下の通りです。
 

  1. Xposed Installerのアプリを開く
  2. メニューから「モジュール」を開いて、無効化したいモジュールのチェックを外す
  3. Android端末を再起動する

 

再起動後には、モジュールを無効化したことで不具合が解消されたか確認しましょう。

モジュールのアンインストール

モジュールを無効化したにもかかわらず不具合が解消されない場合や、そもそもそのモジュールの機能を使っておらず不要になったという場合には、モジュールをアンインストールしましょう。モジュールのアンインストール方法については先ほど解説した通りですので「モジュールの削除」から手順をご確認ください。

Xposed Installerのアンインストール

Xposed Installerをアンインストールしたいという場合の手順は、基本的にはXposed Installer導入時の手順の逆を辿ることになります。大枠の流れは以下の通りです。

 

  1. モジュールをアンインストールする
  2. フレームワークをアンインストールする
  3. 「Xposed Installer」アプリをアンインストールする

フレームワークのアンインストール

手順の1つ目である、モジュールのアンインストール方法は解説したので割愛しますが、フレームワークのアンインストール方法についてはここで解説しておきます。

 

  1. Xposed Installerのアプリを開く
  2. メニューから「アンインストール/Uninstaller」をタップする
  3. 「アンインストール」をタップする
  4. 「スーパーユーザーリクエスト」が表示された場合は「許可」をタップする
  5. アンインストールが始まるので、最後に「再起動」をタップする

フレームワークの削除

再起動後には再びXposed Installerのアプリを開いてフレームワークがアンインストールされていることを確認しましょう。「Xposedフレームワークはインストールされていません。」という表示があれば問題無くアンインストールできています。

Xposedのデメリット

最後に、Xposedのデメリットを解説しておきます。Xposedは通常の使い方をしているAndroid端末では利用できない機能を導入・使用することができるようになるので非常に便利ではありますが、デメリットがあるということを頭に入れた上で利用するということが重要です。

保証の対象外となる

Xposedを利用する上で必須となるroot化ですが、root化をした端末については、不具合が起きてもメーカー保証の対象外となってしまうというデメリットがあります。Xposedを導入している端末で不具合が生じ際には、モジュールを無効化にして確認したり、自分でその他の対策方法を検索したりする必要があります。

特にスマホの操作などに不安があるという方には大きなデメリットと言えるでしょう。

強制的に初期化される

Android端末でフレームワークをインストールする際には強制的に端末が初期化されてしまうというデメリットもありますので、実行前には必ずバックアップをとり、後からデータなどを復元しなければなりません。

アップデートが不可能になる

通常の使用方法において、Android端末にアップデート通知が届いた場合には「設定」から簡単にアップデートができますが、Xposedを導入したAndroidの場合は同じ手順ではアップデートができなくなってしまいます。

一度Xposedをアンインストールしてからバージョンをアップデートする必要があり、アップデート完了後に再度Xposedの導入やフレームワーク変更を行わなければならないので通常よりも手間がかかってしまうのがデメリットです。

一部のアプリが使用できなくなる

また、root化をしてXposedを導入した端末では一部のアプリが使用できないということもデメリットとして挙げられます。特に現在使っているアプリについてはXposedをインストールした端末でも使用できるのかレビューなどを参考に確認しておくといいでしょう。

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XposedをAndroidにインストールしてみよう

ここまで、AndroidにXposedを導入する方法や使い方、デメリットなどを解説してきました。Xposedは比較的使い方が簡単で、多くの機能を有効化することができる非常に便利なものです。デメリットは頭に入れておく必要がありますが、この機会にXposedをAndroidにインストールして様々な機能を活用してみてはいかがでしょうか。

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