【Android】電話帳を移行する方法!機種変更で連絡先をバックアップ・同期するには?

Androidのスマートフォンを機種変更する際には電話帳のバックアップ、移行が必須になります。新しい端末でも依然と同じような状態で使用できるよう適切な電話帳の移行、同期方法を解説していきます。Android端末の電話帳の種類と便利な同期アプリまで紹介します。

【Android】電話帳を移行する方法!機種変更で連絡先をバックアップ・同期するには?のイメージ

目次

  1. 1Androidの電話帳の移行が必要なケースとは?
  2. 機種変更によって電話帳を移行
  3. 電話帳には2種類ある
  4. 2AndroidのGoogle連絡先の電話帳を移行するには?
  5. Wi-Fiがある場合はGoogleアカウントを使う
  6. AndroidのGoogle連絡先の電話帳の移行方法
  7. 3Androidのスマホ本体の電話帳を移行するには?
  8. Wi-Fiがない場合はmicroSDカードにバックアップ
  9. microSDカードでAndroidの電話帳を移行する方法
  10. 4Androidの電話帳をアプリで移行するには?
  11. Wi-Fi環境でアプリを使って移行する
  12. 簡単に電話帳を移行できる「JSバックアップ」
  13. 数秒でPCにバックアップできる「AirMore」
  14. 5Androidの電話帳を簡単に移行してみよう!

Androidの電話帳の移行が必要なケースとは?

Androidのスマートフォン端末を使用している方を始め、スマホユーザーは機種変更をするタイミングがいずれ訪れます。その際は間違いなくデータの引き継ぎが必要になります。引き継ぎのデータの中には、電話帳の内容も含まれ、移行することで不自由なく使うことができます。今回はこの電話帳の移行について焦点を当てて解説をしていきます。

スマホを使う画像

機種変更によって電話帳を移行

Androidの電話帳を移行する必要が出てくるのは間違いなく機種変更の瞬間です。普段からバックアップを保管している方は、そのバックアップを移行させることで通常通りの電話帳を復元できます。しかし、Android端末の破損やトラブルが生じた際は電話帳を移行することができない場合もあります。では説明を続けていきます。

電話帳には2種類ある

Android端末をお使いの方は連絡先を電話帳に保存するタイミングで気づくことがありますが、電話帳には2種類が存在しています。初めて連絡先を登録する際には、どちらのタイプで連絡先を保存するのかと確認画面が表示されることが殆どです。一体どちらの連絡先が使っていく上で便利なのか分からずになんとなく登録しがちです。

開かれた本

Googleアカウントに紐づく連絡先

まず1つ目の電話帳は、Googleアカウントに紐づいた連絡先として保存するものです。こちらはAndroidで使用しているGoogleアカウントに保存されますので、今使用しているAndroid端末以外でも、Googleアカウントでログインをしている端末であれば連絡先を管理することができる仕組みになっています。バックアップには便利な電話帳です。

Googleアイコン

スマホ本体に保存された連絡先

もう1つの電話帳は、Androidスマホ本体に保存された連絡先を保管するものです。この場合は、Androidスマホ端末の内部ストレージに保存される仕組みになっていますので、ご自身でバックアップを取り、移行することが必要となります。Googleアカウントなどと区別をしたい場合は、こちらの電話帳も併せて使うことがあります。

Android 手持ちの画像

AndroidのGoogle連絡先の電話帳を移行するには?

それでは早速Android端末の連絡先を移行する方法を紹介します。前述の通り、2種類の電話帳がありますのでそれぞれの方法を解説していきます。まずは、Googleのアカウントに紐づいた連絡先の電話帳を移行する場合の移行方法について解説をしていきます。こちらではインターネット環境があることを確認した上で手順を進めてください。

Droidの画像

Wi-Fiがある場合はGoogleアカウントを使う

Wi-Fiなどインターネット環境がない場合ですと連絡先の移行が行えません。Googleに紐づいた連絡先を使っている場合は、4G回線を含めたインターネット回線に接続されていることをチェックした上で移行を行ってください。インターネットに接続さえできていれば、比較的簡単な移行が可能ですので安心して移行を行ってください。

Wi-Fi

AndroidのGoogle連絡先の電話帳の移行方法

AndroidのGoogle連絡先の電話帳を移行する場合には、登録されている連絡先がしっかりとGoogleアカウントに保存されていることが前提となります。普段からAndroid端末の内部ストレージに保存している場合はGoogleアカウントに紐づいていませんので、こちらの移行をすぐに行うことができません。端末にある場合は次の大見出しをご覧ください。

(1)移行元スマホで「連絡先を同期」をオン

機種変更で連絡先を移動するにはバックアップは必要ありませんが、機種変更前の機種で設定を行っておくことが前提となります。移行元のAndroidスマホで、「連絡先を同期」をオンに設定する必要があります。「連絡先を同期」の項目は、Android設定を開き、「アカウント」をタップすることで表示させることができます。この時注意したいことがあります。

ユーザーとアカウント

注意すべき点は、複数のアカウントを使っている場合は同期したいアカウントを選択することです。移行先のAndroid端末で別のアカウントを作成し、ログインしても以前の連絡先を移行させることができなくなります。新しいGoogleアカウントを作成する前に必ず、以前のアカウントでAndroid端末にログインしておきましょう。

(2)移行先スマホで同期したいGoogleアカウントを追加

移行元のスマホでアカウント設定から「連絡先を同期」をオンにしましたら、次は移行先のAndroid端末で設定を行います。機種変更をした新しいAndroid端末に、移行元のスマホと同じGoogleアカウントを追加してください。「ユーザーとアカウント」にある「アカウントを追加」をタップすることでGoogleアカウントを追加できます。

アカウント追加

この「ユーザーとアカウント」画面では、Googleアカウントだけではなく、キャリアのアカウントやその他のSNSアカウントも表示されています。「アカウントを追加」は下の部分にありますので多くのアカウントを登録している場合は、スクロールさせてください。「アカウントを追加」をタップ後、「Google」を選択し、ログインします。

ログイン後、そのアカウントをタップして「アカウントの同期」をタップしてください。するとGmailを始め、様々な項目のスイッチが表示されます。この中から「連絡先」の項目を見つけ、スイッチをオンに切り替えることで同期が始まります。基本的にはタップ後放置するだけで自動的に同期がされていきます。

連絡先を同期

Androidのスマホ本体の電話帳を移行するには?

次にGoogleアカウントに紐づけておらず、Androidスマホの内部に連絡先を保存している場合の電話帳移行方法を解説します。こちらの方法は、ローカルストレージにて管理しているため、インターネットに接続する必要はありません。移行元のAndroid端末からSIMカードを抜いてしまっていた場合でも4GやWi-Fiに繋ぐ必要はありません。

SIMカードを抜く画像

Wi-Fiがない場合はmicroSDカードにバックアップ

Wi-Fiに接続する必要はありませんのでそのまま連絡先のエクスポートを行いましょう。この方法では、まず連絡先をmicroSDにエクスポートしてバックアップを取ることから始めます。Wi-Fiに接続できている場合は、microSDが無くてもGoogle DriveやDropboxなどのクラウドストレージに保存することでバックアップを取ることも可能です。

Dropboxアイコン

microSDカードでAndroidの電話帳を移行する方法

ここからは、インターネット回線に接続できない場合の電話帳移行方法を解説していきます。この方法を行う上で必要なものは、microSDカードとなります。連絡先自体のデータ容量はそれほど大きくはありませんので大容量でなくても結構です。ただ、急なトラブルでバックアップが取れない場合のリスク回避としてGoogleに連絡先登録をお勧めします。

大量のSDカード

(1)移行元Androidスマホの操作手順

まずは移行元のAndroid端末でバックアップを取りましょう。Androidのプリインストールとして搭載されている電話帳アプリを起動させてください。キャリア別にインストールされている電話帳アプリもありますが、基本的には標準搭載の電話帳を使用するようにしてください。電話帳を起動させたら「設定」をタップしてください。

設定アイコン

設定メニューが表示されますので「エクスポート」をタップし、SDカードや外部ストレージの項目を選択してバックアップが始まります。「連絡先」のアプリは同じAndroidでも端末のメーカー等によって異なりますが、設定メニューから「エクスポート」の項目を探してタップしてください。移行先でのインポートは後程説明します。

連絡先エクスポート

(2)パソコンの操作手順

移行先の端末がiPhoneなどSDカードが入らない場合はパソコンを使ってデータの移行を行います。移行元のスマホからmicroSDを取り出し、変換アダプターなどでパソコンに接続します。変換アダプターがない場合は直接USBのケーブルで接続しても結構です。パソコンのエクスプローラーから該当の連絡先データを選択してパソコン内にコピーします。

USBケーブル

(3)移行先スマホの操作手順

パソコン内にコピーしましたら、移行先のスマホをパソコンと接続します。同じくエクスプローラーで連絡先データを機種変更した新端末に貼り付けることで移行が完了します。もし、microSDが装着できる端末である場合は、直接差し込みましょう。新端末の「電話帳」アプリを開き、設定から「インポート」の項目をタップすることでデータが復元されます。

Androidの電話帳をアプリで移行するには?

Androidの電話帳内の連絡先をmicroSDにインポートして、機種変更した端末にインポートする作業が少し手間に感じてしまう場合もあります。ここからは、ローカルに連絡先を保存してしまっている方に向けて、アプリを使ってより便利に移行させる方法を紹介していきます。複数の方法を解説しますので、やりやすい方法を参考にしてください。

Play Store画面

Wi-Fi環境でアプリを使って移行する

Wi-Fi環境が整っている方は、積極的に電波を使っていきましょう。先ほどの少し触れましたが、インターネット上に保存ができるアプリが多く存在します。限られた容量であればGoogle Driveを無料で使えますので、アプリを使って保存し、機種変更後の端末からこちらにアクセスすることで簡単にデータ移行が可能です。

Google Drive

簡単に電話帳を移行できる「JSバックアップ」

AndroidからiPhoneに機種変更をする場合などによく使われるアプリとして「JSバックアップ」というものがあります。もちろん無料で使用することができますのでどなたでもインストール可能です。ここからは「JSバックアップ」を使用した移行方法を解説します。まずは移行前のAndroidにGoogle Playストアからこのアプリをダウンロードしてください。

JSバックアップ

(1)移行元スマホからデータを取り出す

Androidにインストールできましたら「JSバックアップ」を起動します。起動した画面から「かんたんデータ移行」をタップします。「移行先スマホからデータを取り出す」を選択して「無料プラン」をタップすることでデータの取り出しが始まります。この時、画面からパスワードを設定してください。最後にQRコードを保存してください。

(2)移行先スマホでデータを取り込む

次に移行先の端末からデータを取り込みます。iPhoneなど新しく使う端末を起動させ、「JSバックアップ」を起動します。メニューから「移行先スマホへデータを取り込む」を選択して、先ほどのQRコードを読み取ってください。このように「JSバックアップ」というアプリを使うことで、効率的に移行させることができます。

QR読み取り

数秒でPCにバックアップできる「AirMore」

データをパソコンにバックアップしたい場合は、「AirMore」という便利アプリが存在します。このアプリを使用することで、パソコンに短時間で連絡先などのデータをバックアップさせることができます。先ほどの「JSバックアップ」とはやり方が変わりますが、パソコンの端末がある方はこの方法も試してみてください。それでは手順を解説します。

AirMore

(1)パソコンブラウザからアクセス

まずは「AirMore」を移行元のAndroid端末にインストールしてください。インストール完了後にパソコンを起動させてください。インターネットのブラウザアプリを使って「airmore.net」にアクセスします。この画面にあるQRコードをスマホで読み取ります。連絡先の項目を選択し、「エクスポート」をクリックでバックアップが始まります。

AirMore

(2)Androidスマホから連絡先をPCに保存

「エクスポート」をクリックすると自動的にパソコンにデータが保存されていきます。バックアップのファイル形式が変わりますので、新端末にインポートさせる際は、このアプリが必須になります。また、この記事は連絡先のバックアップ方法を紹介するものですので「連絡先」のみの手順になりますが他のデータももちろんエクスポートすることができます。

ブラウザアイコン

(3)移行先スマホにPCからインポート

移行を完了させるためには最後にiPhoneなど、移行先のスマホにパソコンからデータをインポートします。データのインポートはこの「AirMore」が新端末にも必要です。新端末にインストールできましたら、今度は「インポート」の項目を選択することで、パソコンで先ほどバックアップさせたデータを取り込むことが可能です。

iPhoneとMacbook

先ほどは、パソコンに直接端末を接続する方法を紹介しましたが、SIMカードを抜いてもWi-Fiは使用できますので、移行元の端末でネット接続させることができれば、こちらの方法が圧倒的に素早くできます。パソコンにバックアップができるメリットもありますので、このやり方も是非試してみてください。

Androidの電話帳を簡単に移行してみよう!

Backupの文字と黒板の画像

Androidの電話帳には、Googleアカウントに保存するタイプと、端末に直接保存するタイプの2種類が存在しています。機種変更のタイミングでバックアップをする手間がかかることをイメージすれば、圧倒的に前者のタイプで連絡先を保存することをお勧めします。端末保存をしている場合は、アプリを使ってより簡単に移行していきましょう。

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この記事のライター
Nij
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