2020年08月25日更新
Android SDKのインストール方法!Windowsにダウンロード・設定する方法を解説!
Android SDKはAndroidアプリを開発するためのプラットフォームです。Android SDKをWindows10で利用するためには、どのように設定したら良いのでしょうか。この記事では、Android SDKの設定方法を解説します。
目次
Android SDKとは?
スマホのアプリ開発に興味がある人にとって、欠かせないツールにAndroid SDKがあります。この記事では、Android SDKとはどのようなもので、Windows10で使い始めるためにはAndroid SDKをどのようにセットアップすればいいのか、詳しく解説します。
Androidアプリを開発するためのソフト
まずはAndroid SDKについて解説します。SDKとは「Software Development Kit」の略で、日本語にすると「ソフトウェア開発キット」です。
Android SDKとは、つまりAndroidのソフトウェア開発キットということです。Android SDKはAndroidのアプリを開発するためのツールです。
Googleから無償提供されている
Android SDKはGoogleから無償で提供されています。Androidのアプリ開発に興味のある方は、誰でも自由にAndroid SDKを利用できます。
Android SDKは利用する環境ごとに、Windows用、Mac用、Linux用、Chrome OS用と用意されています。それぞれの環境ごとに、PCの必要スペックが定められています。
Windowsの場合には、OSは7、8、10のいずれか、メモリは最低4GBで8GB以上推奨、ディスクの空き領域は最低でも2GB以上で4GB以上推奨、ディスプレー解像度は1280×800となっています。
お使いのWindows10にAndroid SDKをインストールしようと考えている場合は、事前にPCのスペックが上記の条件を満たしているか確認しておきましょう。
Android SDKをWindows10で利用するための開発環境の準備
お使いのWindows10のスペックがAndroid SDKを利用するための条件を満たしているようであれば、Android SDKを利用できるように開発環境を準備しましょう。
事前にJavaをインストールしておく
Android SDKを利用するためにはJavaが必要です。JDK(Java開発キット)が必要だという記事もありますが、JDKは現在は「Android Studio」に同梱されているので、特に事前にインストールしておく必要はありません。Javaだけは念の為にインストールしておきましょう。
上記のリンクから「無料Javaのダウンロード」をクリックします。ダウンロードされたファイルをダブルクリックすると、Javaをインストールしても良いか確認する画面が表示されます。
インストールを許可するとJavaのセットアップ画面が開くので「インストール」をクリックすると、Javaがインストールされます。
Android SDKのダウンロードから設定まで
Windows10の環境を整えたら、Android SDKを利用できるようにダウンロードしてインストールして、PCに設定していきましょう。
Android SDKのダウンロード
まずはAndroid SDKをダウンロードします。Android SDKはAndroid Studioをインストールすると利用できるようになります。
上記のリンクから「DOWNLOAD ANDROID STUDIO」をクリックします。するとインストール用のファイルをダウンロードできます。
Android SDKのインストール
ダウンロードされたファイルをダブルクリックして開きます。
ANDROID STUDIOのセットアップ画面が開いたら「Next」をクリックします。するとインストールが始まります。色々な設定画面が開きますが、最初のうちはデフォルトの設定のままでそのまま進んで大丈夫です。特にこだわりの設定がなければ、あらかじめ用意されている設定でどんどんと進んでいきましょう。
設定するべき項目の確認が終わったら「Install(インストール)」のボタンが出現します。こちらでインストールボタンをクリックすると、インストールが始まります。
インストールが完了すると「Next」のボタンが出ます。こちらで画面を閉じてしまうと、ANDROID STUDIOのインストールは完了しません。
「Next」を押して次の画面で「Finish」をクリックするとインストールが完了します。
以前にANDROID STUDIOを使っていた場合には、以前の設定を引き継ぐかどうかを聞かれます。初めてインストールする場合には、特に設定する必要がないのでデフォルトの設定のままで「OK」をクリックしましょう。
すると新たにセットアップ画面が開きます。「Next」をクリックします。
特に設定を変更する必要がなければ「Standard」のままで大丈夫です。
UIを選択します。背景を明るくするか暗くするか、どちらかお好きな方を選びましょう。
特に問題がなければ「Finish」をクリックします。
すると、ANDROID STUDIOのインストールとセットアップの設定が完了します。ダウンロードコンポーネントが始まり、セットアップウィザードが起動します。
セットアップウィザードが完了したら「Finish」をクリックします。
上記の画面が出たらANDROID STUDIOを使えるようになります。
SKD Managerを起動してAndroid SDK Platform-toolsなどをインストール
とりあえず、これでWindows10でのAndroidアプリの開発環境を整えることはできました。しかし、ANDROID STUDIOでインストールしたのは、最新のSDKなど必要最低限のツールのみです。
ANDROID STUDIOに入っているSDKだけでは足りないので、他のSDKもインストールしておきましょう。
ANDROID STUDIOのトップ画面の右下の「Configure(設定)」があるので、クリックします。
「SDK Manager」をクリックします。
するとインストールできるSDKが表示されます。必要なものにチェックを入れて「OK」をクリックします。こちらでSDKをインストールしなかったAndroidのOSは、開発したアプリが利用できません。
最低限、デモで使う実機のバージョンは入れておくようにしましょう。なお、こちらのSDKはあとから追加や削除も可能です。必要に応じて変更しましょう。
Android SKDが起動しない場合には?
ANDROID STUDIOをWindows10に正しい手順でインストールしたはずなのに、なぜか起動しない、動かない、という人がたくさんいるようです。
以前はAndroid SDKを起動するために、パスを通すなどの手間が必要だったようです。しかし、現在のAndroid SDKは改善されて、その手間は必要ないようです。
Android SDKが起動しない場合には、いったんANDROID STUDIOを終了してから、再度最新版をダウンロードしてみましょう。
最新版をダウンロードして再インストールすることで、起動できるようになる場合があります。
最新版をダウンロードしても起動しない場合には、次の3つのフォルダを一旦全て削除してから、ANDROID STUDIOをインストールしてみましょう。
W(C:)\Program Files\Android
W(C:)\Users\ユーザー名のフォルダ\.android
W(C:)\Users\ユーザー名のフォルダ\.Androidstudio34
これで再インストールがうまくいくはずです。
Android SDKをダウンロードしてみよう!
この記事では、Windows10でAndroidアプリの開発ができるAndroid SDKについて詳しく解説してきました。Googleは開発環境のアップデートを次々と進めているので、以前のAndroid SDKの環境と、現在のANDROID STUDIOの環境に大きな変化が出ています。
その都度Androidのアプリ開発の環境は大きく変化するので、こまめにアップデート状況をチェックして、常に最新版を利用するようにしてください。