2019年04月06日更新
Windows10のPCが黒い画面のまま起動しない/立ち上がらない対処法を解説!
Windows10のPCが黒い画面のまま起動しない場合は、Windows10の起動が遅いことが原因かもしれません。しかし、時間を置いても黒い画面のまま起動しないのは、PC部品の故障だったり、Windows10のシステムに不具合が起きているのかもしれません。
目次
Windows10のPCが黒い画面のまま起動しない!
Windows10のPCをいつも通りに起動させたのに黒い画面になり、PCが立ち上がらないことがあります。PCは日常不可欠な存在になってきていますので、突然使えなくなると仕事や連絡手段など困ることが多々出てきます。では、なぜWindows10のPCが黒い画面のまま立ち上がらなくなったのか原因を確認してみましょう。
PCが立ち上がらない原因
Windows10のPCの電源ボタンを押しても黒い画面のまま立ち上がらない原因は、PCの起動が遅いだけか、PCの部品が故障している場合、Windows10のシステムの不具合が考えられます。ご自身がどの原因に当たるかは、PCを起動させたときの最初の画面表示を確認してください。まずは、再起動を行いましょう。
正常時であれば、メーカーのロゴマークが出現し、Windows10のロゴマークが表示され起動します。メーカーのロゴマークすら表示されない場合は、PCの部品の故障が考えられます。PCのメインボードのプログラムが正常に働いていないときはロゴマークが表示されません。メインボードの交換か、修理に出しましょう。
メーカーのロゴマークは表示されたが、Windowsのロゴマークが表示されない場合や、メーカーのロゴマークもWindowsのロゴマークも表示された後にPCが黒い画面になった場合は、PCのメインボードは正常に作動しているのでWindows10のシステムに不具合が起きていると考えられます。
更新直後は起動が遅い場合がある
Windows10をアップデートした際などは立ち上がりが遅い場合があります。5分程度時間を置いてみましょう。PCの画面は黒いままですが、ゴミ箱とカーソルだけが表示されている状態であれば「Ctrl+Alt+Del」を同時に押してタスクマネージャーを起動させましょう。プロセスを開き、「explorer.eve」を強制終了させ、再起動を行いましょう。
Windows10のPCが黒い画面のまま起動しない対処法〜操作ができる〜
Windows10のPCが黒い画面のまま起動しない状態であっても、カーソルが表示されていたり、PCのアップグレード直後などの時は操作が可能な場合があります。その時は以下を試して見ましょう。また、アップグレード直後はPCの立ち上がりが遅いだけという場合もありますので、時間を置いて様子を見てみてください。
再起動をする
再起動はPCの電源ボタンの長押しかリセットボタンを押すことで強制再起動を行うことが出来ます。
再起動する時の注意点
Windows10を再起動を行う際は、HDD/SSDランプが消えていることを確認しましょう。激しく点灯しているときに再起動を行ってしまうとPC上のデータが破損する場合があります。また、最近のノートパソコンではHDD/SSDランプ自体が搭載されていないものも多いようです。
タスクマネージャー
PC起動時にメーカーのロゴマークもWindowsのロゴマークも表示されたのに黒い画面が続く場合や、作業中に突然黒い画面になった場合は直前まで使用していたプログラムが原因の可能性があります。「Ctrl+Alt+Esc」を同時に押し、タスクマネージャーを起動させましょう。
そして、原因であろうプログラムを選択し、「タスクの終了」をクリックしましょう。
タスクマネージャーを起動することが可能であれば、ここで解決することが多いです。
グラフィックドライバーのリセット
グラフィックドライバーのリセットを行い、強制再起動をさせましょう。「Win (Windowsマーク)+ Ctrl + Shift + B」を同時に押してみましょう。画面が一瞬暗くなり、音が鳴ります。Windows10で画面表示が崩れたときにOSをサインアウトすることなく、グラフィックドライバーの再起動を行うことが出来ます。
別のユーザーでサインインする
Windows10を強制終了し、ログイン画面まで戻ることが出来ましたら、別のユーザーでサインインを行ってみましょう。
Windows10のPCが黒い画面のまま起動しない対処法〜操作できない〜
Windows10のPCが黒い画面のまま起動しない上に、カーソルもキーボードも操作できない場合の対処法を確認していきましょう。また、Windows10の起動が遅いだけという場合もありますので時間を置いて様子を見てみてください。それでもPCが立ち上がらない場合は以下を試してみましょう。
自動修復の起動
PCの電源ボタンを長押しをして3回ほど強制終了を行うと、「自動回復」の起動が自動的に始まります。Windows10のPCが黒い画面になる事柄の場合は起動しない場合もありますので、その時は以下のセーフモードでPCを起動させ、「オプションの選択」をクリックし、「トラブルシューティング」、「詳細オプション」、「スタートアップ修復」、「管理者パスワード」を入力し復旧を行いましょう。
また、Windows10ではリカバリーディスクといって、PC購入時に付属されていたディスクがないと自動回復の起動が行えない場合があるので準備を行っておきましょう。
セーフモードで起動
Windows10でセーフモードを起動させてみましょう。PCの電源を入れ、メーカーのロゴマークが表示されましたらPCの電源を長押しして強制終了を行いましょう。こちらを行うと3回目の起動時に自動回復の起動が行われます。
自動回復画面が開きましたら、「オプションの選択」をクリックし、「トラブルシューティング」、「詳細オプション」、「スタートアップ修復」を選択し、「再起動」ボタンをクリックしましょう。
再起動が行われ、スタートアップ画面に戻りましたら数字の「4(セーフモードを有効にする)」キーまたは「5(セーフモードとネットワークを有効にする)」キーを押しましょう。これでセーフモードの起動が完了です。
セーフモードで起動が出来ましたら、ウィルスの感染をウィルスソフトでスキャンしてみたり、直前まで使用していたプログラムをタスクマネージャーを起動し終了させたり、アプリなど疑わしいものをアンインストールしたりと対策を行いましょう。
Windows10のPCが黒い画面で起動しなかった時のために対策をしよう
Windows10のPCが黒い画面で立ち上がらない理由を確認してきましたが、黒い画面になってから修復を行うのは大変なので、問題が起こる前に黒い画面から立ち上がらなくなった時のための対策を行っておきましょう。
回復ドライブを作成する
回復ドライブとはUSBに自動修復機能を乗せたものです。自動回復機能のUSB版です。いざというときにこの自動修復が出来る回復ドライブを持っていると安心です。時間のある時に作成しておきましょう。
回復ドライブの作成に必要なもの
空のUSBとPCを用意しましょう。PCは使用するPCと別のものでも構いませんが、できる限り同じ機種のものを用意しましょう。どうしても同じ機種で作成が出来ない場合は、別の機種で作成した後に問題なく作動するかテストを行ってください。
回復ドライブの作成手順
Windows10のコントロールパネルを起動させましょう。コントロールパネルが起動しましたら、右上の検索項目に「回復」と入力を行いましょう。回復の項目から「回復ドライブの作成」をクリックしましょう。
ここで空のUSBをPCに挿入しましょう。PC画面に「システムファイルを回復ドライブにバックアップします。」という項目が出ますので、チェックマークを外して「次へ」をクリックしましょう。
「USBフラッシュドライブの選択」画面が表示されますので、「次へ」をクリックしましょう。「回復ドライブ作成」画面が出ましたら、「作成」をクリックしましょう。「回復の準備が出来ました」の画面に切り替わりましたら「完了」をクリックしましょう。これで回復ドライブの作成が完了しました。
回復ドライブを使ってPCを修復する
Windows10のPCが黒い画面の状態の時に、作成した回復ドライブを使って自動修復を行っていきます。PCのUSBポートに作成したUSBを挿入し、PCの電源を入れましょう。PC画面に「キーボードレイアウト選択」という項目が表示されます。その項目の中から「Microsoft IME」を選択しましょう。
「オプションの選択」をクリックし、「トラブルシューティング」、「詳細オプション」、「スタートアップ修復」を選択し、「再起動」ボタンをクリックしましょう。再起動が行われ、スタートアップ画面に戻りましたら数字の「4(セーフモードを有効にする)」キーまたは「5(セーフモードとネットワークを有効にする)」キーを押しましょう。
「オプションの選択」以降は、スタートアップ画面同様に操作を行いましょう。
Windows10のPCが黒い画面のまま起動しない場合は対処法を試そう!
Windows10のPCが黒い画面のまま起動しない場合の対処法を確認していきましたが、Windows10システムの不具合や、PCの部品の故障、ウィルスの感染、黒い画面になる直前まで扱っていたプログラムやアプリなどを疑ってみましょう。また、Windows10の起動が遅いだけという可能性もありますので、起動が遅いのでと焦らずに時間を置いてみるのも一つの手です。