Uberを日本で使うメリットと使い方!アメリカや海外との料金の違いなども解説!
Uberを日本で使うメリットと使い方について解説します。Uberの使い方に関しては、日本と海外で違いがあります。使い方の違いをよく把握して、Uberサービスを活用しましょう。日本でUberを利用する際は、実際はハイヤーを利用することになります。
目次
日本でUberを使うメリット・デメリット
スマホ・タブレットを利用した交通スマートサービスとして、全世界で一世を風靡しているUberですが、海外と日本国内では、交通サービスの営業規制の関係で、利用条件・使い方に違いがあります。
今回は、日本国内でUberを利用する場合の使い方・メリット・デメリットについて解説します。
こんな時に便利
Uberは企業体としては配車システムを持っておらず、プロ・一般人のドライバーが自分の車両を利用して、自分の都合の良い時間に利益を稼げるようにシステム運営している企業・サービスです。
サービス利用者はスマホ・タブレットを通して配車を手配できます。Uberは日本国内利用で言えば、道路の近隣まで出向いて空車のタクシーを探している時間がないときに利用すると便利なサービスといえます。
サービス利用者とUberに登録しているドライバーの条件(地域・時間など)が合えばサービス契約が成立し、ドライバーは指定された区間を交通サービス利用者を載せて運搬することで、後日自動的に利益が振り込まれるというシステムです。
Uberのシステムでは、交通サービス利用者とドライバーがお互いに評価を付け合うシステムになっており、サービスを利用する際に、信頼できる相手かどうか判断する目安になっています。
本来のUberのサービスは、交通サービス利用者とドライバーが、お互いの条件を確認して合意できればサービスを利用できるという、フレキシブルなサービスですが、日本国内の場合は交通営業資格を持たない人間がドライバーとして交通営業できない規制があるため、一般人がドライバーとしてUberに登録できません(2019年6月時点)。
そのため、日本国内でUberを利用する場合は、タクシー会社に所属するプロのドライバーが配車します。プロのドライバーの運転なので、サービス利用に関しては安心ですが、料金は一般のタクシー利用に比べると割増しの傾向があります。
タクシーとの違い
Uberを利用しても、タクシー会社に所属するプロのドライバーが配車するのであれば、通常のタクシーを利用するのと同じではないかという見方がありますが、実際にUberを利用して交通サービスを利用すると、タクシーを利用する場合を違う点がいくつかあります。
まず、配車を頼む方法としてスマホ・タブレットのアプリを使います。この点で、わざわざ道路上まで行って空車のタクシーを探したり、電話でタクシー会社に予約を取ったりする手間が省けます。
また、アプリを使って配車を頼んだ後も、スマホ上で迎えに来る車のタイミングを確認できます。
そして、車が迎えに来たときはドライバーは既に自分の行き先を把握しているので、行き先の道順を説明する必要がありません。
つまりアプリで配車を頼んだ後は、迎えに来た車に乗り込むだけです。料金の支払いもクレジットカードで自動請求されるので、目的地に着いたらドライバーに一言あいさつして、降車するだけで全てのオペレーションが済みます。Uberは交通サービス利用者の手間を極力省いた次世代スマート交通サービスといえるかもしれません。
日本で使えるUberの種類と場所
次に、日本で使えるUberの種類と場所などについて解説します。
Uberの種類
まず、現在、Uberで利用できる配車サービスの種類について説明します。現時点(2019年6月)でアメリカや海外で利用できるUberの配車サービスは6種類となっています。この内、日本国内で利用できるサービスは限られますが、その点については後述します。
アメリカや海外で利用できる6種類の配車サービスを順番に説明します。まず1つ目が「UberBLACK」です。これは日本でいうところのハイヤーの配車サービスです。プロのドライバーが高級車(BMW・ベンツなど)で迎えにきます。料金は車種にもよりますが、6種類の配車サービスの中では最も高額なサービスになります。
2つ目が「UberX」です。この「UberX」がUberの配車サービスを特徴づけている、一般人ドライバーによる配車サービスです。海外ではタクシーを利用するよりも格安で利用でき、使い勝手もいいのでUberの配車サービスの中でも人気のサービスです。
3つ目が「UberSELECT」という配車サービスで、サービスグレードで言えば「UberX」の高級バージョンになります。高級車を所持している一般ドライバーの配車サービスで、料金は「UberX」より高額ですが「UberBLACK」よりは割安で利用できます。
4つ目が「UberPOOL」という配車サービスです。これは「UberX」をシェアして利用するサービスで、アプリで「UberPOOL」を選択すると、同じ方向の目的地を指定している利用者を見つけてシェリングしてくれます。2~3組で組んでくれ、乗車人数が多いほど料金は安くなります。
ただし、「UberPOOL」の場合はそれぞれの目的地を総合的に考えて経路を選択するため、通常の最短経路に比べると遠回りになる経路が選択される場合がある点は留意する必要があります。また、「UberPOOL」は利用者が多い経路はUberがシェリングしてくれますが、利用者が少ない経路では利用できない場合があります。
5つ目が「TAXI」です。これはいわゆる一般タクシーをUberで呼べる配車サービスです。料金の目安やサービスの質は通常のタクシーと同じですが、配車の予約から料金の支払いまでの一連の流れはUber方式なので、Uber的にタクシーを利用したい人におすすめです。
6つ目が「UberACCESS」です。これは「UberX」の車椅子対応の配車サービスです。料金は「UberX」に準じた金額です。
また、上記のサービス以外に「UberEATS」というサービスがあり、これはUberが配達するランチデリバリーサービスになります。
日本で使えるUberの種類
日本でUberを利用する際に選択できる配車サービスは基本的に「ハイヤー」(アメリカや海外でいうところのUberBLACK)と「TAXI」で、これ以外に複数人用「ハイヤー」の「ブラック VAN」と「TAXI」の高級版の「プレミアムTAXI」があります。
しかし、実質的に日本国内でUberを利用する際は、ほぼ「ハイヤー」を利用することになるようです(他の配車サービスはなかなか条件が合わずセッティングされない)。
Uberが使える都市
Uberが使える都市に関しては、2018年12月時点で世界71か国の600以上の都市で利用可能となっており、海外の主な主要都市ではほとんど利用できますが、日本国内でいえば、現時点(2019年6月時点)の公式サイトで、「仙台・福島・東京・横浜・名古屋・大阪・京都・京丹後・神戸・淡路島・広島・福岡」となっています。
ただし、Uberを利用する場所や時間帯で、利用できる場合と利用できない場合があり、日本国内ではまだサービスの普及が完全ではないといえます。
日本でUberを使う方法
次に、日本でUberを使う方法・手順について解説します。
スマホにアプリをインストール
まず、スマホにUberのアプリをインストールします。iPhoneであればAppストア、AndroidであればGoogle Playでアプリをダウンロードできます。
Uberのアプリをインストールしたらアカウント登録を行いますが、アカウント登録の際に友人・知人から招待コードをもらっている場合は、アカウント登録に招待コードを入力すると、無料クーポン取得できます(1,500~2,000円程度)。
アカウント登録は、通常のID取得と同じように必要な個人の情報を入力し、合わせて支払い用のクレジットカード情報を登録して完了です。
支払いはカード決済のみ
アプリで配車を手配した後は、迎えにきた車に乗り込むだけです。ドライバーは既に利用者の目的地を認識しているので、乗車の際は簡単なあいさつをするだけで、すぐに目的地に向かって出発します。目的地に着いたら、支払いはクレジットカード決済のみなので、一言あいさつして降車するだけです。決済の状況はアプリで確認できます。
クーポンを利用してお試し
友人・知人から招待コードをもらっている場合は、その招待コードで取得した無料クーポンで、まず、Uberを体験してみるのもいいでしょう。Uberのサービスを体験した後に、自分のニーズに合った今後の利用条件を考えてみましょう。
日本のUberと海外のUberの比較
次に、日本のUberと海外のUberの利用条件・使い方の違いについて解説します。結論からいうと、日本でUberを利用する際は、実際はハイヤーを利用することになるので料金は割高になります。
アメリカや海外との料金の違い
アメリカや海外でUberを利用する際は、配車サービスの選択肢が多く、条件が合えば「UberX」や「UberPOOL」のような割安配車サービスを利用できますが、日本ではほぼ「ハイヤー」1択のため、料金的には通常タクシーを利用するよりも割高になります。
日本でUberを利用するメリットは料金面ではなく、配車の予約から料金の支払いまでの一連の流れに極力手間がかからないという使い勝手の良さといえそうです。
日本でUberを使ってみよう!
日本でUberを使ってみましょう。アメリカや海外でUberを利用する条件と日本国内でUberを利用する条件に違いはありますが、配車の予約から料金の支払いまでの一連の流れに極力手間がかからないというUber方式の配車サービスは、次世代交通サービスの雛形を感じさせます。
日本では未だUberサービスの普及率は発展途上で、交通営業規制の影響で選べる配車サービスが基本的に「ハイヤー」と「TAXI」のみという現状ですが、全てのオペレーションをアプリだけで済ませられ、実質の移動・行動は迎えにきた車に乗り込み、目的地についたら降りるだけという無駄のないサービスは体験してみる価値はあるのではないでしょうか。
また、日本で一通りUberサービスの使い方を体験した後に、アメリカや海外でUberを最大限に活用するというやり方もあります。