類似画像検索できるおすすめサイト5選！使い方や二次元画像の検索方法も紹介！

Webサイトをブラウジングしていると、「この風景の場所を知りたい」「このキャラクターの詳細を知りたい」といったような画像はあるのにキーワードがわからないという場面や「探していた画像」に似た画像は見つけたけれどもう少し違う画像を探したいという場面は珍しくありません。本記事では、画像をもとにして類似の二次元画像を検索する方法を紹介します。

「言葉」を使って検索する通常の検索エンジンに対して、「画像」を使ってWebサイト上から様々な情報を検索できるのが画像検索エンジンです。

画像検索の最大のメリットは、「言葉」を使わずに検索できることです。検索に使いたい「画像」さえあれば、これをもとにして「類似した画像」や「関連するWebサイト」を検索できます。

「言葉」の検索エンジンの場合、検索ワードを適切に選ぶ必要があります。適切に選択できないと、探していたい二次元画像からかけ離れた検索結果が表示されることも珍しくありません。検索結果を絞り込もうと詳細な検索ワードを追加することで逆効果になることもあります。

また、二次元画像から類似の画像やこれの情報を探したい場合、わかっていそうな人に聞くという方法もあります。例えば、掲示板に二次元画像をアップロードして質問するなどです。この方法では目的の情報にたどり着ける可能性が高いですが、リアルタイムに情報を得にくいというデメリットがあります。

詳細ワードによる検索や掲示板で聞くなどといった方法のデメリットを解消できる方法として画像検索があります。

それでは、画像検索についておすすめの5サイトを具体的に紹介していきます。紹介するおすすめサイトの概要は次表のとおりです。
 

「Google画像検索」は、Googleが提供する検索エンジンを使った画像検索サービスです。画像URLからの検索、所有画像をアップロードしての検索、検索ワードからの画像検索が可能です。二次元画像を含む幅広いジャンルの画像を検索できます。

検索結果として、「類似画像」と「一致した画像を含むページ」が表示されます。検索された類似画像は「サイズ」「色」「ライセンス」「種類」「時間」のフィルタリングオプションで絞り込むことができます。

「二次元画像詳細検索」は、二次元画像（アニメやゲームのイラスト）に特化した画像検索サイトです。画像URL、所有画像のアップロードから画像検索が可能で、5MBまでの JPEG PNG 形式の画像に対応しています。検索される画像は二次元画像で、写真は対象とされていません。

検索結果として「色合画像」が表示されます。「色合画像」とは、縦横比がほぼ同じで全体がよく似ている画像です。また、切り替えることで「特徴」画像を検索することもできます。「特徴」画像とは、部分的な特徴が一致する画像です。例えば、トリミングされた画像などを検索する場合におすすめです。

「二次元画像詳細検索」の機能として、「最近の検索」「ランキング」を表示することもできます。「最近の検索」は他のユーザーが直近で検索した結果、「ランキング」は24時間以内の検索結果ランキングです。ただし、この機能ではアダルト系の二次元画像も表示されますので利用にはご注意ください。

また、二次元画像詳細検索の詳しい内容は、二次元画像詳細検索の使い方！URLを貼るだけでイラストの詳細が分かる！の記事をご確認ください。

「SauceNAO Image Serach」はXamayonによって設計および実装された2008年10月から公開されている歴史ある画像検索サイトです。名前の由来は、「Need to know the source of this Now!」のスラングに由来しています。アップロード画像からシンプルな操作で類似画像を検索できます。海外の画像検索サイトですが、Pixivなどからも画像を検索するため、日本独特なキャラクターなどの二次元画像検索も検索されます。

検索結果として類似画像が表示されます。類似画像がPixivやdeviantART など特定サイトにある画像の場合、画像の名称、掲載者のユーザーID、ユーザー名の情報も表示されます。また、「SauceNAO」は、検索された類似画像が複数ある場合は、それぞれの画像の類似度も表示されます。

「TinEye Reverse Image Search」はカナダ発の画像検索サイトです。画像URL、所有画像のアップロードからの画像検索できます。「TinEye」も海外のサイトですので、日本独特なキャラクターなどの二次元画像の検索は得意ではありません。

検索結果として、画像サムネイルとこれが掲載されているURL、ファイル名などの情報が表示されます。検索結果を類似度、画像サイズ、日付オプションで並び替えできるほか、ドメインやコレクション（フォルダ）でのフィルタリングもできます。

「Yandex」は、ロシアの検索サイトのひとつです。このYandexも画像検索サービスを提供しています。Googleと同様に、画像URLからの検索、所有画像をアップロードしての検索、検索ワードからの画像検索が可能です。「TinEye」と同様に日本独特なキャラクターなどの二次元画像の検索はあまり得意ではありません。

検索結果として、「Similar image（類似画像）」と「Sites where the image is displayed（一致した画像を含むページ）」が表示されます。Yandexは、標準ではセーフサーチ機能がかかっていないため、Googleよりもたくさんの画像が検索されます。

本項では、前項で紹介したおすすめの画像検索サイトを使って二次元画像の検索方法をそれぞれ解説します。

「Google画像検索」で画像から類似の二次元画像を検索する方法は５通りあります。そのうち１つはGoogle Chromeの機能を使った方法で、この方法については「Chromeブラウザ画像検索機能」で解説します。ここでは、画像URL、有画像のアップロードから検索する方法についてです。まずは、「Google画像検索」サイトから「カメラ」アイコンをクリックします。

画像URLから検索する場合、「画像のURLを貼り付け」タブをクリックして、表示されたテキストボックスに画像のURLを記入して、「画像で検索」をクリックすると検索が開始されます。画像のアップロードから検索する場合、「画像のアップロード」タブをクリックして、「ファイルを選択」から検索に使う画像を開きます。「ファイルをアップロードしています」と表示され、その後、自動的に検索が開始されます。

「検索に使用した画像」「類似画像」「一致した画像を含むページ」が表示されますので、この結果から目的の二次元画像やこの情報を探してください。

その他の画像検索の方法については次の記事を紹介します。興味がある方は参考にしてみてください。

補足として、「Google画像検索」の特徴である多彩なフィルタリング機能について解説します。まずは、フィルタリングオプションを表示します。検索結果の上部にある「ツール」をクリックします。

「画像」タブから「画像で検索」「類似の画像」を順にクリックします。

類似画像の一覧が表示されます。このページで再び「ツール」をクリックするとフィルタリングオプションが表示されます。

フィルタオプションには、「サイズ」「色」「ライセンス」「種類」「時間」の大項目があり、それぞれに下表の小項目があります。
 

この中で「ライセンス」によるフィルタリングはおすすめで、例えば、商用で使う画像を探したいとき、「変後の再使用が許可された画像」「再使用が許可された画像」が便利です。最終的には、ライセンスの確認が必要ですが、この条件で画像ファイルを絞り込んむことでライセンスを加味して目的の画像を探せます。

「二次元画像詳細検索」では、二つの方法で類似画像を検索できます。検索したい画像がWeb上にあってURLがわかる場合は、テキストボックスに画像URLを入力して、「検索」をクリックします。検索したい画像がPCなどに保存されている場合は、「ファイルを選択」をクリックして検索に使いたい画像を選択してから、「検索」をクリックします。

いずれの検索方法の場合でも、「検索」をクリックすると色合検索結果が表示されます。最上段は検索に使用した画像、MD5ハッシュ（ファイルの指紋のようなもの）、画像サイズ、画像の種類、データサイズが表示されます。二段目以降は類似画像が表示されます。

「色合検索」から「特徴検索」に切り替えたい場合は、検索に使用した画像の欄に記載されている「特徴検索」をクリックしてください。「特徴検索」による類似画像一覧が表示されます。また、検索に使いたい画像と同じ欄にある「色合検索」「特徴検索」をクリックすると、その画像をもとに類似画像を検索できますので、連鎖的に類似画像を探すことができます。

「SauceNAO」を使った画像検索はシンプルです。「ファイルを選択」をクリックして検索に使いたい画像を選択し、「get sauce」をクリックすると画像が検索されます。

検索が終わると、検索に使用した画像が左側の「YOUR IMAGE」に、類似画像が右側の「SauceNAO」欄に表示されます。類似画像は、画像のサムネイルのほか画像のタイトル、掲載されたサイトのユーザーID、ユーザー名、類似度（数字が大きいほど検索に使用した画像と似ている）が表示されます。

「SauceNAO」も「二次元画像詳細検索」と同様に類似画像をもとに類似画像を検索できます。この場合は、類似画像のサムネイルをクリックして再検索します。

「TinEye」も二つの方法で類似画像を検索できます。テキストボックスに画像のURLを入力、または、「ファイルを選択」から検索に使いたい画像を選択して、「検索」をクリックします。

「TinEye」も「二次元画像詳細検索」と同じように最上段に検索に使用した画像が表示されます。その下にソートオプションのリストボックスとフィルタオプションのテキストボックス、検索された類似画像が続きます。

「TinEye」は検索された類似画像のソートオプションが多く、類似度順（「Best match」「Most changed」）、画像サイズ順（「Biggest image」）、日付（「Newest」「Oldest」）で並び替えることができます。並び替えしたい場合は、ソートオプションのリストボックスから選択します。

Yandexで画像から類似画像を検索する場合、まずトップページから「Images」をクリックします。

次に「カメラ」アイコンをクリックします。

ページが遷移しますので、検索に使用する画像を指定します。所有の画像をアップロードして検索したい場合は、右側の「Select a file」をクリックしてファイルを選択します。Webサイト上の画像から検索したい場合は、右側のテキストボックスに画像URLを入力します。最後に「Search」をクリックすると検索が開始されます。

検索結果として、最上段から順番に「検索に使用した画像」「Similar image（類似画像）」「Sites where the image is displayed（一致した画像を含むページ）」が表示されます。

画像検索の方法はまだまだあります。おすすめ類似画像検索サイト5選で目的の二次元画像を検索できなかった方は次から紹介する方法・画像検索サイトも活用されてはいかがでしょうか。
 

本記事では、Google Chromeを使った類似画像の検索方法の解説と3つの画像検索サイトを紹介します。

Google Chromeでは、標準機能として、画像のコンテクストメニューから類似画像を検索することができます。Webページ上の画像を右クリックしてコンテクストメニューを開いて、メニューの中から「Googleで画像を検索」を左クリックすると検索が開始されます。上記の「Google画像検索」で紹介した検索結果が表示されます。

「Yahoo!画像検索」は、Yahooが提供する検索エンジンを使った画像検索サービスです。検索ワードからの画像検索にのみ対応しています。検索結果としては、画像サムネイルの一覧が表示されます。

「Bing画像検索」は、Microsoftが提供する検索エンジンを使った画像検索サービスです。画像URL、所有画像のアップロード、検索ワードからの検索に加えて、その場でWebカメラなどを使って写真撮影して検索にかけることができます。

「検索に使った画像」が左側に、「Pages with this」と「Similar images」がタブに分かれて右側に検索結果として、表示されます。

「IMAGE RAIDER」は、Google、Bing、Yandexの3つの検索エンジンを使用して、類似画像を検索できるサイトです。画像URLからの検索、所有の画像をアップロードしての検索が可能で、最大20枚の画像を同時検索できる特徴があります。

ただし、本記事の執筆時である2019年4月現在、「IMAGERAIDER」は、筆者のアクセス環境下で「403 Forbidden」となっていました。

画像検索を使うと、検索ワードがわからない場合でも簡単に目的の画像を検索することができます。Web上に掲載されている「画像URL」や「所有する画像のアップロード」から類似の画像や画像に関連するページを検索できますので、これまで検索ワード検索で画像検索に苦労された方は画像検索を活用して目的の二次元画像を探すことをおすすめします。