Twitterのお題箱の使い方!リクエストの作り方や匿名投稿の特定方法は?
今若者たちの間でひそかに人気を集めている「お題箱」をご存じでしょうか。きっとTwitterアカウントを持たれる皆さんのお友達はすでに始めているはずです。今回はTwitterのお題箱の使い方や、リクエストの作り方、また匿名投稿の特定方法などを説明します。
目次
Twitterのお題箱とは?
「お題箱」とは、匿名でお題を募集し、自分の所有するTwitterカウントで開設できる、自分専用のリクエストボックスのことです。おそらく「お題箱」を目にするのは、YouTube動画サイトかもしれません。ユーチューバーが設置した「お題箱」に、そのフォロアーが匿名で「やってみて欲しいこと」などをリクエストする、というケースです。
しかし、「お題箱」の作り方や使い方をよく知らないユーザーもまだたくさんいます。これから具体的に、「お題箱」の作り方、使い方、また設定方法を説明します。
お題を受け取れるサービス
冒頭でも説明しましたが、「お題箱」とはTwitterのアカウントで作成できるリクエストボックスで、今とても話題を呼んでいる匿名性メッセージサービスです。匿名の質問箱として多くのユーザーに支持されている「Peing」や「マシュマロ」と似たようなサービスを提供します。
使い方に類似点はあるものの、「Peing」や「マシュマロ」との違いは、「お題」を専門にしているメッセージサービスであることです。お題とは、扱われるテーマのことです。またその作り方がより簡単であることも違いの1つです。例えば絵師さんやクリエイターさんが作品のテーマなどを探している場合、「お題」として投稿し、フォロアーがそれを受け取り、リクエストできる、というサービスを「お題箱」は主に提供しています。
リクエストボックスとして活用できる
リクエストボックスとは、手軽にリクエストや意見をもらうサービスのことです。「お題箱」は自分専用のリクエストボックスの作成と所有をサービスとして提供していますので、自分の使用目的やニーズに合わせて活用できます。
例えば、仕事上、創作のアイデアを募集するため、いろいろな質問を受け付けるため、さらには匿名の感想を投稿してもらうためなど、様々な用途に合わせて利用できます。また、その作り方と使い方が非常に容易なため、リクエストボックスとしてますますシェアを拡大しています。
匿名で受けることができる
「お題箱」サービスの特徴は、投稿者が匿名でリクエストできることです。匿名で投稿できるとは、投稿者が自分の実名を知られることなく自由に投稿できるということです。ですから自分の投稿内容を見た他の使用者から実名を割り出され、誹謗中傷の矢面に立たされる、という問題を避けることができるというメリットがあります。
受け取りを制限できる
「お題箱」が提供するサービスの中には、投稿されるリクエストの受け取りを制限できることも挙げられます。受け取りを制限できるとは、受け取る気のない投稿をシャットアウトし、自分のリクエストボックスに入ってこないようにすることを意味します。投稿されるリクエストの中には当然、迷惑なものも含まれているはすです。
「お題箱」は投稿者ミュート、投稿の受付範囲の制限、NGワードの設定といった種々のプロテクトをかけることにより、投稿する側だけでなく、投稿を受ける側も誹謗中傷といった迷惑行為にさらされることなくサービスを利用できるようにしています。
Twitterとの連携ですぐに始められる
現在、「お題箱」が多くのフォロワーを有している理由は、そのサービスや利便性だけでなく、自分専用のリクエストボックスを「お題箱」に作ることが非常に容易であることが挙げられます。
世界中で多くのフォロワーを獲得し、時には社会問題にすらなっている、SNSの代表格であるTwitter。このTwitterのアカウントをお持ちであれば、すぐに「お題箱」を始め、自分専用のリクエストボックスを作ることができます。
お題箱の作り方
現在非常に人気を博している「お題箱」。冒頭でも述べましたが、その魅力の1つは作り方が容易であることです。では「お題箱」開設し、「お題箱」が提供するサービスを利用するにはどうしたらいいのでしょうか。これから「お題箱」の作り方を具体的に説明します。
お題を募集する
作り方が非常に容易な「お題箱」の主要な目的は、フォロアーからお題を募集し、その募集したお題を元に、創作作業を行うことです。それでこれから、「お題箱」の開設からお題を募集するまでの一連の流れを説明します。作り方はいたって簡単です。まず始めに、「お題箱」を開設する方法を説明します。
ツイートボタンで設置する
まずGoogle検索画面で「お題箱」と入力し、「お題箱」の作成画面を見つけます。この作成画面に「アカウント作成/ログイン」と表示されている選択ボックスがあります。この選択ボックスをクリックし、Twitterと連携するための設定を行います。
続いて「Twitterでログイン」という選択ボックスが表示されます。クリックしてアプリ連携の確認画面に行きます。
アプリ連携の確認画面が立ち上がったら、「お題箱にアカウントの利用を許可しますか」という表示の下に、Twitterのユーザー名、およびTwitterのパスワードを入力するボックスが表示されますので、Twitterのユーザー名とTwitterのパスワードをそれぞれ入力します。入力したら「ログイン」を選択します。
「お題箱」の自分専用リクエストボックスが表示されます。
URLをTwitterに貼り付けて設置する
「お題箱」に自分専用のリクエストボックスが作成されましたので、これからどのようにお題を募集するのかを説明します。まず「お題箱」のトップ画面にある「設定と管理」を選択します。
「プロフィールとお題箱の設定」画面が立ち上がります。画面下に「ウェブサイトのURL」が表示されます。それをマウス左クリックでドラッグ選択し、右クリックで「コピー」を選択します。コピーした「ウェブサイトのURL」をTwitterのプロフィール、あるいはツイートに貼り付けて募集をかけます。
お題箱の使い方
ここからは具体的に、「お題箱」の使い方、および活用方法を説明します。まず始めにどのようにお題箱を見つけるのかを解説します。
お題箱を見つける
自分のTwitterをフォローしているフォロアーも自分専用のリクエストボックス、つまり「お題箱」を自身のTwitter上に設置しているかもしれません。「お題箱」そうした自分以外の「お題箱」を探すことも可能です。これからその方法と使い方を説明します。まず、「お題箱」の自分専用リクエストボックスにある「お題箱を見つける」を選択します。
自分のTwitterをフォローしているフォロアーがおり、自身の「お題箱」を設置しているなら、写真下部の赤枠で囲った所にそれらフォロワー達が所有する「お題箱」が表示されますのでそこから閲覧できます。
お題を送信する
これからお題の送信方法を説明します。送信したいTwitterユーザーのお題箱を選択します。送信画面下部にお題を入力するボックスが表示されますので、1000文字以内で入力します。そして「送信」を選択します。続いて、送信の確認画面が立ち上がりますので、「送信」を再度選択します。これでTwitterのお題箱に投稿が完了します。
お題を確認する
作り方が非常に容易な「お題箱」には受け取ったお題や送ったお題を確認する機能もあります。これからその使い方を説明します。まず「お題箱」にログインします。「お題箱」トップ画面に表示されるメニューから、「受け取ったお題」を選択します。
「お題箱」で受け取ったお題があれば、写真下部の赤く囲った所に表示されます。
受け取ったお題
送ったお題の履歴は、先ほどの受け取ったお題を確認した際に表示された画面から確認することができますが、「お題箱」のトップ画面から手順を踏んで確認することもできます。これからその方法を説明します。まず、「お題箱」トップ画面の「送ったお題」を選択します。
「送ったお題」の画面に変わります。送ったお題があるなら、写真下部の赤枠で囲った所に送ったお題が表示されます。
通知設定
フォロワーからお題を受け取ると通知してくれる設定を「お題箱」で行うことができます。通知方法は2種類あります。1つ目はTwitterのダイレクトメッセージを通しての通知、2つ目は「お題箱」に登録したメールアドレスへの通知です。これからそれら2つの通知設定の手順と使い方を説明します。
TwitterのDM
まず1つ目の使い方であるTwitterのDMよる通知設定について説明します。DMとはダイレクトメッセージのことです。「お題箱」トップ画面のメニューから、「設定と着信」を選択します。
「設定と管理」画面左に「設定項目」が表示されます。その項目の中から「DM通知」を選択します。
「DM通知設定」画面に変わります。画面右側にある「DM通知の利用」を「オン」にします。
Twitterダイレクトメッセージは、通知は3種類のアカウントに送られます。3種類のアカウントに大きな違いはありません。自分の好きなものを1つ選択します。登録後、Twitterダイレクトメッセージによる通知が開始されます。このTwitterダイレクトメッセージによる通知設定には、注意点があります。
それはTwitterの使用に変更が加えられたために、Twitterダイレクトメッセージによる通知が来ないケースがある、という問題です。確実に通知を受け取りたいのであれば、もう1つの通知設定である「お題箱に登録したメールアドレス」による通知設定を選択することをお勧めします。
登録したメールアドレス
それでは、フォロアーからのお題を受け取った際の別の通知方法である、登録したメールアドレスによる通知設定の手順と使い方を説明します。「お題箱」トップ画面から「設定と管理」を選択し、「設定と管理」画面右の「設定項目」から「メール通知」を選択します。
「メールアドレスの入力」画面に変わりますので、メールアドレスを入力し、「お題が届いたのをメールで通知する」を「オン」にします。
お題箱を利用する注意点
「お題箱」はユーザーやフォロアー達のニーズに応え、とても利便性のあるサービスではあるものの、注意すべき点が幾つかあります。これは全てのユーザーやフォロワー達がこれからも快適に、また他の人の尊厳を尊重しつつ「お題箱」サービスを活用し続ける上で、とても大切なことです。これから、それら注意点を説明します。
禁止される目的・投稿
ルールを守って「お題箱」を使用するために注意すべきことや禁止されていることを説明します。まず、「お題箱」の開設者または管理者の誹謗中傷、脅迫などは固く禁じられています。また「お題箱」を政治や宗教の宣伝や勧誘に使用することも固く禁じられています。さらに、無意味な投稿を繰り返し、他人のアカウントを炎上させるなどの荒らし行為も固く禁じられています。
加えて、甚だしい反社会的な表現もルールに反するものです。禁じられてはいませんが、個人のプライバシーや安全を守るという側面から、避けた方がいい事柄もあります。その中には、電話番号、住所といった個人情報の交換や、金銭のやりとりなどが含まれます。ルールをしっかり守り、安全かつ楽しく「お題箱」サービスを利用しましょう。
お題箱での匿名投稿を特定できる?
「お題箱」の売りは、匿名で投稿できるので、自分の名前や素性を明かすことなくリクエストを投稿でます。これはフォロアーにとっては大変に都合がいいことです。しかし、リクエストを受ける側からすると、都合がいいとは言い切れません。先ほども「お題箱」を安全にまた他の人の尊厳を傷つけることなく使用するため、守るべきルールがあると説明しました。
残念ながら、それらの警告を無視するユーザーがいることも報告されています。そのためリクエストを受け取る側から、「お題箱」で匿名投稿が誰によってなされたかを特定する方法があるのか、といった切実な声が上がっています。匿名で投稿されたリクエストの送り主を特定できるのか、これから説明します。
原則として特定は不可能
特定するとは、突き止めると言う意味で、悪質な投稿者の所在やそれが誰であるかを突き止め、探しあてることを意味します。結論から言うと、匿名でリクエストを投稿した投稿者を特定することは、基本的にできません。その理由は、本来「お題箱」サービスが匿名でのリクエスト投稿を目的に立ち上げられたサービスであるためです。
メリットはデメリットになりうる、ということの典型的な例かもしれません。ですから、大切なことは、自分が誹謗中傷の対象とならないように、日頃から注意深くあることです。また、投稿者ミュート、NGワードの設定、また受付範囲の制限といった、「お題箱」が提供する受け取りを制限する機能をしっかり活用し、自分自身を守る準備をすることも大切です。
調査を依頼する
原則的にリクエスト投稿者の特定はできない、とすでに説明しました。しかし、「お題箱」の開発者は、「お題箱」が悪用され、犯罪者達の「無法地帯」になってしまうことを避けるために、極端に悪質で敵意に満ちた投稿に関しては、「お題箱」開発者が指針とする調査と特定が行える投稿の条件に照らして考慮され、悪質投稿者の特定を行うこともあります。
特に悪質なものに関しては、警察などの特別な権限を持った機関の協力のもとで調査を行う場合もあります。開発者が指針とする調査と特定が行える投稿の条件には次のようなものがあります。まず、「殺す」「お前の住所を知っている」など日常生活を脅かす脅迫行為です。また、「死ね」など非常に攻撃的で悪質な暴言を何度も繰り返す投稿もその条件に含まれます。
個人情報を投稿していた場合
原則的に、リクエストの投稿者の特定はできませんが、特定できる場合もあります。それはお題を投稿した投稿者が無意識のうちに個人情報を載せてしまった場合です。
この個人情報には、投稿者のユーザー名、名前、メールアドレスといった直接投稿者を結びつけるものもあれば、Twitterを介してフォロアー同士が交わす会話の内容といった、直接的ではないものの、徐々に投稿者行き着くヒントを与えてくれるものも含まれます。つまり、投稿者が残すわずかな「足跡」を追跡し、投稿者の特定を行うことができる場合もあるということです。
「お題箱」はルールを守って使用すればユーザーの様々なニーズに応えてくれる便利なツールです。多くのクライアントのニーズに応えるため日々葛藤している創作者達には必要なアイテムです。「お題箱」はそうした葛藤を和らげるツールでもあるのです。