3大スマートスピーカーを比較!Amazon・Google・LINEのおすすめは?
今徐々に普及してきている人気の3大スマートスピーカーを比較しました。機種ごとに特色のある様々なスマートスピーカーから自分に見合ったスピーカーを選ぶのは難しいですが、ご購入を予定している方は、本記事を読んで是非参考にしてください。
目次
スマートスピーカーを比較してみよう!
今、CMやネットなどでも話題のAI(人工知能)で動くスマートスピーカー。徐々にスマートスピーカーは家庭に普及しており、かなり認知度も高くなってきています。しかし、スマートスピーカーはスマートフォンと違って馴染みがなく、できることは何か、どのスマートスピーカーが自分に適しているのか、比較しようにも良くわからない方が多いようです。
本記事では、主なスマートスピーカーである「Google Home」、「Amazon Echo」、「LINE Clova」について、おすすめポイントの紹介しながら、そのスマートスピーカーの特徴やできることを比較していきます。スマートスピーカーの購入を検討している方は、今回ご紹介する比較情報を是非参考にしてください。
スマートスピーカーとは
まず、スマートスピーカーとは何なのか特徴やできることを解説していきます。今、GoogleやAmazon、AppleやLINEなど、大手IT企業が開発に力を注力しているのがスマートスピーカーと呼ばれる製品です。スマートスピーカーは日本ではまだあまり馴染みのないものの、徐々に普及してきている現状です。
スマートスピーカーはAI(人工知能)が搭載されており、インターネットに接続することで、音声によって様々な操作が可能です。AIとは、人間の知的ふるまいの一部をソフトウェアを用いて人工的に再現する技術なのですが、スマートスピーカーは勿論スマートフォンにも搭載されています。
スマートスピーカーでは例えば、「音楽を掛けて」と言えば音楽を流したり、「ニュースが聞きたい」と言えば最新のニュースが聞けたりなど、スマートフォンやパソコンを使用しなくてもスマートスピーカーに話かけるだけで簡単に操作することができます。
現在の主なスマートスピーカーとして、Googleのスマートスピーカー「Google Home」やAmazonのスマートスピーカー「Echo」、LINEのスマートスピーカー「Clova WAVE」がおすすめです。それでは以下にスマートスピーカーの3モデルをそれぞれ解説していきますので是非比較の参考にしてください。
3大スマートスピーカー「Google Home」
まず最初にご紹介するのは、Google社が開発した「Google Home(グーグルホーム)」というスマートスピーカーです。Google Homeとは、音声認識AI「Googleアシスタント」を搭載し、サードパーティーのAIスピーカーにも提供され、「OK、グーグル」の声に反応し処理を行います。またAndroidの開発元だけに、スマホ端末との連携も優れています。
Google Homeシリーズのラインナップは以下です(2019年5月執筆時点の商品ラインナップです)。
価格 | |
Google Home | ¥11,340 |
Google Home Mini | ¥6,480 |
販売は以下の公式ストアや取り扱いのある家電量販店でも販売されています。
それでは、Google Homeの主な特徴(できること)は次の2点です。
Googleサービスと連携している
Google HomeはGoogleが提供するさまざまなサービスと連携しています。Googleが提供するサービスとは、Google Play MusicやGoogle検索、GoogleMap、Googleカレンダーなどのサービスで、そのサービスを音声で操作できます。他のモデルと比較するとWebサービスの連携が強い製品となっていますので、Googleサービスを利用する方はメリットがあり、おすすめです。
音声認識が高性能
「OK、グーグル」の呼びかけに反応するGoogleアシスタントは、他社のAIアシスタントと比較してその認識能力が高いといわれています。音声認識能力が高いほど、本当の会話のようなやり取りが可能となります。音声認識に拘りがある方には、おすすめです。
3大スマートスピーカー「Amazon Echo」
続いてご紹介するのは、Amazon社が開発した「Amazon Echo(アマゾン エコー)」というスマートスピーカーです。Amazon Echoとは、「Alexa(アレクサ)」を搭載しており、2015年の発売以降、スマートスピーカーブームの火付け役として人気を博し、とりわけアメリカ市場で大きなシェアを占める人気のスマートスピーカーです。Alexaとは同社が開発した音声アシスタント(音声認識AI)です。
Amazon Echoシリーズのラインナップは以下です(2019年5月執筆時点の商品ラインナップです)。
製品名 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
Echo Dot | コンパクトサイズで 音がよりパワフルに |
¥5,980 |
Echo | 高機能スピーカー付き | ¥11,340 |
Echo Plus | プレミアムな音質 対応家電の簡単セットアップ |
¥17,980 |
Echo Spot | スクリーン付きで更に便利 | ¥14,980 |
Echo Show | 大画面スクリーン パワフルでプレミアムな音質 |
¥27,980 |
販売は以下の公式ストアや取り扱いのある家電量販店でも販売されています。
それでは、Amazon Echoの主な特徴(できること)は次の2点です。
Amazon primeと連携している
Amazon primeとは、年額4,900円の有料会員サービスです。さまざまな会員用特典のなかでも、音楽聴き放題がウリの「Prime Music」をAmazon Echoで利用でき、100万曲の中から好きな曲を聴けます。また、音声でAmazonのショップで買い物をすることが出来ます。Amazonを良く利用する方は比較的メリットがあり、おすすめです。
できることが多い!
Amazon EchoはIFTTT(イフト)というWeb連携サービスに対応し、TwitterやFacebook、GmailなどをAmazon Echoから使用できます。IFTTTとは、あるWebサービスと別のWebサービスを簡単に連携させて、新しいサービスにすることができる拡張性の高いサービスです。
IFTTTのホームページは以下です。
また、スマート家電コントローラーを用いることで、赤外線対応家電機器をコントロールでき、Amazon Echoがあれば自宅をスマートハウス化することが容易に出来ます。スマートスピーカーからIFTTTが利用できるということは出来る範囲を広げてくれるので、かなり大きなメリットのためおすすめです。
Amazon Echoに対応しているスマート家電コントローラーと言えば、こちらです。詳しくはリンク先のホームページをご覧ください。
3大スマートスピーカー「Clova WAVE」
続いてご紹介するのは、LINE社が開発した「Clova WAVE(クローバ ウェイブ)」というスマートスピーカーです。Clova WAVEとは、音声認識AIアシスタント「Clova」を搭載し、スマートリモコンなしで赤外線家電製品を操作でき、LINEでのメッセージ送信や通話も音声操作のみで使えます。
Clova WAVEシリーズのラインナップは以下です(2019年5月執筆時点の商品ラインナップです)。
製品名 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
Clova WAVE | 大型のスピーカーユニット バッテリー内蔵 赤外線での家電操作が可能 |
¥14,000 |
Clova Desk | 大画面スクリーン | ¥27,540 |
Clova Friends | LINE通話可能 | ¥8,640 |
Clova Friends Mini | LINE通話可能 | ¥5,400 |
販売は以下の公式ストアや取り扱いのある家電量販店でも販売されています。
それでは、Clova WAVEの主な特徴(できること)は次の2点です。
メッセージの送受信が特徴的
Clova WAVEはLINEアプリと連携しているため、LINEでのメッセージ送信、受信したメッセージの読み上げなどに対応し、手が塞がっていても音声でやり取りができます。またClova FriendsならLINEでの無料通話も音声操作で利用できます。LINEをよく利用する方はおすすめです。
遠隔操作が可能
Clova WAVEは赤外線リモコン機能を標準装備していて、オプション機器を購入することなく赤外線対応家電の操作が可能です。テレビのチャンネル切り替えや、赤外線に対応する照明の入切といった操作が音声で簡単に行えます。Clova Friendsでも、別途クレードル(未発売)を使用することで、リモコン操作が可能となる予定です。赤外線対応のスマートスピーカーは珍しく、手軽にスマートホーム化したいと考えている方におすすめです。
おすすめのスマートスピーカーの選び方
スマートスピーカーは音声で手軽に情報を得たり、音楽再生や通話ができたりなど、毎日の生活をより便利で快適にします。その機能はもとより、音質やデザインも、メーカーや機種によって幅が広いのもスマートスピーカーの特徴ですが、自分に見合ったスマートスピーカーはどうやって見つけたら良いのでしょうか?
ここではスマートスピーカーを選ぶコツをご紹介します。
AIスピーカーを選ぶときのコツ
スマートスピーカーを選ぶときには、事前にライフスタイルや、自分がよく使う機能を予め確認しておくことが重要です。スマートスピーカーを選ぶポイントは以下の3つあります。
音声アシスタント
スマートスピーカーは、それぞれ対応する音声認識AIアシスタントが異なります。音声認識AIアシスタントによって、利用できる機能や音楽配信サービスをはじめとする対応サービスが異なり、できることが違いますので、スマートスピーカーの製品ごとにメリット・デメリットがあります。そのため、まずはどの音声認識AIアシスタントを利用したいかを決めるといいでしょう。
製品名 | AI | 特色 |
---|---|---|
Google Home | Googleアシスタント | Amazonで買い物 |
Amazon Echo | Alexa | Googleカレンダーや YouTubeなど同社が提供するサービスとの連携 |
Clove WAVE | Clove | LINEとの連携 |
Amazonのスマートスピーカー「Amazon Alexa」は、Amazonで買い物もできるのが最大の特徴です。Googleのスマートスピーカー「Googleアシスタント」は、GoogleカレンダーやYouTubeなど同社が提供するサービスとの連携が強みです。LINEのスマートスピーカー「LINE Clova」は上記の2社と比べると機能が弱いですが、人気SNSアプリ・LINEとの連携機能が強みとなっています。
ディスプレイと使い心地
スマートスピーカーは、元々音声アシスタントを搭載するワイヤレススピーカーとして登場しましたが、最近ではディスプレイを搭載するスマートスピーカーも増えてきています。ディスプレイを搭載するスマートスピーカーなら、より多くの情報へ手軽にアクセスしやすくなりますし、動画を楽しむこともできます。ディスプレイ付きスマートスピーカーであれば、できることが増えて、スマートスピーカーをタブレットのように使いたい方にはおすすめです。
スマートスピーカーの普段の使い勝手の面では、マイクのオン・オフや音量調節などの操作がしやすいかどうかなどもチェックポイントです。
音量
スマートスピーカーができることは、まだ決して多くはないので、利用する目的としてメインになるのが音楽配信サービスではないでしょうか。その点で最も重要になるのが音質です。
Amazon・Google・LINE以外の、音響メーカーなどからもスマートスピーカーが登場しているので、音質重視ならそのあたりが狙い目です。スマートスピーカーのデモ機が置いてある家電量販店で実際に聴いてみて、お気に入りの音質を実現したモデルを選ぶことをおすすめします。
外部出力端子を備えるスマートスピーカーの場合、お気に入りのスピーカーやオーディオシステムと接続し、より高音質に楽しむこともできます。
スマートスピーカーはライフスタイルに合わせて考えよう!
人気のスマートスピーカー3点をご紹介してきましたが、それぞれどんな特徴があり、できることは何かお分り頂けたでしょうか?
上記の3つのポイントを抑えて、ご自身のライフスタイルに合わせたスマートスピーカーを探してみてください。音楽を重視するのか、ディスプレイ付きの大画面が良いのか、音質を重視するのか、スマートスピーカーは多種多様ですので、ご自身が何の機能を良く使いたいのか把握した上で、各製品の特徴やできることを比較し、見合ったスマートスピーカーを選んでください。
スマートスピーカーのご購入を検討されている方は、今回ご紹介したスマートスピーカーの比較情報を是非参考にしてください。