2019年06月26日更新
iPhoneでのSiriの設定・起動方法とおすすめの使い方11選!
手動操作をすることなく音声だけでiPhoneの操作を行えるSiriをご存じでしょうか。Appleが開発した、この音声アシスタント機能をどのように設定し、起動させるのでしょうか。今回はiPhoneのSiriの設定と起動方法を解説します。
目次
- 1Siriを設定しよう!
- ・iPhoneでSiriを有効にする
- 2iPhoneでのSiriの出し方・起動方法
- ・Siriに話しかける「Hey Siri」
- ・ホームボタンを長押しする
- 3Siriを使うためにiPhoneの設定をしよう!
- ・位置情報サービスを有効にする
- ・自分の情報を登録・設定する
- 4Siriのおすすめの使い方
- ・端末内検索をする
- ・インターネットで検索する
- ・アプリを起動する
- ・天気予報を知らせる
- ・電話をかける
- ・メールを送信する
- ・アラームを設定する
- ・予定を追加・確認・変更する
- ・現在地を確認する
- ・ミュージックを流す
- ・翻訳する
- 5Siriを設定したのに反応しない!
- ・ネットワークの接続状況を確認する
- ・機能を制限していないか確認する
- ・マイクが正常に動いているか確認する
- 6Siriを設定して上手に使おう!
Siriを設定しよう!
最近、巷でよく耳にする言葉に「AI」があります。「AI」とは英語のArtificial Intelligenceの頭文字を繋げた言葉で、人工知能を指して用いられます。人工知能とは、人間の脳が行っている知性が求められる高度な作業を、コンピューターで模倣したソフトウェアやシステムで行わせることです。
具体的には人間の言語を理解したり経験から学習したりするコンピュータープログラムのことです。この「AI」技術の先駆けとも言えるのが音声アシスタント機能です。音声アススタント機能には多くの可能性があり、そのため多くの開発費が惜しげもなく注がれています。
最近では、先進運転支援システムの技術革新によって、車載音声アシスタント機能が開発され、運転をしながらハンズフリーでナビゲーションの設定、通話、メッセージの送受信、音楽再生を行えるようになりました。しかし、この音声アシスタントシステム機能が最初に導入されたのは、iPhoneでした。
Appleは2011年に「iPhone4s」を発売し、初めて音声アシスタントシステム機能「Siri」を導入しました。
iPhoneでSiriを有効にする
iPhone4s以降のiPhoneモデルであれば、Siriの音声アシスタントシステム機能が搭載されているので、ハンズフリーのiPhone操作が可能です。Siriの音声アシスタントシステム機能を利用するには、iPhoneでSiriを有効にする必要があります。これからiPhoneでSiriの音声アシスタントシステム機能を有効にし、Siriを呼び出す呼び出し方と設定方法を説明します。
Siriの起動方法の設定
Siriの呼び出し方は2つあります。1つは「Hey Siri」とiPhoneに呼びかけて呼び出す呼び出し方で、もう1つはiPhoneのホームボタンを長押ししてSiriを呼び出す呼び出し方です。これからiPhoneでSiriの音声アシスタントシステム機能を有効にする方法とSiriの呼び出し方の設定を説明します。iPhoneのホーム画面から「設定」アイコンを選択します。
「設定画面」から「Siri」を選択します。「Siriに頼む」内に表示されるメニューに、「Hey Siriを聞き取る」「ホームボタンを押してSiriを使用」の2つがあります。それらが有効になっていることを確認します。さらにSiriには、iPhoneがロック中にSiriを起動できる設定も行えます。
加えてSiriが対応可能な言語の変更や、Siriの音声を女性か男性に変更することもできます。
iPhoneでのSiriの出し方・起動方法
「Siriの起動方法の設定」セクションで、少し触れましたが、Siriの呼び出し方には2つの方法があります。1つは「Hey Siri」とiPhoneに呼びかけて呼び出す方法で、もう1つはiPhoneのホームボタンを長押ししてSiriを呼び出す方法です。これから具体的にこれら2つの方法を使ってどのようにSiriを呼び出せるのか、Siriの呼び出し方を説明します。
Siriに話しかける「Hey Siri」
Siriの呼び出し方の1つ目の方法は、「Hey Siri」とiPhoneに呼びかけて呼び出す方法です。呼び出し方は簡単です。iPhoneを手に取りiPhoneの下部、またホーム画面に搭載されているスピーカーに向かって「Hey Siri」と呼びかけます。これでSiriが起動します。
ホームボタンを長押しする
Siriの呼び出し方の2つ目の方法は、iPhoneのホームボタンを長押ししてSiriを呼び出す方法です。呼び出し方は簡単です。iPhoneホームボタンを長押しします。Siriが起動するので要件を述べます。さらにSiriにお願いしたいことがあるなら、画面下部にある「Siri」のアイコンを押します。
Siriを終了する方法は2つあります。1つ目は再びホームボタンを押して終了させる方法です。もう1つは、iPhoneのマイクに向かって「さようなら」「終了」と言ってSiri自信に終了してもらう方法です。
イヤフォンを利用している場合
Siriの呼び出し方にはもう1つの方法があります。iPhoneを購入すると、付属のイヤフォンが付いてきます。このマイク付きのイヤフォンによってもSiriを呼び出すことができます。呼び出し方は簡単です。
イヤフォンに「センターボタン」が付いていますので、それを長押しします。Siriを終了するには、「センターボタン」をもう1度押します。これでSiriを終了できます。
Siriを使うためにiPhoneの設定をしよう!
Siriを使って行えることはたくさんあります。Siriを賢く便利に利用すれば、ハンズフリーの素晴らしさをただ実感するだけに止まらず、その大きな可能性にすら気づかされます。そんなSiriを賢く使う2つの使い方を今から紹介します。1つは位置情報サービスで、もう1つは自分の連絡先情報の登録です。
位置情報サービスを有効にする
iPhoneに搭載された位置情報サービスを「有効」にすることのメリットは、天気予報を知ることができること、また地図情報をもとに、コンビニ、レストラン、ガソリンスタンドなどの近辺情報を即座に得ることができることです。このiPhoneの位置情報サービスとSiriを関連づければ、ハンズフリーでSiriにそれらの情報を教えてもらうことができます。
iPhoneの位置情報サービスをSiriで有効にする手順とその使い方を説明します。iPhoneのホーム画面から「設定」を選択します。「設定画面」にある「プライバシー」を選択します。次に「プライバシー画面」にある「位置情報サービス」を選択します。
そして最後に「Siriと音声入力」を選択し、「このAppの使用中のみ許可」を選択します。これで位置情報サービスを有効にできました。
自分の情報を登録・設定する
iPhoneに搭載された自分の連絡先情報を登録することのメリットは、Appleが提供する種々のアプリやサービスを便利に利用できることです。また、住所登録の際に自宅や勤務先をラベル付けしておけば、地図アプリを起動した際に簡単に見つけることができます。
さらに自宅を指定場所で通知、と設定しておけば、カレンダーアプリで大切な確認事項を通知してくれます。iPhoneで自分の連絡先を登録し、Siriと関連づければ、ハンドフリーでSiriにそれらのタスクを行ってもらえます。iPhoneで自分の連絡先の登録と設定をSiriで有効にする手順とその使い方を説明します。iPhoneのホーム画面から「設定」を選択します。
「設定画面」で「Siri」を選択します。「Siriの設定」画面で「連絡先」を選択します。「Siriおよび提案」「ロック画面で使用可能」「連絡先をほかのAppで検索」の全てが有効であることを確認します。
Siriのおすすめの使い方
Siriには、位置情報サービス機能や自分の連絡先情報を登録設定だけでなく、さらに多くの使い方があります。これからそんなSiriのおすすめの使い方を11個ご紹介します。1個目は端末内検索です。2個目はインターネット検索です。3個目はアプリの起動です。4個目は天気予報です。5個目は電話機能です。6個目はメールの送信です。
7個目はアラーム設定です。8個目は予定の追加、確認、変更です。9個目は現在地の確認です。10個目はミュージックを流すことです。そして11個目は翻訳です。これからこれら11個の使い方を1つずつ説明します。
端末内検索をする
最初に紹介するSiriのおすすめの使い方は、端末内検索です。iPhoneには「Spotlight」という機能が搭載されています。「Spotlight」は、iPhoneの各種アプリが保有する様々なデータを素早く検索する機能です。
Siriは「Spotlight」と関連づけされているので、Siriを使ってiPhone端末内にある各種アプリが保有する様々なデータを素早く検索することができます。例えば、Siriに「香港の写真」と言えば、iPhoneに保存されている写真の中から、香港で撮影された写真情報を教えてくれます。
インターネットで検索する
次に紹介するSiriのおすすめの使い方は、インターネット検索です。通常私たちがネットサーフィンで行う検索行為を、ハンズフリーでSiriに行ってもらうことができます。例えば歴史上の有名人物について検索をしたいのであれば、その人物の名前をiPhoneのマイクに向かって言えば、SiriがWebサイトやWikipediaから検索し、表示してくれます。
アプリを起動する
続いて紹介するSiriのおすすめの使い方は、アプリの起動です。iPhoneにインストールされているアプリを呼び出し使用することができます。例えば普段よく閲覧する「Instagram」「Facebook」「Whatsapp」などのSNSを、Siriを使って起動させ、使用することができます。
天気予報を知らせる
次に紹介するSiriのおすすめの使い方は、天気予報です。iPhoneユーザーが最も高い頻度でSiriを活用する仕方です。人種や国や言語に関係なく、全ての人の共通の関心事であり話題の中心でもある天気予報を、Siriを使って簡単に表示させ、知ることができます。
あらかじめ位置情報設定をオンにすれば、自宅や自分の現在地での最新の天気予報を知ることができます。使い方は簡単です。iPhoneのマイクに向かって「明日の天気」と言うだけです。週間予報、降水確率、最高気温、最低気温を表示し、Siriが明日の天気を音声で教えてくれます。
電話をかける
続いて紹介するSiriのおすすめの使い方は、電話をかけることです。電話帳に既に登録されている人物の名前で「・・・さんに電話」と言うだけで、Siriが電話をかけてくれます。しかし通常、家族の成員に電話をかける際には、固有名詞は使わず、「お父さん」「お母さん」「お兄さん」「お姉さん」といった呼称を用います。
iPhoneの電話帳にはそれらの呼称は登録されていないので、登録をすればその呼称で電話をかけれます。登録方法は簡単です。初回の電話でそれらの呼称を用いると、Siriが名前を聞いてきます。本名を述べるとSiriが学習し、次回からその呼称で電話をかけられます。
また留守番電話の確認、再生確認、も「ハンズフリー スピーカー」と言うだけで確認することができます。
メールを送信する
次に紹介するSiriのおすすめの使い方は、メール送信です。Siriでメールを送信する方法は、まずiPhoneのマイクに「メール」と言い、その後「誰に」とSiriに聞かれるので、送信先の名前を言います。その後件名、本文をSiriから聞かれますので、全て答えます。最後に送信の確認があるので「はい」と答え送信完了です。
Siriをメール送信で使うことのメリットは、ハンズフリーで宛先から送信までの全ての作業を口頭のみで行うことができるので、手動で小さいiPhoneに文字を入力する煩わしさから解放してくることです。
アラームを設定する
続いて紹介するSiriのおすすめの使い方は、アラーム設定です。つまり目覚まし時計としてSiriを活用できると言うことです。自分が起床したい時間を決め「朝・・時にアラーム」と言えばその時間にアラームを鳴らして起こしてくれます。
予定を追加・確認・変更する
次に紹介するSiriのおすすめの使い方は、カレンダーの予定を追加したり、確認したり、変更したりすることです。日々の生活の中では、予定していたことが突然キャンセルになったり、急ぎの仕事が急に入ったり、といった予想外のことが多々起こります。
ですからSiriを使ってカレンダーの予定を追加したり、変更したりできれば、常に臨機応変に対応できます。使い方は簡単です。iPhoneのマイクに向かって「カレンダー」と言い、その後「変更」「追加」「確認」などをSiriに伝えます。
現在地を確認する
次に紹介するSiriのおすすめの使い方は、現在地確認です。この使い方を利用するには、あらかじめiPhoneで位置情報をオンにしておく必要があります。地図アプリを使えば自分の現在地をSiriに教えてもらえます。目的地までの距離をそれによって理解することができ、また旅行やキャンプで外出しているときも、迷うことなく安心できます。
またiPhoneを紛失したときに、Siriを呼び出し、GPSで紛失したiPhoneを探索できます。
ミュージックを流す
続いて紹介するSiriのおすすめの使い方は、ミュージックを流すことです。Siriを呼び出し、ライブラリに保存されている曲を再生することができます。またApple Musicに登録していれば、Apple Musicの音楽全てを楽しめます。またApple Podcastの番組の視聴や購読をすることもできます。
さらにAir Playerを使って家の複数の部屋での同時音楽再生を楽しむこともできます。
翻訳する
最後に紹介するSiriのおすすめの使い方は、翻訳です。現在Siriは日本語から英語への翻訳を行うことができます。Siriを呼び出し、自分が翻訳して欲しい例文を述べてから、「~を英語で言うと」とSiriに尋ねます。Siriが流暢な英語で翻訳し、さらに翻訳文も表示してくれます。また少し長めの文の翻訳にも対応してくれます。
Siriを設定したのに反応しない!
これまで考えてきたように、Siriを活用して行えることはたくさんあります。iPhoneでSiriを設定し、Siriで行える活用術をぜひ試したいのに、Siriが答えてくれない、反応してくれない、といった苦情がiPhoneのユーザーから上がることがあります。もしSiriが応答してくれないなら、これから考える3つのことを確認する必要があります。
1つ目はネットワークの接続状況、2つ目は機能を制限していないか、そして3つ目はマイクが正常に動いているかどうかです。これからそれら3つの確認事項を1つずつ検証します。
ネットワークの接続状況を確認する
確認すべき1つ目は、ネットワークの接続状況です。iPhoneがインターネットに接続されていないと、Siriも対応することができません。
「ネットワークへの接続に問題があります」とSiriがインターネット接続に問題があることを教えてくれることもありますが、ただ単に「しばらくしてからもう一度試してみてください」という返答に止まるだけのこともあります。まずネットワークの接続状況を確認しましょう。
機能を制限していないか確認する
確認すべき2つ目は、機能を制限していないかどうかです。時として、Siriが使用停止になっていることがあります。それでiPhoneでSiriの設定を確認する必要があります。
設定の確認は以下の方法で行えます。iPhoneのホーム画面から「設定」を選択し、「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」→「許可された App」の順に進み、「Siriと音声入力」が有効になっていることを確認します。
マイクが正常に動いているか確認する
確認すべき3つ目は、マイクが正常に動いているかどうかです。Siriが応答しない原因に、iPhoneのマイクに問題があります。そのためSiriが音声を認識できず応答できないという問題が発生します。まずiPhone購入時の際に付いている保護シートやフィルムを全て取り外してください。そしてSiriを呼び出します。
それでも応答しないようであれば、iPhone付属のマイク付きイヤフォンでSiriを呼び出します。応答すれば問題はiPhoneのマイクにあることが分かります。
Siriを設定して上手に使おう!
iPhoneで設定されたSiriで行えることは私たちの想像以上に多く、それらを十分に活用すれば、私たちの生活はさらに便利になります。iPhoneにSiriを設定し、是非、日常生活のあらゆる場面で私たちの「友達」Siriを呼び出し上手に付き合って行きましょう。