2019年05月18日更新
Apple IDを複数作成するメリット・デメリット!IDの作成・切り替え方法を解説!
Apple IDは複数作成できますが、デメリットも存在します。今回は、Apple IDを複数作成するメリット・デメリットや作成・切り替え方法などを詳しく解説します。複数のApple IDを作成して、うまく使いこなしましょう。
目次
Apple IDを複数作成するメリット
Apple IDはApp Store・iTunes・iCloudなどで必要なアカウントです。1つのアカウントでこれらを利用するとまとめて管理できるので便利です。Appleも1人につき1つのApple IDを推奨していますが、複数のメールアドレスを用いて複数のApple IDを作成できます。まずは複数のApple IDを作成するメリットをご紹介します。
iCloudで使える無料容量が増える
iCloudでは5GBまで無料であらゆるデータを保存できます。通常5GB以上の容量を使いたい方は月額130~1300円支払わなければなりません。しかし複数のApple IDを作成すれば10GB、15GBと無料で使える容量が増えます。有料プランは最低でも50GBなので、あと数GBあれば十分という方はApple IDを複数作成するとお得です。
アカウント毎に管理できる
Apple IDが複数あれば、アカウントごとにアプリを管理できます。あまり人に見られたくないアプリをインストールすると、必ず履歴に残ってしまうため、アカウントを分けておくと便利です。普段使用するアカウントは家族や恋人に見られてもいい内容にしておき、たまに内緒のアカウントを使用すれば、トラブルを未然に防げます。
子供用のアカウントとして利用できる
iPhoneを機種変更した際、古いiPhoneを子供に使わせたい方は、子供用のアカウントを作成しておくと便利です。プライバシー設定でその時のアカウントに制限をかけられますが、この場合はインストール履歴が残ってしまいます。そのため、クレジットカード利用をしない設定で子供用にアカウントをもう一つ作成するのがおすすめです。
Apple IDは通常のApple IDの他に、子供用のApple IDがあります。子供用Apple IDはアプリや動画・写真を家族で共有できる「ファミリー共有」サービスの設定から作成できます。後述する「Apple IDを複数作成する方法」では、通常のApple IDの作成方法を説明します。
Apple IDを複数作成するデメリット
Apple IDを複数作成すると、デメリットも生じます。メリット・デメリットを考慮して、自分に必要な場合のみ複数のApple IDを作成してください。
管理が面倒になる
複数のApple IDを作成すると、それぞれのメールアドレスやパスワードを管理しなければなりません。子供用に一つ作成するなら問題はありませんが、1つの端末で複数のApple IDを切り替えるのはとても面倒です。
またiCloudのためにいくつものApple IDを作成すると、どのアカウントにどのデータが入っているのか分かりづらいというデメリットもあります。作成するApple IDは必要最小限にしてください。
1つのApple IDで複数の端末で利用できる
Apple IDは1つあれば、複数の端末で利用できます。アプリの購入履歴やiCloudに保存しているデータは複数のiPhone・iPadで利用できるので、基本的に複数のApple IDを作成する必要はありません。先に述べたように、子供用・サブ用・iCloud用であれば複数作成したほうが便利ですが、そうでなければApple IDをいくつも作成するメリットはありません。
Apple IDを複数作成する方法
それでは、Apple IDを複数作成する方法をご紹介します。Apple IDは、Apple公式サイト、iTunes Store・App Store、iPhoneの設定アプリの3種類の方法で作成できます。
Apple公式サイトから作成する
Apple公式サイトからApple IDを作成するには、最初の画面で下部にある「Apple IDの管理」をクリックしてください。「Apple IDの作成」とあるのでそこをクリックすると、Apple IDの作成画面が表示されます。
名前・生年月日・メールアドレス・パスワード・セキュリティ質問を入力し、Appleからのお知らせを受け取るか選択して「次に進む」をクリックしてください。
すると登録したメールアドレスに確認コードが送られるので、コードを入力して「続ける」をクリックしてください。「あなたのApple IDは~」と表示されたらApple IDの作成は完了です。
iTunes Store・App Storeから作成する
iTunes Store・App StoreからApple IDを作成する場合は、一度今使っているアカウントをサインアウトしてください。ここではiTunes Storeでの作成方法を説明します。まずは「iTunes Storeにサインイン」をクリックして、「Apple IDを新規作成」を選択してください。
メールアドレスなどの必要事項を入力して、「続ける」をクリックしてください。利用条件やプライバシー・ポリシーを確認したら「同意」をクリックし、必要があればクレジットカード情報を登録してください。クレジットカード情報の登録は任意なので、登録しなくてもOKです。最後にメールアドレスに送られた確認コードを入力すれば完了です。
iPhoneの設定アプリから作成する
iPhoneの設定アプリからApple IDを作成する場合も、今サインインしているアカウントをサインアウトしなければなりません。まずは「設定」の一番上にある現在の「Apple ID」をタップして、「サインアウト」を選択してください。
サインアウトすると、「iPhoneにサインイン」と表示されるので、そこをタップし「Apple IDをお持ちでないか忘れた場合」を選択してください。
「Apple IDを新規作成」を選択して、生年月日などの必要事項を入力してください。利用規約を読んで「同意する」をタップすると、Appleから確認コードが送られます。確認コードを入力したらApple IDの作成が完了します。
複数のApple IDを1つの端末で切り替える方法
新しいApple IDを作成できても、同じ端末でApple IDを切り替えられなければあまり意味がありません。複数のApple IDを1つの端末で切り替えればiCloudの無料で使える容量を増やせます。アカウントの切り替えは面倒ですが、切り替え自体は簡単です。
「設定」の「Apple ID」画面から、「iTunesとApp Store」を選択してください。「Apple ID」をタップし、「Apple IDを表示」を選択すると、アカウント画面が表示されます。
アカウント画面で「Apple ID」を選択し、別のApple IDを入力し、「終了」をタップすると、確認メールが送信されます。メールの「今すぐ確認」をタップして、Apple IDとパスワードを入力して「メールアドレスの確認」を選択してください。これでApple IDを切り替えられます。
個別にサインインすることも可能!
端末ごとではなく、iCloudとiTunes・App Storeは、個別にサインインできます。個別にサインインすると、iCloudの連絡先や写真・カレンダーなどが同期できず、きちんと管理していないと混乱するデメリットがあります。この場合はPCのiTunesでバックアップをとっておくと便利です。
iPhone・iPad・iPod touchの場合
iOS10.3以降の端末であれば、「設定」から「デバイスにサインイン」を選択し、iCloudで使用するApple IDでサインインしてください。iTunesで使いたいApple IDは、「設定」の「iTunesとApp Store」からサインインしてください。
Macの場合
Macの場合は、「システム環境設定」から「iCloud」を選択し、iCloudで使いたいApple IDでサインインしてください。「iTunes」から「アカウント」を選択し、「サインイン」をクリックしてiTunesで使いたいApple IDを入力すれば、iCloudとiTunesで使うApple IDをわけられます。
複数のApple IDをうまく利用しよう
複数のApple IDを作成すると、iCloudの無料で使える容量が増えるなどのメリットもありますが、管理が面倒というデメリットもあります。そのため、なるべく追加で作成するApple IDは1つか2つにしておくのがおすすめです。Apple IDは3種類の方法で作成できますが、iTunes Storeなどでは一度サインアウトしなければなりません。
サブ用途であれば、Apple公式サイトから作成するのがおすすめです。Apple IDは切り替えるたびにメールアドレスの確認が必要ですが、個別にサインインすれば、その必要もありません。複数のApple IDを作成して、うまくiOS端末を利用しましょう。