2019年04月13日更新
Apple WatchのSiriが反応しない対処法!watchOS 5でHey Siriは不要に!
Apple WatchでSiriを使う場合、腕を顔に近づけて『Hey Siri』と話しかけます。しかしこれがうまく認識されず恥ずかしい思いをする事があります。今回の記事ではApple WatchでSiriが反応しない場合の対処法と設定を詳しく解説します。
目次
Apple WatchのSiriが反応しない対処法
インターネットの接続を確認する
Siriを含むApple Watchのすべての機能を利用するには、ペアリングされたiPhoneでWi-FiとBluetoothが有効になっている必要があります。iPhoneの『設定』をタップして、『Wi-Fi』と『Bluetooth』を『オン』にします。またはiPhoneの『コントロールセンター』から『Wi-Fi』と『Bluetooth』をタップして、各アイコンをタップします。
Siriが有効になっているか確認する
続いてiPhoneの設定でSiriが有効になっているか確認します。iPhoneの『設定』をタップして『Siriと検索』をタップします。画面が切り替わったら、Siriの各項目がオンになっているか確認します。
Apple Watchを再起動する
設定が完了してもSiriが反応しない場合、Apple Watchを『再起動』します。再起動の方法は2種類あります。
まず通常の『再起動』は、Apple Watchの『電源のオン・オフ』です。Apple Watch本体の右側面にある『サイドボタン』を長押しします。すると『電源オフ』の項目が表示されますので、項目をスライドしてオフにします。再度電源を入れる際も『サイドボタン』を長押しします。
電源のオン・オフでもSiriが反応しない場合、『強制再起動』を試します。Apple Watch本体の右側面にある『Digital Crown』と『サイドボタン』を『同時長押し』します。Apple Watchが再起動して画面にAppleのロゴが表示されたら同時長押しを離します。
保護ケースを外す
最近ではサードパーティー製のApple Watch用保護ケースが多数発売されています。保護ケースのマイク・スピーカーの穴の位置がずれていたり、保護ケースを装着した際に穴の位置がずれてしまったりする物もあります。するとApple Watch本体のマイク・スピーカーを塞いでしまい音声が認識されなくなります。装着感が緩い保護ケースも音声が共鳴して影響があります。
Apple Watch series3までの各モデルはApple Watchの本体左側面にマイクとスピーカーがあります。保護ケースを装着した際にはこの部分が塞がれていないか確認します。
Apple Watch series4は筐体が新設計になりました。Apple Watchの本体右側面にマイクがあり、本体左側面にスピーカーがあります。こちらも保護ケースを使用する際はしっかりと確認しましょう。
Apple Watchの設定をリセットする
ここまで確認してもSiriが反応しない場合、Apple Watchのシステムに問題がある可能性があります。iPhoneのトラブル対処と同様に、Apple Watchにも『設定のリセット』機能があります。
iPhoneで『Apple Watchアプリ』をタップします。
Apple Watchアプリの各項目から『一般』をタップします。
画面が切り替わったら、一番下にある『リセット』をタップします。
ここで『Apple Watchのコンテンツと設定を消去』をタップすると、Apple Watchがリセットされます。リセットが終了したら再度設定を行います。再設定で『バックアップから復元』してください。
Apple Watch本体で操作する場合、まず『サイドボタン』を長押しします。『電源オフ』の項目を『強く長押し』します。すると『すべての内容と設定を消去』をタップします。
Apple Watchのペアリングを解除して再度ペアリングする。
iPhoneとApple Watchの『ペアリングを解除』する方法もあります。
iPhoneの『Apple Watchアプリ』を開きます。一番上にペアリング中のApple Watchが表示されますのでタップします。
Apple Watchの右側に表示されている『i』アイコンをタップします。
ここで『Apple Watchとのペアリングを解除』をタップします。ペアリングの解除が終わったら、再度iPhoneとペアリングしてください。
どうしても反応しない場合はAppleサポートに問い合わせよう
ここまで試してもSiriが反応しない場合、Apple Watch本体に問題がある可能性があります。Appleサポートに問い合わせをしましょう。場合によってはApple直営店かApple正規サービスプロバイダに持ち込みましょう。
Apple WatchのSiriを起動させるにはコツがあった?
話しかけるときの腕の角度や位置を意識しよう
Apple Watchも第4世代になり、搭載されるチップ(CPU)も処理速度が格段に向上しています。しかし複数のタスクを起動しているとHey Siriの認識が遅れる事があります。また話しかける時の腕の角度や位置も重要です。顔からApple Watchまでの間隔が離れすぎていると、しっかり声を認識できません。
Apple Watch series4から、いままでのモデルとマイクの位置が違います。しっかり認識しておきましょう。また衣服の袖などがApple Watchに被さっていても認識の妨げになります。
Apple Watchで「Hey Siri」が不要に!
watchOS 5の新機能でよりSiriが使いやすくなった
Apple Watchの最新版OSの『watchOS 5』では、心電図計測や転倒落下検知(いずれも日本では未提供)など多くの新機能が追加されました。その中でも実用的に特に注目な新機能が『Hey Siri』のウェイクワードが不要になった点です。しかし、この機能に対応しているのはApple Watch series3以降のモデルになります。
今までApple WatchでSiriを使う際は、腕を顔の近くまで上げて『Hey Siri』と話しかける必要がありました。これがApple Watch series3以降のモデルでは、『watchOS 5』がインストールされていれば腕を顔の近くまで上げるとセンサーが感知して自動的にSiriが起動します。これはApple WatchでSiriを多用するユーザーにとっては非常に快適な機能です。
手首を上げて話すを有効に設定する方法
まずApple Watchの『設定』をタップします。
次に各項目の中から『一般』をタップします。
ここで各項目の中の『Siri』をタップします。
するとSiriの詳細設定の画面になりますので、『手首を上げて話す』をオンにします。これで設定は完了です。Apple Watch series3以降のモデルでSiriを多用するかたはぜひ設定してください。Apple Watchが別物になった位の違いを体感できます。
Apple WatchでSiriを起動させよう!
今回はApple WatchのSiriが反応しない対処法や新機能について解説しました。Apple WatchでSiriを使用する場合、『腕を顔に近づけて時計に向かって喋りかける』ちょっと周囲の目が気になるSF映画のような動作が必要になります。しかし一度この便利さを体感すると、Apple WatchがSiriの使用に一番適しているデバイスだと実感できます。ぜひ皆さんもApple WatchでSiriを使ってみてください。