【Mac】パスワード管理アプリ3選!キーチェーンに登録したパスワードの確認方法は?
ネットサービスで使用されている認証方式がID/パスワード認証です。IDやパスワードを管理するアプリをパスワード管理アプリといい、MacやiPhoneとも連携がとれ利便性と安全性の高いアプリです。記事ではMacに対応しているパスワード管理ソフトを紹介します。
目次
Macのパスワード管理の重要性
インターネットで様々なサービスが利用でき、MacなどのPCだけではなくスマートフォンなど複数のデバイスでサービスを利用できるようになりました。これらのWebサービスを始める時に必要な情報がIDやパスワードを使ったID/パスワード認証です。ID/パスワード認証はセキュリティが強く、誰もが利用している使いやすい認証方法です。
しかし一度IDとパスワードが第三者に知られると簡単に無防備になってしまいます。
セキュリティを高めるためにはIDやパスワードはサービス別に使用しパスワードは推測され難い英数字記号を組み合わせることが重要です。しかし全てのパスワードを記憶することは不可能で、管理が煩雑になります。それを解消するアプリとして多くのIDやパスワードをMacで一元管理できるパスワード管理アプリがあります。
記事では多くのユーザーが使用してされおすすめできるMacのパスワード管理アプリを紹介します。
パスワードで個人情報をなどを守っている
インターネットサービスでは氏名・住所・クレジットカード番号・個人番号、様々な個人情報を登録しています。多くのインターネットサービスではID/パスワード認証を採用しており、インターネット上で本人として認証され第三者が自分の個人情報を利用できないように守っています。
もし、悪意のある第三者にIDとパスワードが漏れると不正にサービスにログインされるだけでなく金銭被害や情報漏洩など犯罪行為に利用される危険があります。
正しいパスワードの作り方・管理の仕方
パスワードの作り方・管理の方法として、第三者に推測されにくい長い文字列でパスワードを作り、パスワードやパスワードの保管場所を他人に教えないことが原則となります。パスワードは複雑な文字列をつくったり、保管するには手帳など他人に見られない場所にしたり、工夫することをおすすめします。
パスワードの使いまわしはしない
利用するサイトごとに同じパスワードを使いまわすのは危険です。IDは多くのサービスではメールアドレスがそのまま使われることが多く第三者から容易に推測される可能性があります。可能であればパスワードはサイト・サービス別に違うパスワードを設定することおすすめします。また登録時に発行される初期パスワードはそのまま使わないで必ず変更しましょう。
Macのパスワード管理おすすめアプリ3選
ここではおすすめするMacのパスワード管理アプリを紹介します。それぞれアプリに特徴がありますが、どれもIDやパスワードをMacで一元管理できMac以外のデバイスとの連携がとれており使い勝手が良いアプリです。
パスワード管理で専用ツールを使うメリット
パスワード管理アプリはただIDやパスワードをMacに保存するだけでなく、パスワードの自動生成ができたり、クレジットカード番号なども登録できたり、様々な情報を管理できます。IDやパスワードを入力するときはMacのパスワード管理アプリに登録したマスターキーを入力することで、ネットサービスやアプリケーションのIDとパスワードを管理アプリが入力・ログインをしてくれ、利便性と安全性が高められます。
iCloudキーチェーン
macOSやiOSに標準に備わっているパスワード管理アプリがiCloudキーチェーンです。ブラウザのSafariとiCloudで連携されており、MacやiPhoneなどそれぞれのデバイスのIDとパスワードがiCloudを通して常時同期・更新がされます。
メリット
macOS、iOSに対応しているのでMacやiPhoneなどApple製品を複数所有している場合はAppleIDでIDやパスワードを共有できます。デバイスが変わってもAppleIDでログインするとそのまま、iCloudキーチェーンに登録されている情報が利用できます。
デメリット
クラウドサービスであるためログイン情報やカード情報がネット上で共有されているため、第三者に情報が漏洩する可能性があります。情報は暗号化されていますが、端末をパスコードのロックがかかっていない状態で紛失し、第三者に端末を使用されるとすべてのIDとパスワードが流失してしまうことになります。
キーチェーンに登録したパスワードの確認方法
Macや iPhoneでiCloudキーチェーンを使用していると、自動的にIDとパスワードを入力してくれ利便性が高く、IDとパスワードを覚える必要がなくなります。しかしWebサービスでログイン以外にIDとパスワードを求められるときがあり、そのときにはiCloudキーチェーンに保存されているIDやパスワードを確認する方法があります。
iOSでは「設定」をタップし、「アカウントとパスワード」をタップします。
「AppとWebサイトのパスワード」をタップします。
サイト名、ID、URLの一覧が表示されます。確認したいサイトをタップするとIDとパスワードが表示されます。
1Password
Macのパスワード管理アプリでは定番といわれる1Passwordです。Macでサイト・サービス別にIDやパスワードが登録・管理でき、ログインするときは1Passwordのマスターパスワードを入力するだけで各サービスのID/パスワード認証の入力をしてくれます。
メリット
1PasswordはmacOS、Windows、iOS、Android版が揃っております。Macではブラウザの機能拡張が用意されSafari、Opera、Chrome、Firefoxに対応しています。デバイス単独で使用できますがiCloudやDropboxのクラウドサービスを経由することでMac以外の異なるデバイスでも1Passwordで登録した情報を共有できマスターパスワード1つで利用できます。
1PasswordではAppleのFaceID・TouchIDやAndroidの指紋認証にも対応しておりマスターパスワードを入力せずに認証ができセキュリティを高めながらパスワードを入力する手間が省けます。
デメリット
iCloudキーチェーン同様にクラウドサービスを利用するためにはログイン情報やカード情報をネット上で共有されます。iOS版、Android版は無料アプリですが、その他は有料で、個人とファミリープランがあります。
LastPass
LastPassも1Passwordと同様にmacOS、Windows、Linux、iOS、Androidの各デバイスや多くのブラウザに機能拡張が用意されています。
メリット
1Passwordと同様にLastPassにログインするためのマスターパスワードだけで、IDやパスワードを登録・管理ができます。ログイン情報などはクラウド上に保存されMacや他のデバイスのブラウザでログイン情報を共有できます。
認証方式も各生体認証にも対応しており、ほかにGoogle Authenticatorなどワンタイムパスワードを使用する2段階認証にも対応しています。多くの機能は無料アプリとして使用できます。
デメリット
他のアプリ同様にログイン情報をクラウド上で保存・管理するので情報漏洩のリスクがあります。
Macで使うパスワード管理ツールの選び方
Macで使えるおすすめするパスワード管理アプリを紹介してきました。どのアプリでもMacでIDやパスワードを管理できユーザーから支持をされているアプリです。数あるアプリから自分の使い方ににあったパスワード管理ツールを選びましょう。
機能の確認
管理ツールを選択する条件としては、利便性を保ちながら安全性を確保できることです。クラウド上の安全対策・ネット経路上の暗号化・多様な認証方法・Mac以外のデバイスへの対応などがあげられます。紹介したMacで使えるアプリは同じような機能的を持っており、使い勝手や仕様などを細かく比較しながらしながら選択することをおすすめします。
料金よりも安全性
アプリを選定基準として、安全性と同じように比較されるのが料金になります。同じ管理ツールアプリでも有料版と無料版があり、無料とはいえセキュリティが低くなるわけではありません。しかし多くのユーザーに支持されているパスワード管理アプリは月額料金制が採用されています。有料でも実績のある安全性の高いアプリを選ぶことをおすすめします。
対応端末の確認
ユーザーがどんなネット環境を使っているかでアプリを選定する上で重要になります。家族で使うのか、Macやスマートフォンなど複数のデバイスで使うのか、ユーザーのネット環境とアプリの仕様を比較しがら対応している端末を確認しましょう。
Macでのパスワード管理は安全性の優れたツールを利用しよう
Macでもウィルス対策ソフトは多くのユーザーに認知されインターネット環境には必須ツールになっています。しかしパスワード管理ツールはまだ多くのユーザーに浸透していません。IDやパスワードを盗む手口は古くから使われている単純な方法が未だに多く存在し、多くの原因はパスワードの使い回しや単純なパスワードを設定しているユーザーが多くいるのが現状です。
インターネットサービスのIDやパスワードが第三者に流失することは大きなリスクであり、ウィルス対策ソフト同様にセキュリティ対策の基本であると認識しなければなりません。パスワード管理ソフトは使用すると利便性がよく安全性にすぐれています。紹介したおすすめするアプリ以外にもMacで使えるパスワード管理アプリがあります。
特徴を比較しながらユーザーのネットライフにあったアプリを選択してください。