【Mac】フリーズしたアプリの強制終了方法！終了できない対処法も解説！

Macのアプリで作業している際に、虹色のマーク（レインボーマーク）がクルクルと回り始め、終わらずに作業ができなくなる時があります。このフリーズしている状態ですが、何らかの原因でアプリを処理するのに時間がかかっている状況のことを言います。フリーズの原因は主に以下の4つに分類することができます。

1. Macにインストールされているアプリの不具合
2. MacOSの不具合
3. メモリやハードディスクなどMacが故障している
4. メモリが足らない

こちらはMacのアプリがフリーズを起こす主な原因ですが、実際はいろいろな原因が重なり合って発生していることも多く、どれが原因でフリーズしているかを特定することは難しいです。この記事では、Macのアプリでフリーズしてしまい処理ができなくなった時の対処方法について説明していきます。

Macでフリーズが頻繁に発生する場合は、機器の故障の前兆であることもあります。多くの場合はMacのメモリが不足していることや、Macのアプリで不具合が起こっているために処理に時間がかかってしまっていることで発生します。一部、MacOSの不具合でフリーズが起こりやすくなることもありますが、多くの場合は以下の二つが原因となります。

Macのアプリで動画編集や画像編集など、大きなファイルを扱うアプリで作業はメモリを多く消費します。このような作業をしてフリーズする場合は、同時に起動しているアプリを終了させてから作業することをお奨めします。また、ファイルが大きすぎる場合も、メモリが足らず、開くときにフリーズすることもあります。

特定のアプリでフリーズが頻発するのでは無く、Mac全体で動作が遅かったり、細かなフリーズが頻発する場合は、メモリ不足が原因で発生している場合が多く、メモリの使用状況を確認することをお奨めします。

メモリの使用状況を確認するには、アクティビティモニタを利用します。アクティビティモニタの起動方法は次の通りです。「アプリケーション」フォルダで「ユーティリティ」フォルダをクリックしてください。

「ユーティリティ」フォルダ内にある「アクティビティモニタ」をダブルクリックしてください。

「アクティビティモニタ」が起動されますので、「メモリ」タブをクリックしてください。

Macで使用されているアプリやプロセスのメモリ使用状況が表示されます。メモリの使用状況状況を確認し、メモリ使用量多いアプリやプロセスを終了させることでメモリ不足が改善する場合があります。また、確認した上でメモリの使用量が多いアプリについては、使用する前に他のアプリを終了させておくようにしてください。

特定のアプリでフリーズが頻発する場合は、アプリ自体に問題がある可能性があります。アプリがバグを発生していることでプリーズが発生する場合や、アプリの動作条件をMacが満たしておらずフリーズが発生する場合もあります。

まずは、公式サイトなどでアプリの動作条件を確認し、使用しているMacが対応しているかことを確認してください。同時にアプリでバグなどが発生していないかも確認してください。

Macが対応してる場合は、アプリにエラーが発生している可能性があります。アプリの公式サイトやApp Storeでアップデートプログラムが無いかを確認してください。アップデートがない場合はアプリが何らかのエラーが発生している可能性がありますので、アプリを再インストールすることで改善することがあります。

アップデートや再インストールしても改善しない場合は、Macにインストールされているアプリをいったんアンインストールし、再度インストールし直すことで改善する場合があります。Macのアプリをアンインストールするときには、AppCleanerなどのアプリを利用して、Mac上から完全にプログラムを削除してから、再度インストールすることをお奨めします。

Macでレインボーマークがクルクル回り始めて、フリーズした場合は復旧させるためにアプリを終了させる必要があります。しかし、フリーズしているアプリでは、アプリケーションで作業を行うことができないため、アプリを強制終了させないといけない場合があります。この項では、様々なアプリを強制終了させるプロセスについて説明していきます。

アプリを強制終了させる場合は、保存されていないデータは消えてしまうので注意してください。

フリーズしたアプリを強制終了させる前に、まず、アプリを通常に終了させるキーボードショートカット「command＋Q」を利用し、 アプリを終了させてください。このキーボードショートカットでアプリが終了しない場合は、アプリを強制終了させるキーボードショートカット「command＋option＋esc」を利用し、フリーズを発生させているアプリを強制終了させてください。

ショートカットキーを押すことで、「アプリケーションの強制終了」ダイアログが表示されます。強制終了させたいアプリが選択されているのを確認して、「強制終了」ボタンをクリックしてください。アプリが強制終了されます。

カーソルが動かない状態になるなど、キーボードショートカットしか使えない場合は、「command+option+shift+esc」を長押ししてください。前面に表示されているアプリのみがダイアログなしに強制終了されます。

メニューバーにある「Appleマーク」をクリックしてください。メニューが表示されますので「強制終了」ボタンをクリックしてください。

「アプリケーションの強制終了」ダイアログが表示されます。強制終了させたいアプリが選択されているのを確認して、「強制終了」ボタンをクリックしてください。アプリが強制終了されます。メニュー画面が表示されている状態で「shiftキー」を押すと、「○○○を強制終了」と表示が変わります。クリックすると前面に表示されているアプリのみがダイアログなしに強制終了されます。

強制終了させたいアプリを「Dock」で選択し、右クリックをしてください。「終了」を選択し、クリックしてください。アプリが終了します。何らかのエラーが発生している場合は「終了」の項目が「強制終了」と表示される場合があります。同様に「強制終了」を選択し、クリックしてください。

「終了」が表示されている状態で、「option」キーを押すと「強制終了」に表示が変わります。エラーが発生している場合はこちらを利用することをお奨めします。

「アプリケーション」フォルダで「ユーティリティ」フォルダをクリックしてください。

「ユーティリティ」フォルダ内にある「アクティビティモニタ」をダブルクリックしてください。

アクティブモニタが起動したら、強制終了させるアプリやプロセスを選択し、左上の「×」をクリックしてください。

「このプロセスを終了してもよろしいですか？」ダイアログが表示されますので、「強制終了」ボタンをクリックしてください。アプリが強制終了されます。

ターミナルにコマンドを入力することでアプリケーションを強制終了させることもできます。「アプリケーション」フォルダで「ユーティリティ」フォルダをクリックしてください。

「ユーティリティ」フォルダ内にある「ターミナル」をダブルクリックしてください。

終了したいアプリの「PID（Process ID）」を確認するために、ターミナルが起動しましたら「top」と入力し、「Enter」キーを押してください。

自分の起動しているアプリケーションの一覧が表示されますので、強制終了させたいアプリの「PID」を覚えておいてください。「ターミナル」のプロセスを終了させるために「Q」キーをタイプしてください。

画面が戻りましたら、「kill ○○○○（PID）」と入力し、「Enter」キーを押してください。PIDを入力したアプリが強制終了されます。

プロセスとはCPUが実行するプログラムの処理単位のことですが、このプロセスが暴走して、CPUの使用率を100％になってしまいアプリが動かなくなってしまう場合があります。こんな時は、「command+.（ピリオド）」でプロセスが終了させられる可能性があります。

Macで様々なアプリの強制終了を実施してもフリーズが改善できない場合や、プロセスが暴走することによって、Macで強制終了をしようとしても、キー操作やカーソルを動かすことができずに、フリーズしたままになってしまうことがあります。時間をおけば、改善する場合もありますが、どれぐらいの時間で改善するかを検討することはできません。

このような場合はMacの電源を切るやログアウトすることによってアプリを強制終了させ、フリーズが改善することができます。この項では、Macのシステムを終了させることによって、アプリを強制終了させる方法を説明していきます。

Macの電源を切るやログアウトすることによってアプリを強制終了させることができ、フリーズが改善することができます。Macのカーソルが動き、フリーズを起こしているアプリ以外でクリックできる場合は、メニューバーの「Appleマーク」をクリックし、「ログアウト」「再起動」「システム終了」のいずれかをクリックし、Macを終了させてください。

システムをログアウトすることでフリーズするアプリを強制終了させることができます。メニューバーにある「Appleマーク」をクリックし、「○○○をログアウト」をクリックしてください。

「すべてのアプリケーションを終了して、今すぐログアウトしてよろしいですか？」ダイアログが表示されますので、「ログアウト」をクリックしてください。アプリが強制終了され、システムがログアウトされます。カーソルの動きが遅い場合や処理に時間がかかる時などは、「option」キーを押しながらクリックしてください。ダイアログを表示させずにアプリを強制終了させ、Macをログアウトさせることができます。

ログアウトする時の注意点として「再ログイン時にウィンドウを再度開く」チェックボックスにチェックを外しておいてください。チェックを入れたままにしておくと、再度、ログインしたときにアプリが起動され、再びフリーズを起こす可能性があります。

フリーズしているアプリをシステムを再起動させることで強制終了することができます。メニューバーにある「Appleマーク」をクリックし、「再起動」をクリックしてください。

「コンピュータを今すぐ再起動してもよろしいですか？」ダイアログが表示されますので、「再起動」をクリックしてください。アプリが強制終了され、システムが再起動されます。カーソルの動きが遅いときや処理に時間がかかる場合は「option」キーを押しながらクリックしてください。ダイアログを表示させずにアプリを強制終了させ、Macのシステムを再起動させることができます。

フリーズしているアプリをシステムを終了させることで強制終了することができます。メニューバーにある「Appleマーク」をクリックし、「システム終了」をクリックしてください

「コンピュータを今すぐシステム終了してもよろしいですか？」ダイアログが表示されますので、「システム終了」をクリックしてください。アプリが強制終了され、システムが再起動されます。カーソルの動きが遅いときや処理に時間がかかる場合は「option」キーを押しながら「システム終了」をクリックしてください。ダイアログを表示させずにアプリを強制終了させ、Macのシステムを終了させることができます。

カーソルの動きが遅くメニューバーの「Appleマーク」まで移動させられない場合や、処理に時間がかかる場合はキーボードショートカットを利用してシステムを終了させてください。フリーズしているアプリを強制終了させることができることがあります。

アプリがフリーズしている状態がひどく、どのような操作もできない場合の最終手段として、システム自体を強制終了させる方法があります。電源ボタンを10秒以上長押しすることで、システムを強制終了させることができます。この方法はどうすることもできない状態になったときの最終手段として認識してください。システムを強制終了させた場合は、最低でも10〜15秒ほど待ってから電源を入れるようにしてください。

Macでアプリを使用しているときにどうしても避けることができない問題であるアプリのフリーズですが、その原因は様々な要因があるため特定することができないため、アプリを強制終了させることで改善することができます。しかし、プロセスが暴走しているときはカーソルの動作が遅くマウス操作やクリックすることができない状況に陥ることがあります。

一般的な強制終了だけではなく、カーソルでクリックできないことも想定して、キーボードショートカットを思えておくことで、アプリがフリーズする問題を解決することができます。フリーズが頻繁に発生する場合はアプリ自体のエラーが発生することを視野に入れた対応が必要です。この機会に覚えて頂き、不測の事態に対応し、快適なMacライフをお過ごしください。