2019年05月21日更新
LINEバトンの危険性!タイムラインの公開範囲設定で個人情報を守る!
LINEバトンの解説やバトンの種類、LINEバトンによる個人情報の漏洩、過激化したバトンによるイジメなどバトンに潜む危険性を解説します。バトンは一歩間違うとはかなり危険なものになり得ます。バトンで遊ぶ際の注意点やより安全にバトンを楽しめる設定などをまとめました
目次
LINEバトンって?
数多くのユーザー数を誇るソーシャルネットワーキングサービスのLINEですが、その中でLINEを使ったLINEバトンという遊びが中高生の間で流行しています。LINEバトンは友達同士で話のネタにして笑い合ったり、友だちのそれまでは知らなかった一面をLINEバトンで知るきっかけになったりとより友達との関係が親密になり交友を深める事が出来ます。
自己紹介や恋愛ネタなどをバトンのように指名して回すゲーム
LINEバトンとはLINEのタイムライン上で流れてきた自分の好きな音楽や色、誕生日といった自己紹介や、自分の趣味や部活や恋愛ネタなどの質問がにタイムライン上で答え、答えた後に自分もそのバトンをコピーして他の誰かを指名してバトンのように回していきます。
そして回ってきたLINEバトンを受け取った人がそのLINEバトンをコピーして、さらにまた別の誰かにバトンとして回していくといった遊びです。
バトンの種類はさまざま
LINEバトンは単なる自己紹介や質問形式のものだけでなく学校バトンやクラスバトン、部活バトンといった所属しているコミュニティによるバトンや下ネタバトンや恋愛系バトンといった異性を意識したバトンなどもあります。
中には画像系バトンといった顔画像を添付したバトンやロングバトンと呼ばれるかなり長い質問が続くようなバトンもあり、バトンの種類は多種多様です。以下にLINEバトンの内容の一例などをあげました。
(自己紹介系バトン)
好きな音楽は?
好きな食べ物は?
趣味は? など
(クラス系バトン)
何年何組?
担任の先生の名前は?
嫌いな教科は? など
(学校系バトン)
出身の小学校は?
中学校は?
交通手段は? など
(恋愛系バトン)
彼氏・彼女はいる?
好きな人はいる?
何フェチ? など
(画像系バトン)
好きな画像10枚
自分の顔写真3枚 など
このようにLINEバトンの質問の内容などもバトンの種類によっては様々なものがあり、バトンによっては過激な内容を含むものまであります。
LINEバトンは危険?
LINEバトンは友だち同士の自己紹介やちょっとした遊びでコミュニケーションを図り、より親密な関係を築くためのツールとして使われる事が多いです。
よほど過激な内容なものや具体的に個人が特定されるものでなければ問題はないのですが、バトンの中には個人情報を特定出来る内容のバトンやイジメに繋がるようなバトンもあり危険視されています。
LINEバトンは過激化してきている
単なる自己紹介や友達同士でのコミュニケーションで始まるLINEバトンですが、回ってくるバトンの質問の内容が凡庸なバトンばかりだとすぐに飽きてしまいます。
飽きてくるとバトンの内容がより具体的になり、より内容も過激化していきます。「嫌いなクラスメイトは?」や「今どこで何してる?」などバトンで個人の場所などがわかったり、間接的に個人が攻撃されたりしていくこともあります。
みんなが見ているタイムライン上でLINEバトンは公開されているのでバトン内でケンカになったり、バトンがイジメの引き金になったりする事も多くあります。
LINEバトンは個人情報だらけ
LINEバトンはLINEで友達登録をしている人やグループ内の人が閲覧ができます。子供たちは少し仲良くなるとすぐにLINEで友達登録をして連絡を取り合ったり、グループなどを作ったりします。LINEグループには部活内でのグループや趣味のグループ、ゲームのグループなど様々な種類があります。
中には同じグループ内でも会った事もない人や名前だけでは誰だか分からない人もいる事が多いようで、そういった人にもLINEのタイムラインは見る事が出来るので結果的にLINEバトンも見る事が出来るようになります。
LINEバトンの内容によっては知らない人に見られるのはかなり危険と言えます。バトンの内容が過激なものは面白いネタとしてその他のSNSなどにバトンの内容が転載されてしまう事もあり、バトンで得た個人情報やバトン内でのケンカの様子をSNS上で公開され拡散される事でバトンから個人情報漏洩に繋がる危険性もあります。
LINEバトンするなら危険の多いタイムラインの設定を!
LINEバトンをする際にはLINEのタイムラインがみんなに見られる事やそれに伴ってバトンの内容も見られ、第三者によってバトンの内容が拡散されるなどの危険性があるという事を知っておかなければいけません。
LINEの初期の設定の状態では電話番号を携帯に登録しただけで自動でLINEの友だちに登録されるので、あまり親しくない知人や学校以外の知り合いにもタイムライン上のバトンが見られる事になります。
LINEバトンをするにあたって公開範囲によっては思いがけずバトンを見られたくない相手にも見られる可能性があり個人情報が漏洩する事もあるので、少しでもこのような危険性を少なくする為にLINEでの友だち登録の設定やタイムラインの公開範囲を設定する必要があります。
友だちの自動追加をオフ
LINEでは番号を登録するとLINEに友だちとして自動で追加されてしまう設定があります。それによりバトンを見られたくない相手にも見られる事があります。その際はLINEの設定上の友だちの自動追加をオフの設定にしておく必要があります。そちらの設定方法をご紹介します。まずLINEの”設定”から”友だち”をタップします。
次に”友だち自動追加”と”友達への追加を許可”をタップしてオンからオフに切り替えます。これで携帯の連絡先に含まれる友達を自動で追加されなくなりました。
タイムラインを新しい友だちは非公開
新しくLINEの友だちに追加登録された人にはタイムラインを非公開にしてバトンを見られなくするという設定もできます。手順は次の通りになります。まず”設定”から”タイムライン”をタップします。
次に”新しい友だちの自動公開”をタップして公開範囲をオフに切り替えます。これで新しい友達にはタイムラインを公開しなくなりましたのでバトンを見られる心配もありません。
タイムラインの公開・非公開
LINEバトンはタイムライン上で公開されるので親しい友だちにのみにタイムラインを公開するなどといったタイムラインを公開する範囲を設定する必要があります。こうする事でバトンを見る事ができる人を決めることが出来ます。設定の仕方は公開する人を一人ずつ設定していく方法があります。まず先ほどと同様に”設定”から”タイムライン”をタップします。
次に”友だちの公開設定”をタップします。
そうすると今まで追加された友だちのリストが並んでいるのでタイムライン上のバトンを見られたくない人を選択して”非公開”をタップして公開範囲を切り替えていきます。上部に公開にしている人数と非公開にしている人数が表示されます。
古いタイムラインを削除
自分が過去に投稿したバトンもタイムライン上に残り続けるので、かなり前に投稿したバトンでも見られる事があるので注意が必要です。古いバトンをタイムラインから削除したい場合にはまず自分のバトンの投稿を選択してそのバトンの右上にある”・・・”をタップします。
次にそのバトンの”投稿を削除”をタップししてバトンを削除します。これで選択したバトンの投稿は削除されました。削除されたバトンは他の人からも見ることはできなくなりこのバトンが見られる心配はありません。
古いタイムラインの公開範囲設定
過去に投稿したバトンを削除するのではなく、バトンは残したいけど見られたくないという方は古いバトンのタイムライン上での公開の範囲を変更する事も出来ます。同様に変更したい過去のバトンの投稿を選択してバトンの右上にある”・・・”をタップします。次にバトンの”公開設定を変更”をタップしてバトンの公開範囲を変更します。
バトンの公開範囲を”全体公開””自分のみ””友だち”の中からこのバトンの希望の公開する範囲を選択します。そうすると過去のタイムライン上のバトンの公開範囲を変更する事が出来ます。
LINEバトンは安全に使って友達とのコミュニケーションに
LINEバトンは使い方次第では安全に友達とのコミュニケーションを図るツールとして使え、友だち同士で今までよりも一層関係が深くなり、より楽しく遊ぶ事が出来ます。
しかしバトンの使い方を間違うと個人情報の漏洩や過激化してイジメを助長する事もあります。マナーを守って公開範囲を正しく設定する事でLINEバトンをより安全に楽しめるものにしてバトンを使って友だちと楽しいコミュニケーションを図りましょう。