2019年04月01日更新
LINEの名前は本名かニックネーム登録どっちがおすすめ?実名の危険性は?
LINEの名前を本名にするのかニックネームにするのかは、とても重大な問題です。LINEの主な利用目的を考えながら、SNSのプロフィールに登録するのは本名とニックネーム、どっちの名前が最適なのかをプライバシーの観点などを交えながら考察します。
目次
- 1LINEの名前は本名かニックネームどっちがいい?
- ・LINEの名前は初期設定で登録するものとプロフィール欄で設定するものの2つ
- ・本名とニックネームでは印象が違うものになる
- ・仕事で使う機会が多い場合は本名がおすすめ
- 2LINEの名前を本名にするメリット・デメリット
- ・【メリット】真面目な印象で仕事でも覚えてもらえやすい
- ・【デメリット】本名は固いイメージで乗っ取りの可能性などがある
- 3LINEの名前をニックネームにするメリット・デメリット
- ・【メリット】親しみやすい印象でプライバシーが守られやすい
- ・【デメリット】仕事では使いにくく覚えてもらいにくい
- 4LINEの名前を実名で登録する危険性
- ・本名で登録している人はどのくらいいる?
- ・本名の場合個人情報が流出する可能性がある
- ・SNSで検索されたり知らない人からメッセージが来てしまうなどの危険がある
- ・本名で登録すると検索されたりする?
- 5LINEの名前は本名かニックネームか考えて登録しよう
- ・LINEの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
LINEの名前は本名かニックネームどっちがいい?
家族や友人との日常会話から、仕事の取引先とのアポイントまで、LINEの活用方法は幅広いものです。
そんなLINEの登録名は、相手を選んで表示を変える事はできません。登録されている全員に公開されてしまう名前は、本名かニックネームのどっちにするべきなのか、それぞれのメリットとデメリットを解説します。
LINEの名前は初期設定で登録するものとプロフィール欄で設定するものの2つ
LINEは初回登録の時に名前を入力します。何もしなければ、あなたのLINE名はこの登録した時の名前となります。登録名は、実名で登録する必要はありません。
今すでにLINEを利用している人は、設定メニューからプロフィールを選べば、現在表示されている名前の確認と変更ができます。SNSのプロフィールを実名にするのかニックネームにするのかは、どっちを選ぶのも個人の自由です。
本名とニックネームでは印象が違うものになる
自分のLINEアカウントを友達として登録してもらうことは、初対面の人に名刺を差し出す事に似ています。それに何が書いてあるかで、あなたの印象は大きく変わってきます。
例えば漢字で登録されている人の印象はまじめでお堅そう。ひらがなで登録している人は柔らかい、優しそうなどです。表現方法は様々で、その個性が時としてあなたの第一印象へとなってしまいます。
おすすめなのは漢字とひらがなの併用です。本名を知っている人には個人が特定しやすく、悪意を持つ第三者に与える情報は減らす事ができます。
仕事で使う機会が多い場合は本名がおすすめ
もしも家族や友人だけとLINEで連絡を取り合うのなら、名前にニックネームを登録しても何の問題もないでしょう。
しかし、名刺に例えたようにLINEアカウントはあなたの事をよく知らない相手にも教えないといけない場合があります。そんな時に、「名前が〇〇というのが私です。この名前は××という理由で付けてます」などと名前を説明するのは冗長で印象が悪いでしょう。仕事先の人とLINEで連絡を取り合う人は、実名での登録をおすすめします。
LINEの名前を本名にするメリット・デメリット
LINEの名前を本名にする事のメリットとデメリットをそれぞれ考察します。
【メリット】真面目な印象で仕事でも覚えてもらえやすい
友達一覧に顔写真と本名で名前が表示される人なら、本人だと確信が持てるので安心して連絡を取れます。新しい友達として顔と名前が何度も目に入れば、記憶にも残ります。トーク画面では必ず実名がトップに表示されているので、連絡を取り合ううちに名前も覚えてもらえるでしょう。
【デメリット】本名は固いイメージで乗っ取りの可能性などがある
LINEの利用者の年齢は幅広いですが、使いこなせているのはやはり若い人たちです。そして、若い人たちの感覚とは時にビジネスマナーとは乖離したものでもあります。「絵文字を使っていないと冷たい」と言われた経験がある人もいるようです。
そんな感性を持つ彼らがこれからビジネスの主要層となると、SNSのプロフィールに本名を載せているだけで、「この人堅苦しくて苦手だな」と思われてしまう可能性があります。
また、悪意を持った第三者にアカウントが乗っ取られた場合、あなたの名前で友人や取引先に「困っているのでお金をください」といったメッセージが送られる危険性があります。この場合は、名前から誰なのか分かりづらいニックネームよりも被害が大きくなるでしょう。
LINEアカウントのパスワードを設定することで、アカウントを乗っ取られる危険性を下げる事ができます。特に、初期にLINEに登録した人はパスワードの設定がなかったはずですので、必ずパスワードの設定をして、そのパスワードを忘れないようにしましょう。
また、本名の一部をひらがなやカタカタにすることで、固い印象を和らげる事もできます。しかし、その場合も名前を悪用される危険性は残るので注意が必要です。
LINEの名前をニックネームにするメリット・デメリット
LINEの名前をニックネームにする事のメリットとデメリットをそれぞれ考察します。
【メリット】親しみやすい印象でプライバシーが守られやすい
例えばプロフィールの名前を「吉沢(よしざわ)」さんが「よっち」というニックネームで登録していれば、新しいお友達に表示されるのは「よっち」さんです。トークをしていても、開くのは「よっち」という名前とのトークです。ニックネームを覚えてさえもらえれば、自然に親しみが沸いてきます。
また、SNSゲームで出会った人と連絡先を交換したい場合なども、SNSゲームを本名で登録する人は少ないので、LINEの名前と同じ名前にする、という事ができます。
SNSで本名を使う行為は「家の表札の下に紙で貼りだす行為」と表する人もいるほどに実生活に結び付く物です。基本的にインターネットでは匿名のニックネームが推奨されてきたのですが、LINEやFacebookなどのSNSだけは事情が違うようです。
【デメリット】仕事では使いにくく覚えてもらいにくい
LINE名に匿名性を求めて元の名前から離れれば離れるほど、本名との繋がりが弱くなります。「こちら私のLINEアカウントです。このよっちというのが私で」と毎回説明をするのも面倒なら、説明される方も無駄に時間を取られる事になり悪印象です。
さらに、相手がいざ連絡を取ろうとなった時に、「はてこのよっちという人はどこの誰でしたっけ?」となる可能性もあります。仕事の連絡にLINEを使うのなら、本名を登録する方がいいでしょう。
また、仕事で使うのが分かっているのに変な名前にしていると、ビジネスマナーがなっていないという評価をされてしまうかもしれません。ニックネームを使うにしても、よく考えて名前を付けましょう。
LINEの名前を実名で登録する危険性
LINEに限らずSNSのプロフィールに実名とニックネームのどっちで登録するのかは個人の自由です。その上で、本名で登録することによるリスクは認知しておかなければなりません。
本名で登録している人はどのくらいいる?
総務省の統計によれば、LINEの実名登録者はおよそ6割で、これは他のSNS、例えばFacebookは8割、Twitterは2割と丁度中間程度の本名率と言えます。
その本質として、ビジネスで用いられる事が多いFacebookと、個人の趣味で匿名性が求められているTwitterの間ともいえます。(画像は総務省「SNSの利用率及び実名利用率」の調査結果です)
本名の場合個人情報が流出する可能性がある
スマホを落としてしまったり、あなた自身やあなたの連絡先を知っている人が不正アクセスを受けてしまったり、情報社会ではあなたの個人情報が流出する可能性は常にあります。そんな時、LINEに本名を登録していると、それだけでLINEアカウント+実名が何者かにバレて、悪用されてしまう可能性があるともいえます。
名指しで「○○さん、延滞料金の催促」などという連絡が来ると、身に覚えがなくともドキッとしてしまうものです。個人情報は企業からの流出など、自分ではどうしようもできない事はありますが、自分で守れる範囲は守るという意識も大事でしょう。
SNSで検索されたり知らない人からメッセージが来てしまうなどの危険がある
SNSゲームで出会った人とLINEを交換して、その友達とも交換してと続けるうちに、もしかしたら悪意のある第三者にあなたのLINEの名前を見られてしまうかもしれません。例えばその名前でFacebookを検索すると、あなたの仕事先などのプロフィールが芋づる式に分かってしまいます。
本名で登録すると検索されたりする?
LINEの友達検索機能は現在二種類あります。LINE ID検索と電話番号検索です。LINEアカウントを知られたくない相手に本名から検索される心配はありませんが、電話番号により検索する事ができてしまいます。それは相手が電話番号を知っている場合もあれば、無差別に試行して引き当ててしまう場合もあります。
対策としては、設定を変更することで検索を無効化できます。設定の“友だち”から「友だちへの追加を許可」のチェックマークを外してください。また、記憶にない名前の人から連絡が来た場合は無視をするか、LINE以外の既知の方法で連絡をとって本人確認をしましょう。
LINEの名前は本名かニックネームか考えて登録しよう
LINEで本名とニックネームのどっちを使うべきかという問題ですが、結論としてはどっちも一長一短あるのが現状です。
仕事で使う可能性があれば実名がベターですが、SNSで知り合った人と連絡を取りたいと思う事もあります。ニックネームは匿名性が高い方がいいとされていますが、一方で実名を知っている人たちからすると分かりにくいものにもなってしまいます。
SNSのプロフィールを本名にするかニックネームにするか、どっちにするかは総合的に判断して名前を登録しましょう。