2024年05月12日更新
iTunesでiPhoneのバックアップできない原因と対処法!エラー別に解説!
iTunesでバックアップができない場合の原因とそれぞれの対処法をご紹介します。重要なことは原因究明とそれに合わせた対処をしていくことです。iTunesでバックアップができない場合も、本記事の対処法を読んで落ち着いて対処していきましょう。
目次
- 1iTunesでiPhoneのバックアップができない原因
- ・アプリ内のエラー
- ・iPhoneのバージョンが古い
- ・パソコンやiPhoneの不具合
- 2iTunesでiPhoneのバックアップできない!エラーなど警告が表示
- ・パソコンの容量不足でエラーが表示される場合
- ・iPhoneがコンピューターから取外されたためバックアップが取れませんでしたとエラーが出る場合
- ・バックアップが破損しているか互換性がないという警告が表示される場合
- ・【セッションが失敗しました】とエラーが表示された場合
- 3iTunesでiPhoneのバックアップできない!iPhoneのバージョンが古い
- ・iPhoneのアップデートをする
- 4iTunesでiPhoneのバックアップをする際にパソコンやiPhoneの不具合の対処法
- ・iPhoneを認識しない場合
- ・iPhoneに保存したパスワードがバックアップできない場合
- 5何をためしてもiTunesのバックアップができない場合の対処法
- ・Appleサポートに問い合わせる
- 6iTunesのバックアップができない場合は原因別の対処法をためしてみよう
- ・iTunesの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
iTunesでiPhoneのバックアップができない原因
iTunesはAppleが提供する無料のメディアプレイヤーです。iTunesは単なるメディアプレイヤーとは違い、iPhoneやiPodなどのiOSデバイスの音楽管理や、データのバックアップ、iTunesミュージックやオーディオブック、iBookなどのコンテンツを購入することができます。
Apple IDでiPhoneやiPadなど各デバイスを認証しておけば、クラウド上で全てのファイルを管理することが可能となり、Apple製品を利用しているiPhoneユーザー、iPadユーザーには必須のツールです。
そんなiTunesですが、iTunesでiPhoneやiPodなどのiOSデバイスのバックアップができない状態が続くと、iPhoneやiPodが故障や水没、紛失した場合、新しいiOSデバイスに最新の状態のデータを復元することができないので注意が必要です。
本記事冒頭では、iTunesでiPhoneのバックアップができない原因からご紹介していきます。iTunesでバックアップできない原因を把握しておくことで、適切な対処につながります。
iTunesでiPhoneやiPodのバックアップが原因は大きく分けて3つの原因があります。
a. iTunesアプリ内でエラーが発生しているためバックアップできない |
b. iPhoneやiPadにインストールされているiOSのバージョンが古いため、 バックアップできない |
c. パソコンやiPhone、iPodデバイスに故障・不具合が発生しているため、 バックアップできない |
アプリ内のエラー
iTunesアプリ内でエラーが発生する場合は、iTunesのバージョンが古い場合に多発する現象です。iTunesはiPhoneやiPad、iPodの新製品が発売されるたびに、iTunes自体のアップデートをしています。iTunesアプリが古いバージョンの場合は、最新のiPhoneやiPodなどのiOSデバイスに対応できないことがあるのです。
またパソコンのストレージ(容量)に十分なスペースが無いと、iTunes上でエラーが表示されバックアップに失敗しすることがあります。古いバックアップデータや、パソコン内のストレージを最適化するとエラーが解除されます。
これらの問題の対処方法は、本記事中盤の項目【iPhoneがコンピューターから取外されたためバックアップが取れませんでしたとエラーが出る場合】でご紹介します。
iPhoneのバージョンが古い
iPhoneやiPodに搭載されているiOSのバージョンが古いため、バックアップに失敗している場合があります。その場合パソコンとiPhoneやiPodを接続してもiTunesがデバイスを検出しないことがあります。これは前述したiTunesのバージョンが古い場合の原因と同様です。
パソコンやiPhoneの不具合
パソコンやiPhone、iPodデバイスに故障・不具合が発生し、バックアップに失敗している可能性があります。iPhoneのLightningケーブルの断線や、Lightningケーブルの接続口の焦げなど、さまざまな原因が考えられます。
本記事後半の【iTunesでiPhoneのバックアップをする際にパソコンやiPhoneの不具合の対処法】で詳細な原因と対処方法をご紹介しますので、そちらを参照してください。
iTunesでiPhoneのバックアップできない!エラーなど警告が表示
iTunesでエラーがなどの警告が表示され、バックアップが失敗する場合の対処方法をご紹介します。
パソコンの容量不足でエラーが表示される場合
上記の警告が表示されバックアップできない場合があります。この場合の対処方法をご紹介します。
パソコンの空き容量を確保する
パソコンデバイスの空き容量を確保してください。パソコンのストレージの容量を確保できない限り、パソコンの空き容量を確保する警告が出続けます。不要な写真ファイルや動画ファイルをパソコンから削除する、または外付けのHDDを利用して、パソコンのドライブ自体の容量を確保します。
パソコンの不要なファイルを削除したら、"ゴミ箱"を空にしなければ容量は増えないので注意してください。
またはiTunesのフォルダを外付けのドライブに移行することも可能です。手動でiTunesフォルダを移動すると、正常にフォルダが機能しなくなる場合があるため、自動でiTunesフォルダを外付けHDDに以降してくれる外部ツールを使うことをおすすめします。
本記事では"CopyTrans Shelbee"をおすすめします。iPhoneを機種変更した場合に、LINEなどのトーク履歴も移行してくれるなど様々な機能がついているのでおすすめです。
"CopyTrans Shelbee”は下記のリンクからダウンロードできます。
"CopyTrans Shelbee"のインストールが完了したら”CopyTrans Shelbee”を開いて"ツールボックス”をクリックします。
"ツールボックス"画面が表示されたら"移動先"で任意のフォルダを選択し"スタート"をクリックします。
バックアップフォルダの容量にもよりますが、数分でバックアップフォルダの移動が完了します。バックアップフォルダの移動が完了すると下記の画面が表示されるので"OK"をクリックします。
iTunesのバックアップ場所を自動で変える方法は以上です。iTunesのデータ容量はかなり大きいため、iTunesフォルダを外付けのHDDに移行することで大幅にパソコンの容量を確保することができます。
CopyTrans Shelbeeのインストールや使い方は非常にシンプルで簡単なので、パソコンからデータを削除せずに容量を確保したい方は、この方法を試してみてください。パソコンの容量不足でエラーが表示されバックアップが失敗した時の対処方法は以上です。
iPhoneがコンピューターから取外されたためバックアップが取れませんでしたとエラーが出る場合
上記のように【iPhoneがコンピュータから取り外されたため、iPhoneを復元できませんでした。】と表示されバックアップに失敗した場合の対処方法をご紹介します。
古いバックアップデータを削除や移動する
このエラー警告が表示され、バックアップが失敗する場合は、古いバックアップデータの削除、または移動をする必要があります。
Windowsでバックアップデータを削除する場合
1.iTunesを起動して、メニューバーから"編集"を選択して”設定”をクリックします。
2.iTunes上にデバイス環境設定が表示されます。"デバイス"タブを選択してください。
バックアップを作成しているデバイスのバックアップファイル一覧が表示されます。
3.iPhoneやiPadなどのバックアップデータを削除する場合は、削除したいデバイスのバックアップを選択して"バックアップを削除”をクリックします。
4.バックアップファイルを移動したい場合は、先ほど紹介した"CopyTrans Shelbee"を利用してください。
【iPhoneがコンピュータから取り外されたため、iPhoneを復元できませんでした。】と表示されiTunesのバックアップが失敗した場合のWindowsパソコンからの対処方法は以上です。
Macでバックアップデータを削除する場合
1.iTunesを起動して、メニューバーから"iTunes"を選択して"環境設定"をクリックします。
2. iTunes上にデバイス環境設定が表示されます。"デバイス"タブを選択してください。
バックアップを作成しているデバイスのバックアップファイル一覧が表示されます。
3. iPhoneやiPadなどのバックアップデータを削除する場合は、削除したいデバイスのバックアップを選択して"バックアップを削除”をクリックします。
4. iPhoneやiPadなどのバックアップデータを移動する場合は、移動したいデバイスのバックアップを右クリックし”Finderで表示"を選択します。Finderでバックアップファイルが表示されるので、ドラッグ&ドロップでHDDドライブやデスクトップなどに移行してください
【iPhoneがコンピュータから取り外されたため、iPhoneを復元できませんでした。】と表示されiTunesのバックアップが失敗した場合のMacパソコンからの対処方法は以上です。
バックアップが破損しているか互換性がないという警告が表示される場合
バックアップが破損しているか互換性がないという警告が表示されバックアップに失敗する場合は、お使いのパソコンに最新のiTunesをインストールすることで、問題が解消されることがあります。下記のリンクから最新バージョンのiTunesアプリをインストールしてください。
iTunesがアップデートされているかどうか確認する
すでにパソコンにインストールされているiTunes上から最新版iTunesにアップデートする場合は、iTunes画面上部のメニューバーから"アカウント"を選択して"ダウンロード可能な項目があるか確認"をクリックします。
Windowsユーザーは下記の手順でiTunesをアップデートしてください。
1.iTunes を開いて、画面上部にあるメニューバーから"ヘルプ"を選択します。 |
2."更新プログラムを確認”をクリックします。 |
3.表示される指示に従って、最新版のiTunesをインストールします。 |
バックアップが破損しているか互換性がないという警告が表示され、バックアップに失敗した時の対処方法は以上です。
【セッションが失敗しました】とエラーが表示された場合
【セッションが失敗しました】とエラーが表示された場合は、先ほど紹介した"CopyTrans Shelbee"をインストールして利用してください。
"CopyTrans Shelbee"でバックアップする方法は、"CopyTrans Shelbee"を開いてバックアップを選択します。
2."フルバックアップ"をクリックして、iPhoneのバックアップを開始します。
パソコンとiPhoneやiPodを再起動する
パソコンやiPhone、iPodを再起動することで問題が解消することがあります。"CopyTrans Shelbee"などの外部ツールを利用しなく無い方は、一度再起動を試してみてください。
iTunesでiPhoneのバックアップできない!iPhoneのバージョンが古い
iPhoneやiPodをWI-FIに接続してiOSを最新バージョンにアップデートすることで、問題が解消されます。iPhoneやiPadのOSバージョンのアップデートの方法は下記の手順を参照にしてください。
iPhoneのアップデートをする
1. iPhoneから"設定"アプリを起動し"一般”をタップします。 |
2. "一般"画面が表示されるので”ソフトウェア・アップデート"をタップします。 |
3."今すぐインストールする”をタップします。この表示が無い場合は お使いのiPhoneに最新のiOSがインストールされているという事になります。 |
4.パスコートを入力して、規約を確認します。 |
5.ソフトウェアのアップデートが開始します。 完了後は自動でiPhoneは再起動されます。 |
注意点は必ずiPhoneやiPodを充電している状態で、iOSのアップデートをしてください。中で電源が切れてしまうと、正常にiOSのアップデートが完了しません。またiOSのアップデートには10-20分ほどの時間がかかります。アップデート中はiPhoneやiPadは利用することができないので、こちらも注意が必要です。
iTunesでiPhoneのバックアップをする際にパソコンやiPhoneの不具合の対処法
最後にパソコンやiPhoneデバイスに不具合があり、バックアップできない場合の対処法をご紹介します。
iPhoneを認識しない場合
iPhoneをパソコンに接続しても、iTunes上で認識されない場合はUSB端子やLightningケーブル、iPhoneのプラグ接続部分に問題が発生している可能性があります。
別のUSB端子を使用する
パソコンに複数のUSBポートがある場合は、それぞれのUSBポートに接続してiPhoneが読み込まれるか確認してください。他のUSBポートに接続してもiPhoneが認識されない場合は、Lightningケーブル、またはiPhoneのLightningソケットに問題があります。新しいAppleから正規で販売されているLightningケーブルを購入してください。
またiPhoneとパソコンとを繋ぐUSBケーブルがAppleから販売されている正規品ではない場合、パソコンとiPhoneを接続してもiTunesでiPhoneを認識されないことがあります。
その場合は、そのUSBケーブルに問題があるということになりますので、USBケーブルの買い替えが必要になります。
iPhoneに保存したパスワードがバックアップできない場合
iPhoneに保存したパスワードや閲覧履歴をバックアップする場合は、バックアップデータを暗号化する必要があります。
バックアップデータを暗号化する
バックアップデータを暗号する方法は、iPhoneをパソコンに接続して、iTunesのデバイス画面を表示してください。
バックアップ項目から"iPhoneのバックアップを暗号化"にチェックをいれて"今すぐバックアップ"をクリックしてください。
バックアップデータを暗号化する方法は以上です。
何をためしてもiTunesのバックアップができない場合の対処法
これまで紹介してきた対処法を実践しても、iTunesのバックアップができない場合はiCloudにバックアップをとることを検討してください。
iCloudを利用する場合は、iCloudにログインすれば5GBまで無料で利用できますが、それ以上のストレージが必要な場合は有料です。iCloudの月額料金は下記のリストを参照してください。
ストレージ | 月額料金(VAT付加価値税込み) |
50GB | 月額料金130円 |
200GB | 月額料金400円 |
1TB | 月額料金1,300円 |
2TB | 月額料金2,500円 |
iCloudに自動バックアップを取る方法をご紹介します。iPhoneやiPadからiCloudにバックアアップを取る方法を覚えておけば、iTunesに接続できない、認識されない間の情報を、iCloud上に保存しておくことが可能です。
iPhone(をWi-Fiに接続します。"設定"をタップして起動、"アカウント名"をタップして"iCloud"をタップします。
"今すぐバックアップを作成"をタップします。バックアップが完了するまで時間がかかりますので、Wi-Fiを接続したままにしてください。
”バックアップ”画面で"iCloudバックアップ'"にチェックを入れておくと、毎日自動的にiPhoneのバックアップが生成されます。いざという時のために、毎日バックアップが自動的に生成されるようにチェックを入れておくことをおすすめします。
iCloudバックアップの方法は以上です。
Appleサポートに問い合わせる
対処法を実践しても問題が解決しなかった場合は、下記のリンクからAppleサポートに問題の報告と問い合わせをしてください。今後のiPhoneやiTunesのバージョンアップの際、寄せられたエラー情報を元にAppleがプログラムを修正してくれます。また、さらに新しい対処方法のアドバイスを得られる可能性もあります。
iTunesのバックアップができない場合は原因別の対処法をためしてみよう
iTunesでバックアップができない場合の原因とそれぞれの対処法をご紹介しました。iTunesでバックアップできない原因も様々であることがわかってもらえたでしょうか。重要なことは原因究明とそれに合わせた対処をしていくことです。
iTunesでバックアップができない場合も、本記事の対処法を読んで落ち着いて対処していきましょう。