2019年06月27日更新
iPhoneをパソコンが認識・表示しない!PCと接続できない原因と対処法を解説!
iPhoneをパソコンに接続しても認識しない場合の原因と対処法を解説します。iPhoneをパソコンに接続しても認識しない場合は、まず、接続機器を確認し、ソフトウェアが古くないかをチェックします。また、iPhone上で接続を許可しているか確認しましょう。
目次
- 1iPhoneをパソコンに接続しても認識しない原因【Windowsの場合】
- ・【iPhoneが認識・表示されない原因その1】USBケーブル・WindowsパソコンのUSBポートが壊れている
- ・【iPhoneが認識・表示されない原因その2】iTunesのバージョンが古い
- ・【iPhoneが認識・表示されない原因その3】WindowsのOSが古い
- ・【iPhoneが認識・表示されない原因その4】「Apple Mobile Device USB Driver」に原因がある
- ・【iPhoneが認識・表示されない原因その5】iPhone側で接続許可がされていない
- 2iPhoneをパソコンに接続しても認識しない場合の対処法【Windowsの場合】
- ・【Windows PC対処法その1】違うUSBポートに接続する
- ・【Windows PC対処法その2】正規品のLightning cableを利用する
- ・【Windows PC対処法その3】最新のiTunesをパソコンにインストールする
- ・【Windows PC対処法その4】iPhoneのロックをパスコード解除する
- ・【Windows PC対処法その5】他のWindowsパソコンに接続してみる
- ・【Windows PC対処法その6】Apple Mobile Device USB Driverを確認する
- 3iPhoneをパソコンに接続しても認識しない原因【Macの場合】
- ・【iPhoneが認識・表示されない原因その1】USBケーブル・MacパソコンのUSBポートが壊れている
- ・【iPhoneが認識・表示されない原因その2】MacのOSが古い
- ・【iPhoneが認識・表示されない原因その3】iPhone側で接続許可がされていない
- 4iPhoneをパソコンに接続しても認識しない場合の対処法【Macの場合】
- ・【Mac対処法その1】違うUSBポートに接続する
- ・【Mac対処法その2】正規品のLightning cableを利用する
- ・【Mac対処法その3】iPhoneのロックをパスコード解除する
- ・【Mac対処法その4】他のパソコンに接続してみる
- 5最終手段は「Appleサポート」に連絡しよう
- ・「Apple サポート」への問い合わせ方法
- 6パソコンがiPhoneを認識しない場合は原因を把握して正しい対処法を実行しよう
iPhoneをパソコンに接続しても認識しない原因【Windowsの場合】
iPhoneをPC・Macに接続しても認識しないことがあります。様々な原因が考えられますが、今回はその原因を1つ1つ検証し、それぞれの原因に対応する対処法を紹介します。また、パソコン条件もWindowsとMacに分けて考えます。
まずは、WindowsパソコンにiPhoneを接続しても認識しない原因から考えていきます。
【iPhoneが認識・表示されない原因その1】USBケーブル・WindowsパソコンのUSBポートが壊れている
WindowsパソコンがiPhoneを認識できない原因として考えられる要因の1つが、USBケーブルの破損・WindowsパソコンのUSBポートの破損です。
USBケーブルは使用頻度が多いと消耗します。また使用環境の条件によっても消耗が加速する場合があります。十分コードを伸ばした状態で使用していれば良いですが、コードを束ねたり、コードを折った状態で固定して使用したりすると、負担のかかるコードの箇所が消耗しやすくなります。
WindowsパソコンのUSBポートの破損は気づきづらいポイントですが、デバイスマネージャーでUSBポートの認識状況を確認し、USBポートを取り換えて試しても認識しないようであれば、WindowsパソコンのUSBポート自体の破損である可能性が高いといえます。iPhoneが認識されると「ポータブルデバイス」の項目に表示されます。
デバイスマネージャー上のiPhoneの確認については、後述のドライバーインストールの説明を参照してください。
【iPhoneが認識・表示されない原因その2】iTunesのバージョンが古い
WindowsパソコンがiPhoneを認識できない原因として考えられる要因の1つとして次に考えられるのが、iTunesのバージョンが古いという点です。WindowsパソコンにインストールされているiTunesのバージョンが最新バージョンでない場合は、利用しているiPhoneに対応できない場合があります。
【iPhoneが認識・表示されない原因その3】WindowsのOSが古い
WindowsパソコンがiPhoneを認識できない原因として考えられる要因の1つとして次に考えられるのが、WindowsのOSが古いという点です。WindowsのOSが古いバージョンであったり、アップデートがなされていなかったりすると、利用しているiPhoneに対応できない場合があります。
【iPhoneが認識・表示されない原因その4】「Apple Mobile Device USB Driver」に原因がある
WindowsパソコンがiPhoneを認識できない原因として考えられる要因の1つとして次に考えられるのが、Appleデバイス用のUSBドライバーがインストールされていないという点です。
Appleデバイス用のUSBドライバーは「Apple Mobile Device USB Driver」といいますが、このドライバーはMacの場合は標準でインストールされていますが、Windowsパソコンの場合は新規でインストールする必要があります。
iTunesをインストールする際に一緒にインストールされる場合もありますが、iTunesをインストールする経由によっては「Apple Mobile Device USB Driver」は一緒にインストールされない場合があります。「Apple Mobile Device USB Driver」がWindowsパソコンにインストールされていないとiPhoneを認識できません。
【iPhoneが認識・表示されない原因その5】iPhone側で接続許可がされていない
WindowsパソコンがiPhoneを認識できない原因として考えられる要因の1つとして次に考えられるのが、iPhoneをWindowsパソコンに接続した際に、iPhone側で接続許可処理がなされていないという点です。
iPhoneをWindowsパソコンに接続した際に、このパソコンを信頼するかというメッセージのポップアップが表示され、信頼するをタップすると、次にパスコードを入力してiPhoneのロックを解除しなくてはいけません。この一連の処理が正常に行われないとWindowsパソコン側でiPhoneを正しく認識できません。
iPhoneをパソコンに接続しても認識しない場合の対処法【Windowsの場合】
次に、WindowsパソコンがiPhoneを認識できない場合の対処法を解説します。
【Windows PC対処法その1】違うUSBポートに接続する
WindowsパソコンがiPhoneを認識できない場合に、まず、試すべき対処法が、接続しているWindowsパソコンの別のUSBポートに接続してみるという方法です。
前述した通り、WindowsパソコンのUSBポートの不具合が原因でWindowsパソコン側でiPhoneが認識されないという場合があるので、iPhoneがWindowsパソコンに認識されないときは、まず、Windowsパソコンの別のUSBポートに接続してみましょう。それで認識されれば、原因はUSBポートの不具合ということになります。
【Windows PC対処法その2】正規品のLightning cableを利用する
WindowsパソコンがiPhoneを認識できない場合に、次に試すべき対処法が、Apple正規品のLightning cableを利用するという方法です。
iPhoneに接続できるLightning cableはApple正規品以外にも多くの製品が市場に出回っています。その中にはApple認定品もありますが、iPhoneがWindowsパソコンに認識・表示されない場合は、Apple正規品のLightning cableに取り換えて試すことをおすすめします。
正規品以外のLightning cableの場合は、初めは使用できていても使用頻度が進むにつれて接続がうまくいかなくなるという場合も考えられます。ケーブルの不具合を疑うのであれば、まず、Apple正規品のLightning cableに取り換えて再度、iPhoneがWindowsパソコンに認識されるか試せば、原因がケーブルにあるかどうかが明確に判別できます。
【Windows PC対処法その3】最新のiTunesをパソコンにインストールする
WindowsパソコンがiPhoneを認識できない場合に、次に試すべき対処法が、最新のiTunesをパソコンにインストールするという方法です。
WindowsパソコンにインストールされているiTunesのバージョンが最新バージョンでない場合は、利用しているiPhoneに対応していない場合があります。
iTunesのバージョンが古いと、利用しているiPhoneのスペックをフォローしきれないためWindowsパソコンでiPhoneが認識されません。
しばらくiTunesをアップデートした覚えがない場合は、一度WindowsパソコンにインストールされているiTunesのバージョンを確認してみましょう。iTunesのバージョンが最新でない場合は、アップデートを行ってから、改めてiPhoneをWindowsパソコンに接続して認識されるか試してみましょう。
【Windows PC対処法その4】iPhoneのロックをパスコード解除する
WindowsパソコンがiPhoneを認識できない場合に、次に試すべき対処法が、iPhoneのロックをパスコード解除するという方法です。
前述した通り、iPhoneをWindowsパソコンに接続した際に、iPhone側で接続許可処理がなされていないと、WindowsパソコンがiPhoneを認識できません。
iPhoneがWindowsパソコンに認識されない場合は、改めてiPhoneの画面上でパスコード解除を求めるメッセージが表示されていないか確認しましょう。もし、パスコード解除を求めるメッセージが表示されていて待機状態のままであれば、パスコード解除を行うことで、WindowsパソコンがiPhoneを認識するはずです。
また、Windowsパソコンの画面で、このiPhoneを認識するか確認するメッセージが表示されている場合があります。このメッセージの表示も合わせて確認しましょう。もしそのようなメッセージが表示されていたら、「OK」をクリックして了承しましょう。
【Windows PC対処法その5】他のWindowsパソコンに接続してみる
WindowsパソコンがiPhoneを認識できない場合に、次に試すべき対処法が、iPhoneを他のWindowsパソコンに接続してみるという方法です。
iPhoneを他のWindowsパソコンに接続してみて、同様に認識されなければ、iPhone自体のハードウェアの不具合が、WindowsパソコンがiPhoneを認識しない原因の可能性があります。
もし、iPhoneでハードウェアの不具合が発生している場合は、Appleストアや正規代理店などのiPhone専門店にiPhoneを持ち込んで症状を相談しましょう。Appleストアに持ち込む場合は事前に予約が必要です。
【Windows PC対処法その6】Apple Mobile Device USB Driverを確認する
WindowsパソコンがiPhoneを認識できない場合に、次に試すべき対処法が、WindowsパソコンにApple Mobile Device USB Driverがインストールされているか確認し、インストールされていなければ改めてApple Mobile Device USB Driverをインストールするという方法です。
WindowsパソコンがiPhoneを認識するにはApple Mobile Device USB Driverがインストールされている必要があります。インストールされていなければ下記の手順でインストールしましょう。
Apple Mobile Device USB Driverのインストール方法は、iTunesのインストールを行った経由によって2通りの手順があります。Microsoft StoreからiTunesをインストールしたか、Apple ストアからiTunesをインストールしたかで手順が違います。
Microsoft StoreからiTunesをインストールした場合は、まず、iPhoneをWindowsパソコンから取り外し、ロックを解除してホーム画面を表示してから、再度Windowsパソコンに接続します。
もし、iTunesが自動で立ち上がったら閉じておきます。
「スタートメニュー」を右クリックして、メニューから「デバイス マネージャー」を起動し、「デバイス マネージャー」の画面の「ポータブルデバイス」の項目でiPhoneを探し、右クリックで表示されたメニューから「ドライバーソフトウェアの更新」を選択します。
「ドライバーソフトウェアの更新」が完了したら、改めてiTunesを立ち上げます。
Apple ストアからiTunesをインストールした場合は、まず、iPhoneをWindowsパソコンから取り外し、ロックを解除してホーム画面を表示してから、再度Windowsパソコンに接続します。
もし、iTunesが自動で立ち上がったら閉じておきます。
「Windows」キー +「R」キーを同時押しして、「ファイル名を指定して実行」のコマンドを立ち上げ、「%ProgramFiles%\Common Files\Apple\Mobile Device Support\Drivers」の文字列を入力して「OK」をクリックします。
Appleデバイスサポートのフォルダが開くので、フォルダ内の「usbaapl64.inf」ファイルもしくは「usbaapl.inf」ファイルを右クリックし、表示されたメニューから「インストール」を選択します。ファイルの拡張子は「.inf」であることをよく確認してインストールを行いましょう。
インストール後、WindowsパソコンからiPhoneを一旦外し、Windowsパソコンを再起動します。再起動後、iPhoneを改めてWindowsパソコンに接続してiTunesを立ち上げます。
iPhoneをパソコンに接続しても認識しない原因【Macの場合】
次に、MacがiPhoneを認識できない場合の原因を解説します。
【iPhoneが認識・表示されない原因その1】USBケーブル・MacパソコンのUSBポートが壊れている
MacがiPhoneを認識できない場合も、USBケーブルの破損・MacのUSBポートの破損が原因の可能性があります。USBケーブルの消耗・USBポートの不具合の影響で、MacがiPhoneを認識できない場合があります。
【iPhoneが認識・表示されない原因その2】MacのOSが古い
MacがiPhoneを認識できない原因として考えられる要因として、MacのOSが古いという点が挙げられます。MacのOSが古いバージョンであると、利用しているiPhoneに対応できていない場合があります。
【iPhoneが認識・表示されない原因その3】iPhone側で接続許可がされていない
MacがiPhoneを認識できない原因として、iPhoneをMacに接続した際に、iPhone側で接続許可処理がなされていないという点が挙げられます。Mac接続の際も、iPhoneの画面上で接続許可処理(パソコンの信頼・パスコード)を行わないとMacがiPhoneを認識できません。
iPhoneをパソコンに接続しても認識しない場合の対処法【Macの場合】
次に、MacにiPhoneを接続しても認識しない場合の対処法を解説します。
【Mac対処法その1】違うUSBポートに接続する
Macの場合も一度、別のUSBポートに接続してみましょう。別のUSBポートに接続して認識されれば、原因はUSBポートの不具合ということになります。
【Mac対処法その2】正規品のLightning cableを利用する
Apple正規品のLightning cableを利用するという方法も有効です。MacとiPhoneを接続する際は特にApple正規品のLightning cableを使用することをおすすめします。相性の良いApple正規品のLightning cableを使用してもiPhoneがMacに認識されないのであれば、原因はケーブル以外の要因であると判断できます。
【Mac対処法その3】iPhoneのロックをパスコード解除する
改めてiPhoneの画面上でパスコード解除を求めるメッセージが表示されていないか確認しましょう。うっかりメッセージ表示を見逃していた場合は、パスコード解除を行うことで、MacがiPhoneを認識するはずです。
【Mac対処法その4】他のパソコンに接続してみる
念のため、iPhoneを他のMacに接続してみましょう。他のMacに接続して認識されるかを確認することで、原因がiPhone側にあるか、それ以外のMacや周辺機器・環境にあるかを明確に判別できます。
最終手段は「Appleサポート」に連絡しよう
自分で対処法を試してみても問題が解決しない場合は、最終手段として「Appleサポート」に連絡しましょう。
「Apple サポート」への問い合わせ方法
Apple製品の修理の窓口は主に2つあります。iPhone修理専門のホームページと電話対応の「Appleサポート」です。また、AppleストアにiPhoneを持ち込む際は、事前にこのどちらかで予約をとる必要があります。
Appleストアに持ち込んだ際に、予約がないためにサービスが受けられないという事態にならないように事前の予約を忘れないようにしましょう。
パソコンがiPhoneを認識しない場合は原因を把握して正しい対処法を実行しよう
iPhoneをPC・Macに接続しても認識されない場合は原因を把握して、適切な対処法を試しましょう。まずは、物理的な接続環境としてUSBケーブル・USBポートの不具合がないか確認しましょう。Apple正規品のLightning cableを使って接続し直せば、USBケーブルの不具合が原因かどうかが明確になります。
また、iPhoneをPC・Macに接続した際に、パソコンの信頼・パスコード解除を画面上で処理し忘れていないか確認しましょう。iPhoneをPC・Macに接続しても、iPhoneの画面上で接続許可処理を行わないとPC・Mac側でiPhoneを認識できません。
上記の対処法を試して接続し直しても、問題が解決しないときは、最終的にAppleの専門サポートサービスに相談しましょう。AppleストアにiPhoneを持ち込む際は、事前に専用ホームページか電話対応のAppleサポートで予約をとる必要があります。