iPhoneマイクのアクセス許可を設定!アプリでマイクを使えない対処法も解説!

iPhoneには本体下部にマイクが内蔵されており、設定を変更するだけで簡単に音声入力を行えます。今回はiPhoneにインストールされているアプリでマイクを使うためのアクセス許可の設定方法や、マイクを使えない場合の対応策などをまとめました。

iPhoneマイクのアクセス許可を設定!アプリでマイクを使えない対処法も解説!のイメージ

目次

  1. 1iPhoneのマイクのアクセス許可を設定するメリットと注意点
  2. アクセス許可とは
  3. アクセス許可の設定をする際の注意点
  4. 2iPhoneのマイクのアクセス許可を設定する方法
  5. LINEアプリのマイクのアクセスを許可する
  6. 3iPhoneマイクのアクセス許可の設定ができない対処法
  7. アプリの再インストール
  8. アプリ内の設定の確認
  9. 4iPhoneマイクのアクセス許可の表示が消えた場合
  10. iOSのバージョンを最新にアップデートする
  11. iPhoneを初期化する
  12. 5iPhoneマイクのアクセス許可を設定してアプリで機能を使おう!

iPhoneのマイクのアクセス許可を設定するメリットと注意点

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iPhoneはタッチパネルを使ってテキストを入力・送信できるだけでなく、内蔵マイクによる音声通信機能にも対応しています。ただしiPhoneでマイクの機能を使うためには、マイクの設定にて各アプリからのマイクへのアクセスを許可する必要があります。

iPhoneでマイクのアクセス許可を個別に設定しなければならない理由をご紹介しましょう。

アクセス許可とは

iPhoneで新しいアプリをインストールした時、画面上に「"〇〇〇"が写真へのアクセスを求めています」といったアクセス許可のメッセージが表示されることがあります。これは、インストールされたアプリがiPhoneの機能の一部を使用する仕様になっており、その利用権限をユーザーに求めているものです。

iPhoneに搭載されているiOSは、非常にセキュリティレベルの高いOSです。外部アプリが新規インストールされた際には、本当にその権限をアプリに与えて良いのか、その都度ユーザーに対して注意を促すシステムになっているのです。

許可した機能がアプリで使用できる

ユーザーがアクセスを許可すると、インストールされたアプリがiPhoneの機能の一部を使ったサービスを正常に処理できるようになります。逆に言えば、アクセスを許可しないとそのアプリが本来の機能を発揮できません。

例えば画像編集アプリの場合、写真へのアクセスが許可されていなかったら、端末に保存されている写真データを読み込めないといった不具合が生じてしまいます。インストールしたアプリのサービスを最大限に利用したい場合は、アクセス設定を許可するようにしましょう。

アクセス許可の設定をする際の注意点

それではアクセス許可のメッセージが表示されたら常に許可すれば良いのかというと、実はそういうわけにもいきません。

インターネット上で公開されているアプリの中には、一般ユーザーには分からないようにマルウェアを巧妙に仕込んでいるものが存在します。この類のアプリはiPhoneに保存されている重要な個人情報を破壊・流出させようとするため、インストール時に様々な機能へのアクセス許可を求めてきます。

特に、「"〇〇〇"が連絡先へのアクセスを求めています」というメッセージが出た時は要注意。連絡先アプリへのアクセスを許可すると、自分や友達の住所・電話番号等を盗み出される恐れがあります。同様に、マイクへのアクセスを許可した場合、iPhoneを介して自分の日常会話を盗聴されてしまうかもしれません。

iPhoneのアクセス許可は、セキュリティ上なくてはならない設定です。本当に信頼できるアプリに対してのみ、マイクへのアクセス許可を与えましょう。

iPhoneのマイクのアクセス許可を設定する方法

iPhoneのホーム画面

iPhoneのマイクのアクセス許可を設定する方法は非常に簡単です。まずは、ホーム画面上で歯車アイコンをタップして「設定アプリ」を開いてください。

iPhoneの設定アプリ

次に、設定アプリのメニューの中から「プライバシー」の項目をタップします。

iPhoneのプライバシー設定

プライバシーのメニューの中から「​​​​マイク」をタップしてください。

iPhoneのマイク設定

​​​​​すると、iPhoneのマイクに対してアクセス許可を要求したアプリが一覧表示されます。マイクへのアクセスを許可したいアプリのスイッチをタップしてオンにしましょう。これで、そのアプリがiPhoneのマイクにアクセスできる設定になりました。

LINEアプリのマイクのアクセスを許可する

国内最大の人気を誇るSNS・LINEには、テキストメッセージを送るだけでなく無料で音声通話を行える機能も実装されています。しかし、iPhoneのマイクのアクセス許可設定がオフになっていると、こちらの音声が相手に聞こえないという不具合が通話時に起こります

ここではiPhoneアプリの例として、LINEアプリのマイクのアクセスを許可する設定方法をご紹介しましょう。

LINEのホーム画面

LINEアプリをiPhoneにインストールしたばかりの状態では、設定アプリを開いてもLINEのマイクへのアクセスを許可する項目が表示されません。まずはLINEアプリ上で音声通話機能を使用する必要があります。

LINEアプリを起動したらホーム画面を表示し、左上にある歯車アイコンをタップしてください。

LINEの設定画面

LINEの設定画面が表示されたら、「通話」の項目をタップしてください。

LINEの通話設定画面

LINEの通話設定画面が表示されたら、画面を下の方までスクロールさせて「テスト通話」の項目をタップしてください。

LINEのテスト通話画面

初回使用時に「"LINE"がマイクへのアクセスを求めています」というメッセージが表示されるので、「OK」をタップしてください。これでLINEアプリのマイクへのアクセスが許可されました。

iPhoneの設定アプリのLINEマイク設定

マイクの設定がきちんとiPhoneに適用されているか気になる方は、iPhoneのホーム画面から設定アプリを起動し、画面を下にスクロールさせて「LINE」の項目をタップしてください。

LINEの設定画面に、インストール時には無かった「マイク」という項目が追加されてオンになっているはずです。もしオフになっている場合、スイッチを1回タップすれば再びオンにすることが出来ます。

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iPhoneマイクのアクセス許可の設定ができない対処法

iPhoneの設定アプリを開いても、インストールしたアプリのマイクへのアクセス許可設定を変更できない場合があります。その場合は、以下の2つの方法を試してみてください。

アプリの再インストール

アプリをダウンロードしている時、あるいはアプリのインストール処理中に何らかのエラーが発生すると、アプリがiPhone上で正常に動作しなくなることがあります。この場合は、アプリの再インストールを行いましょう。

iPhoneのアプリのアンインストール方法

iPhoneのホーム画面上でアプリのアイコンを長押しし、左上に表示される×ボタンをタップしてください。「"〇〇〇"を削除しますか?」というメッセージが表示されるので、「削除」をタップすればそのアプリをアンインストールすることが出来ます。

アプリのアイコンがiPhoneのホーム画面から消えたことを確認した後、もう一度ダウンロードリンクにアクセスして再インストールを行ってください。再インストールが正常に完了すれば、設定表示も直るはずです。

アプリ内の設定の確認

アプリの再インストールという方法でも設定表示が直らない場合は、アプリ内に独自のオン・オフ設定機能が存在している可能性があります。

今回例として挙げたLINEも、音声通話機能を1回使ってみなければマイクのアクセス許可に関する設定項目が出現しないアプリです。iPhone本体の設定アプリから設定を変更できないのであれば、アプリ内の設定ページから調整を行う可能性が高いです。

iPhoneマイクのアクセス許可の表示が消えた場合

iPhoneの設定アプリを開いたら、マイクのアクセス許可設定を表示する画面に一つもアプリが表示されなくなってしまったという不具合が発生することがあります。

この場合はインストールしたアプリではなく、iPhone本体の方に問題がある可能性が高いです。アプリを再インストールしても無駄なので、早急に以下の2つの手順を試してみてください。

iOSのバージョンを最新にアップデートする

iPhone全体を制御しているiOSのバージョンが古くなってくると、処理が遅くなったりアプリが正常に動作しなくなったりする恐れがあります。

マイクだけでなく連絡先やカレンダーなどのアプリへのアクセス許可設定も表示されなくなっていたら、iOS関連の不具合と見てほぼ間違いありません。iOSを最新バージョンにアップデートしましょう。

iPhoneのiOSをアップデートする方法

インターネットに接続している状態で、iPhoneのホーム画面から設定アプリを起動し、「一般」という項目をタップしてください。

iPhoneのiOSをアップデートする方法

一般メニューの中から「ソフトウェア・アップデート」をタップしましょう。

iPhoneのiOSをアップデートする方法

サーバと通信してiOSのバージョン確認が始まります。最新版のiOS情報が表示されたら、「ダウンロードとインストール」をタップしてiOSをアップデートしてください。

なお、途中で通信が途切れるとアップデートが中断してしまい、iPhoneが正常に再起動しなくなることがあります。通信が安定していて時間に余裕がある環境でアップデートするか、PCにiTunesをインストールして有線接続でアップデートした方が無難です。

Apple公式サイト

iPhoneを初期化する

iPhoneを長期間利用していると、不要なデータが溜まって正常に動作しなくなる恐れがあります。アプリの再インストールやiOSのアップデート等の方法を行っても直らない場合は、iPhoneを初期化して購入時の状態に戻しましょう。

ただし、初期化を行うと現在iPhoneに保存されているデータは全て削除されます。必ず事前にiCloudまたはiTunesにバックアップを取って、いつでも復元できるように準備しておいてください。

iPhoneのホーム画面から設定アプリを起動し、「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」→「iPhoneを消去」を選択後、確認画面でもう一度「iPhoneを消去」をタップすれば初期化が完了します。

初期化しても直らない場合は、ソフトウェアではなくハードウェアの故障です。もはや一ユーザーの手に負えるレベルの不具合ではないので、Apple Support等の修理サービスを利用しましょう。

iPhoneマイクのアクセス許可を設定してアプリで機能を使おう!

今回は、iPhoneでマイクのアクセス許可を設定する方法についてご紹介いたしました。最後に本記事の要点をまとめると、以下の5点が挙げられます。
 

  • iPhoneでマイクを使った音声通信を行うためには、使用するアプリに「マイクへのアクセス許可」を設定する必要がある
  • 設定アプリを開いて「プライバシー」→「マイク」をタップすると、マイクへのアクセス許可を各アプリごとに設定できる
  • もしも設定アプリからマイクのアクセス許可を設定できない場合は、アプリの再インストールやアプリ内での設定変更を試すと良い
  • アクセス許可表示が全て設定アプリから消えてしまった場合は、iOSのアップデートやiPhoneの初期化を行うと良い
  • それでもダメなら専門店に修理を依頼するしかない

iPhoneでSNSやセルフィー(自撮り)アプリを使用する際に、マイクのアクセス許可設定が必要になることがとても多いです。これらのアプリを最大限に楽しむためにも、ぜひ本記事を参考にしてiPhoneのアクセス許可設定を使いこなせるようになってください。

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この記事のライター
シンタロー
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