2019年07月17日更新
iPhoneの検索や閲覧履歴の削除方法と残さないようにする設定方法を解説!
iPhoneを使って行えることはたくさんあります。その中には、ネット検索があります。いろいろなWebサイトにアクセスできますが、心配なのは閲覧履歴を残さずに削除し個人情報を保護することです。今回はiPhoneの検索履歴を残さない方法と削除方法を解説します。
目次
- 1iPhoneで検索・ネット閲覧する為には?
- ・標準ブラウザ【Safari】
- ・便利なiOS版【Google Chrome】アプリ
- 2iPhoneの検索履歴を削除する方法【Safari編】
- ・Safariの検索履歴の確認方法
- ・Safariの検索履歴の消し方
- ・検索履歴を残さない設定【プライベートブラウズ】
- 3iPhoneの検索履歴を削除する方法【Google Chrome編】
- ・【履歴】画面の検索履歴を一つずつ削除する方法
- ・【履歴】画面の検索履歴を一括で削除する方法
- ・【最近の履歴】に表示される検索履歴を削除する方法
- ・Googleアカウントの検索履歴を削除する方法
- 4iPhoneの検索履歴を削除する方法【iPhone標準機能編】
- ・iPhoneの文字変換の履歴を削除する方法
- ・Siriの検索履歴を削除する方法
- 5iPhoneの検索履歴を削除する方法【その他編】
- ・YouTubeの再生履歴・検索履歴を削除する方法
- ・iOS版Googleマップの履歴を削除する方法
- ・iPhoneで履歴を削除できない時は?
- 6iPhoneで検索履歴を削除してプライベートを守ろう!
iPhoneで検索・ネット閲覧する為には?
インターネットサーフィンやWeb検索はPCで行えるもの、というのはこれまでの考え方でした。この考え方が大きく変えたのは、スマートフォンの世界的な普及です。事実、インターネットを利用する際の主要デバイスがPCからスマホへ移り変わったと多くの知識人がコメントするほどです。
例えばある調査によれば、インターネット利用機器は、PCの59%に対し、スマホは58%です。Webの閲覧内容では、生活関連、健康関連でスマホの利用率は60%、娯楽関連では70%、飲食関連に至っては80%の利用率です。SEO業界がスマホ利用者をターゲットにしている理由がよく分かります。
スマホの筆頭とも言えるiPhoneでのWebサイトの閲覧も盛んに行われています。
標準ブラウザ【Safari】
インターネットアクセスや、Webサイトの検索などを行うため、iPhoneには「Safari」アプリが標準インストールされています。「Safari」はAppleが開発したiPhoneのWebブラウザです。iPhoneに内蔵された「Safari」アプリを使って、調査やインターネットショッピング、世界中の新しい情報やニュースを見ることができます。
「Safari」は当初、AppleのPCであるMacの基本ソフトとして開発されたものですが、その後iPadやiPhoneにも採用され、現在はWindows版Safariも入手可能です。「Safari」は動作が非常に軽快で、Web標準のアプリとして、高いパフォーマンスを行えます。
また「Safari」アプリは、Appleが独自に開発した独自の描画プログラムを実装しているので、Webサイトの文字表示がとても綺麗なことでも知られています。
履歴確認やプライベートブラウズなど機能充実
iPhoneのWebブラウザ「Safari」にはたくさんの便利な機能が実装されています。「Safari」に実装されている便利な機能には、ブックマーク機能、履歴閲覧機能、共有機能とリーディングリスト、共有リンク機能などがあります。また履歴機能を記録しないプライベートブラウズモードもあります。
特に個人情報の保護という観点から考えると、履歴閲覧機能とプライベートブラウズモードはユーザーにとってありがたいものです。履歴閲覧機能を使えば、「Safari」を使ってこれまで閲覧した履歴がすべて表示できるので、偽装請求が送信されてきても、首尾よく対処できます。
またプライベートブラウズモード機能があるので、Webで格安航空券を検索する際に、検索痕跡を残すことがないので、格安航空券販売サイトも過去の閲覧機能を元にして価格を表示する、といったことはできなくなります。
便利なiOS版【Google Chrome】アプリ
iPhoneでWeb検索をするには、基本的に「Safari」アプリを使用します。しかし、iOS版としてインストールできる「Google Chrome」を使用することもできます。「Google Chrome」は世界で最も使用されているWebブラウザで、その使いやすさ、カスタマイズ性の高さで知られています。
さらに現在ほぼすべてのPCやタブレット、またスマホでインストールできるので、どのデバイスからもGoogleアカウントにログインでき、再設定の必要がないことも強みの1つです。
iPhoneの検索履歴を削除する方法【Safari編】
Web検索をすれば必ず履歴が残ります。その閲覧履歴を残さないことはとても重要です。Webサイトを訪れると「Cookie」が作成されます。「Cookie」はWebサイトの訪問者を識別する仕組みで、「Cookie」にはWebサイトの閲覧履歴やログイン情報が記録されます。
Webサイトの閲覧および検索履歴を消さずにいると、訪問されたWebサイトの所有者は、閲覧履歴をチェックでき、「追跡型広告」と呼ばれるインターネット広告を本人の許可なく送信します。また「Cookie」には「トラッキングCookie」と呼ばれるものもあります。「トラッキングCookie」とは、訪問するWebサイトに埋め込まれたバーナー広告を配信する「Cookie」のことです。
そのため、訪問した覚えのないWebサイトからインターネット広告が配信されることがあります。こうした煩わしいインターネット広告などの配信などの問題を未然に防ぐのに重要なのがiPhoneの検索履歴を残さないことです。ではiPhoneの検索履歴を残さないようにし、完全に消去するにはどうすればいいのでしょうか。これから3つに分けて説明します。
1つ目は「Safari」で行う方法です。2つ目は「Google Chrome」で行う方法です。そして3つ目はiPhoneの標準機能を使った方法です。まず「Safari」でiPhoneの検索履歴を消去する方法を紹介します。
Safariの検索履歴の確認方法
iPhoneの検索履歴を消去するには、まずiPhoneに消されずに残されている検索履歴の場所を割り出し、確認することが必要です。検索履歴を残さないで消去するため、iPhoneの「Safari」アプリでどのように検索履歴を確認するのでしょうか。これからその手順を説明します。まずiPhoneを開き、「Safari」アプリを起動させます。
画面下に3つのマークが表示されています。その中から「ブックマーク」を選択します。次の画面の上部に3つのマークがあります。「ブックマーク」「リーディングリスト」「履歴」です。その中から「履歴」を選択します。「履歴」画面にこれまでの検索履歴が表示されています。
Safariの検索履歴の消し方
iPhoneの「Safari」アプリに削除されずに残っていた検索履歴の確認はできました。次のステップは、iPhoneの「Safari」アプリから検索履歴を消去する、消し方を探すことです。削除の手順を説明する前に大切なことを覚えておく必要があります。
「Safari」の検索履歴を消去するということは、履歴とキャッシュや「Cookie」などのWebサイトデータも消去されることを意味します。そのためパスワードを書き留めるなどして、忘れないようにしてください。
iPhoneの【設定】から検索履歴を消去する方法
「Safari」の検索履歴の消し方をこれから説明します。iPhoneのホーム画面から「設定」を選択します。「設定」画面にある「Safari」を選択します。「Safari設定」画面にある「履歴とWebサイトデータを消去」を選択します。これで検索履歴は消去されます。
検索履歴を残さない設定【プライベートブラウズ】
iPhoneの「Safari」には、Web検索を行ったあとに検索履歴を削除する以外に、あらかじめ検索履歴を残さない設定にすることにより検索履歴を消去するという手間を省くこともできます。その機能こそ、この記事ですでに考えた「プライベートブラウズ」機能です。
「プライベートブラウズ」機能を使えば、インターネットショッピングなどでWebサイトを閲覧していても、閲覧履歴を残さないので、Webサイトの所有者から追跡されることはなく、そのため「追跡型広告」を配信されることもありません。「プライベートブラウズ」機能の設定方法を説明します。iPhoneを開き、「Safari」アプリを起動させます。
画面下に3つのマークが表示されています。「ブックマーク」の右隣にあるマークをクリックします。次の画面の下部に「プライベート」「+」「完了」の3つが表示されますので「プライベート」を選択します。これで「プライベートブラウズ」機能の設定が終了です。
iPhoneの検索履歴を削除する方法【Google Chrome編】
次に「Google Chrome」からiPhoneの検索履歴を削除する、消し方の手順を説明します。「Google Chrome」からiPhoneの検索履歴を削除する方法は4つあります。1つ目は、履歴画面の検索履歴を一つずつ削除する方法です。2つ目は、履歴画面の検索履歴を一括で削除する方法です。3つ目は、最近の履歴に表示される検索履歴を削除する方法です。
そして4つ目は、Googleアカウントの検索履歴を削除する方法です。これから、これら4つの方法を詳しく説明します。
【履歴】画面の検索履歴を一つずつ削除する方法
「Google Chrome」からiPhoneの検索履歴を削除する1つ目の方法は、履歴画面の検索履歴を一つずつ残さないで削除する方法です。これから検索履歴を1つずつ削除する、消し方の手順を説明します。「Google Chrome」アプリを開きます。ホーム画面右下に表示されている「・・・」をクリックします。ポップアップが立ち上がります。
ポップアップに表示されるメニューから「履歴」を選択します。「履歴」画面に変わります。「履歴」画面右下にある「編集」を選択します。「履歴」画面に表示されている検索履歴の中で消去したいものを選びます。選んだら画面左下にある「削除」を選択します。
【履歴】画面の検索履歴を一括で削除する方法
「Google Chrome」からiPhoneの検索履歴を削除する2つ目の方法は、「履歴」画面の検索履歴を一括で削除する方法です。これから検索履歴を一括で削除する、消し方の手順を説明します。「Google Chrome」アプリを開きます。ホーム画面右下に表示されている「・・・」をクリックします。ポップアップが立ち上がります。
ポップアップに表示されるメニューから「履歴」を選択します。「履歴」画面に変わります。
「履歴」画面左下にある「閲覧履歴データを削除」を選択します。「閲覧履歴データを削除」に変わります。削除したい項目を確認し「閲覧履歴データの削除」を選択します。確認画面に変わりますので「閲覧データの削除」を選択します。
【最近の履歴】に表示される検索履歴を削除する方法
Googleアカウントの検索履歴を削除する方法
「Google Chrome」からiPhoneの検索履歴を削除する3つ目の方法は、Googleアカウントの検索履歴を残さないで削除する方法です。Googleアカウントには、検索履歴、閲覧履歴、YouTube検索履歴、YouTube再生履歴、ロケーション履歴などが「アクティビティ管理」保存されています。そこから検索履歴、閲覧履歴を探し削除します。
Googleアカウントの検索履歴を削除する、消し方の手順を説明します。「Safari」ブラウザから「Google アカウント」を検索し、立ち上げます。「Google アカウント」画面右上にある「データとカスタマイズ」をクリックします。次の画面に「アクティビティ管理」を探し「ウェブとアプリのアクティビティ」をクリックします。
次の画面で「Chromeの履歴とGoogleのサービスを使用するサイト、アプリ、デバイスでのアクティビティが含まれます」をクリックします。
次の画面に「今日」と表示され、今日からこれまでの閲覧履歴、および検索履歴がすべて表示されます。「ゴミ箱」のアイコンがありますのでそれをクリックします。履歴の削除確認画面が立ち上がりますので、「削除」を選択します。
iPhoneの検索履歴を削除する方法【iPhone標準機能編】
次にiPhone標準機能を使ってiPhoneの検索履歴を削除する方法を説明します。2つの削除方法を紹介します。1つ目は、iPhoneの文字変換の履歴を削除する方法です。もう1つは、Siriの検索履歴を削除する方法です。
iPhoneの文字変換の履歴を削除する方法
iPhone標準機能を使ってiPhoneの検索履歴を削除する1つ目のものは、iPhoneの文字変換の履歴を削除する方法です。iPhoneの文字変換とは、iPhoneのキーボード学習機能のことです。ここでiPhoneのキーボード学習機能をリセットしてみます。リセットして履歴を消す、消し方の手順を説明します。iPhoneのホーム画面から「設定」画面を選択します。
そして「一般」→「リセット」と進みます。
「リセット」画面になります。「リセット」画面にある「キーボードの変換学習をリセット」を選択します。パスワードを入力し、「変換学習をリセット」を選択します。これでiPhoneの文字変換の履歴を削除されました。
Siriの検索履歴を削除する方法
iPhone標準機能を使ってiPhoneの検索履歴を削除する2つ目のものは、Siriの検索履歴を削除する方法です。「Siri」の検索履歴は、Spotlight検索とウィジェットに表示されます。これからSpotlight検索とウィジェットで「Siri」の検索履歴を削除する方法と、ウィジェットで「Siri」の検索履歴を削除する方法をそれぞれ説明します。
Spotlight検索
Siriの検索履歴をSpotlight検索から削除する消し方を説明します。iPhoneのホーム画面から「設定」→「一般」→「アクセシビルティ」→「スイッチコントロール」→「メニュー項目」へと進みます。
「メニュー項目」から「デバイス」を選択します。「デバイス」画面に「Spotligt検索」がありますので、それを外し非表示設定にします。再び有効にすると、リセットされ履歴が削除されます。
ウィジェット
Siriの検索履歴をウィジェットから削除する消し方を説明します。iPhoneのホーム画面を右にスワイプしてウィジェット画面を開きます。ウィジェット画面の一番下にある「編集」をクリックします。「ウィジェットを追加」画面から「Siriからの提案(App)」を削除します。Siriの検索履歴は削除されます。
iPhoneの検索履歴を削除する方法【その他編】
iPhoneから削除できる検索履歴や閲覧履歴は他にもあります。この記事の最後にさらに2つ取り上げて説明します。1つ目はYouTubeの再生履歴と検索履歴です。2つ目はiOS版Googleマップの履歴です。
YouTubeの再生履歴・検索履歴を削除する方法
ではiPhoneからYouTubeの再生履歴と検索履歴を削除する、消し方の手順を説明します。「YouTube」アプリを開きます。ホーム画面の右上にある「自分のアカウント」アイコンをクリックします。「アカウント」画面の「設定」を選択します。「設定」画面に「履歴とプライバシー」欄があり、そこに「再生履歴を削除」「検索履歴を削除」の2つがあります。
それぞれ1つずつ選択します。「削除確認」画面が現れますので「再生履歴を削除」、「検索履歴を削除」をそれぞれ選択し、履歴を削除します。
iOS版Googleマップの履歴を削除する方法
次にiPhoneからiOS版Googleマップの履歴を削除する、消し方の手順を説明します。iPhoneのGoogleマップを開きます。ホーム画面上にある「三重線」の「メニュー」をクリックします。「メニュー」画面から「設定」を選択します。次の「設定」画面から「マップの履歴」を選択します。
「マップ履歴」画面これまでの検索履歴が表示されます。1日ごとに検索履歴の削除を行うこともできますし、個々の履歴の削除も行えます。
iPhoneで履歴を削除できない時は?
iPhoneで削除できないというユーザーからのクレームの最も多いアプリは「Safari」です。そして「Safari」アプリの履歴削除が上手くできない理由の多くが、「コンテンツとプライバシーの制限」が有効になっていることです。
それで「コンテンツとプライバシーの制限」を無効にする必要があります。手順は、「設定」→「スクリーンタイム」「コンテンツとプライバシーの制限」へと進み、「コンテンツとプライバシーの制限」を無効にします。
iPhoneで検索履歴を削除してプライベートを守ろう!
iPhoneで検索履歴を削除することはとても重要です。自分の個人情報といったプライバシーが自分の知らない第三者の手に渡ってしまったと思うだけでゾッとします。iPhoneにインストールされたあらゆるアプリの検索履歴を小まめに削除しましょう。