2019年06月20日更新
iPhoneの「ヘルスケア」の使い方!歩数・睡眠・血圧・体重など測定して管理!
iPhoneにはヘルスケアというアプリが初期状態から搭載されています。歩数や体重だけでなく、睡眠時間や血圧や健康に関する情報をまとめて確認・管理できるアプリです。iPhoneのヘルスケアを使って、自分の健康状態をまとめて管理してみましょう。
目次
iPhoneの「ヘルスケア」でする健康管理
iPhoneには「ヘルスケア」という、自分の健康管理ができるアプリがiPhone購入時から入っています。ホーム画面で見たことはあっても、使っていない・使い方がよく分からないという人も多いのではないでしょうか。ヘルスケアの特徴や使い方を紹介します。
ヘルスケアアプリの特徴
iPhoneのヘルスケアの特徴は、iPhoneが自動で計測したり、自身でデータを入力して記録したり、他のアプリ等と連携してデータを自動反映させたりすることで、運動した履歴や健康状態をデータでチェックできます。健康を保つために役立つデータが確認できるヘルスケアアプリを活用してみましょう。
ヘルスケアアプリを使うメリット
iPhoneのヘルスケアを使えば、自身の健康状態を知るためのデータが作成できます。自動で計測してくれる項目もあり、手動で入力・編集も可能です。具体的なメリットは次のとおりです。
- 身長や体重や、睡眠時間を入力して、数値の変動を客観的に確認できる。
- ジョギングやウォーキングをした距離と、歩数を自動で計測できる。
- 他の健康管理アプリやデバイスと連携させて、自動でヘルスケアにデータを反映できる。
- メディカルIDを使用すると、緊急時に自分の体調情報を簡単に伝えられる。
iPhoneの「ヘルスケア」の使い方
iPhoneのヘルスケアの使い方を紹介します。ヘルスケアを初めて起動したときは初期設定からスタートします。ヘルスケアが起動したら「次へ」をタップします。
自分の情報として、姓名・生年月日・性別・身長・体重が入力できます。情報を入力して「続ける」をタップすると次の設定画面へ移動します。なお、ここで入力した情報は後からでも編集できるので、初期設定段階で全て入力しなくても問題ありません。
次の画面ではメディカルIDが作成できます。”メディカルIDを作成”をタップすれば、作成画面へ移動しますが、今回は「今はしない」をタップします。メディカルIDはこの画面から作成しなくても後で作成できます。作成方法については別の項目で紹介します。
初期設定が完了したら”ようこそヘルスケアへ”というメッセージが表示されます。「はじめよう」をタップしてヘルスケアの初期設定は完了です。
iPhoneで歩数や距離を計測する
ヘルスケアはアプリを起動していない状態でも、iPhoneを持って移動すると自動で歩数や距離を計測してくれます。ヘルスケアを起動した最初の画面である「今日」の項目でも計測された歩数や距離がすぐに確認できますが、よく使う項目の「ヘルスケアデータ」から確認してみましょう。
「ヘルスケアデータ」を開いたら「アクティビティ」をタップします。
”今週”の文字の下に、「ウォーキング+ランニングの距離」と「上った階数」と「歩数」が表示されます。それぞれタップすると詳細画面が表示されます。ここでは例として「歩数」をタップします。
歩数の詳細画面では、iPhoneを持って移動した歩数がグラフで表示されます。日・週・月・年単位でグラフの表示切り替えができ、日単位のグラフでは、どの時間帯にどれだけ歩いたかが一目で確認できます。週単位のグラフでは、1週間の歩数の平均が把握しやすく、月単位・年単位ではどの時期によく移動したかが分かりやすく表示されます。
画面右上の「+」をタップすると歩数を手入力できます。アナログの万歩計で歩数を測る人も数値を手入力できるので、歩数をヘルスケア上でデータ管理できます。
測った体重を「ヘルスケア」で入力する
iPhoneのヘルスケアでは、健康管理やダイエットのために重要な体重の変動も入力してグラフで確認できます。体重入力画面の使い方は、まず「ヘルスケアデータ」から「身体測定値」をタップします。
「体重」をタップします。
表示された”体重”の詳細画面右上に表示されている「+」をタップします。
体重を入力して「追加」をタップします。
画像のようにグラフに追加されました。入力画面では日付をタップすると過去の日付も設定できるので、入力を忘れた日があっても後から入力できます。継続すればグラフで体重の変動が分かりやすく確認できます。
メディカルIDを使ってみよう
メディカルIDの作成方法を紹介します。メディカルIDとは、緊急時に自分が持つアレルギーや症状等の伝えたい情報を事前に登録しておける機能です。前の項目でもお伝えしたとおり初期設定画面でも作成できますが、初期設定時以降に作成する場合はアプリ画面右下の「*」をタップして「メディカルIDを作成」をタップします。
登録画面の1番上に”ロック中に表示”という設定項目があります。初期状態ではオン(ボタンが緑色)になっています。オンにしておくとiPhoneのロック状態でも、メディカルIDに登録した情報を救急隊員等に見てもらえます。
メディカルIDの使い方は、ロック画面の状態で「緊急」をタップします。
画面左下の「メディカルID」をタップすると、メディカルIDに登録した情報が確認できます。
メディカルIDで入力した情報はヘルスケアのデータに反映されず、他のAppとも共有されないので、緊急時以外には伝えにくい情報も入力しておけます。試しに文字を入力したときは画像のように文字が数行になっても入力できたので、詳細な情報を入力できます。
iPhoneのヘルスケア以外のアプリやデバイスと連携する
iPhoneのヘルスケアは、ウォーキングやジョギングの歩数や移動距離は自動でデータが記録されますが、他の情報は基本的に手入力です。入力を忘れてしまっても後から入力できますが、毎日のことなので続けにくい、面倒だと感じる人もいるでしょう。
iPhoneのヘルスケアは他の健康管理アプリやデバイスと連携できます。ヘルスケア以外の健康管理アプリを複数使っている場合でも、ヘルスケアでまとめてデータをチェックできます。
体重計(体組成計)と連携
スマート体重計やネットワーク体重計と呼ばれる体重計(体組成計)はiPhoneのヘルスケアと連携が可能なものがあります。連携しておくと体重を測るだけでヘルスケアに自動で記録されます。体重計を選ぶときは”Apple Health対応”等の説明を確認し、iPhoneのヘルスケアに対応していることをよく確認しましょう。
体重やBMI、体脂肪率を管理する
計測した体重をもとにBMI(肥満度を表す体格指数)や体脂肪率もチェックできます。体重の増減だけではわからない、筋肉や脂肪の推移を確認すればより効果的な体調管理に繋げられます。肥満や痩せすぎに気をつける基準になるため、ダイエットにもおすすめです。
Apple Watchと連携
iPhoneのヘルスケアと連携するデバイスとして最適なのがスマートウォッチで、代表的なデバイスはApple Watchです。ヘルスケアと連携しておけば、Apple Watchを身につけて活動しているだけで心拍数等のデータが計測され、ヘルスケアに記録されます。
心拍数を管理する
iPhoneのヘルスケアで心拍数のデータを確認するには、ヘルスケアデータから「心臓」をタップします。
下の画像は参考として手入力したものですが、Apple Watchと連携していれば計測された心拍数が随時ヘルスケアに反映され、1日の最小・最大心拍数がグラフで分かりやすく確認できます。
睡眠分析アプリと連携
iPhoneに初期状態からある睡眠分析アプリの”ベッドタイム”を使うと、睡眠時間がヘルスケアに記録されます。使い方は、iPhoneの時計アプリを起動し「ベッドタイム」を開いて「開始」をタップします。
起床時間を設定し「次へ」をタップします。
続けて以下の項目を設定して画面右上の「次へ」をタップしていきます。
- アラームを設定する曜日
- 必要な睡眠時間
- 就寝時刻を知らせる(リマインダー)時間
- アラームのサウンド
下の画面まで進んで「保存」をタップすればベッドタイムの設定は完了です。
ベッドタイムを設定すると、ヘルスケアデータに睡眠時間の計測結果が反映されます。ヘルスケアから確認するには、ヘルスケアデータの「睡眠」をタップします。
”睡眠”画面でもデータを見られますが、「睡眠分析」をタップすると詳細を確認できます。
睡眠分析も日・週・月単位で睡眠時間をグラフで見られて体調の良し悪しを確認でき、規則正しい睡眠を意識するきっかけにもなります。
血圧管理アプリと連携
iPhoneのヘルスケアでは血圧もデータで管理できます。血圧管理アプリは様々な種類がありますが、血圧計等を販売している企業が、健康管理機器のデータをiPhoneのヘルスケアと連携できるアプリをリリースしています。ヘルスケアで血圧を確認するには、ヘルスケアデータの「心臓」をタップして「血圧」をタップします。
血圧の詳細なデータがグラフで確認できます。血圧の最高値と最低値の推移が一目でチェックできます。
健康管理にはiPhoneの「ヘルスケア」を使ってみよう
iPhoneの健康管理アプリのヘルスケアについて紹介しました。ヘルスケアでは歩数や移動距離を自動で計測したり、体重等の情報を手入力したり、他のデバイスやアプリと連携してデータを管理したりできます。また、緊急時に必要なメディカルデータも登録しておけます。
健康状態のデータをひとつにまとめてくれるヘルスケアを活用して、効率的に健康管理をしてみましょう。