2019年03月12日更新
iPhoneバックアップの暗号化設定!暗号化しない・解除方法も解説!
iPhoneのバックアップは暗号化すれば、暗号化する前では保存できなかったデータのバックアップも行うことができます。簡単な設定で暗号化を行うことができるので大事なデータが消えてしまう前にiPhoneのバックアップは定期的に行いましょう。
目次
iPhoneのバックアップを暗号化するメリットは?
iPhoneのバックアップ暗号化のメリットは通常のローカルバックアップでは自動でバックアップしない項目も保存できる点にあります。
iTunesバックアップで暗号化する設定
iTunesはiPhoneのデータをバックアップするときは自動で暗号化できません。そのため、暗号化できるように設定を変更する必要があります。まずはiTunesを最新版にアップデートする必要があります。コンピューターにバックアップを暗号化するiPhoneやiPad等のデバイスを接続したあとで表示されるアイコンをクリックします。
無事にiPhone等のデバイスを認識できたら、「概要」のページから「バックアップ」の項目から「バックアップの暗号化」を選択します。その後は画面の案内に従ってパスワードの設定をしましょう。
アプリのアカウント情報やWi-Fiの設定などが引き継げる
では、なぜアプリの暗号化が必要になるのでしょうか。暗号化を設定すればiPhone内に保存したパスワード、Wi-Fiの設定、Webサイトの履歴、ヘルスケアデータを引き継ぐことができるからです。その他にもiPhone内の一部のアプリ内に保存されているIDやパスワードの引き継ぎ、LINEを使っているのであれば、トーク履歴等を引き継げます。
LINE内で予定をやり取りしていてメモを取っていない時や大事な会話を残しておきたいときは、ぜひ暗号化バックアップをしましょう。
パスワードは必ず忘れないこと
非常に便利な暗号化バックアップですが、一点だけ注意したいのは設定したパスワードは絶対に忘れてはいけないということです。設定したiPhone等のデバイスがiOS11以降であればパスワードをリセットできますが、iPhoneがiOS10以前のデバイスではパスワードをリセットできません。
そうなってしまうと、iTunesの代わりにiCloudバックアップを使う必要があります。今までiPhoneでiCloudバックアップを使っていなければアカウントを作成する必要があります。
iPhoneのバックアップを暗号化する方法
iPhoneのバックアップを暗号化する方法は思っているより簡単です。慌てずにゆっくりと行いましょう。
iPhoneのバックアップには2つの種類があります。それがiCloudとiTunesでのバックアップです。2つの大きな違いはiPhoneからネット上のクラウドを使うか、自分のパソコンを使ったローカルバックアップかの違いです。暗号化に関して言えば、iTunesのバックアップは自分で設定する必要があるのに対し、iPhoneからのiCloudは特別な設定をしないでも暗号化がされていると行った違いがあります。
iPhoneのバックアップには大きく2種類ある
iCloudでデータをバックアップ
iCloudでのバックアップを使う利点は、端末内のデータのほとんどをバックアップできる点、iPhoneだけでバックアップが取れる点にあります。デメリットとしては、パソコンで取り込んだ音楽データはバックアップできない点、Wi-Fi環境でなければバックアップできない点です。容量は無料であれば5ギガバイトまで保存でき、追加購入で2テラバイトまで増加できます。
ただし注意点として、iCloudでバックアップできるiPhoneのアプリは、iCloudに対応しているものだけです。対応しているか確かめる方法は、iPhoneで設定を開いたときに、iCloudの項目から書類とデータで表示されていないアプリはiCloudで保存されません。
また、iPhoneから今までに購入しているコンテンツをもう一度ダウンロードしたいときは、iPhoneのiTunesStore、AppStore等で今でも取り扱いがあればもう一度ダウンロードできます。
iTunes(ローカル)でデータをバックアップ
iTunesでのバックアップの利点はローカル状態のため、容量の制限は自分のパソコン次第であること、Wi-Fi環境がなくてもデータの保存ができる点にあります。暗号化しない、そのままの設定でバックアップするのであれば保存したパスワード、Wi-Fiの設定、Webサイトの閲覧履歴、ヘルスケアデータ、LINEのトーク内容といった一部のiPhoneアプリのデータが保存できません。
これらをバックアップしたいのであればバックアップを暗号化する必要があります。
iPhoneのバックアップの暗号化を解除する
暗号化の解除には複雑な方法は必要ありません。設定したときと同じ概要のページまで行き、「バックアップを暗号化」のチェックを外すだけです。ただし、解除の際にパスワードは必要ですので絶対忘れないようにしましょう。
暗号化されているかの確認方法
うっかり自分のバックアップを暗号化したか忘れてしまった時はパソコン上でチェックできます。Windowsの場合は、iTunesの上にある「編集」を選択し、「設定」を選びます。マックの場合はコンピューター画面のトップにあるメニューバーから編集を選び、設定に入ります。
デバイスのアイコンを選択すれば、iPhone等の名称、時間を確認でき、バックアップが暗号化されている場合はデバイスの右側に鎖のアイコンが表示されます。
iPhoneのバックアップを暗号化してみよう
ここまでiPhoneバックアップ暗号化の方法を説明してきました。自分のパソコンの容量に余裕があり、パスワードの忘れさえなければ簡単にできます。便利ですのでiPhoneに万が一が有った時の為にぜひ活用してみましょう。