インスタグラムを見るだけで楽しむ方法！登録なしの閲覧専門は足跡でバレる？

いまでこそ”ストーリー”だ、”Shop Now”だ、”ネームタグ”だと、肥大化して機能があふれているインスタグラムは、さかのぼると撮った写真を見せるだけ、その写真を見るだけ、せいぜいコメントをつけたり”いいね！”したりする程度の場でした。

あえてインスタントカメラを意識したインスタグラムという名前にしたのも、キッチリとした写真ではなく、インスタントカメラで撮ったような、安っぽくてもその場の雰囲気を伝えられるような写真をみんなで撮ったり見たりして楽しみましょう、という意図が込められていたのです。

ところがそんな軽い雰囲気だったインスタグラムは人気を呼び、その人気に応えて機能拡張をするうちに、いつしかかっこいい、人を引きつける写真をアップしないと肩身が狭く感じてしまうような素敵空間と化してしまいました。

しかし、そんな素敵空間で”いいね！”したり”コメント”したり”ストーリーズ”を追いかけたりするのは結構大変です。なかには「インスタ疲れ」を訴えるユーザーも存在しかねない状況です。

そこで今回は、ログインどころか会員登録もしないで、インスタグラムをただ「見るだけ」で楽しむ方法をお伝えします。

「え〜、自分はインスタグラムのアカウント持ってるから関係ないよ」と思った方も帰らないでください。実はこのログインなしでインスタグラムにアクセスする方法は、インスタグラムのアカウントを持っている人でも確実に足跡なしでインスタグラムを楽しめる方法でもあるのです。

インスタグラムにログインしないで、投稿を「見るだけ」の方法は、
 

• インスタグラムにアカウント登録するほどではないけれども、話題になっている有名人の投稿を見てみたい
• 同じくインスタグラムのアカウントは登録していないけれども知り合いの投稿はちょっとのぞいてみたい
• アカウントは登録済みだが、事情があって相手にばれたり足跡がついたりするとマズいアカウントの投稿を見たい

ログインなしでインスタグラムにアクセスするには、Google ChromeやSafariなどのブラウザを利用します。

初めにお伝えしておきますが、この方法はあくまでも投稿を、しかも基本的に目的のアカウントの投稿のみを「見るだけ」の方法であり、インスタグラムのあらゆる機能を自在に使えるわけではありません。

また、見たい投稿を行っているアカウントのユーザー名をあらかじめ知っておく必要があります。そのためには、
 

• 先にログインし、検索機能を利用してユーザー名を拾う（すでにアカウント登録してある場合）
• ネット上の検索エンジンを使って名前などから検索する（有名人の場合）
• ほかのSNSでさらされているアカウントを確認しておく（知り合いや有名人でTwitterやFacebookのアカウントを知っている場合）
• 当人から聞いておく（知り合いに見ろと強要された場合）

まずインスタグラムにログインせずにアクセスする前に、すでにアカウント登録をしている方は、一度「https://www.instagram.com/」にアクセスして、ログアウトしていることを確認してください。そうしないと、以下の作業は「ログインせずに」ではなく「ログインした状態」で行われてしまいます。

さて、前節で投稿を「見るだけ」したいユーザー名がわかったら、ブラウザのアドレス欄に「https://www.instagram.com/プロフィールを見たいアカウントのユーザー名」を入力します。

下の例ではInstagram kyoto様のユーザー名を使わせていただいています。

上記のアドレスを入力すると画面が目指すアカウントのプロフィール画面に切り替わります。

その際、画面下にインスタグラムへのログインを促すポップアップウインドウが表示されますので、右肩の「×」ボタンで消します。それ以後も右上で「ログイン｜登録」を求められますが無視してください。

これでログインすることなしに目指すアカウントの投稿を自由に見られるようになりました。見られるのは投稿のみでストーリーズなどは見られませんが、「見るだけ」であれば写真・動画だけでなくコメントや”いいね！”したアカウントのリストも見られます。

完全に機能を利用できない点はいささか不便ですが、足跡を残したり、あなたの閲覧がばれる可能性はほぼゼロです。

ブラウザ経由でインスタグラムにログインせずに相手のプロフィール画面にアクセスすれば、PC同様スマートフォンでも足跡が残る危険性も閲覧がばれる心配もなく、投稿を閲覧できます。

もちろんスマートフォンでも、インスタグラムにアクセスする前に見たい投稿を行っているアカウントのユーザー名を知っておく必要があります。そのためには、
 

• 先にログインし、検索機能を利用してユーザー名を拾う
• ネット上の検索エンジンを使って名前などから検索する
• ほかのSNSでさらされているアカウントを確認しておく

その上で、ブラウザのアドレス欄に「https://www.instagram.com/プロフィールを見たいアカウントのユーザー名」を入力します。すると画面が目指すアカウントのプロフィール画面に切り替わります。

その際、下図左のように、画面下にインスタグラムへのログインを促すポップアップウインドウが表示されますので、右肩の「×」ボタンで消します。それ以後も下図中央のように右上で「ログイン｜登録」を求められますが無視してください。

これでログインすることなしに目指すアカウントの投稿を自由に見られるようになりました。見られるのは投稿のみですが、「見るだけ」であれば問題ないでしょう。

ただし、この状態でストーリーを選択すると、下図右のようにインスタグラムへのログインを求められてストーリーを見ることはできません。

完全に機能を利用できない点はいささか不便ですが、足跡を残したり、あなたの閲覧がばれる可能性はほぼゼロです。

ログインせずにインスタグラムにアクセスすることで、いろいろと機能が制限されますが、その中でも一番不便に感じるのは検索ボックスが表示されないことでしょう。

検索ボックスが表示されないと、別なアカウントのプロフィール画面を見ようと思ったり、ハッシュタグを頼りに投稿を探そうとしたりするたびに、インスタグラム公式アプリでユーザー名やハッシュタグを検索しなければなりません。

しかし、実はこの状態から検索ボックスを表示させる方法があるのです。

iPhoneで「見るだけ」の状態から検索ボックスを表示させるには、まずブラウザがSafariではなくGoogle Chromeでなければなりません。

Google Chromeで誰かのプロフィール画面を表示させたら、右下の”…”アイコンのメニューボタンをタップします。

するとメニューがポップアップしますので、その中から”PC版サイトを見る”を選択します。

すると再びプロフィール画面が表示されますが、インスタグラムからは新たにアクセスされたと判断されて画面下にしつこいログインの勧誘画面が表示されます。これを右上の”×”アイコンを選んで消去します。

このままでは検索ボックスは表示されませんので、iPhoneを横持ちにして画面を横長に変えます。

するとインスタグラムのロゴと”ログイン｜登録”の間に検索ボックスが現れます。

たとえば誰かの投稿を確認するなら、検索ボックスにそのアカウント名や関連する名前を入れれば、そのアカウントページを開けます。

ここでは”Instagram”と入力しましたが、それによってインスタグラムの本アカウントのプロフィール画面を簡単に閲覧できました。

同様にハッシュタグや位置情報も、検索ボックスにその名前を入力すれば、開くことができます。

ここでは”#京都”と入力して”#京都カフェ巡り”の投稿を閲覧しました。

横長画面では見辛いので、投稿内容を確認するときにはiPhoneを縦持ちに戻しましょう。

縦画面では検索ボックスは消えてしまいますが、普通に投稿を見ることができます。

また検索する必要ができたら、再びiPhoneを横持ちに変えて、望む検索を行います。

iPhoneで「見るだけ」の状態から検索ボックスを表示させるには、ブラウザの変更と持ち方を変える必要がありましたが、Androidではそうした必要がありません。

ブラウザはデフォルトのGoogle ChromeでOKです。

Google Chromeで誰かのプロフィール画面を表示させたら、右上の”︙”アイコンのメニューボタンをタップします。

するとメニューがポップアップしますので、その中から”PC版サイト”を選択します。

すると画面が切り替わり、インスタグラムのロゴと”ログイン｜登録”の間に検索ボックスが現れます。

検索ボックスは小さく表示されますので、適当に拡大して求めるアカウントに関係のある名前を入力して、そのアカウントページを閲覧します。

同様にハッシュタグや位置情報も、検索ボックスにその名前を入力すれば、開くことができます。

ここでは”#京都”と入力して”#京都カフェ巡り”の投稿を閲覧しました。

これまで「見るだけ」のためにインスタグラムにアクセスして投稿を閲覧する方法をお伝えしてきました。

しかしアカウントをまだ登録していない、もしくは登録する気がないならともかく、すでにアカウントを持っているのならば、正直インスタグラム公式アプリでアクセスしたほうが楽ですし、多くの機能を使えます。

ですが、冒頭でもお話ししたように、アカウントを持っている人でもこの「見るだけ」プロトコルを使用するメリットがあるのです。

「見るだけ」プロトコルのメリットの一つは、ユーザー名やパスワードといった登録情報を盗まれたり利用されたりする心配がないことです。

何かの拍子で、アプリやブラウザでインスタグラムにログインしたまま席を離れたりすると、誰かにそのデバイスを使われてなりすましをされたり、ユーザー名やパスワードを拾われたりする可能性があります。

しかし「見るだけ」プロトコルなら初めからログインしていませんので、そんな場合でも大切な登録情報を盗まれたり利用されたりする心配はないのです。

もう一つの、そしてより大きなメリットは、あなたが相手にブロックされているかどうかを確かめられるということです。

ブロックをすることであなたが相手の投稿を見ることも、逆に相手があなたの投稿を見ることもできなくなりますし、フォロー関係もなくなります。しかし、あなたが相手の投稿を見られなくなったとしても、相手がただ投稿しなくなって、過去の投稿も削除やアーカイブしただけなのか、あなたをブロックしたのかは区別できません。

そこでログインせずに「見るだけ」プロトコルで相手のプロフィール画面を確認します。問題なく投稿を見ることができたなら、あなたは相手にブロックされています。

ログインしない「見るだけ」プロトコルなら、あなたの足跡は残りませんし、閲覧したことがばれることもありません。

「見るだけ」プロトコルでインスタグラムにアクセスした場合、インスタグラムはあなたのアカウントを知ることはできません。

確かにIPアドレスで、直前にログインしていた人と同一アカウントではないか、とおしはかることは可能ですが、インスタグラムではそれによって同一アカウントのアクセスとは認定していません。

たとえば公共Wi-Fiでアクセスしていれば、そもそもどのアカウントのアクセスかもわかりませんし、家からのアクセスであっても、家族の誰のアクセスかを判別することはできません。たとえ同じ端末からであっても違う人が利用しているかもしれないのです。

「見るだけ」プロトコルなら閲覧したことがばれることはありませんので、明るい安村以上に安心してください。

先に書いたように、そもそも誰が閲覧したかもわからないのですから、「誰かに見られたかもしれません」などという通知は送られません。

ただし次の章に記すように、あなたがミスをしてログインしてしまったのなら、その限りではありません。

しかしそれは「見るだけ」プロトコルの罪ではなく、「ログインしないで」インスタグラムにアクセスするはずだったのに思わず「ログインしてしまった」あなたの罪です。そんなことにならないように、十分注意してください。

なお、決してログインはしないけれども、IPアドレスからばれそうで怖い、という人には下の記事を読んでIPアドレスを偽装することをおすすめします。

ここまで説明してきた「見るだけ」プロトコルなら、インスタグラムにあなたのアカウントの足跡がついて、あなたのアクセスがばれることは絶対にありません。もし足跡がつくようなら、それは「見るだけ」プロトコルを守っていたつもりになっていただけです。

ではどんなミスを起こすと、インスタグラムに足跡がついて、あなたのアクセスがばれてしまうのでしょう。

これまで紹介してきた「見るだけ」プロトコルには、インスタグラムの機能をフルに使えないという不便さがあります。もちろんその不便さゆえに足跡を残さずに済むのですが、それでももうちょっと便利にインスタグラムを使いたいと思う方もおいでです。

そんな方が選ばれるのが閲覧専用アカウントの使用です。なにも今使っているアカウントを閲覧専用にしなくとも、インスタグラムなら別に閲覧専用の別アカウントを利用して、便利に使い分けることができます。

閲覧専用のサブアカウントの作り方については以下のリンクの記事に譲りますが、この閲覧専用アカウントの運用が意外に難しく、ここから足が、いや足跡がつくことが少なくないのです。

「インスタグラムを見るだけで楽しむ方法【PC】」の章の「URLの最後にユーザーネームを入力」の節の冒頭で、こう記しました。

「まずインスタグラムにログインせずにアクセスする前に、すでにアカウント登録をしている方は、一度「https://www.instagram.com/」にアクセスして、ログアウトしていることを確認してください。そうしないと、以下の作業は「ログインせずに」ではなく「ログインした状態」で行われてしまいます。」と。

これを見落としてしまうと、「見るだけ」プロトコルでログインしないでインスタグラムにアクセスしたつもりになっても、あなたはしっかりと閲覧専用アカウントでアクセスしてしまっていることになります。すでに閲覧専用アカウントでアクセスしているのですから、その状態で足跡がつくような機能を使えばどうなるか。

答えは言うまでもないでしょう。

閲覧専用アカウントでログインしている場合、次の章で述べるような機能を使ってしまえば、当然のように足跡がつきます。

一番ありがちなのが、操作を誤って投稿の写真・動画をダブルタップしてしまうことでしょう。これをやると、インスタグラムでは確認画面が出ることもなく、問答無用で”いいね！”されてしまいます。そうすればあなたが”いいね！”したことが相手に伝わってしまいます。

ストーリーズの誤タッチも一発で相手に通知が行く、危険な機能です。

もっとも閲覧専用アカウントというのは、本来相手に足跡を知られても困らないためのもののはずです。それでもあなたが「閲覧専用アカウントだから相手に知られてもいい」と開き直れないのであれば、注意してください。

「見るだけ」プロトコルはログインしていない状態でインスタグラムにアクセスしているのですから、見出しにある「ログインしないと使えない機能で足跡がつく」のは変な話に思えるでしょう。

確かにその通りで、ログインしないと使えない機能を使おうとすると、インスタグラムから「ログインしないと使えないからログインするか？」（大意）と尋ねてきます。そこで「いや結構」とログインをキャンセルすれば問題はないのですが、その機能を使いたいばかりにログインしてしまえば、たちまち足が、いや足跡が再びつくことになります。

そんな見え見えの罠にはまってしまうのは、以下の機能を使おうとしたときです。

誤タップしただけでログインを促されます。”×”アイコンで撤退してください。

ライブの閲覧をしようとしてもログインを促されます。”×”アイコンでログインを避けてください。

”いいね！”のハートアイコンを誤タップしたときのみならず、投稿の画像・映像を誤ダブルタップしてもログインを促されます。”×”アイコンでキャンセルしてください。

コメントを送れば当然あなたのアカウントがさらされます。匿名コメントなどという機能はありませんから、ログインせずに”×”アイコンをタップしてください。

DMを送る際にもログインは必須ですから、足跡はくっきりと残ります。ログインすることなく”×”アイコンをタップしてDM送付をあきらめてください。

インスタグラムで素敵な写真を見つけて、”いいね！”やコメントをやり取りするのは素敵なことですし、新しいライブやストーリーズといった機能も便利で魅惑的です。

しかしインスタグラムの基本は、撮った写真を見せびらかし、公開された写真を見て楽しむ、ということです。余計なコミュニケーションや機能にわずらわされることなくインスタグラムの投稿を眺めることで、あなたが忘れかけていた「インスタグラムのシンプルな楽しみ方」を取り戻せるはずです。