2019年09月18日更新
iCloudからサインアウトできない原因と対処法!Mac・iPhone/iPadでログアウト方法を解説!
iCloudからサインアウトしたいのにログアウトできないときがあります。この記事ではiCloudからサインアウトできない場合の原因と対処法を、iPhoneとiPadのiOSとMacそれぞれの場合について詳しく解説します。
目次
iCloudからサインアウトできないときの原因とは?
Apple IDを複数持っていて、利用するiCloudのIDを切り替えたいときなどに、iCloudからサインアウトする必要がある場合があります。また、iPhoneを機種変更などで古い機種を手放すときにも、iCloudからログアウトしておかないと後から大変なことになりかねません。
しかし、iCloudからサインアウトしたくてもできないことがあります。この記事ではiCloudからサインアウトできない場合の原因と対処法についてみていきましょう。まずはiCloudからサインアウトできない場合の原因についてみていきます。
パスワード忘れ
iCloudからサインアウトできない原因の一つには、Apple IDのパスワードを忘れてしまった、という原因があります。サインアウトするときにはApple IDのパスワードの入力を求められますが、この時に正確なパスワードを入力できないとログアウトすることができません。
iTunesストアやiCloudを長いこと利用することなく長い間Apple IDのパスワードを入力する機会もない人もいることでしょう。そんな人が機種変更時に、古いiPhoneを手放すときにApple IDのパスワードがわからずにログアウトできずに困るということはよくあります。
そんな時にはパスワードを再設定してからiCloudからサインアウトしましょう。
ネット環境が悪い
iCloudはインターネットで接続するストレージです。iPhoneやiPad、Macから操作するためにはインターネット接続が必要です。ネット環境が不安定で途切れがちな場合には、iPhoneやiPad、MacからiCloudの操作ができずにサインアウトできないこともあるので、ネット環境には注意が必要です。
OSが最新ではない
iCloudはネット上で常に最新バージョンに更新されています。更新されたiCloudに対応できるように、iCloudの更新に合わせてiPhoneやiPadのiOSも、MacのMacOSも更新されます。そのために、iPhoneやiPad、MacのOSが最新バージョンではない場合には、デバイスからiCloudをうまく操作できないなる場合があります。
そのようなときには、iCloudのサインアウトもできないので注意しましょう。端末のOSがアップデートできるようであれば、最新状態にしてからもう一度サインアウトしてみると、ログアウトできる可能性があります。
Apple IDを変更した
Apple IDはメールアドレスなので、メールアドレスを変更したときにApple IDも変更してしまうことがあります。Apple IDを変更する前には、Apple IDに紐づいているiCloudやiTunes、appストアなどからログアウトしなければいけません。ログアウトせずにApple IDのメールアドレスを変更してしまうとサインアウトできない状態になってしまいます。
この場合にはいったん古いメールアドレスをApple IDとして利用できるようにApple IDを再設定して、iCloudからログアウトしてから再度Apple IDを変更する必要があります。古いメールアドレスが利用できない場合には、この方法は利用できなくなるので注意しましょう。
iCloudからサインアウトできない場合の対処法
iCloudからサインアウトできない場合の具体的な対処法について詳しく見ていきましょう。まずはiPhone、iPad、Macで共通の原因に対する対処法を解説します。
パスワードの再設定方法
パスワードを忘れてしまった場合にはパスワードを再設定します。iPhoneやiPadの場合には、まずは「設定」を開いて、一番上の「ユーザー名」をタップします。
「パスワードとセキュリティ」をタップします。
「パスワードの変更」をタップします。
こちらで新しいパスワードを2回入力すればパスワードが変更できます。
Macの場合にはMac APPストアの「Store」の「マイアカウント(Apple IDを表示)」から変更できます。
ネット環境でチェックするべき点
インターネット接続が悪くてiCloudからサインアウトできない場合には、通信状況をチェックしてみましょう。モバイルデータ通信を使っている場合にはiPhoneの電波状況が良好かどうか、Wi‐Fi接続している場合には接続状況が良好かどうか、確認してみましょう。
Wi-Fi接続がうまくいかない場合には、同じWi-Fi接続を利用しているほかのデバイスの電波状況も確認してみるといいでしょう。
古いApple IDを有効にする方法
Apple IDを変更したことでiCloudからサインアウトできなくなった場合には、古いApple IDを有効にしなければいけません。まずはブラウザで「Apple IDを管理」のページに入りましょう。
現在のApple IDでサインインして「アカウント」の「編集」に入り「Apple IDの変更」に入ります。すると新しいApple IDとして利用するメールアドレスの入力画面になるので、そちらに古いApple IDを入力します。
入力したメールアドレスに認証コードが記載されたメールが送られてくるので、そちらを「Apple IDを管理」に入力すると、Apple IDが変更できます。そのIDでiCloudにサインインしてからサインアウトすればOKです。
iCloudからサインアウトできない場合の対処法【iPhone・iPad】
iCloudからサインアウトできない場合の、デバイス別の対処法を見ていきましょう。こちらではiPhoneとiPadのiOSでサインアウトできない場合の対処法を解説します。
iOSの更新方法
iOSが更新していないことが原因でサインアウトできない場合には、iOSを更新しましょう。iOSを更新する方法は、iPhoneやiPadの「設定」を開いて「一般」>「ソフトウエアアップデート」と進みます。「ソフトウエアアップデート」をタップすると、iPhoneやiPadが更新情報を確認して、更新情報があれば表示されるので更新しましょう。
iCloudからログアウトする方法
iCloudからサインアウトするということは、Apple IDからサインアウトするのと同じです。iPhoneやiPadの「設定」を開いて「ユーザー名」をタップします。するとApple IDのページが開くので、そのページを一番下までスクロールして「サインアウト」をタップします。
パスワードを入力する画面になるので、Apple IDのパスワードを入力します。iCloudのデータのコピーをiPhoneに残すかどうかを聞かれます。残すのなら「キーチェーン」「safari」「連絡先」をオンにします。残す必要がなければオフにして「サインアウト」をタップします。
確認メッセージが出るので「サインアウト」をタップします。するとApple IDからサインアウトできて、iPhoneにチェックを入れたiCloudの情報がコピーされます。
iCloudからサインアウトできない場合の対処法【Mac】
MacでiCloudからサインアウトできない場合の対処法についてみていきましょう。
MacOSの更新方法
MacOSが最新バージョン出ないことが、iCloudからサインアウトできない原因になっている場合には、MacOSを更新します。「システム環境設定」>「Appストア」>「アップデート」を開きます。アップデートがある場合には、こちらにアップデート情報が表示されるので更新しましょう。
iCloudからログアウトする方法
MacでiCloudからサインアウトする方法は次の方法です。まずは「システム環境設定」を開いて「iCloud」をクリックして「サインアウト」を選択します。Mac上にiCloudの情報を残す必要がある場合には、残せるデータの種類を選べるので、データを選んで「コピーを残す」をクリックします。
するとApple IDの入力を求められるので入力して「サインアウト」をクリックすると、選択したコピーがMacの中に作られてiCloudからサインアウトすることができます。
iCloudからサインアウトできないときには原因を突き止めよう!
この記事ではiCloudからサインアウトできない場合の原因と対処法についてみてきました。iCloudからサインアウトできないと、Apple IDを切り替えたいときや、機種変更をするときに困ってしまいます。iCloudからサインアウトできないというのには、必ず原因とそれに対する対処法があります。原因を突き止めて、正しい対処法で解決しましょう。