2019年09月21日更新
iCloud内のデータ整理方法!ストレージ容量を確保する手順を解説!
iPhoneやiPadのバックアップに欠かせないiCloudですが、ストレージ容量に制限があるために整理しないと写真などでDriveがいっぱいになってしまいます。この記事ではiCloudの中のデータの整理の方法について詳しく解説します。
目次
- 1iCloudを整理しよう!容量を圧迫する原因は?
- ・バックアップファイルが大きくなりすぎる
- ・iCloudフォトライブラリの写真や動画
- ・メモやメールの自動同期
- 2iCloudを整理しよう!バックアップデータの整理方法
- ・バックアップするアプリを選択
- ・iCloudではなくiTunesにiPhoneやiPadのバックアップをとる
- 3iCloudを整理しよう!写真や動画のデータ整理方法
- ・フォトライブラリの同期を解除
- ・必要な写真はiCloud Driveへ
- ・PCへ写真を保存
- ・Google Driveを活用する
- 4iCloudを整理してストレージ容量を増やすそのほかの方法
- ・不要なバックアップファイルを削除する
- ・iCloudのストレージ容量を増やす
- 5iCloudを整理して空き容量を増やそう!
iCloudを整理しよう!容量を圧迫する原因は?
誰でもApple IDを作れば5GBのストレージ容量を無料で割り当ててもらえるということで、とても便利に使えるのがiCloudです。
iPhoneやiPadのバックアップをPCへ閲読しなくても自動で取れたり、世界中どこからでも撮影した写真や動画をiCloudのフォトライブラリへアップロードできたり、PCやほかのiPhoneやiPadと簡単に同期できたりと、iCloudはiPhoneやiPadのユーザーにはもはや欠かすことができないクラウドストレージサービスと言ってもいいでしょう。
しかし、無料で利用できるストレージ容量はたったの5GBしかありません。こまめに整理しないとすぐにいっぱいになってしまいます。この記事では、iCloudの容量を圧迫する原因を探り、iCloudのストレージ容量を整理する方法について詳しく解説します。まずはiCloudの容量がいっぱいになってしまう原因について見ていきましょう。
バックアップファイルが大きくなりすぎる
iCloudの容量がいっぱいになってしまう最も大きな原因は、バックアップファイルが大きくなりすぎることにあります。バックアップファイルには、iPhoneやiPadにインストールされているすべてのアプリの情報が入ります。
アプリそのものやiPhoneの中の情報のすべてがバックアップファイルに入るわけではなく、後から復元するために必要な情報に圧縮されてはいるのですが、アプリによってはバックアップファイルにしても数百MBと容量が大きくなってしまう困ったアプリもあります。
そういった容量が大きくなってしまうアプリのせいでiCloudのストレージ容量が足りなくなってしまうことがあります。
iCloudフォトライブラリの写真や動画
アプリと同じくらいか、それ以上にiPhoneやiPadのストレージ容量が必要になるのは写真や動画です。iPhoneやiPadのストレージ容量を空けるために、こまめにiCloudのフォトライブラリへアップロードしている人もいるでしょう。
しかし、無料で割り当てられるiCloudの5GBのストレージ容量では、写真や動画であっという間にいっぱいになってしまいます。
メモやメールの自動同期
iCloudを使い始めると「@icloud.com」のメールアドレスを利用できるようになります。「@icloud.com」のメールやiPhoneやiPadの基本アプリのメモはiCloudに自動同期できます。
メモはよほど大量に作らないとストレージ容量を圧迫するまでにはなりませんが、メールはネットショッピングをしたお店のメールマガジンなどを受信する設定にしておくと、あっという間にストレージを圧迫するようになります。
仕事やプライベートでそれほど重要度が高くないメールは、他のメールアドレスを利用するなどして、iCloudへ同期するデータの容量を抑えるようにしましょう。
iCloudを整理しよう!バックアップデータの整理方法
ここからは実際にiCloudを整理する方法についてみていきましょう。まずはバックアップデータの整理方法を解説します。
バックアップするアプリを選択
iCloudの容量を整理するためには、バックアップするアプリを選択するという方法があります。まずはiPhoneの設定から「Apple ID」>「iCloud」>「ストレージを管理」>「バックアップ」と進みます。
「バックアップするデータを選択」の下にある「すべてのAppを表示」をタップします。
するとバックアップデータに含まれるアプリがすべて表示されます。こちらでバックアップする必要がないアプリはオフにすると、バックアップデータから削除されて、その分のストレージ容量を整理することができます。
iCloudではなくiTunesにiPhoneやiPadのバックアップをとる
iCloudにバックアップを取るのではなく、PCのiTunesにiPhoneやiPadのバックアップを取るようにすれば、iCloudの容量を節約することができます。iTunesへのバックアップの取り方は、こちらの記事で詳しく解説しているのでよろしければご覧下さい。
自動同期を解除する方法
iTunesへバックアップを取るようにしたら、iCloudとは自動同期しないように設定しておきましょう。自動同期を解除する方法は、バックアップするアプリを選択する方法と同じです。すべてのアプリをオフにすることで自動同期を解除できます。
iCloudを整理しよう!写真や動画のデータ整理方法
iCloudの容量をバックアップの次に圧迫するのは写真や動画です。iCloudの写真や動画の整理方法についてみていきましょう。
フォトライブラリの同期を解除
iCloudのフォトライブラリにPCやほかの端末で撮影した写真や動画をすべて同期するように設定している場合があります。そうするとiCloudの容量も圧迫しますし、iCloudの写真や動画がすべて端末にダウンロードされてしまうので、iCloudだけではなく端末のストレージも圧迫します。
iCloudにバックアップするアプリの選択の画面で「フォトライブラリ」も選択できます。こちらでオフにするとこのように確認画面が出てきます。こちらの「オフにして削除」をタップすると、iPhoneやiPadで撮影した写真がiCloudのフォトライブラリへアップロードされることがなくなります。
必要な写真はiCloud Driveへ
iPhoneやiPadで撮影した写真をPCにダウンロードして加工したいという場合には、iCloud DriveへアップロードするとPCからでも編集できるようになります。iCloud Driveの詳しい使い方はこちらの記事を参考にしてください。
PCへ写真を保存
iTunes経由ではなく、PCに直接、iPhoneやiPadの写真や動画を取り込む方法もあります。iTunesでiPhoneとの自動同期をしないように設定してから、LightningケーブルでPCに接続して、PCのエクスプローラーを開きます。すると「PC」の中に「iPhone」が表示されます。
エクスプローラーで「iPhone」を右クリックすると「画像とビデオのインポート」が出てくるので、そちらをクリックするとiPhoneの中の写真と動画をPCへ取り込むことができます。
Google Driveを活用する
iCloudではなく、写真や動画はGoogle DriveのGoogleフォトを利用するという方法もあります。Google Driveの中のGoogleフォトなら、高画質でのアップロードに設定すると、容量無制限で写真やビデオを保存できます。iCloudと違い、端末の種類を選ばずにAndroidスマホとも同期や共有ができるというメリットもあります。
Googleフォトの詳しい使い方はこちらのリンクで開設しているのでぜひ参考にして下さい。
iCloudを整理してストレージ容量を増やすそのほかの方法
iCloudとのフォトライブラリの同期を解除するなどの空き容量を確保する方法の他にも、iCloudを整理してストレージ容量を増やす方法はいくつかあります。iCloudの空き容量を増やす方法をご紹介します。
不要なバックアップファイルを削除する
今は使っていない端末のバックアップファイルが保存されていて、ストレージ容量を圧迫していることがあります。必要ない端末のバックアップファイルが残されている場合には、その端末からバックアップファイルを削除してしまいましょう。
iPhoneの設定から「Apple ID」>「iCloud」>「ストレージを管理」>「バックアップ」>「バックアップ 〇〇のiPhone」に進み、「バックアップを削除」をタップします。するとそのバックアップファイルがiCloudから削除されます。
削除したデータは元に戻せないので要注意
尚、削除したバックアップデータを戻すことはできないので注意しましょう。
iCloudのストレージ容量を増やす
iCloudのストレージ容量は月額利用料金で購入することができます。どうしても足りなくなるという場合には、iCloudは月額130円から増やすこともできるので、iCloudの有料プランを利用することもおすすめです。iCloudの有料プランの使い方はこちらの記事で詳しく解説しています。こちらの記事をご覧ください。
iCloudを整理して空き容量を増やそう!
この記事ではiCloudの容量を整理する方法について解説してきました。iCloudは無料で利用できて、PCへ接続しなくてもiPhoneのバックアップが取れるようになりとても便利です。しかし、iCloudで有料プランを利用しないのなら、5GBの容量の使い方というのは悩ましいところです。
ぜひ、バックアップや同期に必要なものと必要でないものをしっかりと仕分けして、あなたなりに整理できるようにしていきましょう。