はまPay(はまペイ)とは?仕組み・使い方・メリット・加盟店を解説!
QRコードを使って支払いできるスマホ決済サービスは各種ありますが、横浜銀行によるはまPayは、支払いのみならず、東急電鉄の券売機で現金が引き出せる便利なサービスです。本記事では、このデビットカードをスマホに載せたようなはまPayについて紹介します。
目次
- 1はまPay(はまペイ)とは?
- ・東急沿線で便利
- ・チャージ不要でデビットカード感覚で使える
- ・ゆうちょペイと同じ仕組みの銀行Payを使用
- 2はまPay(はまペイ)の登録方法
- ・横浜銀行の普通口座が必要
- ・スマホのアプリで登録
- 3はまPay(はまペイ)の使い方
- ・店頭でのQRコード支払い
- ・払込票決済の使い方
- ・キャッシュアウトの使い方
- 4はまPay(はまペイ)のメリット
- ・銀行口座残高と直結して利用できる
- ・スマホだけで完結できる
- ・キャッシュアウトで現金引き出しが可能
- ・クーポンが利用できる
- 5はまPay(はまペイ)のデメリット
- ・ポイント還元がない
- ・加盟店が少ない
- ・キャッシュアウトを使えるまでの仕組みが面倒
- 6東急沿線民ならはまPay(はまペイ)を即インストール!
はまPay(はまペイ)とは?
はまPay(はまペイ)とは、横浜銀行が展開する銀行口座を利用した、スマホによるQR決済サービスです。数ある××Pay同様、お店でQRコード決済できるだけでなく、横浜銀行の銀行口座と直結しているのでチャージ不要で使える上に、東急電鉄の券売機によるキャッシュアウト(現金引き出し)まで可能です。
そのため、スマホひとつで支払いできるだけでなく、いざというときに現金も利用できるという、最強のスマホ決済サービスです。
東急沿線で便利
先に述べたようにはまPay(はまペイ)は、東急電鉄の「世田谷線」と「こどもの国線」を除く全駅で、券売機によるキャッシュアウト(現金引き出し)が可能です。わざわざATMに寄らずとも、通勤や買い物の途中の駅でキャッシュアウト(現金引き出し)できるのは非常に便利です。
また、最近では交通系電子マネーの普及が進み、券売機の需要が減っているため、券売機にキャッシュアウト(現金引き出し)の機能が付いて利用が増えるのは東急電鉄にとっても悪いことではありません。券売機によるキャッシュアウト(現金引き出し)は、銀行が展開するはまPay(はまペイ)だからこそ使える便利な機能です。
チャージ不要でデビットカード感覚で使える
はまPay(はまペイ)は、ほかの××Payのように銀行口座やクレジットカードから一旦決済サービスにチャージした金額で支払いするのではなく、銀行口座から直接支払われるデビットカードのようなサービスです。そのため、銀行口座の残高以上の支払いは不可能なため、チャージし忘れによる支払い不能も、クレジットカードのような使いすぎも避けられます。
ゆうちょペイと同じ仕組みの銀行Payを使用
はまPay(はまペイ)は、GMOペイメントゲートウェイが開発した銀行Payの仕組みを利用しています。
銀行Payの特徴
はまPay(はまペイ)が利用している銀行Payは、はまPay(はまペイ)のみならず、福岡銀行・熊本銀行・親和銀行のYOKA!Pay、さらにはゆうちょPayでも使われており、近日中に三井住友銀行のPayシステムでも利用可能になって、お互いの加盟店で利用できるようになっています。
また銀行口座直結なので、対応している払込票なら銀行やコンビニに行かずとも、スマホでの支払いが可能です。先にお伝えしたキャッシュアウト(現金引き出し)もこの銀行Payの仕組みで実現されています。
はまPay(はまペイ)の登録方法
それでは、ここからは実際にはまPay(はまペイ)のアプリをスマホにインストールして、ユーザー登録と口座登録する方法をお伝えします。
横浜銀行の普通口座が必要
はまPay(はまペイ)を利用するには、まずは横浜銀行のキャッシュカード、あるいは横浜バンクカードが発行済みの普通預金口座が必要です。横浜銀行に口座がない場合は、はまPayアプリの登録前に横浜銀行に口座を開くか、はまPayアプリ上で口座を解説する必要があります。
スマホのアプリで登録
ここからは、はまPay(はまペイ)のアプリをインストールして、アプリ上で会員登録をします。まずは下のリンク先からスマホにはまPayアプリをインストールします。
つづいて、アプリ上でユーザー情報を登録します。まず「新規登録」を選択し、メールアドレスを入力、そして届いたメールに記載されている確認コードを入力します。その上で、氏名・生年月日などのユーザー情報を登録すれば、ひとまずアプリへのユーザー登録は完了します。このあと、つづいて口座情報を登録するために「今すぐ登録」を選択します。
口座情報を登録するためには、まず「口座設定に進む」を選択し、支店番号と口座番号を入力して「次へ」をタップします。さらに名前や生年月日、暗証番号などを入力し、また「次へ」を選択します。これで、はまPayアプリへの口座情報の登録は完了です。
キャッシュアウト用にはさらに追加登録が必要
はまPay(はまペイ)を、店舗での支払いや払込票を使った振り込みしか使わないのであれば、先に述べて登録方法で足りるのですが、はまPay(はまペイ)の特徴である、キャッシュアウト(現金引き出し)を利用するためには、もう少し登録作業が必要です。
そのためには、前に記したように口座情報を登録した上で、「口座を追加する」を選択して、「携帯電話番号を入力し、携帯にSMSで届いた認証コードを入力します。さらに免許証やマイナンバーカードを読み取らせて本人確認情報を登録し、読み取った情報に間違いがなければ「次へ」をタップします。さらに顔写真を撮影し、口座情報を紐づけます。
つづいて、「MENU」から「設定」を選び、「お支払口座の設定」をタップ、さらに「本人認証設定」を選択します。そして画面をスクロールし「本人認証設定に進む」を選んで、登録済みの口座の情報に間違いがないかを確認して「次へ」をタップします。すると本人認証アプリからメッセージが届きますので、それをタップして本人認証アプリを起動します。
そこで改めて顔を撮影して本人認証を行い、事前登録した内容と違いがなければ、本人認証は終了、あとは本人認証設定画面に戻って「次へ」を選択すれば、はまPay(はまペイ)のすべての登録作業は完了です。
はまPay(はまペイ)の使い方
つづいては、はまPay(はまペイ)を加盟店やキャッシュアウト(現金引き出し)で利用する方法をお伝えします。
店頭でのQRコード支払い
まず、はまPay(はまペイ)を加盟店の店頭でQRコード支払いする方法です。はまPay(はまペイ)でもほかの××PayでのQRコード支払いと同じく、加盟店のQRコードを読み取ってから金額を確認するか、別途金額を入力して、支払いを行います。
具体的には、「お支払い」ボタンを選び、起動したカメラで指示されたQRコードを読み取ります。その上で金額を確認して「確定」ボタンをタップするか、決済金額を入力してから「お支払い金額確認」ボタンを選択し、いずれの場合も暗証番号の「はまっこ番号」を入力して決済を完了します。
なおiPhoneを利用する場合は、Touch IDやFace IDを使うことで暗唱番号の入力を省くことが可能です。
払込票決済の使い方
つづいて、はまPay(はまペイ)で払込票を決済する方法です。こちらもはまPayアプリの「お支払い」ボタンを選び、起動したカメラで払込票のQRコード、もしくはバーコードを読み取ります。その上で振り込み先と金額を確認して「確認」ボタンをタップします。そして暗証番号の「はまっこ番号」を入力すれば、家に居ながらにして払込票の決済は完了です。
キャッシュアウトの使い方
はまPay(はまペイ)でキャッシュアウト(現金引き出し)を利用するには、まずはまPayアプリの「MENU」を選択し、「キャッシュアウト」を選びます。そして引き出したい金額をタップし、「取引暗唱番号」を入力します。すると画面にQRコードが表示されますので、それを券売機の読み取り部分にかざすと、現金が引き出せます。
手数料は他銀のATM使用料と同じ
はまPay(はまペイ)のキャッシュアウト(現金引き出し)は、ATMを必要としない便利な方法ですが、残念ながら他の銀行のATMを利用するのと同様、引き出し手数料が必要です。2019年12月現在、券売機を使ったキャッシュアウト(現金引き出し)には以下の利用手数料が必要です。
- 平日(終日)……110円
- 土日祝日…………220円
はまPay(はまペイ)のメリット
さて、ここからはあらためて、はまPay(はまペイ)のメリットとデメリットについて説明します。まずははまPay(はまペイ)のメリットです。
銀行口座残高と直結して利用できる
先にも触れましたが、はまPay(はまペイ)は銀行によるQRコード決済ですから、支払いは即座に銀行口座から引き落されます。したがってはまPay(はまペイ)なら、クレジットカードに紐づいた他の××Payのように、銀行口座の残高を超えるような支払いをしてあとで青くなることはありません。
また、支払い前にいちいちチャージの必要なスマホ決済サービスや電子マネーと違い、はまPay(はまペイ)はチャージの必要がありません。加盟店のレジで支払おうとして、チャージ済み金額が足りなくてあわててチャージする、などという手間がないのは、はまPay(はまペイ)の大きなメリットです。
スマホだけで完結できる
はまPay(はまペイ)はQRコード決済サービスですから、スマホだけで簡単に支払いが完了します。しかもはまPay(はまペイ)なら払込票の支払いもスマホで済ませられるので、もはや財布を忘れても困ることがありません。ただし、スマホの電池切れには要注意です。
キャッシュアウトで現金引き出しが可能
はまPay(はまペイ)がほかの××Payと一番異なる点が、このキャッシュアウト(現金引き出し)の機能です。いざ現金が必要になったときのことを考えると、ほかのスマホ決済サービスではキャッシュカードを手放すわけにはいきません。しかし、はまPay(はまペイ)があればキャッシュカードを持ち歩く必要はなくなります。
クーポンが利用できる
はまPay(はまペイ)には、対応店舗を利用するたびにスタンプが貰えたり、クーポンを貰えたりするサービスがあります。近くのお店がはまPay(はまペイ)に対応しており、かつクーポンを配布しているのなら、積極的に利用回数を重ねてお得なクーポンを利用することができます。
はまPay(はまペイ)のデメリット
はまPay(はまペイ)のメリットにつづいて、はまPay(はまペイ)のデメリットも忘れずにお伝えします。
ポイント還元がない
はまPay(はまペイ)にはポイント還元の仕組みがありません。PayPayが普及した一番の要因はポイント還元キャンペーンと言われていますが、そうした武器を持たないはまPay(はまペイ)は、どうしても普及速度が遅くなりがちです。ただし銀行という仕組みを考えると、ポイント還元は将来的にも期待はできないでしょう。
加盟店が少ない
はまPay(はまペイ)のアプリには近くのお店を探す機能がありますが、神奈川県内であっても表示される加盟店はさほど多くありません。コンビニもファミリーマートやミニストップくらいしか対応していないのが現状です。
しかし、実ははまPay(はまペイ)はほかの銀行Payが使えるお店でも利用できるため、たとえばゆうちょPayの加盟店、たとえばコンビニならセブン-イレブンでも利用可能なのです。はまPay(はまペイ)のアプリにはこうしたほかの銀行Pay加盟店は表示されませんが、実際はアプリで表示される以上のお店ではまPay(はまペイ)が利用可能です。
とはいえ、それでも先行するPayPayや楽天Payなどに比べると使えるお店が少ないのは事実で、今後の普及に期待しなければなりません。
キャッシュアウトを使えるまでの仕組みが面倒
はまPay(はまペイ)の大きなメリットであるキャッシュアウト(現金引き出し)ですが、便利な機能なだけに悪用を防ぐための本人確認は非常に厳重です。そのため手続きが煩雑で非常に面倒ですし、またそのせいで本人確認がうまくいかず、キャッシュアウト(現金引き出し)をいつまで経っても利用できない、という事態も発生しています。
画面の指示に従って、本人確認の免許証やマイナンバーカードをキレイに撮影し、それらの写真と同じ髪型や眼鏡などの着用・不着用を揃えて、本人確認されやすいようにする必要があります。
東急沿線民ならはまPay(はまペイ)を即インストール!
以上、はまPay(はまペイ)の登録方法から、加盟店での利用方法、払込票での支払い方法、キャッシュアウト(現金引き出し)の利用方法、そしてはまPay(はまペイ)のメリット、デメリットについて紹介しました。
東急の駅の券売機でキャッシュアウト(現金引き出し)が可能なはまPay(はまペイ)は、東急沿線民、特にはまPay(はまペイ)加盟店が多く望める横浜・川崎市民には非常に便利なサービスです。対象者は、即はまPayアプリをインストールすることをおすすめします。