2019年09月11日更新
Google Playの別アカウントに残高を追加した時の対処法!無駄にせず使い切る!
Googleアカウントを複数持っていても、Google Playストアのアプリを紐づけられるのは1つだけです。アカウント間の残高の移行はできないので、間違えて課金した場合はGoogle Playの設定変更やプレゼント用カードの購入等しなければなりません。
目次
- 1Google Playの別アカウントに残高を追加した原因と対処法
- ・アプリに複数のアカウントは紐づけられない
- ・残高の別アカウントへの移行はNG
- ・貯まったポイントも別アカウントに移行できない
- 2Google Playストアで別アカウントに切り替えて課金する方法
- ・Google Playストアのアカウントを変更する
- ・アプリでの反映を確認する
- 3アプリ側でGoogle Playアカウントを変更して課金する方法
- ・利用するアプリのバックアップを取る
- ・アプリをアンインストールする
- ・マイアプリのリストから削除する
- ・削除したアプリを再インストールする
- 4端末の不要なGoogle Playアカウント削除で切り替える方法
- ・Googleアカウントをスマホから削除する
- ・支払いが正しく行えていることを確認する
- ・削除したアカウントをもう一度スマホに追加する
- ・端末からアカウントを削除する場合の注意点
- 5Google Playは別アカウントへの課金に気を付けよう!
Google Playの別アカウントに残高を追加した原因と対処法
Googleアカウントを複数持っていて、Google Playからダウンロードしたアプリに課金する方は注意が必要です。管理を気を付けないと、アカウントを切り替えたり、プレゼント用のカードを購入したり、アプリのアカウントを変更するため削除したり様々な手間がかかってしまう可能性があります。残高追加の支払い時の注意点や対処法を紹介していきます。
アプリに複数のアカウントは紐づけられない
Googleアカウントを複数持っている方、またはこれから作成予定の方は注意していただきたいことがあります。それはGoogle Playでダウンロードしたアプリに複数のアカウントは紐づけられないということです。仮にGoogleアカウントを複数持っていたとしても、アプリに紐づけられるアカウントは1つだけです。
アプリを1つのアカウントにしか紐づけできないと、何が不都合なのでしょうか。紐づけされているアカウントに残高を追加した場合は何の問題もなくアプリ内課金を行うことができますが、紐づけされていないアカウントに残高を追加した場合は、アプリ内課金はできません。アプリ内課金は紐づけされているアカウントの残高から支払われているからです。
残高の別アカウントへの移行はNG
Google Playアカウントの仕様上、残高を別のアカウントへ移行することも出来ません。つまり、間違えて紐づけされていないGoogle PlayアカウントAに残高を追加した場合でも、紐づけされているGoogle PlayアカウントBに移行することは不可能ということです。Google Playアカウントに残高を追加する際は追加先が正しいか確認しましょう。
残高をプレゼントしたいなら【Google Play ギフトカード】で
Google Playストアの支払いに使えるプレゼントグッズのGoogle Playギフトカードをご存知ですか。Google Playギフトカードは名前のとおりプレゼント用としても使えますが、自分用にも購入ができます。例えばアプリに課金する際に、クレジットカードの代わりの支払い方法として選択ができます。プレゼントにももちろん最適です。
残高を他の人のアカウントへ移行させることもできません。自分のGoogle Playアカウントの残高を誰かにプレゼントしたい場合は、このGoogle Playギフトカードをつかいましょう。Google Playギフトカードを残高で購入し、それをプレゼントしましょう。ちなみにカードは、セブンイレブンやファミリーマートで店頭販売されています。
貯まったポイントも別アカウントに移行できない
Google Play内ではGoogle Play Pointsというポイントを貯めることができます。このポイントは有料アプリを購入した際などに貯めることができます。ブロンズレベルでは、購入金額100円ごとに1ポイント貯まり、シルバーレベルでは、100円ごとに1.25ポイント貯まります。貯まったポイントは、アプリ内のアイテムの購入支払いに充当できます。
アカウント間で移行できないのは、残高だけではありません。貯まっているポイントも移行できません。自分が持っているアカウント間のみならず、ファミリーグループのメンバー間でも例外ではなくポイント移行はできませんので、注意しましょう。ポイントでギフトカードを買ってプレゼントもできません。残高やポイントの管理はしっかりと行いましょう。
Google Playストアで別アカウントに切り替えて課金する方法
アカウント間では残高およびGoogle Play Pointsが移行できないことはおわかりいただけたでしょう。では間違えて紐づけされていないアカウントに残高を追加したら、もう本当にアプリ内課金することはできないのでしょうか。
ご安心ください。対処法はいくつかあります。一つはGoogle Playストアで別アカウントに切り替えて課金する、というやり方です。中身(残高およびGoogle Play Points)を移行させるのではなく、入れ物(アカウント)を切り替えるという逆転の発想です。Google Playアカウントを、残高追加したアカウントに切り替えてアプリ内課金をしていきます。
Google Playストアのアカウントを変更する
そのやり方を早速説明していきます。まずはGoogle Playストアを開きましょう。左上の横3本線アイコンをタップしましょう。
Google Playストアのメニュー画面が表示されます。右上にある下三角形のアイコンをタップしましょう。Google Playストアアカウントの一覧が表示されます。その中から残高追加したアカウントを選択し切り替えを行いましょう。
アプリでの反映を確認する
アカウントの切り替えが完了したら、アプリでの反映を確認することをおススメします。アプリ内課金を行ってみましょう。正常に課金ができたらこれで解決です。
アプリ側でGoogle Playアカウントを変更して課金する方法
各アプリにはGoogle Playアカウントが登録されています。アプリ側で登録しているGoogle Playアカウントを変更することによって、課金を可能にする方法を紹介します。
利用するアプリのバックアップを取る
まず、必ずやらなければならないのは、課金したいアプリのバックアップを取ることと引き継ぎ可能な状態にしておくことです。次の手順でアプリを一度削除しますので、必ずこの2つのことを忘れずにやりましょう。バックアップしておかないとアプリ内のデータは基本的にすべて消えてしまいます。
アプリによってバックアップの手順は異なります。よくある質問コーナー等に機種変更の際の手順、のようなタイトルで説明が載っていることでしょう。よく探してみましょう。やり方がわからない場合は運営に問い合わせたり、ネットで検索しておきましょう。
アプリをアンインストールする
バックアップと引き継ぎ設定が完了したら、アプリをアンインストール(削除)しましょう。ホーム画面やアプリ一覧で、削除したいアプリを長押しして、『アンインストール』をタップすれば削除できます。
マイアプリのリストから削除する
ホーム画面から削除しただけで終わりではありません。Google Playストアのマイアプリというところからも削除しないといけません。Google Playストアのマイアプリには、そのアカウントがインストールしたことのあるアプリが表示されています。ここからも消しておきましょう。
Google Playストアのメニュー画面へ行き、『マイアプリ&ゲーム』をタップしましょう。
『ライブラリ』タブをタップしましょう。削除したいアプリ(ここでは課金したいアプリ)の名前の右にある『×』をタップすれば削除することができます。
削除したアプリを再インストールする
ホーム画面およびマイアプリ&ゲームからアプリをインストールできたら、再インストールしましょう。Google Playストアを開いて、残高を追加したアカウントに変更しましょう。変更後に再度アプリをダウンロードしましょう。これでアプリ側の登録アカウントが残高を追加したアカウントに変更されます。課金ができるかどうか確認してみましょう。
端末の不要なGoogle Playアカウント削除で切り替える方法
Google Playストアで残高追加したアカウントに切り替える方法と、アプリ側で登録されているGoogle Playアカウントを残高追加したアカウントに変更するやり方について紹介してきました。Googleアカウントを複数持っており、誤って紐づけされていないアカウントに残高追加した場合は、これらの方法を使えば課金できるようになる可能性が高いです。
もしこれらの方法でも解決しない場合は、これから紹介するGoogle Playアカウントを削除する方法を試してみましょう。アプリを削除するというのも勇気が必要なことですが、アカウントの削除というとそれ以上にプレッシャーを感じてしまう方もいるでしょう。しかし、ここで紹介する方法はリスクの高いものではないので、気軽に読むのがいいでしょう。
Googleアカウントをスマホから削除する
アプリを削除する場合、上で紹介した手順で再インストールすることができます。事前にバックアップや引き継ぎ処理を行っていれば、当然データは元通りになります。削除自体には抵抗があるかもしれませんが、実際は簡単にデータを復活できます。しかしGoogleアカウントを削除する、というともうデータは戻ってこないような印象を抱く方もいるでしょう。
Gmailが使えなくなったりYouTubeのチャンネル登録が消えてしまう等、そのGoogleアカウントに紐づくすべてのアプリ、サービスが利用できなくなってしまうことを考えると、Googleアカウントがなくなった場合の影響が大きすぎると感じてしまうのも無理はありません。一見、アカウントの削除というと非常にハイリスクな選択に聞こえます。
しかし、紹介するやり方は厳密にいうとGoogleアカウントを削除するのではなく、一時的に非表示にするだけなので安心してください。もちろん言葉通りGoogleアカウントを完全消滅させて、課金可能にするやり方もありますが、やはりリスクが高いのでここでは紹介しません。
ここで紹介するのは、残高追加したアカウント以外を端末から非表示にし、アプリの紐づけを切り替えたうえで課金する、というやり方です。まずは端末から残高追加したアカウント以外を削除(一時的に非表示)しましょう。Android端末での削除手順を紹介します。まずAndroidの設定画面を開いて、『アカウント』、『Google』の順にタップしましょう。
所有しているGoogleアカウントの一覧が表示されます。残高追加したアカウント以外を削除(一時的に非表示)します。残したいアカウント以外のアカウント名をタップしましょう。ここでは一番上が残高追加しており、残したいアカウントとします。
同期画面が表示されます。右上の3つの点のアイコンをタップしましょう。続いて『アカウントを削除』をタップしましょう。その後、最終確認画面が表示されるのでもう一度『アカウントを削除』をタップしましょう。
これで他のGoogleアカウントを一時的に非表示にすることができます。
支払いが正しく行えていることを確認する
ここまでの手順を行ったら、Google Playストアで管理可能なアカウントは、残高追加したアカウント1つしか残っていないはずです。支払いが行えるアカウントは一つだけになりました。早速アプリに課金しましょう。その後支払いが正しくできているか確認しましょう。
これは、紐づけされていた管理アカウントが削除されると、残ったアカウントが自動的に管理アカウントとして設定される仕組みを活用した方法です。少し手間はかかりますが、この方法を使えば支払いが行えるはずです。
削除したアカウントをもう一度スマホに追加する
支払いが問題なくできたら、一時的に非表示にしていたアカウントを再表示させましょう。Androidの設定画面を開いて、『アカウント』、『アカウントを追加』の順にタップしましょう。
『Google』をタップしましょう。ログイン画面が表示されるので、複数あるうち一つのアカウントでログインしましょう。利用規約やプライバシーポリシーに同意したら追加は完了です。これまでのようにGoogleアカウントが複数あり、Google Playアカウントも複数ある状態に戻りました。支払いも残高追加したアカウントで行えます。
端末からアカウントを削除する場合の注意点
形上は元に戻りましたが、完全に削除前の状態に戻したい場合は、あと少し作業が必要です。なぜなら端末からアカウントを削除した場合は、端末内のデータは一度削除されてしまうからです。削除したアカウントを使ってGmail等をそれまで通り利用する場合は、端末内アカウントデータを復旧する作業が必要になります。
同じ端末でアカウント利用を再開するならデータ同期が必要
同じ端末でアカウントの登録のみならずGmail等の利用を再開する場合には、データ同期が必要になります。設定画面の『ユーザーとアカウント』からアカウントの同期を行うことができます。これは連絡先を同期する機能ですが、この機能を活用すれば同じ端末でGmail等をそれまで通り利用できるようになります。
Google Playは別アカウントへの課金に気を付けよう!
ここまでの内容を復習しておきましょう。Googleアカウントを複数持っている場合でもGoogle Playで管理されている、アプリに紐づけされているアカウントは1つだけです。複数の紐づけはできません。間違えて他のアカウントに残高追加のための支払いを行った場合でも、残高や貯まっているポイントは移行することはできません。
ポイントは無理ですが、残高を他の人にプレゼントする際はGoogle Playギフトカードというプリペイドカードを活用しましょう。このカードは自分の他のアカウントにプレゼントする、という形では利用できません。課金先を間違た際の対処法として、Google Playアカウント変更、アプリ側のアカウント変更、アカウントの削除という3つを紹介しました。
Google Playの課金先を間違えると、アカウントの切り替えやアプリ、Googleアカウントの削除等、面倒なことになってしまいます。複数アカウントを持っている場合は、課金の支払いを行う際には細心の注意を心がけましょう。万一間違えた場合でもアカウントの切り替えやプレゼント等、紹介した対処法を活用して残高を無駄にしないようにしましょう。