Apple Watchの初期化方法！売却・譲渡前に強制リセットする方法も解説！

Apple Watchにはパスコードを忘れた時やバグの修正、売却・譲渡前など初期化が必要な事があります。Apple Watchの初期化の方法は一つだけではありません。

まずは通常の初期化の方法です。通常とは、手元にApple Watchがあり、パスコードをしっかり覚えている状態で行う初期化という意味です。

一番簡単に一番シンプルに行える初期化がApple Watchから行う初期化です。まず、Apple Watchの「デジタルクラウン」を1回～数回クリックしてホーム画面を表示します。（クリックの回数はApple Watchのバージョンや機種によります）続いて「設定」をタップで起動させ、「一般」をタップします。「一般」の画面から「リセット」を選択、リセット画面の「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。

パスコード入力画面が表示されますので、パスコードを入力します。「すべてのメディア、データ、設定が消去されます。このスさは取り消せません。続けてもよろしいですか？」と確認の画面が開きますので、「続ける」をタップします。初期化が開始され、初期設定画面が表示されれば初期化は完了です。

Apple Watch Series4（GPS + Cellular）とApple Watch Series3（GPS + Cellular）を売却・譲渡のために初期化する場合は、モバイル通信プランも削除しなくてはいけません。

上記「Apple Watchからリセット」と手順「設定」＞「一般」＞「リセット」＞「すべてのコンテンツと設定を消去」＞「すべてを消去」までは同じですが、最後の画面で「すべてを消去」を選択します。ちなみにApple WatchとiPhoneを再びペアリングする予定がある場合は、「プランを残してすべてを消去」を選択します。

Apple Watchの初期化はiPhoneからも可能です。WalletにSuicaを入れている場合は、iPhoneからApple Watchを初期化する前に必ずSuicaを削除しておいてください。

Apple Watchで使っているSuicaを削除するには、iPhoneで「Apple Watch」を開き、「マイウォッチ」タブを表示させて下にスクロールさせ、「WalletとApple Pay」をタップします。続いてSuicaをタップしてから「情報」タブの画面を下までスクロールさせて「このカードを削除する」をタップします。これはApple Watchでも操作が可能です。

Apple Watchのホーム画面で「Wallet」＞「カード」をタップしてから、「カード」を強めに押して「カードを削除」をタップします。

iPhoneからApple Watchを初期化するにはiPhoneとApple Watchのペアリングを解除します。まずApple WatchとiPhoneを近づけてペアリンをします。続いてiPhoneのホーム画面にある「Watch」アプリを開き、「マイウォッチ」タブを開いてApple Watchをタップし、その右横にある「ｉ」＞「Apple Watchとのペアリングを解除」をタップします。

最後にAppleIDのパスワードを入力すると、確認の画面が現れ、再度タップするとペアリングが解除＝初期化が開始されます。

Apple Watchに限らず、パソコンやモバイルなどは中で複雑なプログラムが作動しています。そのプログラム同士がお互いを邪魔しあったり他のプログラムに影響を及ぼしてしまったりして誤作動をおこすことがあります。アプリをアンインストールしたりキャッシュを削除したり色々対処法はありますが、どうしても改善されない場合の最終手段として、初期化があります。

初期化とは、工場から出荷されたまっさらな状態に戻すことですので、デバイスの中で複雑に絡み合ってしまったプログラムをすべてリセットすることで不調が改善されることがあります。

デバイスの不調を改善させる対処法として、まずはキャッシュの削除、続いて悪影響を及ぼしていそうなアプリの削除、そしてデバイスのアップデートが挙げられます。これら以外に一番の解決方として挙げられるのがデバイスの再起動です。再起動もバックグラウンドで動いているプログラムを一度停止させる働きがありますので、ほとんどの誤作動など不調は改善されます。

この項の冒頭で、初期化は最終手段とお話ししました。つまり再起動でも誤作動などの不調が改善されなかった場合、最後の手段として初期化を行います。これほど最終手段と言っているのはすべてのプログラムや設定が削除されてしまうので、初期化の後にまた一から設定し直さなくてはいけないからです。ですが最終手段だけ初期不良以外のほとんどの問題は初期化で解決できるといっても過言ではありません。

パスコードを数回入力ミスしてしまいパスコードロックがかかってしまった場合には、初期化の必要はありません。しばらく時間をおけばロックは解除され再度入力することが可能です。ただしロックがかかっている間はApple Watchの通信機能が使えない状態が続きます。

また、パスコードを忘れてしまったために入力ミスを繰り返しロックがかかってしまった場合はロック解除を待っていてもまた間違えてロックがかかるだけですので、そういった場合は強制的に初期化するしかありません。次項では強制的に初期化・リセットす方法を紹介します。

Appleでは積極的にデバイスの下取りを行っていますが、売却や譲渡の前にはApple Watchは必ずアクティベーションロックの解除・初期化をさしなければいけません。この項ではパスコードの入力なしに強制的にリセットする方法とアクティベーションロックの解除について説明します。

Apple Watchを強制的にロックを解除し、初期化リセットする方法を紹介します。この方法ですとパスコードの入力の必要がありません。まず、Apple Watchの右側下にある「サイドボタン」を長押しします。「電源オフ」・「省電力モード」を選択する画面がでてきたら、「電源オフ」を長押しします。しばらく長押ししたままにすると、続いて「すべての内容と設定を消去」が画面に表示さます。

その項目をタップすると「続けるには電源に接続します」と表示されるので、充電器につなげます。「続けてもよろしいですか？」と確認が表示されるので、右下の✔マークをタップします。タップ後にApple Watchの初期化が始まります。

Apple Watchを売却・譲渡する前に必ず行わなくてはいけないのが、アクティベーションロックを解除し、個人情報をデバイスから削除することです。アクティベーションロックとは、Apple Watchを紛失してしまったり盗難にあった際、第三者に使われないように保護しておく仕組みのことを言います。確かに紛失したり盗難にあった際にはApple Watchにアクティベーションロックがかかっていればデバイスは勝手に使われることなく安全です。

ですが逆に売却・譲渡する際にアクティベーションロックがかかったままでは受け取った・購入した人がそのApple Watchを使おうと思っても使えないわけです。これでは購入した意味がありませんので、売却・譲渡、下取りに出す際にはアクティベーションロックを解除しておかなくてはいけない、ということです。

アクティベーションロックを解除して個人情報を削除するには、「iPhoneからApple Watchを初期化する方法は？」で説明した手順と同じです。つまり、Apple Watchを強制リセットすることなく、iPhoneからApple Watchを初期化する手順をふんで、ペアリングを解除すればアクティベーションロックも同時に解除されることになります。

前項の「強制リセット」でApple Watchを初期化させた場合、まずiPhoneとApple Watchを近づけてペアリングさせ、改めてiPhonneからベアリングの解除を行います。

Apple Watchの初期化はパスコードを忘れてしまった場合や、不具合の修正、売却・譲渡時などに必要です。使われている単語は難しいですが、手順自体は簡単ですのでいざという時のために知っておきましょう。