2019年05月02日更新
Android Studioのインストール方法!WindowsとMacで開発環境をセットアップする!
Androidユーザーの皆さんは、Android Studioという機能をご存知ですか?この記事では、Android Studioのインストール方法、WindowsとMacでAndroid Studioの開発環境をインストール方法を紹介していきます。
目次
- 1Android Studioのインストールでできること
- ・開発に最低限必要な設定が全て整えることができる
- ・Androidアプリ開発環境構築に必要
- ・Android Studioは日本語非対応
- 2Android Studioのインストール前にシステム要件の確認
- ・対応バージョン
- ・メモリや空き容量
- 3Android Studioをインストールする方法
- ・Windowsでダウンロード・インストールする手順
- ・Macでダウンロード・インストールする手順
- 4Android Studioのインストール後のセットアップ
- ・Windowsの環境設定
- ・Macの環境設定
- 5Android Studioのインストールでエラーがでた場合の対処法
- ・SDKのパスの確認
- ・JDKフォルダの確認
- 6Android Studioをインストールしてセットアップしよう!
Android Studioのインストールでできること
この記事では、Android Studioのインストール方法、WindowsとMacで開発環境をセットアップする方法をご紹介していきます。まずはじめに、Android Studioとは何か、Android Studioのインストールでできることをご紹介していきます。
開発に最低限必要な設定が全て整えることができる
Android Studioとは「Google公式の開発ツール」です。Androidアプリ開発をするうえで、かつては「Eclips」と「ADT」という開発ツールを組み合わせてAndroidアプリを開発していました。しかし、Google社が2014年に「Android Studio」をリリースし、「Eclips」と「ADT」と同様のAndroidアプリ開発環境が実現できるようになりました。
「Android Studio」がリリースされたことで、かつて使われていた「Eclipse」と「ADT」のサポートが打ち切られ、Androidアプリ開発環境に関しては「Android Studio」に完全移行され、現在の公式のAndroidアプリ開発ツールとなっています。
「Android Studio」をインストールすることで、Androidアプリ開発に最低限必要な設定を全て整えられます。
この「Android Studio」をインストールすることで、Androidアプリ開発に必要とされている「Android SDK(Software Development Kit)」や、実際のAndroid端末が無い状態でも、Android端末の動作をPC上で再現できる「Android仮想デバイス(Android Virtual Device)」を、画面に表示される指示に従ってインストールするだけでAndroid アプリ開発に必要な最低限の設定を整えられます。
Androidアプリ開発環境構築に必要
「Android Studio」は、Androidアプリ開発環境構築に必要不可欠なツールです。先にご紹介したように、この「Android Studio」がリリースされたことで、かつてAndroidアプリ開発に使われていた「Eclipse」と「ADT」のサポートが打ち切られ、Androidアプリ開発環境に関しては「Android Studio」に完全移行されています。
つまり、Androidアプリを開発するには、現在公式となっている「Android Studio」を使って開発するしかありません。
Android Studioは日本語非対応
Android StudioはAndroidアプリ開発に不可欠となっている開発ツールですが、残念ながら、Android Studioは日本語非対応となっており、すべて英語表記になっています。
どうしてもAndroid Studioを日本語化したい場合は、インターネットから非公式の日本語化リソースをダウンロードすることで、Android Studioを日本語化が可能です。非公式の日本語化リソースのため、Android Studioの和訳が正しくない場合があるので、Android Studioは英語表記のまま使うことをおすすめします。
Android Studioのインストール前にシステム要件の確認
ここからは、実際にAndroid Studioのインストール方法やAndroid Studioのセットアップといった手順をご紹介していきます。Android Studioをインストールする前に、まずはAndroid Studioシステム要件の確認をしていきましょう。
対応バージョン
まずはじめに、Android Studioの対応バージョンを確認していきましょう。Android Studioをインストールするには、最低限以下の対応バージョンが必要となります。
- Windows:Microsoft Windows 8/7/Vista/2003 (32 or 64-bit)
- MacOS X:Mac OS X 10.8.5以上 10.9 (Mavericks)以下
メモリや空き容量
次に、PCのメモリや空き容量を確認しましょう。Android Studioは「Windows」「Mac OS」「Linux」それぞれに対応しています。それぞれのOSでAndroid Studioのシステム要件が異なるため、Android Studioの「システム要件」でそれぞれの要件を確認してみましょう。
Android Studioをインストールする方法
次に、Android Studioをインストールする方法をご紹介していきます。Android Studioをダウンロード、インストールするには、ネットで「Android Developers」公式サイトにアクセスし、サイトから「Android Studio」をダウンロードしましょう。
WindowsでAndroid Studioをダウンロード・インストールする手順、MacでAndroid Studioをダウンロード・インストールする手順に分けてご紹介していきます。
Windowsでダウンロード・インストールする手順
Windowsでダウンロード・インストールする手順をご紹介していきます。「Android Developers」サイトの「DOWNLOAD ANDROID STUDIO」ボタンクリックし、Android Studioのダウンロードページを開きます。利用規約を読み、「上記の利用規約を読み、同意します」のチェックボックスにチェックを入れます。
「DOWNLOAD ANDROID STUDIO…」をクリックし、Android Studioのダウンロードを開始しましょう。なお、他のAndroid Studioのダウンロード方法として、Android Studio Downloadsから「android-studio-ide-xxx.xxxxx-windows.exeファイル」を直接PCにAndroid Studioをダウンロードする方法もあります。
ダウンロードフォルダに「android-studio-ide-xxx.xxxxx-windows.exe」というファイルがインストールされます。Android Studioのファイルがインストールされているのを確認したら、この「exeファイル」を実行しましょう。表示されたウィンドウ下部の「Next」 で、Android Studioのセットアップを始めていきます。
次に、Android Studioをインストールするコンポーネントを選びましょう。各種設定における初期設定はデフォルトのまま進めたほうが無難でしょう。Android Studioをインストールするコンポーネントを選択したら、画面下部の「Next」をクリックしましょう。
次に「Android Studio」のインストールロケーション設定をしていきます。特段こだわりが無ければ、デフォルト設定の状態のままで「Next」をクリックして先に進みましょう。
次の画面で、Start Menu にショートカットを入れるかどうかという設定に入ります。表示されているウィンドウ下部の「Install」をクリックすると、Android Studioのインストールが開始されます。
「Android Studio」のセットアップを終了するため「Finish」をクリックしましょう。ここで終了ではなく、次に「Setup Wizard」が始まります。表示されたウィンドウ下部の「Next」をクリックし、先に進みましょう。
次にAndroid Studioの「Install Type」を選択します。はじめは「Standard」を選択しましょう。次にAndroid Studioの「UIテーマ」を選択します。これで「Setup Wizard」は終了です。セットアップ内容を確認して問題がなければ「Finish」をクリックしましょう。
最後に「Downloading Components」が始まります。これまではこの作業に相当な時間がかかり、待ち時間の長い作業でしたが、この問題点はある程度改善され、処理速度は比較的早くなりました。これでWindowsでAndroid Studioをダウンロード、インストールする手順は完了です。
Macでダウンロード・インストールする手順
次に、MacでAndroid Studioをダウンロード・インストールする手順をご紹介していきます。まずはWindowsと同様に「Android Developers」サイトの「DOWNLOAD ANDROID STUDIO」ボタンクリックし、Android Studioのダウンロードページを開きます。Android Studioの利用規約を読み、「上記の利用規約を読み、同意します」のチェックボックスにチェックを入れます。
ダウンロードした「android-studio-ide-173.4819257-mac.dmg」をダブルクリックし、Android Studioを「Applicationsフォルダ」にドラッグして移動させます。
次に「Applicationsフォルダ」から「Android Studio」を選択し起動させます。「開く」をクリックし、次に進みます。最初に設定をインポートするかどうか選択するウィンドウが表示されるので、「Do not import setting」を選択し「OK」をクリックしましょう。すると「Android Studio Setup Wizard」が起動するので、「Next」をクリックしてインストール、セッティングを続けましょう。
次にAndroid Studioの「Install Type」を選択していきます。最初の段階では「Standard」を選択します。次に選択するAndroid Studioの「UIテーマ」は、自分好みの方を選択して「Next」をクリックしましょう。最後に、これからインストールするAndroid Studioの内容の一覧が画面表示されるので、内容を確認してから「Finish」をクリックしましょう。
ここからAndroid Studioのインストールが始まります。インストールしている途中で「HAXMのインストール」のためのパスワード入力を求められます。パスワードを入力してインストールを続行してください。これまではインストール作業に相当な時間がかかり、待ち時間の長い作業でしたが、この問題点はある程度改善され、処理速度は比較的早くなりました。
これでMacでAndroid Studioをダウンロード、インストールする手順は完了です。
Android Studioのインストール後のセットアップ
次に、Android Studioのインストール後のセットアップ方法をご紹介していきます。こちらも、WindowsのAndroid Studio環境設定セットアップ、MacのAndroid Studio環境設定セットアップに分けてご紹介していきます。
Windowsの環境設定
まずはじめにWindowsのAndroid Studio環境設定方法をご紹介していきます。早速インストールした「Android Studio」を起動しましょう。はじめに、以前の設定を取り込むかどうかを選択する画面が表示されるので、「Do not import settings」にチェックを入れ、「OK」をクリックしましょう。
また、使用しているPCや環境によって、ファイアウォール機能による警告が画面に表示されますが「アクセスを許可する」をクリックして環境設定を進めていきましょう。
次に「Android Studio Setup Wizard」というウィンドウが表示されるので「Nextを」クリックして設定を先に進めていきます。
Android Studioの「Install Type」の確認画面が表示されます。特段設定の理由がないような場合はそのまま「Next」をクリックして先に進めてください。
次に表示される「Android StudioのUIテーマ」は、自分の好きなデザインの方を選択しましょう。このUIテーマは後から変更することも可能なので、選んで「Next」をクリックします。
次にAndroid Studioの「Verify Settings」が表示されます。この画面で設定した内容を確認しましょう。「Finish」をクリックするとダウンロードが開始され、インストールされます。
すべてのAndroid Studioダウンロードが完了すると上記の画面になるので、「Finish」をクリックしてください。これでAndroidアプリを開発する環境が整いました。
Macの環境設定
次にMacでのAndroid Studio環境設定方法をご紹介していきます。Android Studioのインストールが完了したら、次の環境設定を「.bash_profile」へ設定します。「.bash_profile」を、以下のコマンドで実行して読み込みます。Macの場合は、これでAndroid Studioの環境設定は完了です。
Macはパスワードが必要
Windowsの設定と異なり、MacでAndroid Studioをインストール、Android Studioの環境設定を進めていく際には「パスワード」が必要となります。Android Studioをインストールしている途中で、HAXMのインストールのためのパスワード入力を求められます。このHAXMのインストールは必須のため、パスワードを入力してAndroid Studioのインストールを行います。
Android Studioのインストールでエラーがでた場合の対処法
最後に、Android Studioのインストールでエラーがでた場合の対処法を2つご紹介していきます。
SDKのパスの確認
まずはSDKのパスの確認を行いましょう。「Android Studio」は英語にのみ対応のツールであるため、フォルダに日本語が含まれていると認識ができません。
インストールフォルダ(SDK)のパスに日本語が含まれていないかを確認しましょう。フォルダに日本語が含まれていない場合を確認した場合は、ユーザー名が日本語になっているため認識されない可能性があります。その場合は、設定しているユーザー名をアルファベットに直してから再度インストールを行いましょう。
JDKフォルダの確認
次にJDKフォルダの確認を行いましょう。JDKフォルダを確認するには、まずコントロールパネルから「システムの詳細設定」を開き、環境変数ボタンをクリックすると現在PCに設定されている環境変数が一覧になって表示されます。
表示された環境変数の一覧の中に「JAVA_HOME」が設定されていないような場合、変数を追加しなければなりません。
「JAVA_HOME」を追加するには、システム環境変数で「新規作成」をクリックし、変数名に「JAVA_HOME」、そして変数値に「JDK」をインストールしたフォルダのパスを記載してから「OKボタン」をクリックすることで環境変数を追加設定ができます。
Android Studioをインストールしてセットアップしよう!
この記事では、Androidアプリ開発に必要不可欠な「Android Studio」のインストール方法、WindowsとMacでAndroid Studioの開発環境をセットアップする方法をご紹介していきました。Androidアプリ開発に興味のある方は早速Android Studioをインストールし、Android Studioのセットアップをしてみましょう。