YouTubeで動画転載して稼ぐことはできる?著作権侵害と収益について解説!

近年YouTube人気が高まり、YouTuberを夢見て動画を投稿しています。しかし、誰もがオリジナルコンテンツを投稿しているわけではなく、動画転載で収益化を目指している人も少なくありません。本記事では動画転載で稼げるのかについて紹介していきます。

目次

  1. 1YouTubeで動画転載して稼ぐことはできるのか?
  2. 他人の動画を無断で転載するのは違法
  3. 第三者からの通報があれば動画・YouTubeアカウントは削除される
  4. 2著作権侵害で通報・逮捕された事例
  5. 3転載動画の著作権元から許可があればYouTubeに動画転載できる?
  6. 「引用元」を記載しても許可がなければ違法
  7. 42018年からYouTubeの収益化基準が変更・収益化は困難に
  8. 5YouTubeで動画転載して稼ぐのは違法!オリジナル動画でYouTuberを目指そう!

YouTubeで動画転載して稼ぐことはできるのか?

YouTubeに動画転載して稼ぐことができるのか、また収益化は可能かについて、結論から先に述べると、誰かが作成した動画を無断転送するだけでは稼ぐことはできません。

もちろん、著作権を持っているオリジナル動画を、簡単に加工するだけで転載しているユーザーも複数いますが、人気YouTuberとしての地位や収益を獲得することは不可能だと考えてください。

本記事冒頭の本章では、YouTubeに動画転載する上で覚えておきたい、著作権法やYouTubeアカウント削除・凍結について詳しく解説していきます。これからYouTubeをはじめてみたいと考えている人は、正しい認識動画転載についての知識をつけてYouTuberを目指してください。

他人の動画を無断で転載するのは違法

ネット上の作品、また動画コンテンツ・音楽コンテンツには著作権がかけられています。そうでないものコンテンツについてはすべて著作権フリーと明記されています。著作権物には「ネットで作品を公開する権利」というものがあり、著作権者に無断でネットに公開・転載すると著作権侵害、つまりは違法転載になります。

このような違法転載された著作物のうち、映像と音声の著作物を、著作者への許可無しにダウンロードして保存行為も、違法ダウンロードということで刑罰の対象になる可能性があります。

ネット上やTVなどのコンテンツで著作権がかけられているコンテンツを「有償著作物」といい、映像または音楽、音声の著作物のうち、有償で提供される作品のことを指します。金銭を支払って購入・視聴する著作物のことで、具体的には音楽CD、映画やドラマ・アニメ等のDVD、音楽や映画等の有料インターネット配信、有料放送などが該当します。

こういったコンテンツを加工してアップロードしているユーザーが多数います。編集しているので著作権法に触れないという認識のようですが、こういったアップロードコンテンツももちろん著作権違法になります。YouTube側から指摘されるとアカウント凍結・削除の対象となるので、収益化につなげることはほぼ不可能となります。

第三者からの通報があれば動画・YouTubeアカウントは削除される

違法で動画転載した場合の罰則は、10年以下の懲役か1000万円以下の罰金、またはその両方という、重い罰則が科せられます。また、第三者からの通報や、著作権を保有するユーザーから指摘されることも考えられ、YouTubeアカウントの削除対象となります。こういった背景やリスクを追ってまで、動画転載するのは合理的ではありません。

著作権侵害で通報・逮捕された事例

YouTubeでは、未だに著作権権利者に無断で動画転載しているユーザーがあとを絶ちません。それでは、なぜこういった動画転載コンテンツが通報・逮捕されずに後を絶たないのでしょうか。それは、著作権を持つ動画を加工して転載しているからなのです。

YouTubeにはクローラーと呼ばれる、YouTube動画コンテンツに不正転載がないかを確認するシステムがありますが、こういった加工動画を違法だと判斷しにくいというのが事態の背景にあります。ですが、実際にユーザーから違法転載動画の通報があれば、すぐにチェックが入り通報・逮捕につながります。

そういった通報をユーザーが心がけることで、健全なYouTubeを作り上げることができますが、ユーザーも通報するというところまで至らない人が多いのではないでしょうか。

過去には著作権侵害・動画転載でYouTubeに違法アップロードしたユーザーが逮捕された事例はあります。しかし、違法動画転載は減ることは無く、現在でも転載動画が投稿されているのが現状となります。

転載動画の著作権元から許可があればYouTubeに動画転載できる?

YouTubeで動画を転載したいのであれば、唯一の方法は著作権元から許可を経てYouTubeに投稿するという方法を以外にありません。しかし、著作権元からオリジナルコンテンツや有償著作物を無料でYouTubeに投稿してもよいという許可を得るのは、ほぼ無理だと考えてください。

もちろん可能性は全く無いわけではありませんが、著作権元も動画コンテンツを作成するのに多額のコストと時間をかけています。それを、無料で第三者のユーザーに転載を許可して、収益を第三者が受け取るというのは、常識的に考えて不可能な話となります。

また、収益化を考えていないという人でも、同じことが言えるので著作権元から動画コンテンツの転載許可は降りないと考えてください。

「引用元」を記載しても許可がなければ違法

YouTube動画コンテンツ内で「引用元」と表記することで、著作権違法を回避し、動画転載できるという考えを持っている人がいますが、これはまったくの誤った知識です。「引用元」と表記してYouTubeに動画転載しても、著作権元から許可をもらっていなければ、同じく著作権法違法に抵触するので、十分に注意してください。

他人の動画を転載する際は、事前に「掲載許可」を得た上で利用する必要があります。利用するコンテンツの著作権元にしっかりと確認と承認を得た上で、YouTubeに転載動画を公開してください。

また、著作権で保護されているアニメのキャラクターをパロディしたものや、イラストも2次著作権物として取り扱われるので、コンテンツは同じく著作権法に保護されます。こういったイラストを利用する、または転載する場合も、事前に著作権元に事前に「掲載許可」を取っておくようにしてください。

YouTube動画コンテンツにかかせない、BGMや音源、効果音に関しては、YouTubeオーディオ・ライブラリーをはじめ、無料の音源素材を提供しているサイトがネット上に複数あります。こういったサイトで公開されている無料の音楽は、著作権フリーと明記されているので、YouTube動画内で利用することは可能となります。

しかし、サイトによっては音楽の作曲者や提供元のWebサイトURLを動画概要欄に記入しておく必要があるものも存在するので、事前にどのように音楽を利用できるのかを、確認しておくと良いでしょう。

YouTubeで利用できる音楽を探している人は、下記のリンク先で、おすすめの著作権フリー音楽・BGM配布サイトを紹介しているので参考にしてみてください。

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KFJ
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