2019年04月28日更新
バーチャルユーチューバーのキズナアイはAIじゃない!仕組みや声優は?
バーチャルユーチューバーのキズナアイの人気がぐんぐんと上がっています。制作する仕組みとはAIだと思っている人も多いようですが、キズナアイはモーションキャプチャーという仕組みで作られているとのこと。この記事で詳しく解説します。
目次
- 1仕組みがすごい!バーチャルユーチューバー「キズナアイ」とは?
- ・バーチャルユーチューバーとは?
- ・キズナアイとは?
- ・キズナアイは世界中で大人気!
- 2キズナアイの仕組みはAIじゃないって本当?!
- ・AIとは?
- ・キズナアイの仕組みはAIだと信じている人続出中!
- ・キズナアイの仕組みはAIじゃない!モーションキャプチャーと声優
- 3キズナアイの仕組みについて【動画の撮影】
- ・仕組みを支えるモーションキャプチャーとは?
- ・同じような仕組みのモーションキャプチャーは誰でも作れる?
- 4キズナアイの声優は誰?
- ・声優の正体が判明!
- 5キズナアイの声優が春日望だという証拠は?
- ・出身地が同じ
- ・誕生日が同じ
- ・好きな音楽が同じ
- ・好きなアニメが同じ
- ・声が同じ
- 6キズナアイの炎上騒動について
- ・キズナアイがNHK出演で炎上?!
- 7キズナアイ以外にも!絶対に見たいバーチャルユーチューバーを紹介!
- ・輝夜月
- ・ミライアカリ
- ・シロ
- ・萌実、ヨメミ
- ・猫宮ひなた
- 8キズナアイはAIじゃない!仕組みも理解するともっと楽しい!
仕組みがすごい!バーチャルユーチューバー「キズナアイ」とは?
バーチャルユーチューバーのキズナアイがものすごく話題になっています。YouTubeチャンネルでは、チャンネル登録者が250万人を超えるほどの大人気です。バーチャルユーチューバーのキズナアイの仕組みはどうなっているのか、AIじゃないっていうのは本当なのか気になっている人がとてもたくさんいます。
実はキズナアイの仕組みを知れば、バーチャルユーチューバーになることも夢ではありません。この記事ではキズナアイの仕組みに興味がある人に向けて、詳しい仕組みや声優さんについて、人気の秘密に迫っていきます。
まずはバーチャルユーチューバーとはどんなもので、その中でもキズナアイとはどんなバーチャルユーチューバーなのか、ということについてみていきましょう。
バーチャルユーチューバーとは?
バーチャルユーチューバーとはいったいどういうものなのか見ていきましょう。ユーチューバーというのは、いろいろな動画を作成して、YouTubeに動画をアップすることを仕事にしている人のことを言います。ヒカキンさんとかが有名なユーチューバーとして知られています。
ユーチューバーは今や小学生の将来なりたい職業ランキングのトップ3に入るほど認知度も上がっています。人気のユーチューバーになれば、収入もものすごいものになって億単位で稼ぐユーチューバーも出てきました。
ヒカキンさんのようなユーチューバーは、現実に存在する人がいろいろと面白いことや、変わったチャレンジ、ためになることとかをして、私たち視聴者を楽しませてくれます。しかし、ここ最近になって単に実在するユーチューバーの他に、バーチャルユーチューバーという存在が出てきました。
バーチャルユーチューバーとは、ユーチューバーの一種類です。ヒカキンさんのような実在の孫座ではなく、架空のバーチャルなキャラクターです。アニメのキャラクターがユーチューバーとして活動しているような感じ、といったらわかりやすいでしょう。
アニメのようなバーチャルな存在ですが、アニメよりもリアル感があります。ユーチューバーにもそれぞれ個性があって、配信している動画が違うように、バーチャルユーチューバーにもそれぞれ個性があります。増えつつあるバーチャルユーチューバーの中でも、人気が高いのがキズナアイです。
キズナアイとは?
現在、日本で活動しているバーチャルユーチューバーは増えつつあります。多くのバーチャルユーチューバーが万単位のチャンネル登録者数を誇っていますが、その中でも、ダントツの登録者を誇っているバーチャルユーチューバーがキズナアイです。
キズナアイは2016年11月からYouTubeで動画の配信を始めたバーチャルユーチューバーです。世界で初めてのバーチャルユーチューバーということで、世間からの注目どもダントツで高く、現在に至るまで絶対的な人気を誇っています。
どれほど人気が高いのかというと、チャンネル登録者数2位以下の登録者数を合計した時に、10位まですべての登録者を足していかないと、キズナアイの登録者数に追い付かないほどです。
地上波のテレビに登場することもあり、ファンからの人気だけではなく認知度も高くなりつつあります。今後も活動の広がりを期待したいバーチャルユーチューバーです。
最強の制作陣
ユーチューバーの中には、たった1人で動画の企画から制作まで行っている人もいます。しかし、バーチャルユーチューバーのキズナアイは最強の制作陣によって製作されていることがわかっています。
まずは、キズナアイのこの可愛いキャラクターをデザインしているのは、イラストレーターの森倉円さんです。森倉円さんは子育てをしながらイラストレーターとして活躍していて、キャラクターのデザインなども手掛けています。個展を開いたり、イラスト集やイラストの描き方の本なども出版している、超有名な人物です。
もうすぐ夏🌻 pic.twitter.com/sqm8ITz3me
— 森倉円*初画集6/10発売予定 (@morikuraen) April 21, 2019
キズナアイの動画は3Dで制作されています。平面の2Dで作成されたイラストを3Dソフトウエアを使って3D化するのに欠かせない技術が、3Dモデリングです。キズナアイで3Dモデリングを担当しているのは、この道の第一人者であるトミタケさんです。トミタケさんはキズナアイの他にも、多くのバーチャルユーチューバーの制作に携わっています。
モデリングの監修にはTdaさんと、とても豪華な最強制作陣がキズナアイの制作に携わっていて、最高の技術とコンテンツを作成しています。
キズナアイのファンの皆さん、繋がりたいましょう!大好きな人~♪応援している人~♪宜しくお願いします!(* ´ ▽ ` *)ノ#キズナアイ#RTした人全員フォロー#Vtuber#バーチャル#ボカロ#キズナアイ好きな人と繋がりたい#人工知能 pic.twitter.com/Kh0kyE9tlw
— キズナアイ【Univer1♪】 (@_moexxx) January 26, 2019
キズナアイは世界中で大人気!
キズナアイの人気は日本国内だけにとどまりません。世界中にその人気は広がっています。もともと日本のアニメや漫画は世界中で人気が高かったのですが、キズナアイの人気も国内だけにとどまらず、海外にまで広がっています。
もともとは日本語のコンテンツしか配信していなかったキズナアイでしたが、2016年11月にYouTubeに登場すると翌月には翻訳字幕を付ける人が現れ始めました。YouTubeには、自分の動画ではなくても字幕を付けることができる機能があります。キズナアイが登場してからすぐに、日本のファンが英語の字幕を付け始めたことから、世界中に広まっていきました。
最初にキズナアイの人気が爆発した国は韓国でした。2017年1月にハングル語の字幕が付けられると、YouTubeでのチャンネル登録者は一気に増加していきました。2月に入ると、英語圏での掲示板やFacebookで話題になりはじめて、1カ月でチャンネル登録者が一気に15万人も増えたことがありました。
キズナアイは英語は苦手だということですが、今や動画へのコメントは英語やハングルだけではなく、世界中の言語で寄せられるようになっています。
コスプレも人気!
世界中で人気の日本のサブカルチャーにはコスプレがあります。キズナアイが世界中で人気を博している理由の一つには、キズナアイのコスプレが大人気だから、というものもあります。TwitterとかYouTubeとかを見ても、キズナアイのコスプレを楽しんでいる人がたくさんいます。
海外から日本にやってくる理由に、自分もコスプレしてみたいとか、コスプレイヤーを間近で見たいから、という外国人はたくさんいます。そんな日本のコスプレ人気もキズナアイが世界中で人気になっている理由です。
💞コスプレ💞
— 🍼 こなみるく 🍼ニコ超両日 (@konamilk_cos) April 26, 2019
はいどうもー!バーチャルゲーマーのキズナアイです!
明日の超会議キズナアイちゃんで行くよ〜〜🎮💕行く人よろしくお願いしますーー!!!!#cosplay #KizunaAI #キズナアイ #バーチャルYouTuber #ニコニコ超会議2019 #ニコニコ超会議コスプレ #コスプレイヤーさんと繋がりたい pic.twitter.com/QNxeGM4Jvt
トーク力
キズナアイが世界中で人気を博している理由には、そのトーク力もあります。すごく軽快な語り口で、アドリブも効くから、聴いていてついつい引き込まれてしまいます。トークの分野も、意外にこんな分野のことまで語れるのか、という驚きも感じさせるほど幅広くて、いろいろな人を惹きつける魅力にあふれています。
キズナアイの仕組みはAIじゃないって本当?!
それではここからはキズナアイが作られる仕組みについてみていきましょう。キズナアイの仕組みはAIだと思っている人も多いようですが、実はAIじゃない、という声もあります。ごく普通のアニメはただ一方的に流されるだけで、アドリブとかはほとんど利かないんですが、キズナアイはすごく反応も早くて、的確なトークの切り返しもしてくれます。
このトークの返事の的確さやスピードは、アニメのように作っていたら絶対に無理じゃないかと思われます。AIなら可能になるのですが、キズナアイはAIじゃないのかどうか、仕組みを見ていきましょう。
AIとは?
AIとは人工知能のことです。Artificial Intelligenceの略で「AI」と呼ばれます。人間の脳がしていることと、同じようなことをコンピューターができるようにする、という技術がAIです。
今までのコンピューターとAIが大きく違うところとは、今までのコンピューターは人間が作ったプログラム上でしか動くことができませんでした。しかし、AIとは最初の条件さえ与えられれば、あとは自分で学んで判断して動くことが可能になっています。
YouTube上にはAIが作った映像として、こんな動画もアップされています。これからはAIがいろいろな分野で活躍するようになっていくのでしょう。
キズナアイの仕組みはAIだと信じている人続出中!
キズナアイのトーク力や、動き方の仕組みというのは、このAIを使っているのではないかと思っている人もたくさんいます。AIと思ってしまう人が続出する理由とは、今までのアニメよりも精密な動きを再現していることと、トークでも的確に相手の話すことに返事をしているからです。
誰か声優が別の部屋で待機してトークをしているとはちょっと思えないような対応力を見せるので、キズナアイはAIによって製作されているんじゃないか、と考える人が続出しています。しかし、実はキズナアイとはAIじゃないのです。
確かにAIの技術とは、ものすごい発展を見せています。しかし、まだ完全自動化してAI技術だけでキズナアイのような映像とトークを組み合わせることはできません。いずれ完全AI化したバーチャルユーチューバーも出現するのでしょうが、現在のところはまだそこまでは来ていないようです。
キズナアイの仕組みはAIじゃない!モーションキャプチャーと声優
キズナアイの仕組みはAIじゃないとしたら、いったいどんな仕組みなのかというと、モーションキャプチャーという技術を使って映像を撮影して、そこに声優さんの声を当てています。
今までのアニメと大きく違う点は、1コマ1コマ少しずつずらした絵を描いて撮影していく、という方法ではなく、モーションキャプチャーという技術を使ってキャラクターを動かしている、という点です。
いったいモーションキャプチャーとはど映像はモーションキャプチャーという仕組みを使って作り、そこに声優さんの声を当てていますんな技術なのか、ということについて次から見ていきましょう。
【アズールレーン × キズナアイ 】コラボ のログイン画面イラストを描かせていただきました! よろしくお願いします!Have fun everyone!! @azurlane_staff @AzurLane_EN #KizunaAI #アズールレーン pic.twitter.com/7INil727vV
— 黒兎 (@kurokanin) April 26, 2019
キズナアイの仕組みについて【動画の撮影】
キズナアイのキャラクターを動かして動画を撮影する仕組みについて解説します。
仕組みを支えるモーションキャプチャーとは?
キズナアイのキャラクターを動かして動画にする仕組みはモーションキャプチャーという技術を使っています。モーションキャプチャーとはどんな仕組みかというと、現実の人物の身体に多くのセンサーを付けて、現実の動きをデジタル化して記録する技術です。
キズナアイの動きって、アニメと比べるととてもリアルで、動きも機敏に感じます。それもそのはずで、実はモーションキャプチャーの技術で、実は本物の人の動きをそのまま再現しているので、リアルな動きそのままなのです。
現在では、ゲームや映画を撮影する時には当たり前のように使われている技術がモーションキャプチャーです。それが今度はキャラクターの世界にまで及んできたのが、キズナアイの誕生につながっています。
モーションキャプチャーを使って、バーチャルユーチューバーを実際に作る過程が、こちらの動画でわかるので、ぜひご覧ください。
同じような仕組みのモーションキャプチャーは誰でも作れる?
すぐ上で紹介した動画を見てみると、ものすごい機材を使ってモーションキャプチャーを撮影していることがわかります。しかし、実は誰でも簡単にモーションキャプチャーをはじめられる方法があります。
キズナアイのような大掛かりなものではなくても、自分でモーションキャプチャーを撮影して、バーチャルユーチューバーとして活躍している人もいます。次のように誰でも使えるソフトがあるので、ぜひあなたもモーションキャプチャーに挑戦してみましょう。
FaceRig
FaceRigとは、誰でも簡単にWebカメラで撮影した画像から、モーションキャプチャーの画像を作成することができるソフトウエアです。どんな感じでモーションキャプチャーの動画が撮影できるのかというと、こんな感じになります。
いつものユーチューバーの動画でも、FaceRigを使ってモーションキャプチャーの動画にすると、ものすごく動画のクオリティが上がったように感じます。
FaceRigというのは、顔のモーションキャプチャーを作成できるソフトウエアです。Webカメラで撮影した動画を、このようにモーションキャプチャーにできるので、キズナアイの撮影のように、全身に取り付けるセンサーは必要ありません。
ソフトの価格は1,480円と一般の人でも購入しやすい価格です。モーションキャプチャーに興味がある、という人はぜひ挑戦してみましょう。
パペ文字
iPhone X以降のiPhoneを持っている人におすすめなのが、「パぺ文字」というアプリです。パぺ文字とは、iPhone Xから搭載されるようになったフェイストラッキングという機能を使って、顔のモーションキャプチャーを撮影できるようになったアプリです。
iPhoneのフェイストラッキングというのは、人の顔のポイントを読み込んで、顔の移動や変化を記録する技術です。フェイストラッキングを利用して、専用アプリがあれば、簡単にiPhoneで自分のアバターを撮影することができます。
こちらのアプリは無料で利用できます。iPhone X以降のiPhoneを持っている人はぜひダウンロードして、モーションキャプチャーを体感してみましょう。
本格的な機材は高額
本格的なバーチャルユーチューバーの撮影を行うためには、専用のカメラや全身に取り付けるセンサー、編集するためのソフトや高度な編集が行える高性能なPCなどの機材が必要になります。プロ品質で揃えるとなると、数十万円単位での出費になります。
また、モーションキャプチャーで視聴者に違和感のない動画を撮影しようと思ったら、プロの役者やダンサーを、動画の編集も専門的な知識と技術を持っている人が必要になります。
個人でもモーションキャプチャーの動画は作成できますが、本格的な動画の撮影は、高額な機材を使ってチームで行うのが一般的です。
キズナアイの声優は誰?
キズナアイの仕組みでは声優もいったいどんな人がやっているのか気になっている人がたくさんいます。キズナアイはAIだと信じている人たちは、声優ではなくAIが声も担当していると思っている人もいるようですが、そんなことはありません。キズナアイの中の人である声優さんについてみていきましょう。
声優の正体が判明!
キズナアイの声を担当している声優の正体は、春日望さんという声優さんです。春日望さんだとは発表されていませんが、おそらくそうではないかとほぼ断定されている感じです。春日望さんは多くのアニメに出演している若手の声優さんです。
何か凄くたのしかったです。
— 春日望 (@nozomi__kasuga) April 26, 2019
お仕事からの1~2ヶ月ぶりの安齋さん
水族館いってきりたんぽ鍋食べてカラオケしてゲームセンター行ってプリクラ3回も撮ったりして📸楽しかった〜
お気に入りの一枚です。
明日は綺麗な水族館とかとか
まともな写真投下しますおやすみなさいー pic.twitter.com/Vc1WLV9yUm
春日望のプロフィール
春日望さんというのは、どんな声優さんなのか、プロフィールを見ていきましょう。クレアボイス養成所を経て、2019年1月に正式にクレアボイス所属になりました。趣味はアニメと音楽鑑賞、歌を歌うことだとのことです。
出演作品は名前のないモブキャラでは「スタミュ」や「Lostorage incited WIXOSS」などに出演しています。名前のある役では、スマホアプリの「天華百剣 -斬-」の日光一文字役を演じています。
公式Twitterには猫と暮らしていると書かれています。猫の画像や動画をたくさん上げているので、猫も好きな声優さんだということがわかります。
ふるふる(((🐱 '-' 🐱 )))) pic.twitter.com/935ylYtpD7
— 春日望 (@nozomi__kasuga) February 26, 2019
キズナアイの声優が春日望だという証拠は?
ところで、キズナアイの声優が春日望さんだという公式発表はどこにもありません。通常は声優さんや俳優さんのプロフィールには出演作品が記載されていますが、春日望さんの出演作品にはキズナアイとは記されていません。
キズナアイの公式でも、スタッフの名前は明記されているのに、中の人の情報は全くありません。しかし、通常のあらかじめ用意された台本に従って声を当てていくアニメと違って、バーチャルユーチューバーは台本通りに演じるだけではありません。時にはリアルなトークも展開します。
キャラクターの人物設定と声優さんのプロフィールが全く違ものであっても、台本を読んでいくだけのアニメなら大丈夫でしょう。しかし、リアルなトークも必要になるバーチャルユーチューバーではそうはいきません。
キャラクターの設定と中の人のリアルなプロフィールがズレてしまうと、トークでついうっかり設定を忘れて自分が好きなものを言ってしまう、といった可能性もあります。バーチャルユーチューバーでは声優さんとキャラクターの設定は同じにしておいた方が無難でしょう。
そう考えると、キズナアイと春日望さんとの間には次のような共通点が多い点が気になる、という声が多く上がっています。
出身地が同じ
リアルなトークを展開するときに、自己紹介をするときに自分の出身地について語る場面もあります。もしもキズナアイの中の人である声優さんと、キズナアイの出身地が違ってしまうと、キズナアイの出身地のことを知らなくて、質問されたことを説明できなくなってしまう可能性があります。
その点で、出身地は声優さんと同じ場所に設定しておいた方がいいでしょう。キズナアイは普段から関西弁を話します。関西弁の中でもキズナアイの話し方は兵庫の方の言葉だと指摘されています。
そして、春日望さんも兵庫県出身です。兵庫出身者だということを隠さないキズナアイと、兵庫県出身者であることを公表している声優の春日望さん、同一人物であっても不思議はありません。
誕生日が同じ
リアルなトークの中では、誕生日についての話題になることも良くあります。誕生日や誕生日の星座の話になることもあります。やはり誕生日も中の人とキズナアイの設定が違ってしまうと、万が一の時に間違えて中の人の誕生日や星座を言ってしまう可能性もあります。
そんなことにならないようにするためには、誕生日の設定も中の人に合わせておいた方がいいでしょう。キズナアイの誕生日は6月30日だと公表されていますが、春日望さんの誕生日も6月30日だと、事務所のプロフィールで公表されています。誕生日が同じだということも、同一人物である証拠の1つといえるでしょう。
好きな音楽が同じ
リアルなトークでは趣味の話もとても大切になります。趣味の話では、音楽の話も重要です。キズナアイは音楽が大好きで、欅坂46や乃木坂46、ボカロやアニソンが特に好きだとのことです。欅坂46の動画も何本も作ってアップしているので、相当好きなキャラクター設定をしているようです。
春日望さんの好きな音楽も欅坂46や乃木坂46ということでこちらも同じです。やっぱり好きなことを語れるのって、自分の感情も入るから、普通のアニメよりももっとリアル感が増していきます。
好きなアニメが同じ
趣味の話というと、キズナアイと春日望さんの好きなアニメも同じだということも、証拠として挙がっています。キズナアイの好きなアニメは「ラブライブ」というアニメで、その中の「矢澤にこ」というキャラクターが大好きだと公言しています。このように誕生日をお祝いする動画もアップしています。
それで、春日望さんの好きなアニメも「ラブライブ」で、「矢澤にこ」が一番好きだとのこと。音楽のジャンルや、アニメが好き、ということはかぶることがあっても、アニメ作品はたくさんあるので、出身地も誕生日も同じ人が、好きなキャラクターまでかぶることはありません。やっぱりキズナアイの中の人は、春日望さんと考えて間違いないでしょう。
声が同じ
そして、決定的な証拠といえるのが声が全く同じだということです。春日望さんが声優として出演した作品の声と、キズナアイの声を比べたこのような検証動画も作られています。ぜひご覧ください。
比べて聞いてみると、やっぱり同じ声のような気がします。もちろん、アニメの方はキャラクター設定によっていろいろと声色を変えていますが、その時々のキズナアイの声の変化と合わせて聞いてみると、やっぱり同じ声です。やっぱりキズナアイの声優は春日望さんで間違いないでしょう。
キズナアイの炎上騒動について
キズナアイの仕組みとは関係ありませんが、キズナアイには炎上騒動もありました。キズナアイの炎上騒動に興味がある人もいるようなので、炎上騒動についてまとめてみました。
キズナアイがNHK出演で炎上?!
キズナアイはYouTubeだけではなく、テレビなどのメディアにもたくさん出演しています。いろいろな番組で見かけるようになったのですが、NHKに出演した時に炎上騒動が起きてしまいました。
経緯について
キズナアイがNHKに出演したことで炎上した経緯は次の通りです。キズナアイが出演したのはNHKの特設サイトの「まるわかりノーベル賞2018」です。こちらの特設サイトには、医学生理学賞と物理学賞、化学賞の2018年のノーベル賞受賞候補となる日本の研究者の業績や注目ポイントを、専門家が一般の人にもわかりやすく解説してくれる「まるわかり授業」というページがあります。
この「まるわかり授業」にアップロードされている動画で、専門家の説明を聞く聞き手として登場しているのがキズナアイです。科学分野の説明というのは、一般の人には説明されてもよくわからないものですが、それをキズナアイがわかりにくいところは適度に質問もはさみながら勉強していく、という動画です。
この聞き手に萌えキャラを起用したことに対して、まずは弁護士の太田啓子氏がTwitterで疑問を投げかけました。
NHKノーベル賞解説サイトでこのイラストを使う感覚を疑う。女性の体はしばしばこの社会では性的に強調した描写されアイキャッチの具にされるがよりによってNHKのサイトでやめて。このサイトで女性受賞者は少ないの?とか書いてるけどこれじゃ理由わかんないんだろう https://t.co/BlRyawbXaf pic.twitter.com/JwekrmMJHT
— 弁護士 太田啓子 (@katepanda2) October 2, 2018
このツイートを武蔵大学の千田有紀教授が紹介しました。千田教授はYahoo!ニュースにも寄稿し、キズナアイが相槌ばかりしていて、突っ込んだ受け答えができていないこと、理系の女子学生などを起用するという方法もあったのではないかと指摘しています。
これに対して、中日新聞社の佐藤圭記者も賛同し次のようなツイートをしました。
ノーベル賞のNHK解説に「キズナアイ」は適役なのか? ネットで炎上中(千田有紀) - Y!ニュース https://t.co/TYoaiLBXay NHKも女性蔑視の萌えキャラにお墨付き。萌えキャラを巡る騒動は何度も繰り返され、いい加減辟易とするが、やはりしつこく批判していかなければならない。太田弁護士は立派だ。
— 佐藤 圭 (@tokyo_satokei) October 3, 2018
女性蔑視の萌えキャラを、公的な性格が強いNHKで起用することの是非を問いかけたのですが、一方ではキズナアイは決して性的な意味での萌えキャラではない、と反論する声も上がりました。
ノーベル賞のNHK解説に「キズナアイ」は適役なのか?ネットで炎上中(千田有紀) - Y!ニュース https://t.co/6nXhrM8T8A
— 春名風花 official (@harukazechan) October 3, 2018
これ何でダメなの?なぜ女の子が可愛い服を着て可愛く振る舞うことが性的ってことになるの?女の子の身体は隠さなきゃならない穢らわしいものなの?
他にも漫画家のみずきひとしさんもキズナアイへの批判に反論しています。
ラノベの表紙を叩いてたような人たちが今度はNHKに出たキズナアイに文句つけだした。やっぱりこういうひとたちは二次元キャラをジェノサイドするまで止まる気はないので譲ってはいけないとわかるよなあ
— みずきひとし (@hmizuki) October 3, 2018
冷静に分析して、世代間ギャップだというツイートもみられました。
ラノベ表紙や、NHKキズナアイの話をみていて、やっぱりこれは世代意識の違いなのかもと思う。
— kiki(みつき) (@kikue8) October 3, 2018
ピンク・レディーの衣装を、母は初めて見たとき「なんて破廉恥な!」と驚いて、大喜びして真似してる私を見て複雑だったと話してた。今、当時の衣装みても、何とも思わないもんな。
それぞれの立場や価値観で、感じるところはいろいろと違ってしまいます。今後も、性差別の問題や、表現の自由などについて、この炎上騒動を機会にして議論をより深めていけるといいでしょう。
炎上騒動についての世間の声
このキズナアイの炎上騒動について世間ではどのように見ていたのか、Twitterから一般の人の意見を拾ってみていきましょう。
一応読んでみたが、今日の日付でこんな記事が出るとはねぇ。まず炎上したのはキズナアイではないし、何周遅れの理路なんだこれ。/炎上した「キズナアイ」問題…日本文化が描いてきた女性像から考える https://t.co/wKFGt343ID #現代ビジネス
— 黒猫亭(CV:大塚明夫) (@chronekotei) October 19, 2018
確かにキズナアイというキャラクター自身が炎上したのではなく、問題視したのは起用法ということです。でも、萌えキャラが炎上するたびに同じ議論を延々と繰り返しているのは、いったいどうことなのか疑問です。
武蔵大学社会学部の炎上芸人…間違えた…教授千田有紀のツイート見たら、同じ環境で言論の自由があるのにいじめって、いじめの意味をこの芸人…教授は知っているのだろうか?デマならわかるが、本人の行動をまとめられ炎上したら、営業妨害、名誉毀損と言うなら、キズナアイへの反応からしてアウト。 pic.twitter.com/ahUVgnFunA
— やん (@skd7) November 21, 2018
千田教授について批判する声の方が多いようです。今の世の中は、このようなことを発信するとすぐにまとめ記事を作られてしまうというところでしょう。教授という社会的な地位があり、言論を発信している立場からしたら、やはりネット上での批判は一般人とは違い、いじめとは言えないような気もします。
今までのフェミの炎上沙汰を見ていて「本当に女性差別に反対しているから」かは疑問に感じざるを得ません。LOFTは女性がデザイナーであり、キズナアイもそう。男性向けエロやラノベ表紙への炎上も。「頰を赤らめていて内股で尿意我慢してるみたいだから差別!」等と言われ潰されたものもあります。→
— ⚡️避雷針の匡(たすく)⚡️@シノアリス&FGO (@tusk_saihate) March 6, 2019
確かに男性が性的な視線でキャラクターを描いているのなら問題でしょうが、キズナアイのキャラクター設定は女性が行っています。ということは、キズナアイを性的だと断言してしまうのはやはりやりすぎといってもいいでしょう。
キズナアイ以外にも!絶対に見たいバーチャルユーチューバーを紹介!
キズナアイの他にも、バーチャルユーチューバーは続々と登場しています。キズナアイ以外にも、絶対に見ておきたいおすすめのバーチャルユーチューバーを、この記事の最後にご紹介します。
輝夜月
おすすめのバーチャルユーチューバーの1人目は輝夜月(かぐや るな)です。輝夜月(かぐや るな)の動画は短いトーク動画が多く、笑える動画が多いのが特徴です。動画の本数は他のバーチャルユーチューバーに比べてそれほど多くはないのですが、ウザ可愛い性格が多くの人たちに受け入れられて、チャンネル登録者数は100万人に届きそうな勢いです。
可愛い顔をしてオヤジギャグを飛ばしてみたり、視聴者いじりをしてみたりと、今までの可愛い系のアイドルやアニメキャラにはあまりなかった突き抜け過ぎたキャラ設定が、癖になるという人が続出しています。
ミライアカリ
おすすめのバーチャルユーチューバーの2人目はミライアカリです。初音ミクのデザイナーが担当しているということで、バーチャルユーチューバーの中でも正統派の可愛いキャラクターです。しかし、性格はというと、こちらも今までのアイドルやアニメキャラよりも付き抜け過ぎたものになっています。
可愛いキャラクターなのに、発せられる言葉の中には下ネタが混じることも。まるで芸人さんのトークやコントを見ているような気分になってしまうような、陽気でサービス精神が旺盛なところが人気が高いバーチャルユーチューバーです。
生放送やチャットルームに突然現れたりと、台本に頼らない企画もたくさんやっていて、親しみやすさにあふれるところが人気です。現在チャンネル登録者数は75万人に迫る勢いで、今後の展開が楽しみです。
シロ
おすすめのバーチャルユーチューバーの3人目は電脳少女シロです。先に紹介した、明るくて付き抜け過ぎている2人のバーチャルユーチューバーとは違い、どちらかというとおしとやかな雰囲気が人気です。アイドルを目指しているという設定ですが、人気はすでにアイドル級といっても間違いありません。
下ネタとかお笑いネタは上で紹介した2人ほど得意ではないのですが、ゲーム実況をしているときに、まれにつぶやく残虐な言葉に、ブラックな側面も感じさせます。普段のおしとやかでホワイトな一面と、時折見せるブラックな一面のギャップがたまらない、というファンが増えています。
萌実、ヨメミ
萌実、ヨメミも絶対に見ておきたいバーチャルユーチューバーです。ミライアカリと同じ人がキャラクター設定をしています。1人で動画に出演するバーチャルユーチューバーが多い中、多くのキャラクターを出演させています。
YouTubeチャンネルに並んでいる動画のタイトルを見るだけで、「ベッドでしよっ」とかちょっと刺激的な言葉が並んでいます。動画の内容も、タイトルからがっかりさせるものではなく、下ネタから暴言まで、何でもありの内容が多くのファンにウケています。
出てくるキャラクターが多すぎて、関連性などが最初はわかりにくいのですが、見る動画が増えてくるうちに、だんだんとつかめるようになってきます。刺激に飢えている人はぜひ一度見てみましょう。
猫宮ひなた
最後にご紹介するバーチャルユーチューバーは猫宮ひなたです。ゲームは苦手なバーチャルユーチューバーが多い中、猫宮ひなたはゲームがものすごく得意で、ものすごい技を連発しながら可愛い声で実況してくれます。
実況しながらあんな技が繰り出せるのかと疑問の声も多く、中の人と、実際にゲームをしている人が別人なのではないかいう疑惑もあります。猫耳のキャラクターで、ガチでゲームで攻めまくる様子にギャップを感じてしまう人がたくさんいます。
キズナアイはAIじゃない!仕組みも理解するともっと楽しい!
この記事ではキズナアイの仕組みについて詳しく見てきました。モーションキャプチャーの動画を、同じ技術では無理でも、自分でも撮影する方法があるというのは、ちょっとした驚きです。ぜひ興味がある人は、モーションキャプチャーの動画を自分でも撮影してみましょう。そうすることでキズナアイの仕組みをもっと理解することができます。
キャラクターとしても、とても明るくていつも私たちを楽しませてくれるキズナアイですが、仕組みを知ればもっともっと楽しむことができそうです。動画を楽しみながら、ぜひいったい制作の裏ではどんな仕組みでこの撮影を行っているのか、想像を巡らせてみると、もっともっとキズナアイを見るのが楽しくなるでしょう。