ビジネス用のチャットツールにはChatwork(チャットワーク)とSlackがありますが、導入するのならどちらのメリットの方が大きいのでしょうか。この記事ではChatworkとSlackの2つのツールの機能などを比較して、どちらいいのか検証してみます。
仕事で普段PCを使っているのなら、実際に使っていなくてもSlackやチャットワークという言葉を聞いたことがあるでしょう。SlackやChatwork(チャットワーク)というのは、ビジネス用のチャットアプリのことで、現在、多くの企業が導入を進めています。
この記事では、Slackやチャットワークというものがどういったもので、これから導入しようとしている企業はどちらを導入したらいいのか、ということについて詳しく検証していきましょう。
Slackやチャットワークはビジネスチャットツールですが、ビジネスチャットとはどういったものなのかご存じない方もまだ多いことでしょう。チャットというのは、PCやスマホの画面上で相手と会話ができる機能だというのはご存じでしょう。
このチャット機能をビジネスに特化して開発したツールがビジネスチャットアプリです。グループチャットやファイル共有などのビジネスに必要な機能を備えていて、音声通話やビデオ通話が可能なアプリもあります。
現在、Slackやチャットワークといったビジネス用のチャットアプリを導入する企業が増えています。その背景には次のような理由があります。
ビジネス上のやり取りで今まで主に用いられてきたものはEメールでした。しかし、Eメールには迷惑メールがたくさん届いてしまうという欠点があります。中には巧妙に仕掛けられたフィッシング詐欺のメールもあり、企業でも迷惑メールの被害に遭う場合もあります。
Slackやチャットワークのようなビジネスチャットツールなら、グループの相手としか会話ができないのでスパムが入り込む余地がありません。迷惑メール対策が必要ないというメリットがあることから、Eメールからビジネスチャットツールに切り替える企業が増えています。
ビジネスではPDFや画像などの資料を相手に送信することがよくあります。Eメールに添付できるファイルの容量は2MBが限界です。しかし、チャットツールでは添付できるファイルの容量が大きくなります。
無料プランでも、SlackやChatworkなら1File当たり5GBまで可能になります。動画の添付もできるようになることは大きなメリットです。
Eメールでは送信してしまったメッセージの編集や削除はできません。しかし、チャットツールなら相手が読んだ後でも編集したりメッセージやファイルを削除したりすることが可能です。この利便性の高さを明利っとに感じてチャットツールに乗り換える企業が増えています。
現在はWebメールも増えてきましたが、以前からのメールを利用している場合には、特定のPCからしかメールをチェックできないこともまだまだ少なくありません。
その点、Slackやチャットワークならクラウド型で、同じアカウントのメッセージをどのデバイスからでも確認ができます。外出中の社員でもスマホでメッセージをチェックできるのはメリットが大きいといえるでしょう。
ビジネスチャット用のツールというのは様々なアプリが発表されていますが、特に利用者が多いのがSlackとチャットワークです。こちらではSlackとチャットワークのそれぞれの特徴についてみていきましょう。
チャットワークの詳細は次の通りです。
Chatworkを運営している企業はChatwork株式会社という日本の企業です。2000年に創業を開始して以来、クラウド型のビジネスチャットのシステムを開発してきました。現在では日本国内だけではなく、海外にも導入企業が広がっています。
チャットワークの特徴は、使い方が簡単だという点にあります。ITに詳しくない人でも簡単に使い始められるようにアプリが設計されているので、幅広い業種の企業で導入されています。
導入企業はIT系やコンサルティング系といったPCやスマホの操作に強い分野だけではなく、士業、教育、工務店、法律事務所などの幅広い分野にわたっているのが大きな特徴です。
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