Windowsリモートデスクトップ接続先にCtrl+Alt+Delを送信する方法を解説します。通常、Windowsリモートデスクトップ接続先にCtrl+Alt+Delを送信してもローカルPCで機能するのでうまくいきませんが、代替えのショートカットがあります。
Windowsの「リモートデスクトップ」機能を知っていますか?リモートデスクトップ機能は、Windows XPの時代から歴代のWindows OSに装備されている機能で、リモートデスクトップ機能を一言で説明すると「インターネット経由でPCを遠隔操作する機能」のことです。
リモートデスクトップ機能を利用すれば、自宅にいながら会社のPCを操作したり、逆に会社のPCで自宅のPCを操作したりできます。また、事務所から顧客のPCにアクセスして、顧客対応として遠隔でPCやアプリの操作をレクチャーしたり、別事務所のPCを使って作業を行ったりできます。
Windowsの「リモートデスクトップ」機能は、インターネット経由で他のPCにアクセスすれば接続先のPCを自分のPC(ローカルPC)と同じように操作できるので、アクセスの方法さえマスターすれば誰でも使いこなせる便利な機能です。
Windowsの「リモートデスクトップ」機能は、Windows OSに標準装備されている機能ですが、基本的にHomeバージョンには付加されておらず、Professional以降のバージョンに搭載されています。
この点について補足で説明すると、Windowsの「リモートデスクトップ」機能については、接続する側(ゲスト側)のPCのOSに制限はありませんが、接続先(ホスト側・接続される側)のPCのOSがProfessional以降のバージョン(リモートデスクトップ機能が装備されているバージョン)でなくてはいけません。具体的には、以下のバージョンになります。
Windowsの「リモートデスクトップ」機能は前述した通り、ビジネス・プライベートの様々な局面で利用できる便利なPCの操作方法ですが、単純に遠方のPCを操作するという使い方だけではありません。
Windowsの「リモートデスクトップ」機能を使って、特定のスペックを持ったPCに遠隔でアクセスし、そのPCでしかできない作業を行うという使い方ができるのがポイントです。
具体的にいうと、例えば、画像処理や動画編集などの作業を行う際に、手元にあるノートPCのスペックでは処理しきれない場合は、Windowsの「リモートデスクトップ」機能を使って、事務所もしくは自宅のハイスペックPCにアクセスして、ローカルPCのごとく操作して作業を進められます。
また、事務所もしくは自宅のPCにしかインストールされていないライセンスソフトを使用したい場合は、Windowsの「リモートデスクトップ」機能を使ってアクセスすれば、手元のPCでローカルPCのごとく操作できます。
現在は、スマホでもWindowsの「リモートデスクトップ」機能が利用できるようになりました。iOS版・Android版の「Windowsリモートデスクトップ」アプリが、それぞれのアプリストアで無料インストールできます。もちろんMicrosoftがリリースしている純正のリモートデスクトップアプリです。
PC・OSなどの条件が合わず、Windowsの「リモートデスクトップ」機能が利用できない場合は、他のリモートデスクトップサービスを利用するという方法があります。
Windowsの「リモートデスクトップ」以外にも、TeamViewer・Chrome リモートデスクトップ・LogMelnなどの無料で利用できるリモートデスクトップサービスがあり、これらのリモートデスクトップサービスはWindows OSの条件がそろっていなくても利用できるので、条件に縛られずリモートデスクトップ機能を活用できます。
Windowsの「リモートデスクトップ」機能では、ローカルPCで操作したショートカット機能も、基本的には接続先PCで実行が可能ですが、「Ctrl + Alt + Del(delete)」のショートカットに限っては送信しても都合よく機能してくれません。
「Ctrl + Alt + Del(delete)」は緊急時に使用する大事なショートカットなので、「Ctrl + Alt + Del(delete)」が使えないというのはユーザーにとっては厳しい状況です。
「Ctrl + Alt + Del」のショートカットは、PCがフリーズを起こすなどして操作不能になったときに、セキュリティ画面を表示するために利用するショートカットです。
「Ctrl + Alt + Del」のショートカットを起動すると、画面が強制的に切り替わり、ログオフ・タスクマネージャーの起動などの選択肢のリンクが表示されます。
しかし、Windowsの「リモートデスクトップ」機能に限っては、この「Ctrl + Alt + Del」のショートカット機能を利用すると、接続先のPC(ホストPC)ではなく、自分の手元のPC(ゲストPC・ローカルPC)でセキュリティ画面が起動します。
「Ctrl + Alt + Del」のショートカットは、緊急のためのショートカットなので、Windowsの「リモートデスクトップ」機能を有効にしている状況でも、自分の手元のPC(ゲストPC・ローカルPC)に機能するようになっています。
それでは、Windowsの「リモートデスクトップ」機能で遠隔操作している際に、接続先PC(ホストPC)上で、セキュリティ画面を起動できないのでしょうか?
Windowsの「リモートデスクトップ」では、「Ctrl + Alt + Del(delete)」のショートカットの代わりに利用できるショートカットが用意されています。「Ctrl + Alt + Del(delete)」の代わりに代替えショートカットを利用することで、「Ctrl + Alt + Del(delete)」と同様の利用の仕方ができます。
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