Google ChromeでWebサイトに接続した時に「この接続ではプライバシーが保護されません」というエラーが表示されることがあります。この記事では、Google Chromeでプライバシーエラーになってしまう原因と、対処法について詳しく解説します。
Google ChromeでWebサイトを表示した時に、「この接続ではプライバシーが保護されません」というエラーが表示されてしまい、サイトに接続できないことがあります。この記事では、Google Chromeのプライバシーエラーの原因と対処法について詳しく解説します。
「この接続ではプライバシーが保護されません」というエラーメッセージの他に、次のようなエラーメッセージが表示される場合もあります。
Google Chromeでプライバシーエラーが発生する場合の根本的原因とは、HTTPSの暗号化した接続を利用しているサイトのSSL証明書が、Chromeの基準を満たしていないためです。
ChromeがSSL証明書がない、期限切れなどで無効であると判断した場合に、PCを保護するためにプライバシーエラーを表示します。しかし、実際にはSSL証明書が有効である場合にもプライバシーエラーが発生してしまうことがあります。
Chromeでプライバシーエラーが発生する場合には大きく分けて次の4つの原因が考えられます。
Chromeで「この接続ではプライバシーが保護されません」のエラーが起こる原因が、デバイスにあると考えられる場合には、次の順番で1つずつ対処していきましょう。
まずはデバイスの再起動をしてみましょう。「この接続ではプライバシーが保護されません」のエラーが起きた、PCやAndroidスマホだけではなく、モデムやルーターの電源もいったん切ってから再起動してみます。これだけでプライバシーエラーが解決できる場合もあります。
セキュリティ技術は日々進化しています。OSのセキュリティ対策とGoogle Chromeのセキュリティ対策にずれが生じてしまったことが、「この接続ではプライバシーが保護されません」のエラーの原因になることがあります。
この場合には、PCでもスマホでも、OSのアップデートを実行することで解決できます。Windows10の場合には「設定」から「更新とセキュリティ」>「Windows Update」を実行してみましょう。
Androidスマホの場合には、「設定」アプリから「ソフトウェアアップデート」を実行してみましょう。
ブラウザではSSL証明書の信頼性を確かめるのに、サイトがChromeに送ってきたSSL証明の日時が正しい日時かを、PCやスマホのシステムの時計と照合して確認しています。
この時に、PCやスマホのシステムの日時が間違えていると、プライバシーエラーになってしまいます。PCやスマホのシステムの日時の設定を確認してみましょう。
Windows10では「設定」から「時刻と言語」で「時刻を自動的に設定する」と「タイムゾーンを自動的に設定する」をオンにします。
Androidスマホでは、「設定」アプリから「日付と時間」で「日時を自動的に設定する」をオンにして、タイムゾーンも正確な場所に設定しましょう。
Androidスマホで、Android6以前の古い機種を使っている場合には、「AndroidシステムのWebView」の更新が必要です。Android7以降の機種には必要ありません。
更新方法はAndroidスマホで「Google Playストア」を開いて、「WebView」と検索します。検索結果に「AndroidシステムのWebView」と出てくるので、そのアプリページを開いて「更新」をタップします。すると、AndroidシステムのWebViewの更新を実行できます。
PCやスマホにセキュリティ対策ソフトをインストールしてある場合には、セキュリティ対策ソフトの干渉により、Google Chromeでプライバシーエラーが発生する原因になる場合があります。セキュリティ対策ソフトを一時的に無効にした状態で接続できるか確認してください。
セキュリティ対策ソフトが原因であった場合には、ずっとオフにしておくのはとても危険です。対処法をセキュリティ対策ソフトのメーカーへお尋ねください。
「この接続ではプライバシーが保護されません」のエラーがGoogle Chromeで発生する原因が、Google Chrome自体にあることもあります。Google Chromeに原因があると考えられる場合の対処法は次の通りです。
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