Macに標準搭載されている「Numbers」アプリを使った関数の使い方を紹介します。「Numbers」アプリでは、Excelのような本格的な関数計算を行うことができます。「Numbers」の関数計算の使い方をマスターしてみましょう。
本記事冒頭では、下記の関数・数式の算出方法を紹介します。
まずは、セル内に関数計算・数式を入力する使い方から紹介します。「Numbers」の表を開いてセルを選択してください。セル内で「=」を入力すると、関数・数式入力欄が表示されます。
数式エディタが表示されたら、数式をエディタ内に入力します。「fx」アイコンをタップすることで関数計算が可能になります。
または、セル内に「+(足し算)」「-(引き算)」「*(かけ算)」「/(割算)」記号を使って、数値を計算することも可能です。数式と数値を入力し「Enter」または、緑の「レ」アイコンを押すと計算結果がセル内に表示されます。数式エディタをクローズする場合は、赤い「☓」アイコンをクリックしてください。
セルの範囲のインスタント計算を表示する方法を紹介します。セル内に入力されている数値を、そのまま数式エディタで計算する方法なので、覚えておきましょう。数式エディタが表示されている状態で、計算したいセルの範囲を選択してください。異なる場所にあるセルを選択する場合は「command」キーを押したままセルをクリックして選択します。
Excelと違う点は、複数セルを選択すると、各セルに異なる色がつくという点です。数式エディタ内に表示されるセルの番号にも対応する色がつくので、Excelよりも使いやすいのではないでしょうか。
セル範囲内の数値は「インスタント計算」され、計算結果が「Numbers」画面の下部に表示されます。簡単な複数のセルの合計などを確認したい時に、便利な機能なので使い方を覚えておきましょう。「Numbers」での作業効率を高めることができます。
「Numbers」に搭載されている「比較演算子」を利用すれば、選択した2つのセルの数値を比較することができます。AのセルがBのセルよりも数値が大きい、または等しいなどの計算が簡単にできるので、「比較演算子」の使い方をマスターしておきましょう。
AとBのセルが均等がどうか調べる比較演算子 | 「A」=「B」 |
AとBのセルのどちらかの数値が大きいかどうか調べる比較演算子 | 「A」>「B」 「A」<「B」 |
AとBのセルのどちらかの数値が同等、それ以上か調べる比較演算子 | 「A」>=「B」 「A」=<「B」 |
1つのセルの中に、複数のセルの通知を表示したい時は、数式でセルを参照するという方法があります。例えば「A1」のセルの中に、B列、C列の合計数値を表示して、個数や数値の合計を自動で反映することもできます。このように、複数のセルの値を1つのセルないに参照・表示させておくことで、「Numbers」より有効的に活用できます。
数式でセルを参照する場合は、複数のセルを選択し、数式エディタ上に表示されているセル番号の間に「;」を入力してください。下記は数式の参照をさせるための例をあげてみたので確認してみましょう。
参照範囲のセルの合計数値を反映する場合 | COUNT(A1:D9) |
他の表上にあるセルの数値を参照させる場合 ・表の名前を入力してセル番号を入力すること ・表の名前とセルの番号の間にタブルコロンを入力すること |
Table 3::A1 |
「列」の合計参照する場合 (C列の範囲すべてを参照する場合) |
SUM(C) |
上記以外にも数式でセルを参照する方法は多数あります。下記のApple公式ヘルプページで、数式と手順が紹介されているので参考にしてみてください。
数式内の行参照または列参照を保持した計算数式を紹介します。数式内の「行参照」「列参照」を保持することを「絶対参照」と呼びます。「行」「列」を「絶対参照」に設定しておくことで、他のスプレッドシート上で使用しても、セル参照の値が変更されません。
範囲を選択すると、数式上に「▽」アイコンが表示されるのでクリックしてください。「列を保持」「行を保持」という項目が表示されるので、任意のチェックボックスにチェックを入れてください。
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