動画をよりきれいにしたり、かっこいいものにしたりするのに欠かせないのがエフェクトです。エフェクトは動画編集アプリを使えば簡単に誰でも掛けられます。この記事では、動画でよく使われるエフェクトと、エフェクトを使えるおすすめアプリをご紹介します。
PCでもスマホでも、アプリを使えば簡単に動画編集ができます。動画編集アプリにはさまざまな機能がありますが、エフェクトを追加することで、動画の質を高めることもできます。この記事では、動画を編集する時に活用したいエフェクトとはどういったもので、エフェクトを掛けられる動画編集アプリにはどのようなものがあるのか解説します。
「エフェクト(effect)」とは日本語にすると「効果」という意味の英単語です。音楽や画像、動画の編集で使われるときには、「特殊効果」という意味合いで使われます。
動画でエフェクトという場合には、効果音を追加したり、視覚効果を使ったりすることを言うことが一般的です。
動画や画像編集でエフェクトと同じようによく使われる言葉に「フィルター」というものがあります。人によってはエフェクトとフィルターを同じような意味合いで使っている方もいるようです。しかし、厳密に言うとこの2つは意味が違います。
エフェクトとは元の動画や画像に効果音や視覚効果などを追加するものです。フィルターとは、動画や写真全体の色味を変えることです。色味を変えることで、白黒にしたり、セピア色にしたり、トーンを明るくしたり暗くしたり、といった効果を出すのがフィルターです。
フィルターがけをするときには、何も追加していません。色の要素を消すことで色味を変えています。元の動画に要素を追加するのがエフェクトで、要素を消すのがフィルターです。
エフェクトを使う効果というのは、動画の表現の幅を広げられることにあります。例えば、背景に炎を燃やすことで、メラメラと燃え上がるような感情を表現することができます。着地したときに効果音と砂埃が舞い上がるようなエフェクトを入れることで、衝撃のすごさを表現できます。
心臓の音を大きく入れることで、ドキドキする感情を表現できます。通常の撮影では撮影したり録音したりできないけれども、見る人に直感的にシチュエーションを理解してもらえる効果を入れられるのがエフェクトです。
動画編集アプリで動画を編集するときに、よく使われるエフェクトにはどのような種類があるのかも解説します。
爆音や、水のしたたる音、足音などの効果音はサウンドエフェクトと呼ばれるエフェクトの一種類です。動画編集アプリによっては、多くの効果音が用意されていて、必要な場面に追加できるようになっています。
通りすがりの人が映り込んでしまったり、匿名のインタビュー動画を作成したり、撮影場所を特定されないようにするときに必要なものがモザイクやぼかしです。プライバシー保護に欠かせないモザイクやぼかしもエフェクトの一種類です。
動画編集アプリでは、モザイクやぼかしがエフェクトの一つの効果として入っているものもあれば、プライバシー保護のためのモザイクやぼかしに特化しているアプリもあります。モザイクやぼかしに特化しているアプリはこちらの記事をご覧ください。
動画を編集するときには、何回かに分けて撮影した複数の動画をつなぎ合わせて1本の動画にすることがあります。トランジションとは、動画と動画のつなぎ目をスムーズにしたり、印象的にしたいときに使うエフェクトです。
例えば、回想場面に映るときに前の画面がフェードアウトしていき、後の場面が同時にフェードインして浮き上がってくるような効果がトランジションです。
アクション素材とは、爆発の爆風や炎の動き、雷、実際には降っていない雨や雪を追加するなど、動きがあり、映像内の環境を変化させるような効果を持つエフェクトです。
動画編集者の中でも、まだまだYouTubeやインスタなどではアクション素材を使いこなしている方は少ないので、オリジナリティあふれる動画を作成するために、使って見るといいでしょう。
カメラを太陽に向けて撮影すると、太陽の光が反射して帯状に差し込むような効果を生むことがあります。レンズフレアとは、通常は太陽の下でしか生み出せないこの光の効果を、素材として活用するエフェクトです。
動画の中に表示される文字が、通常のフォントではなく個性的なロゴだったり、立ち上がったり、フェードイン、フェードアウトしていくようなアニメーション効果がかけられていたりするのがモーショングラフィックです。モーショングラフィックもエフェクト一種類で、ここ最近頻繁に活用されています。
ここからは、エフェクトをかけられるおすすめの動画編集アプリをご紹介します。アプリの多くは、iPhoneでもAndroidでも利用できます。また、PC版も用意されているアプリもあります。利用したいデバイスと、使えるエフェクトの機能に応じて、あなたに必要な動画編集アプリを選んでみましょう。
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