PCのマザーボード交換には中級クラスの知識が必要とされていますが、この記事を参考にしてパソコンの各パーツの役割やマザーボード交換に必要な道具、その費用、手順等、基本知識を身につけ、マザーボードの交換、CPUの交換に挑まれることをおすすめします。
本記事では、前半「自作タワー型」、後半「ノート型パソコン」のマザーボード交換の手順を解説していきますが、マザーボードの交換手順を解説していく前に,交換の動機、理由,を検証してみましょう。動機としては以下のことが考えられます。
現PCに不満がある場合の多くは、OSの起動に時間がかかる、動作がおもい、アプリが止まることが頻繁だ、などがありますが、これには”不要ファイルの削除(ディスククリーンアップ)”、”ドライブの最適化(デフラグ)”などシステムツールで対処したり、メモリーの増設などで対応、が一般的な対策法として用いられています。
実際、これらの対処法は効果があり、「CPUの交換」「マザーボードの交換」等の大きな改造は、中級クラスの"自作PCユーザー"を除き通常行われません。
さらに最近、大容量ストレージ機器だが速度のおそいHDD(ハードディスクドライブ)に代わり,費用はまだまだ割高ですが、高速で読み込み、書き込みのできるSSD(ハードディスクの5倍),M2(ハードディスクの25倍)が登場し、これからのPCはかなりの速度向上が見込まれます。
しかし、本記事の対象ユーザーからはずれますが、(ゲーム主体)、(動画編集主体)に頻繁にPCを使用するには、さらなる速度向上が必要になり、その時には、買い替えも含めて、上位CPUへの交換、対応するマザーボードへの換装ということも考えられます。
CPUの交換はパソコンの速度を速くしたい、というときに選択する手段ですが、この場合やはりマザーボードに適合しているか、が問題になってきます。そこでマザーボードも交換となり、パソコンの構成上、新品のパソコンということになり、費用も相当な額になります。
上の記事に,「中級クラスの自作PC」以外マザーボードを交換するのは稀と申しましたが、初心者クラスの人でも「故障」ともなれば考慮せざる得ません。マザーボードが原因とみられる故障の”症状”を紹介しますと、
マザーボードの交換にかかる費用が気にかかるところですが、所有PCがメーカー製で保証期間中でしたら、問題なく販売店持ち込みで解決ですが、保証期間が過ぎてしまっていたり、ユーザー自身の不注意による故障の場合、ユーザーの費用負担の可能性が高くなります。
自作パソコンの場合には、ご自身で交換することになり、費用はパーツ代のみになります。メーカー製パソコンだが、自分で交換したいという方も、費用はパーツ代のみということになります。
記事の後半で、メーカ‐製ノートパソコンの「マザーボードの交換」、「CPU交換」手順は解説していますが、対象PCのマザーボード(上位グレードの互換品)が入手できるとの条件があります。
自作パソコン(ミドルタワー)マザーボード交換パーツ費用としては以下の通りです。
自分自身で、マザーボードを交換する手順に自信のない人は、パソコンの修理店に交換の依頼をするというのも一計です。マザーボード交換費用は”部品代が別”で1~2万円ほどになるようです。下記に専門店サイトを記載しました。
費用としては高くない印象で、”すべてお任せ”手間いらず”というところがメリットですが、”それでも費用がかかるのはイヤ”という方もいますし、注意点としてデスクトップPCの場合、”部屋に入ってこられるのがイヤ”というセキュリティ上の心配をされる方もいます。
マザーボードの交換作業は「家」に例えれば、いわば「土台」を取り換えるということになり、多大な手順と作業量が予想され、オペレーティングシステムの入れ替えも考えられます。パソコンの修理店ではそれもふまえ、「業者依頼」による、安心とコストパフォーマンスを強調するのでしょう。
マザーボードを交換する際の注意点は5点あります。●ソケットが対応しているか~ソケットというのはマザーボード上のCPUソケットのことです。●CPUに対応しているか~今回CPUは手持ちのものを使用します。
●PCのサイズに対応しているか~ケースに入らないと困るわけです●チップセットの性能が対応しているか~CPUとの互換性●費用対効果●口コミの評価はどうか~経験者の批評は貴重,,,詳しくは下に記載しています。
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