Microsoft開発したMac向けアプリ、Remote Desktopを使うと、MacでWindowsを遠隔操作することができます。そこで今日はMicrosoft Remote DesktopのWindowsとMadの設定方法と使い方を解説します。
Microsoft Remote Desktopというアプリを使うとMacからネットワークを経由してWindowsPCを操作することができます。まずはこのMicrosoft Remote Desktopの説明と操作されるWindowsPCの条件や設定などを解説します。
「Microsoft Remote Desktop」とは、Microsoft社が開発したアプリで、スマホやタブレット、PCなど他の端末からWindowsPCを遠隔操作できる機能です。操作される側のWindowsPCの設定の他に、操作する側の端末にはリモートデスクトップクライアントというアプリのインストールが必要です。
このMicrosoft Remote DesktopアプリはiPhone、iPad、Android、Mac、Windows、Linux向けとなっていますが、今回はMacからWindowsPCを操作するための手順の説明となります。
接続されるWindowsPCの条件は、①Windowsのエディションが「Windows Pro」または「Windows Enterprise」、「Windows Ultimate」のいずれかであること、②WindowsPCログインパスワードが設定されていること、③リモートデスクトップの接続を「許可」にしていること、の3つとなります。
①のWindowsのエディションですが、一般家庭で使われているWindowsのエディションは「Windows Home」ですので、そのままではリモートデスクトップの接続ができません。そこでWindowsをHomeからProへアップグレードさせる必要があります。(アップグレードは有償です。)
Windows10 HomeをWindows10 Proへアップグレードさせる手順は、「設定」>「システム」>「バージョン情報」の中から「Windowsのエディションをアップグレード」>「ストアへ行く」をクリックします。
Microsoftストアが開きますので「購入」をクリックし、インストール・アップグレードさせます。
続いて②のログインパスワードの設定です。接続先となるWindowsPCのログインパスワードを設定していない場合は以下の手順で設定します。「設定」>「アカウント」>「サインインオプション」を開きます。「アカウントにパスワードがありません」となっている場合はまだログインパスワードが設定されていない状態ですので「追加」をクリックしてパスワードを設定します。
パスワードを設定すると、これ以降WindowsPCを起動する時に毎回パスワードを入力する必要がありますので忘れないようにしておきましょう。
最後③のリモートデスクトップの接続を「許可」にする設定です。「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」を開き、「システム」>「リモートアクセスの許可」をクリックします。
「システムのプロパティ」の「リモート」タブの中にある「このコンピューターへのリモート接続を許可する」に「●」を入れ「OK」で設定は完了です。
接続される側のWindowsPCの設定が完了しましたので、次は接続する側のMACの設定と、WindowsPCと接続するための手順を説明します。
MacへのMicrosoft Remote Desktopのインストールは下記リンクより行ってください。今回はMicrosoft Remote Desktop10の設定・使い方を説明します。
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